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- 東京下町紀行〜駅弁の巻〜
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- → てつや at 01/16 (15:03)
すっかりと一週間の放置でした。すみません。なんとか戻ってまいりました。いや、ネットには繋がってたんですがね。脳味噌の活動がついていかない状態だったのです。ということで久々にひとり言などぶちかましてみます。
え〜と。前回は…。あ、四軒ハシゴでしたね。そうそう。すっかりとごちそうになりまして。さすがにしばらく焼肉はいいかな?と思うほどの勢いでしたが。それでも一週間の間には色々とありました。
ま、焼肉も喰ったんですがね。うん、普通に。四軒ハシゴの四日後には再びポッサムチプさんへ。夕食を作る時間がなかったという言い訳の元、焼肉。基本。人生の基本は言い訳と焼肉と相場が決まっているのです。
そうはいっても色々と事情があって量は少なく。生は当然喰いますが、焼き物は塩とタレでホルモン中心に。喰いたいものしか喰わないという、人として正しい選択をするわけですよ。好き嫌いが許されるオトナの特権。ま、好き嫌いなどありませんが。
でまぁ、機嫌よく、そして実に美味しく頂戴しまして。あ、今回は特にハチノスあたりが旨かったですね。こいつは日によって微妙に味が変わりますが、今回は実に秀逸。絶品。旨かった。満足のホルモンでした。
さて。お勘定の段になり、御店主とお話ししていると。「今日、京都に行ってきました」って。え?京都?もしかして?「はい、南山さんに」うはーー。行かれましたか。いや、そりゃあ私も行きたかったですが、ひとり言も吐けないほどの忙しさの為に断念したのです。
それにしても素晴らしい。平日、お店の定休日でもない日に、基本的に全てを一人で回している店主が、勉強のために神戸から京都へと、とは。
大体、私はポッサムチプさんをべた褒めし過ぎていることは自覚しているのです。そりゃあ、いくらでも他にいい店があると思うのですよ。でもね。これだけアクティブに動いている店主兼調理長兼フロア主任(要は一人でお店を仕切っている方)ってのはどのくらいいるのでしょうか?
味に関しても、日々研究しているのがよく分かります。タレでも塩でも、常に新しい試みを感じるのです。あ、特に私たち夫婦の場合はテスト的に試食していることも多いです。それでも新メニューの開発や、仕入れ先の探求などは頭の下がる限りです。
とまぁ、このくらい持ち上げておけば、次回お店に行ったときには何かサービスして頂けるかな?などと姑息なことを考えていたり。もっとも、御店主はネットには全く興味はないそうなので、ここを見ている保証は全くありません。
それでもついつい応援したくなるのです。ええ、お店が繁盛すれば肉やマッコリがよく廻る→新鮮な食材が常にある→自分が食べるときに美味しい肉が食べられる、という風桶方程式(風が吹けば桶屋が儲かる)が当てはまるわけです。
常に自分の益を優先するのが私の長所だと考えています。
ということで、そろそろ生レバーについても真剣に調査します。主に自分のために
最近は本当に忙しのです。本来この時期ってのは仕事の方はそんなに忙しくないのですが、どういう訳だかバタバタと。しかも私事にも時間を割かねばならないことが多く、まぁ、ひとり言をつぶやかせて頂く時間もない。
で、実は土曜日にがっつりと焼肉連荘やって来たのです。京都からのお客様をお迎えして、「ポッサムチプ」→「アリランハウス」→「一龍」→「くにきや」という悪魔の行脚を決行。本当に行脚。
まずはポッサムチプさん。こちらには前もって予約をお願いしていたのですが、連絡が遅くなったために「火肉山(かざん)」の仕入れが間に合わず。代わりに、と出てきたのが但馬ロースの火山風。400gオーバーの一枚肉は実に壮観。
さて、ここでお気づきかと思います。何故、それだけの肉なのに写真がないのか。ええ、忘れました。デジカメ忘れました。途中で取りに帰ろうかとも思ったのですが、京都から来てくださっているお客様を放り出して、などという無礼は流石の私でも出来ません。
泣く泣く写真は諦めました。で、せっかくなので、神戸の生肉事情とホルモン事情を感じて頂こうという事でハシゴ。ま、アリランハウスさんでは、一龍さんの席が空くのを待つために入ったので、マッコリとちょっとキンパを摘んで終わりでしたが。
一龍さんでは、例のタン刺。そしてホルモンは「タケノコ」と「ウルテ」の塩焼きを。ここでも調子に乗ってマッコリがんがん。チレ刺も旨かった。実に旨かった。道理でマッコリががんがんと無くなるはずですわ。
そして、タクシーに乗り込んでの「くにきや」さん訪問。すみません。本当に生しか食べずにすみません。という一日でした。あ、写真がないと一気に書けるので楽だわ、と気がついたことは内緒に。
さて。次の日も昼間っから某所で打ち合わせがありまして。でもね。体が動かないの。なにこれ?誰か変な薬品注射した?って思うほど。ええ、いつものヤツです。宿酔。悪夢のような宿酔。
なのに時間は刻々と。まさに鉛のような足取りで打合会場へ。えっとね。初めてあった方の前で、ニンニク臭いわ酒臭いわ。ホントにごめんなさい。と、心の底から口先だけで反省の弁を述べるのです。ごめんなさい。
こうして、最低必要な予定は終わり。後はお家で寝て過ごしましょう。が、この辺りで、体調はイマイチながら悪魔の食欲は復活。しかし、大したものは喰えそうもない。
そこでうどんを。普段は蕎麦派の私ではありますが、こういう時はうどん。優しさは小麦粉の中にあるのです。多少高くはつきますが、遠出をするほど体力がない。そこでホテル内の稲庭うどんのお店。
なめこおろしうどん。この甘美なる響きに私の食指はぶれることはありません。しかも冷やで。やはり稲庭は冷やうどんが旨い。特に宿酔明けの弱った体には染み渡ります。第一に大根おろしが実に胃に優しいのです。
そこへ細くてつるりとしたうどんがなめこと一緒に喉を通ると、快感、としか言いようのない旨さ。散りばめた海苔の香りがより一層、食欲を増進してくれるのです。これに、黒米ごはんを食べれば、壊れた脳細胞が生き返るのを感じます。あ〜旨かった。
焼肉系へ四軒ハシゴして、レポートが稲庭うどんという罠。
次回はきっちりと、デジカメ忘れずに喰ってきます。
今回のお店:手綯いうどん「いなにわ」
兵庫県神戸市中央区港島中町6丁目10-1
ポートピアホテル内
昨夜は御料人様が深夜まで自宅でお仕事、ということでパワーをつけるために焼肉。が、あいにく自宅前のポッサムチプさんが臨時休業。うわ、困った。それならばと駅に一番近い焼肉店へと向かえばこちらも閉店。
なんだこれは。一体何が起こっているのでしょうか?という訳で、ちょいと足をのばして新規開拓などしてきました。線路を挟んで駅の向こうというだけで「足をのばす」という表現してしまうあたりに、普段の恵まれた焼肉外食環境に感謝です。
さて、そんな訳で初めましてのお店。ここは定番でいきましょう、というラインナップでご注文。塩タンから。いやぁ、この手のタンは実に久しぶりな気がします。普段は厚切りのタン元だったり、ブロックだったりしてましたから。
薄くスライスされたタンでパムチム(かな?水菜も入ってたけど)を巻いて食べるとこれは旨い。タンも綺麗なタンですよ、これ。お店のお母さんによると、全てのメニュー国産牛か和牛だそうです。うむ、納得。
少し前からの流行である「葱タン塩」のように、最初から葱まみれではなく、パムチムを焼けてから巻くというのはいいですね。実に合理的な食べ方です。塩タンに付いた葱は、焼いている時に焦げやすく、水が出るのであまり好みではないのです。
ああ、これはサムギョップサルとも共通ですね。肉で巻くというのがちょっと違いますが、肉だけを食べるのではなく、野菜やキムチを一緒に食べることで更に食欲が増す。うん、いい。このタンの食べ方はお薦めです。
と、久しぶりにタンに燃えておりましたが、続いてのメニュー。あ、ちなみに今回はタン以外全てタレです。自分でいうのも何ですが珍しいことですね。で、次にやってきたのが「和牛すじ焼」です。
ボイルしてあるので、軽く焼いていけばいいそうです。ほう。ごろりとしている割にはスジ特有の固さは少なめ。食べやすいといえば食べやすいですが、ごりごりとした食感を期待しているとちょっと肩透かしですね。味の方は辛口にして頂いたので辛め。あくまでも辛めという程度。
まさか生の唐辛子を喰うような夫婦とは思われていないでしょうから、手加減してくれたのかも知れないです。うふ、手加減無用ですわよ。さてさて。ホルモンもいただきますよ、当然ですが。
ホルモンミックスとテッチャンとハラミ。ホルモンミックスとハラミはタレが違いますね。ハラミの方がやや辛めのイメージ。では焼いていきましょう。ホルモンはまだ少し凍っていますねぇ。が、味と鮮度に問題なし。
ちょうどお客さんの切れ目だったのか、私たちしかいない店内。解凍分が切れていたのかも知れませんが、味さえ問題なければ焼いちゃいますから大丈夫、という大らかな気分でいただきます。
一つの皿にどんと盛られると、何だかがっつりと喰った気分でいいですね。てなことを考えていたのですが。あ、そういえば生レバーがまだ来てなかった。すみません、レバーが。あ、来た来た、はいはい、頂きますよ。
こちらの生レバーも薄切りではなくブロック調のカット。さっくりとした歯応えで旨いです。見た目の色よりも甘いレバーですね。見た目に騙されちゃダメ、と「くにきや」さんに教えて頂いたのですが、そんな感じ。
今まで喰った中で最高!というところまではいきませんが、結構美味しいレバー。何ですか、我が家から徒歩圏の焼肉店はことごとくレバーが旨い訳ですか、そうですか。そこまで喰わせたいのなら仕方がない。
とまぁ、飛び込みで入った割に満足度の高いお店でした。うん、旨かった。やっぱりたまには新規開拓もやってみるもんですね。
ま、明日はポッサムチプさん予約してるんですけどね。
最近、また焼肉密度が濃くなってきましたか。
今回のお店:焼肉「四季」
兵庫県神戸市兵庫区駅前通2-2-34
TEL.(078)576-1108
先日は宣言通りに「くにきや」さんへと。お年始がてら「おめでとうございます」なのです。もっとも焼肉初めは済ませているので「くにきや初め」ということですね。では、今年もよろしくお願いします。
いつものようにお任せ、量を思い切り少なく、というワガママでスタート。ツマミにキムチとナムル。いつものことですが、野菜メニューも旨い。キムチ、ビールがすすむ。これだけで一杯終わりそうな勢い。
ナムルのほうも旨い旨い。こういうお総菜系の旨さは肉と違って優しいんですよねぇ。と結構辛いキムチに優しさを見いだすのです。いや、本当に旨い。でも量を少なくして頂いたので大丈夫。肉の分の胃スペースを圧迫しない。
生。やはり生から。これ基本。最近はどこのお店でも「ナムル・キムチ類」→「生・刺身」→「塩焼き」→「タレ焼き」→「ご飯・麺類」→「デザート」という図式が出来上がってきたようですが、このお店では昔から。
昔のように取り敢えず大量注文をして、炭の肉を作る人も減ってきたようで喜ばしいです。ま、食べる順番については個々人の趣味の問題ですから、タレとご飯でガッツリ食ってから、塩ものと生もので酒を呑む、なんてのもいいかも知れません。
さて、今回の生肉。何といってもトンビの刺身がイイ!この美しい肉質。口の中で「旨い牛肉が舌の上に乗ってまっせ〜」と主張しております。旨い、実に旨い。サシがとろけるのとはまた違った生肉の旨さ。
これでユッケなど作れば、恐ろしく旨いこと間違いなし。でも勿体ないからこのまま食べます。ユッケにしてしまうと一切れずつ食べる意地汚い悦びを奪われてしまうから。わしわし喰うには旨すぎる。
そして、生センマイ、レバー、ハツもいうまでもなく旨く。この店の生センマイは未だ他の追随を許しませんね。という間に、塩焼きへと移ります。塩。今回はロース、カルビ、ハラミ、ハツ(脂付)、上ミノ、ソッチャンというラインナップ。無理言って少なくして頂いたので、種類はたっぷり。
ちなみに、ロースとカルビには「上」とか「特上」とかついてましたが、脳味噌が憶える前に喰ってしまったので敢えて冠は付けませんでした。みんなの心の冠を乗せるとイイと思うよ。多分、特上。
旨さについてはいちいち書くのが面倒。だって「旨い」以外に書きようがない。もう間違いなく旨い。特にホルモンは言うことなし。旨さ爆発とだけ書いておきましょう。で、最後にタレ。
今回はカルビとハラミ…だったと思う。だって、旨かったんだもの。ハッキリ言って、焼肉メニューの分け方は「凄く旨い」「とても旨い」「普通に旨い」でいいじゃん。ハラミとかカルビとかロースなんて、都市伝説に過ぎませんよ。といいたくなる記憶障害。
本当に旨かった。サシたっぷりの肉を、綺麗に揉んであるカルビ達はもはや肉の宝石ですね。旨い。堪らなく旨い。これをおかずに飯が食えるほど。あ、普通に喰いますか、そうですね。マッコリ呑みすぎて脳味噌がふやけたようです。
で、一応ここまでをコース、というかお任せでお願いしたのですが、ここで追加注文は、黒板メニューの「上サガリ」を。サガリと聞いて黙っていられる訳もなく。喰う。喰わせておくれよ。
そして、このサガリ。恐ろしく旨い。恐怖を感じる旨さ。タレの味に全く負けない肉の旨さと、口にするとほどけていくサシと赤身のバランス。最後に食べるに相応しいサガリ。旨い。旨すぎて、もう。ああぁ、今年も本当によろしくお願いします。
遅めのお年玉をいただいた気分なのです。
幸せ気分でご馳走様でした。
今回のお店:炭火焼肉「くにきや」
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050
年末年始以来、凶悪なまでの暴飲暴食で凶悪な体重計の数値を目にして、最近は比較的おとなしい食生活を心懸けております。特にダイエットに勤しむ訳ではありませんが、それでも軽く食事制限。
というか、肉を喰わないという無謀な行為に走ってしまいました。これは無謀。それでも昨日は葱と厚揚げの炊き合わせやおひたしなどの、私の普段の暮らしからは想像も出来ない食事を構築してしまいました。
そして本日は昼間っから外食ですが、またしても肉無し。神戸駅の近く、夜は呑み処、昼間は定食という働き者なお店。え〜と本日の焼き魚は「鮭の木の芽焼き」ですか、いいですね。
これに小鉢が三品ついているそうです。これは健康的。いや、肉が不健康という意味じゃあないですよ、ええ。そりゃあ食べ過ぎれば何でもよろしくない。ましてや焼肉のハシゴなんてものを日常的にやっているのは莫迦の骨頂。
とまぁ、適当な反省は適当に終わらせて。小鉢は選択できるそうなので、小芋煮と高野豆腐、帆立のぬた。うわ、好物ばかり。これにご飯と味噌汁で700円はなかなかリーズナブルじゃないですか?
お味の方も実に上品。というか、12:00のお昼休み前にお店に突入したお陰で、お客は私たちのみ。しかもメインの鮭は焼きたて。これは実によろしい。焼きたての鮭は皮まで旨いのです。わしわしと喰う。御料人様の分のご飯も半分いただく。
いやぁ、やはりこういう和定食は堪らなく心に染み込みますね。旨い。実に旨い。こういう昼食なら毎日食べても食べ飽きません。ご馳走様でした。
さて、では今から「くにきや」さんへお年始に行って参ります。
焼肉がね、焼肉が喰いたいの。そろそろ禁断症状なのです。
今回のお店:旬菜「ふるはうす」
兵庫県神戸市中央区相生町4-3-5
TEL.(078)341-6677
もう一週間近く経っていますが、先週の水曜日に「初生ホルモン」を頂いてきました。一応年始早々に焼肉は喰らいましたが、ホルモンの生がなかったもので。これはいけない。食べるべき人間が食べていないなんて、それ自体が罪というもの。
なので松の内に生ホルモン。取り敢えず全部盛り!といいたかったのですが、ほら、シャイで有名な私。ここは普通に盛り合わせと、ミノの湯引き、ハラミ刺を。実は休み明け早々なので、ホルモンの質がよくないと困るのでちょっとずつというイヤラシイ作戦。
ま、杞憂だった訳で。旨かった。全ての生が旨かった。中でもハラミ刺の旨さといったらもう。年末にもいただいたのですが、その時は少し凍りすぎというか、解凍が足りないというか、サシの甘みにかけていたのですが、今回は完璧な状態。
レバーやミノ湯引きも最上の質ですから、こういう場合はお代わり。レバ刺の追加。うはー旨ー。さて。今回は量を少なめにしておきましょう、ということで。塩はツラミとカッパを。今回のツラミは何だろう?あれあれ、いわゆる「上タン」の様な趣。
以前は薄切りで長くカット、というのが主流でしたが、少し前は厚切りでごろりと。そして今回のタン風のカットは初めて。うん、これっていいかも知れません。スジに垂直に包丁が入っているので食べやすく、見た目のタンっぽさがマッチしています。
で、あれ?と。何だかツラミの端に違う肉が。「焼シャブです、食べてみてください」と。ええ、いただきますとも。見事なサシ入りロースの薄切り。これを網に乗っけてちりちりと焼けたところでいただきます。
旨、旨いわ。塩なのでそのまま食べましたが、肉の旨味しっかり。焼シャブってのも一時のブームは終わりましたが、たまに食べるのは旨いですねぇ。出来れば葱山盛り、唐辛子入りのポン酢で食べたいところです。
ここで、店主さんがにこやかに登場。手にしているのは…。何ですか?これ?「一枚カッパです。ハサミで切りながら食べてくださいね(にっこり)」って。いや、ニッコリじゃなくて。もうね、スゴイよこれ。
郵便はがきより一回り大きく、厚みは1cm近く。火肉山(かざん)以来の大物塊肉。すげぇよ。で、当然焼く訳ですが、これがまた、堪らんですよ勢いが。というか、いいの?本当にいいの?喰いきれる?二人で。
そこそこ焼けてきたところで、トングとハサミでざくざくと切っていくのです。これがまた、炎がえらい勢いで上がるのですよ。うは、いいねぇ、男前だねぇ。って、ホント凄いわ。祭、まさにカッパ祭。
全国各地で河童を祀った祭は数々あれども、牛の豪快なスジ肉の祭なんてのは、ここだけでしょう?カッパ祭の起源は「ポッサムチプ」ということで。さて、いつまでも焼いてる場合じゃない。喰おう。
旨い!旨いけど大変。何が大変かというと、しっかりとした歯応えは、しっかりと噛むということに直結します。しっかり噛むと旨味が味わえて実に美味しいのですが時間がかかる。で、網の上の肉がドンドンと焼け過ぎるのです。
これはいけませんよ。焼け過ぎたカッパなんてのは更に固さを増してしまいます。ってことで、二人して黙々と食べ続けます。それにしても多い。これは4〜5人用のメニューですね。というか、メニュー化無理では?
最後の〆はタレ。辛口ホルモン盛り。辛口でお願いしましたから、しっかりと辛い。これをチシャで巻きながら喰らうと実に〆を感じさせます。旨い、辛い、旨い、辛いと。いつも思うのですが、メニューと内容に食い違いがあるんですよね。
本当に色々な部位が混ぜ込んでありまして。小腸だけではなくてテッチャンも入っていたり、ハツにレバーに、チレらしきものも。本当にバラエティに富んでいて楽しくも旨い。ついついこの盛り合わせを頼んでしまうのは仕方のないところです。
ということでご馳走様でした。大変美味しくいただきました。次回も楽しみにしていますね。あ、そうそう。そういえば。先日お店の前を通りがかると「焼シャブ」という黒板メニュー(特別メニュー)がありました。どうやら私たちで様子を見て、メニューにしたようですね。あれは旨いですから、きっと人気メニューになることでしょう。また是非食べたいものです。
ちなみに、本日から水曜日まで、お店は休業だそうです。
このタイミングでひとり言に書くという地味なイジメです。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
さて、いよいよ東京最終日。名残惜しいですがゴソゴソと起き出して出発の準備。休日は昼前まで寝るのが俺流の過ごし方。なのでチェックアウトはぎりぎりまで。うん、結局朝飯無しでほぼ昼飯を喰いに行きましょう。
両国駅のすぐ近所、お蕎麦が旨いと御料人様から聞いていたので行ってみました。ほう。なかなか素敵な佇まい。先日のお店のように、いかにも「蕎麦店」という感じではなく、むしろ駅前蕎麦の趣。ってかそのまま。
早速メニューを。え〜と。お?「ちゃんこせいろ」?さすが両国。このネーミングにやられました。お願いします。御料人様は鶏南蛮。そちらも暖まりそうですねぇ。で、やって来たのは鶏南蛮から。
ほう、蕎麦は二八ですか。十割よりもこちらの方が好きなんですよねぇ。なんというか、食べ親しんだ味といいますか。ちょいと味見をさせていただいて、おお、旨い旨い。本当の蕎麦通の方には申し訳ないが、私が欲していた蕎麦はこれ。
で、私の方の蕎麦も。「ちゃんこ」というだけあって、具はつみれ、かまぼこ、白葱。これが鴨せいろなんかと同じように温かい付け汁に冷たい麺。まぁ何といいますか、旨い。先日の蕎麦店で喰いたかったのはこれだった。
この具の方で一杯呑んで、最後に蕎麦、つゆは蕎麦湯でってのを所望しておりましたのよ。が、残念ながら本日はお酒やめておきましょう。昨日の呑みすぎが若干祟っております。たまにはいいでしょ、ええ。ということで美味しく蕎麦をいただいてご馳走様。
この後は、しばらく有楽町あたりをほっつき歩きまして、御料人様とはお別れ。私は神戸へ御料人様はもう一泊してお仕事。では、新幹線に乗り込みましょうか。
ところがですね。押さえた新幹線まで30分ほどあるのです。暇。既に一人になってしまっては暇。そこで東京駅散策。いつも買い損ねる「深川めし」の売り場をさがそうと、ちょいと覗いた弁当売り場でいきなり発見。
あ〜、時間がつぶれない。そうそう、まい泉のヒレカツサンド。これも買って帰ろう。これはいつも時間がなくて買えないんだよねぇ、と二軒目のお店を覗くといきなり発見。う〜時間がつぶれない。
とまぁ、仕方がないので駅中を歩き回って、全てを掌握した後ようやく帰路につきました。もうね、神様の意地悪さ加減に辟易としながら帰宅。夕飯は深川めしで旅の終焉です。相変わらずの美味しい弁当。
そういえば、両国で「元祖深川めし」という看板を見つけました。が、残念ながら朽ちてしまったその看板からはお店の情報は得られず。無念。ということで、もしも心当たりのある方がいらっしゃいましたら教えていただけないでしょうか?
次回のお江戸の旅では「天ぷら」と「深川めし」が主題です。
ある意味、健全なメニューではあります。
今回のお店:両国名代「大関庵」
東京都墨田区両国2-14-6
TEL.(03)3631-0728
東京二日目。全く予定のない本日。さてどうしましょうか、ということで歩いて浅草まで行きましょう。ほら、前日は一日五食の大莫迦夫婦ですから、歩いてカロリーを消費しましょうと、朝食抜きで昼過ぎからブラブラと。
両国から浅草まではそんな大した距離でもないので、まぁ、歩きながら昼食食べるところでも探しましょうということで。出発間もなく鰻店発見。余りにも近すぎたので、もう少し歩いてからにしましょう、そうしましょうと更に歩を進めます。が、これが失敗。
浅草は、やっぱり観光名所。人がドンドンと多くなり、人口密度が高くなる。それにつれてお店も増えてくるのですが、如何せんモロにお昼時。お店はどこも長蛇の列。ありゃー、どうしたもんかな?
それでも、何とか鰻店に入ることが出来一安心。あ、考えてみりゃあ昨夜の最後のご飯は鰻。鰻連荘。いくら好物とはいえ二食続けてはなぁ、あ、「いちょう(特上)」でお願いします。ええ、喰いますとも。
こちらの鰻も東京の鰻。ほっこりととろけるような旨さがホッペタ直撃。うはぁ、旨い旨い旨い。肝吸いも旨い。鰻にはやっぱり肝吸いだよね、そうだよね。漬物一つ残すことなく完食ご馳走様でした。
さて。実はこの日。雲一つ無い晴天というヤツでして。ついつい、東京のご夫婦様にメールしてしまい、夜にご一緒させていただきました。ええ、待ち合わせは雷門前という浅草ならでは。
で、時間が著しくある。もうね、名古屋あたりまで行って戻って来れそうなくらい。ということで、普段は余裕が無くて出来なかった町中探索を決行しました。これが楽しい。ひたすら細い道に入り込んで旨そうな店を探すのです。
結構明るい内から、合羽橋をうろついて、鍋だの調味料入れだの色々と欲しがってみたり、四方どこを見渡しても韓国料理と焼肉店しかない路地に入り込んでみたり。楽しい。なんて楽しいんだ。
ついでに、次回来た時には必ず行こうと思う店をチェック。鰻にトンカツに天ぷら。うん、これだけ押さえておけば今度は迷うことなく色々と食べれますよ、ということで。そろそろ時間となりましたので待ち合わせ場所へ。そしてタクシーで目的のお店へと。
食べるのは桜鍋。うは、初めて〜!だと思う。馬刺だとか馬のホルモンとかは喰ったことありますが、鍋は多分初めて。嬉しい、初物楽しい。当然注文は桜鍋。ロースとバラを混ぜてお願いします。どうもバラの方が旨いそうで、それは楽しみですな。
で取り敢えず酒。日本酒燗。五合とありましたが、どう見ても四合。まぁいいです、呑みましょう。ツマミは馬刺とすじ煮込み。馬刺は喰ったことがあるのでビックリすること無かったのですが、すじ煮込み。
牛スジの煮込みってのは好きでよく喰ってますが、馬のすじですか。これは楽しみ。喰う。旨い。あっさりとした醤油味。これは日本酒に合いますわ。素晴らしい。で、よくよく見てみると、確かに牛スジとはちょっと形状が違う。
薄いんですね、全体的に。で、脂というかゼラチン状の部分がとろける程ゆるい。味に関しては、しっかりと煮込んであるのでそんなに違うとは思わなかったのですが。何にしてもこれに七味をぶち込むと最高の酒の肴。
てなことを楽しんでいるところへいよいよ鍋の登場。おー、スゴイ旨そう。真っ白なところがバラの脂。これをしっかりと煮込むと美味なそうです。鍋自体が実に小振りで底が浅いので、じっくりと参りましょうか。
ちなみにロースの方は、馬刺と同じ肉のようで、ほとんど火を入れずに食べれます。しっかりと煮込んで味を絡めて食べるのも旨いんですけどね。ということでロースはあっという間に完食。
ここで「ザク」と呼ばれる野菜達の投入。何となく機動戦士を思い出すのは私だけではないはず。でも、せっかく吉原の粋な桜鍋喰ってるんですから「ザクとは違うんだよザクとは」てなことは口に出しません、ええ、決して。
麩に葱、白滝と放り込んで、更に「盛り合わせ」の焼き豆腐、春菊、シメジも投入。これは確かにスキヤキと変わりませんね。いやぁ、いい感じで煮上がって参りましたよ。あ〜そんな訳でがっつりと。旨い旨い旨い。これ最高。特にバラ、これ最強。
なるほどこのバラはいいですわ。脂がしっかりと味に絡んで、正に牛肉のスキヤキで最初に脂引きに使って、最後にぶよんぶよんになった、あの脂と同じ旨さ。コレステロール?何それ?美味しいの?美味しいよ!そんな気分。
もうね、当然のように肉の追加。ドンと追加。これもがんがんと放り込んでは喰い、放り込んでは喰い。もはや、当初の「江戸の粋な桜鍋を粋に堪能」ではなく、「ドンドンもってこい、片っ端から喰ってやる」モードへと変わってます。いいの、旨いから。
さてさて。取り敢えずお鍋は終了。続いてはこれに「あとご飯」。桜肉の中落ちと玉子を投入。お店の方がしっかりと調理して下さいます。うは、旨そう。で、これをご飯にぶっかけて桜肉入り玉子丼。
ご飯を鍋に入れることを拒否する私には、これは素晴らしい事ですよ。これってスキヤキでも牡丹鍋でも旨いんじゃないですか?ってか旨いよ。よし、これからはこれ。ご飯にかけます。鍋にうどん入れるのも止めましょう。決定。
いやぁ、堪能堪能。実に旨い鍋でした。やっぱり、せっかくお江戸に来たのですから、こういう土地に根ざしたものを喰らうのは必須ですよね。次回は江戸前の天ぷらあたりにチャレンジしようと心に決めながらご馳走様でした。
さて、ここから電車に乗ってお江戸のご夫婦とはお別れ。両国についたところで、時間がまだまだ早いのです。ほら、喰い始めが早かったので、終わりの方も早い。そこで両国地ビール館にて呑み足しを。
で、ショーウインドをみて驚愕。あんた、これ、なんと「火山焼」って。牛肉の量も400gって。もうポッサムチプさんそのままじゃあないですか。もっとも肉そのものが全く違うのですが。それでも同じネーミング。
まさか、このサイトからぱくr…。ま、そんな訳ありませんね、ええ。きっと偶然でしょう。もしも腹に余裕があったら、きっと注文したこと間違いありませんが、さすがにしっかりと桜鍋堪能してきてますから止めておきます。
地ビール三種と限定のビールを注文して乾杯。ビールが旨い。桜鍋はいくらアッサリしているといっても鍋ですから喉が渇いていたようです。ぐいぐいと呑みながら、さすがにツマミが欲しいのでビールといえばソーセージ。
お店の方はあっという間にラストオーダー。お腹の方もすっかりとくちましたのでご馳走様。あー旨かった。地ビールいいッスね。とご満悦でホテルへと帰り就寝。明日は東京最終日。何を食べようかと夢みながらオヤスミナサイ。
喰うこと以外に観光する気がないってのは如何なものかと思います。
それ以外興味がないのは仕方のないところですが。
今回のお店:
うなぎ「さんしょ」
東京都台東区西浅草2-25-7
TEL.(03)3843-0344
桜なべ「中江」
東京都台東区日本堤1-9-2
TEL.(03)3872-5398
ビアステーション「両国」
東京都墨田区横網1-3-20
TEL.(03)3623-5252
すっかりとご無沙汰のひとり言。週末三連休に東京に行っておりました。大抵、ネット環境のあるホテルに滞在するのですが、今回はそれがなかったためにサイトは放置。お陰でBBSでのお返事やら、リンク依頼のほうものびのびです。すみません、仕事も忙しいモノで...。
ということで、東京紀行など。出発は土曜日。七日。一月の七日といえば七草粥。こういう古来からの行事は大切にするのが日本の民。二人暮らしでまともに七草でお粥など作っては莫大な量が出来ますのでレトルトパック。化学万歳!しかし、この七草粥が今回の惨劇の引き金だとは、その時の私たちには分かるはずもありませんでした。
さて、遠足は家を出た瞬間から始まります。ということで、新幹線でお昼ご飯は穴子弁当。これってヒモを引っ張ると温かくなる化学の力だよね。うんうん、熱い熱い。でもそのギミックのお陰で底上げされて量は少なめ。
まぁ、それは最初から分かっていたのですが、二人で一個の弁当を分け合うという、一杯の○○蕎麦な訳で。本当の理由は東京に着いたら速攻で何か旨いもの食べようという浅ましい夫婦の姿。
しかし、この日は東海地方で雪。雪。雪。新幹線も遅れるってものです。もっとも、遅れたといっても10分にも満たない時間なのですが、私たちにとってはこの10分弱が実にもどかしい。
何といっても「昼食」を弁当半分づつという慎ましやかな夫婦です。もうね、あれ。空腹が一気に加速しちゃうのね。腹が減った、腹が減ったと。ブツブツと呟きながら、(二度目の)昼ご飯は少なくしよう、という当初の考えは忘却の彼方。
取り敢えず、ホテルに荷物を放り込んだら、ホテル前のトンカツ店へ。前回の東京旅行でも行った「かつ万」さんへ。本来は量を少なく、という趣旨だったのですが、もはや空腹絶頂の二人には"横綱ロースカツ定食"しか目に入らず。
横綱、相変わらず素晴らしい大きさ。もっとも以前の「萬清」さんでの凶悪な大きさよりはこぢんまりしてますが。それでもかなりのボリューム。そして旨い!旨い!東京のトンカツ万歳、万歳、万歳。と三唱。
さすがにこれを二つ頼んでしまってはただ事ではないということで、御料人様のほうは牡蛎フライを。いや、どちらにしても二人でシェアするので、どちらがどちらということは無いのが基本姿勢。
私、無類の牡蛎好き。牡蛎フライも大好き。旨い旨い。ただ、惜しむらくは過去喰った牡蠣フライで最高!とまではいかないところ。うん、本当に普通に美味しい。それよりも、トンカツの端っこの取り合い戦争が勃発しかけましたが、端が二つあったことで無事穏便にすませることが出来ました。更に帰り際にお店のカレンダーなどいただいて、すっかりとご満悦な莫迦夫婦。
で、さすがに結構な喰いすぎですから、カロリー消費が必要です。何せ朝食が9:00、駅弁が12:00、遅い昼食が15:00と三時間おきに、乳児の授乳並みに喰っている訳ですから。両国の町を散策しながら次の店を探します。
見つけたのは、雰囲気の良さそうな蕎麦店。日も暮れたので食べに入りましょう。時間は18:00前。え〜と、やはり三時間おきですか。まぁ、蕎麦ならいいでしょう。ちょいとたぐりましょうかいな。
本当は"鴨せいろ"が欲しかったところですが、残念ながら鴨南蛮しかメニューになかったので諦めて、普通にせいろを。御料人様は寒さのためか、温かい蕎麦。葱と大根おろしのメニュー。
十割の蕎麦は香りもあり美味しいです。熱燗にも実に合います。旨い旨い。更に蕎麦湯は濃いどろどろの今流行のタイプ。これもなかなか。ただ、今時っぽすぎるお店の雰囲気に負けて、早々に退散。味の方は...美味しかったですよ、ええ。
さて、すっかりと日も暮れまして。それでも18:30をまわったところ。このまま帰ってもいいのですが、ホテルでテレビでも見ながら過ごすのも勿体ない。そこで、御料人様が以前旨かったという鰻を。
基本的に、私たちの地元・神戸よりも明らかに旨いと思う「トンカツ」「蕎麦」「鰻」は初日でおさえるという、この盤石な体制。そして鰻ならゆっくり呑めるという計算高さ。最後は鰻だろ鰻。という訳なのです。
注文の方は温燗とうざく。そして白焼き。このお店は、板東太郎を使っているということで、実にお楽しみ。まずは小鉢がやってきました。アン肝と南蛮漬け。これがまた酒に合う。合わないわけがない。てなわけで呑みます、じっくりと。
うざくも程なくやってきて。これも旨い。まぁ、焼き置きの鰻なので、脂はすっかり落ちていますが、酢とキュウリとの相性は抜群。日本酒にはこれしかないという風情。つまり、温燗でお代わりをお願いします。
そして白焼きの出番。重箱に入った白焼き。蓋を開けた瞬間に立ち上る鰻の香り。うは。旨そう。そして、旨い。ほっこりと、ワサビで食べる白焼きの、この旨さ。もうね、堪らんですよ。これで酒を飲まないのは莫迦の骨頂。
そんなわけで、いよいよ冷酒へと突入。やはり魔都TOKIO。この鰻の旨さはある意味地獄への一歩ですね。だってさ、酒が止まらないもの。いつの間にやら四合瓶で冷酒呑んでますよ。うは、しかも揮発するかの勢いで酒が、無くなってる。
鰻ってのは焼くのに時間がかかります。いい加減呑み続けてまして。そろそろ鰻重で〆ましょう。すみません。え〜と。特上をお願いします。あ、ご飯は少なめで。
えっと。鰻重。これ、旨い。蓋を開けた瞬間に分かります。これ、絶対に旨い。そして喰ったら想像以上に旨かった。最強。鰻って素晴らしい。
実は、骨の処理のせいなのかも知れませんが、歯茎にざっくりと刺さったんですよ、骨が。でもね、それでも止まらない。旨いから。ご飯を少なめにしたお陰で、タレの鰻の旨味を堪能できるのです。旨い。
いやぁ、東京初日に、トンカツ・蕎麦・鰻の三種の神器をクリアしました。取り急ぎ、今回の喰うべきものは喰いました。ってか、一日五食ですが。そう、今回の敗因(食い過ぎ)はアレが原因です。
七草粥は食欲を増進させすぎます。
胃を休めるというのは、違った意味で食欲を異常増進させます...。
ひれかつ「かつ万」
東京都墨田区亀沢1-23-2
TEL.(03)3622-1010
江戸蕎麦「ほそ川」
東京都墨田区亀沢1-6-5 TEL. (03)3626-1125
鰻「千代福」
東京都墨田区緑1-18-1
TEL.(03)3631-4206
年末年始の進行を昨日一気に書いてしまったので、もはや私には何もネタが残っていません。定休日前の寿司店のネタケースのような状態です。そこで、去年のクリスマスイブの話でお茶を濁してみようかと思います。寿司店でいえば、冷凍エビを解凍するようなものですか。
昨年の焼肉の日に入籍ということでお祝いに会席料理のお店へとご招待頂きました。ありがたい。さすが御料人様のお知り合いは豪傑です。で、行ったお店は日本料理の「しげ松」さん。うん、初めてです、きっと自力では行けないお店。
お席の方は白木のカウンター席。目の前で料理の出来上がる様子を拝見。ステキ。しかも、非常に広い奥行きのあるカウンターは広々。ああ、もう、これだけで気持ちいいのです。広いの大好き。
で、まずは「タラの白子のしんじょ」から。ねっとりと旨い白子の風味。旨い。もうね、この日は結構な寒さ(前日は大雪)でしたから熱燗で頂いちゃいます。日本酒旨い。会席には日本酒熱燗堪らんです。
味の方は、本当に関西の和食。生まれついての舌が欲するお味。旨い旨い。特にこの日は朝昼たいして喰ってなかったので、堪らなく旨く感じます。って、本当に旨いのですが。ええ、続いての先付けも。
白和え、アン肝の煮こごり、サーモンと酢漬けの蕪、子持ち昆布など。もうね、綺麗。やはり見た目の美しさは会席料理ならではですねぇ。といいながら、もう一本熱燗で。酒が揮発してるんじゃないかと思うほどの勢いで無くなるのです。
で、吸い物は牡蛎のしんじょ。牡蛎ですよ牡蛎。あたしゃ牡蛎があれば何も要らない、というほどの牡蛎好き。嘘ですが。他も喰いますが。でもそんな気分にさせてくれる、見事な一品。
牡蛎そのものも当然旨いのですが、こういう一つ手が入った料理ってのも堪らんです。旨い。この辺りですっかりと体も温まってきましたので冷酒に切り替え。そして、次の皿は刺身へと移ります。
もうね、富山の魚も旨かったですが瀬戸内も負けてませんよ。寒鰤にイカ、赤貝と鯛。見事なお造り。鯛は明石鯛、鰤は氷見ですか、って、富山の鰤ですか。いや、旨いからどこでもいいです。旨い旨い。それ以外の言葉が見つからない。
すっかりとくつろぎながら、ご主人のお話など聞きつつの冷酒は実に旨い。やはり、カウンターで喰うのもいいですねぇ。というところに続いての品は「ふぐの煮こごり」だそうで。え〜ふぐ?
いやいや、ふぐが煮こごるとは参りました。こりゃあ実に旨くて綺麗で素敵なこと。ちょいと摘んで冷酒で流せば、得も言われぬ快感。冬に冷酒で煮こごりという贅沢。ああ、日本の冬も捨てたもんじゃないですねぇ、と。
さてさて、まだまだ続きます。次は焼き魚「銀だら」です。これがまた、見事な旨さなのです。こうね、あっさりと脂がのっている?って感じですか。うまく表現できないのですが、微かな味噌の風味が呑み欲をそそるのです。
あ〜上品だわ。こういうクリスマスイブってのもいいですね。素晴らしく旨い魚と聖夜。え〜と合っているのかどうかは分かりませんが、素敵なクリスマスプレゼントです。ありがとう、どこかの空の下のサンタさん。
先付け→吸い物→造り→焼きもの、と来れば揚げ物。海老芋と獅子唐。これの天つゆがまた素敵。天つゆだけで一杯呑めそうな、そんな一品になっちゃってます。そういえば、幼少のみぎりより天つゆが大好きだったのです。
これはきっと、玉子焼(明石焼)の影響でしょうか?つゆにつけて食べるのが大好き。しかも、この海老芋。すんげー旨いの。ねっとりとした、特有の歯触り舌触りが濃厚に里芋感を味合わせてくれるのです。旨い。
こういう、本当にしっかりとした里芋は、雑味もなくしっかりとした旨味なのです。とまぁ、比較的素朴な旨さの後には。あなた。蒸し物として「香箱蟹」さんがいらっしゃいました。こんにちは!蟹さん。
海老は得意じゃないけれど、蟹は大好きなこの私。いやっほーーい。というか、こんなにきっちりとした仕事のしてある蟹って初めて喰った、うん。ほら、蟹の足って筋っていうか、ナンコツみたいなのがあるでしょ?あれもきっちりと取り除いて、正に蟹の身なのです。旨い。これは旨い。
いやぁ、もう、本当に、ひたすら感心しますね。さすがに高い値段だけのことはあります。ってか、納得のいくいい仕事ですよね。素晴らしい。感動です。って、高揚する心持ちに対して、最終兵器。炊き込みご飯。うわぁ!
何となく、会席料理ってのは量が少なくて物足りないもの、という先入観があった訳ですが、ものの見事に精神崩壊。ご飯がね、釜でまるまま一つが二人前。喰いきれない。絶対に無理。でも喰う。腹はち切れんばかりに喰い続ける。
まぁ旨いんですよ、これが。相当な品数と量を食べて、最後の〆の飯なのですが、止まらない。何といっても香の物が堪らん訳です。この柴漬け、旨ー!青菜、旨ー!白菜、旨ー!なのですよ。うは〜。
そういえば、ここしばらく旨い漬け物ってのに遭遇していませんでした。というか、飯ものもここまで堪能したことがなかったかも。うん、ひたすら旨い。これこそ日本に生まれた幸せを噛み締める瞬間です。
まぁ、ハッキリ言って、茶碗で軽くよそって4〜5杯は喰いました。釜の半分くらいは軽く喰いました。本当は全部喰いきりたかったのですが、それはさすがに壊れた満腹中枢を知られてしまうので止めておきました…。で、最後にフルーツもいただきまして本当の〆なのです。
焼肉、焼肉と年末年始大暴走していましたが、実はその前にこういう「日本の美味」を味わえたからこそのステップ・ジャンプだったのかも知れません。このお店、その内自力で来られるようにと、年末に誓う私たち夫婦だったのでした。ご馳走様でした。
うん、高いです。私には恐ろしくお高いお店でした。
でも、信じられないほど居心地のいいお店でした。
今回のお店: 日本料理「しげ松」
兵庫県神戸市中央区中山手通1-26-1バッカスビル3階
TEL.(078)272-0055
いよいよお仕事がスタート。今年も頑張って参りましょう。と、死んだ魚の目で気合い一発。今年の年末年始は比較的おとなしかったので、体調的には至極快調というところが喜ばしい事です。
さて、年末から本日までの成り行き。29日の肉の日に焼肉(ポッサムチプ)を喰ったのは周知の事実。で、30日には大掃除。御料人様がお出かけだったので、一人で頑張って大掃除。
31日大晦日は、毎年恒例となりつつある御料人様御実家にて「祝い鯛の炭火焼行事」を粛々と執り行いました。網の空いた部分では、ブリだのハマグリだのを焼いて、ひたすらワイン三昧。炭火にあたりながらのワイン、旨〜。
そして元旦一月一日は、私の実家で。お正月のご挨拶の後、刺身や煮染めで日本酒三昧。といっても、量的にはそこそこ控えめに。ほら、元旦から呑みすぎて鉛の死体になるのは一年の計としてはよろしくない。
そんな訳で適量三昧でご馳走様。あ、その前に初詣に行って参りました。ご近所の神社に。ほら、やっぱり困った時の神頼み。まだ困っていませんが、近々困ることがあるかと、お願いの前倒しで。そして今年こそ宝くじで高額が当たりますように。
そうなんです。毎年、「宝くじが当たりますように」とお願いするのですが、金額をお願い忘れていました。道理で300円しか当たらないはずです。神様は一応願いを叶えてくれていたことに気付いた新春。
で、お正月は二日。この日もぶらりとお散歩がてら二度目の初詣。こちらは神戸市内でも大手の神社さんへと。さすがに賑わい方がスゴイ。人で一杯。正月から他に行くところ無いのかよ、と毒づきつつ自らも人並みの一部。
ここでせっかくなのでおみくじなどひいてみたり。ひいた番号は「12番」で頂いたおみくじは「20番」という間違い。幸先いいのかどうなのか。ちなみに中吉でした。中庸な人生を物語ります。ということで、夜はぜんちゃん達と待ち合わせてポッサムチプさんへ焼肉初め。こちらは報告済みですね。
そして三日。三が日の最終日。御料人様の御実家のPCが不調ということで様子を見に行かせて頂きました。試行錯誤の末なんとか復旧して面目躍如。そのままワインを頂いたり、焼酎を頂いてご帰宅…のはずが、餃子。
正月から頑張ってお店を開けてらっしゃる、その気概を買いましょう。というか、久しく喰っていなかったので喰いたかった。「ニラ餃子」「ニンニク餃子」「ピリ辛餃子」「シイタケ餃子」というフルラインナップとツォンユージーで紹興酒という楽しい〆でご馳走様でした。
正月休み最後の四日。すっかりと呆けてしまった心と体をしゃっきりと取り戻すために、この日もお昼からお散歩。朝からではない時点で既に呆けております。でまぁ、軽く数キロ歩いたところで空腹に負けて。
入ったお店は海鮮丼で有名なお店。普通に「並」と生ビール。寒風の中歩いてきたのに生ビールが旨い。そして海鮮丼は更に旨い。大満足。ご馳走様。お勘定が計算合わなかったので、おかしいなと思ったのですが、御料人様が「まぁ、正月料金でしょう」ということで納得しておきました。ええ、正月ですから大らかに行きましょう。150円はお年玉ということで。
さて。そんなこんなで本日五日。未だにちょいと正月気分が残っていますが、まぁまぁ仕方のないところ。ぼちぼちと本来の調子に戻していこうと思います。
喰らう方は年末年始に引き続き絶好調です。
今年の目標に「ダイエット」は含まれておりません。
あけましておめでとうございます。いよいよ2006年もあけまして、既に四日目の夜。今頃新年のご挨拶をしている辺りに、今年もぐずぐずな一年が約束されたようなものです。イヤまったく困ったものですな、自分の事ながら。
必要なことにはぐずぐずでも、喰うことにかけては基本的に足早に突進するタイプですから、本年の焼肉初めは済ませてまいりました。ええ、開店初日、一月二日に喰ってまいりました。
ほら、やっぱり何といっても一年の計は元旦にあり。元旦じゃないけど今年の初営業日ですから元旦みたいなもの。なのでしっかりと今年の計をポッサムチプさんで。いやっほう〜な気分でご来店。あけましておめでとうございます〜。
当然ですが、ホルモン系の生は無し。なので牛刺しとネギ塩ユッケ、初生肉。これは、え〜と、カメノコ、かな?うん、旨い。初生がこれなら、何一つ不満もなく。そりゃあ生レバーや生センマイなど、喰いたいものは数知れず。でも、十分旨いこの牛刺し。
で、年賀状をいただきまして、お店から。そこにはちょっとしたゲームというかクイズ。見事正解しまして、お店からサービスの肉を。何でも日替わりだそうですが、今回いただいたのは見事なサーロイン。うは。
これは普通にステーキとしても一級品ていうか特級品。なんていうの?刺しびっしりで、分厚くって、もう。正月開店同時(気分)で訪れた甲斐があったというものです。いや、旨かった。本当に旨かった。
そして、正月なので基本的に塩でいってみましょうか、という意味不明な発言のもと、「フランク」「ツラミ」「カッパ」を注文。今回の特筆すべきは何といってもツラミじゃないですかね?うん。
ツラミは、薄切りだったり厚切り(乱切り)だったりと、その日の肉質で切り分けられているのですが、今回は珍しい「中厚」という風情。これがまた、サシもしっかりと実に素晴らしいツラミ。これは塩が大正解。塩でこそ味わえる旨さ!
フランクも旨かったのですが、その前のサーロインにちょいとやられたので影が薄い。カッパもいい感じで歯応えあったのですがツラミに主役を奪われた感じ。で、タレに。やはり焼肉といえばタレものが主役。
ハラミと辛口ホルモン盛りというレギュラーな感じのご注文。ハラミ。良かった。辛口でお願いしたところ、実にいい感じでいただきました。旨い。堪らん。
ホルモン盛りもいつもよりも辛口で。これもいい。今年の初ホルモンは辛口の盛り合わせということに全く口を挟む余地のない大正解。旨い!最近はどんどんと辛口化が進んでいるのでしょうか口内事情。
ここで最後に普段は食べないジャガイモのチヂミをいただくことにしましょうか。ご飯ものを喰らうほどの胃袋の根性もないので…と、これ旨いじゃあないですか。これはしまった。もうずいぶんと通っているというのに、こういうサブメニューをちきんと食べていなかったということに気づきました。
いやいや。やはりアレですよ。メニューってやつは、きっちりと全てを掌握しておく必要があるということですよね。ということで、今年の目標が決まりました。
お気に入りのお店のメニュー完全制覇ということで。
取りあえず、年末にくにきやさんのスキヤキはクリアです。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888