怒濤の年末日記 2009/7/26〜28 “’09HAWAII-KAUAI日誌”

さて、年末ぶっちぎり企画「過去のイベント一気にアップできるかな？」の第二弾は三年前のハワイ旅行の続きだったりします。はっきりいって自分でもビックリ。まさか本当に三年まで遡ることになるなんて。

ということで、前回はこちらになります。うん、マジで一昨年。そんな昔のこと覚えてるわけないでしょ？ところがメモがあったりするのです。お陰で何となく思い出しながらできる限り頑張ってみようと思います。頑張れ私、みんなは呆れてても私だけは応援するぞ私。

そうそう、前回は夜中にデカイ音がして窓から様子をうかがっていたところで終わってましたね。
まぁお察しの通り交通事故でした。しかも完全な自損事故。
ちょうど我らのホテルの部屋から見えるところで木の電柱がポッキリ。電線で辛うじてぶら下がってました。

それもなんだか面白げな工事車両がやって来て、すぐ隣に穴掘って新しい電柱建てて電線を張り替えちゃったうえに折れた方はチェーンソーで切り倒していました。すげえなアメリカ人。どんだけ工事慣れしてるんだか。
という様子を【ローストビーフサンド】とバドワイザーをいただきながら見下ろしてました。

ちなみにこのサンドイッチのブランドがスシシェフ。いや、寿司じゃねぇし、なぜか日本語で開き方の説明とリサイクルマーク入ってるし。
なんだか不思議気分な朝なのでした。

さて、そんなこんなでいつものようにダウンタウンへと出かけようと思うわけですが、今回もバスを利用しましょう。しばらくバス停で写真撮ったりして時間潰してたのですが、唐突に御料人様が「あ、今日はこの時間にバスが来ない」と気がつきまして。ダッシュで向かいにとまっている逆回りのバスに飛び乗るのです。で、乗車と同時に発車。あれ？もしかして待っててくれました？

バスに乗るときにドライバーさんにウォルマートまでと言っていたのですが、気が変わって途中のビッグセーブに途中下車。『突然神の啓示があったので降ります』と言ってねと御料人様にお願いしましたがそんな莫迦な英語は知らないと却下。残念。

でまぁブラブラした後はいよいよお楽しみの昼食です。前々日雨に降られたときに雨宿りをさせて頂いたオキダイナーへと一宿の恩義に報いるため一飯を頂きに。律儀な日本人の鑑。さて、本日は何をいただきましょうかしら。メニューにはサイミンやワンタン麺なども当然ステーキプレートなどもありますが、その中でも気になるのはカルビの文字。ええ、カルビプレートいただきます。

セットのサラダはマカロニサラダで。カルビ、旨ーー！これは溜まりませんがな。タレが甘めのステーキソース風ですがしっかりと骨付きカルビ。体調が悪い御料人様と対照的にぐんぐんと鰻登りの食欲。骨周りのスジっぽいところが旨いんだと執拗に喰う。すっかりと骨付きカルビをナイフとフォークで喰うのが上手くなってしまいました。

御料人様はオックステールスープ。こちらもじっくりと煮込んでいるからか南国特有の味付けなのか塩分がかなりきつめ。でもそれがまた旨いのです。ライスが付いているのでそれを浸しながらソルロンタン気分でいただくのも美味しいでしょう。私も少しお裾分け頂いて。お、春雨も肉もたっぷりと。ホウレン草風の野菜も旨いですわ。マカロニサラダはスパサラでした。こちらもサウザンアイランド風で実に美味。私好み。

残念ながらアルコールはありませんのでダイエットペプシと御料人様はグアバジュース。あ、ジュースの味見を忘れてましたわ。

食事中、我らより一足先に席に着いていた家族連れグループの子供たちが泣き叫んでいたのですが、なぜか私と目があった瞬間ににっこり。またしても子供からの絶大なる人気はインターナショナル。ロ
ーカルっぽい子、白人さんの子、ともどもになぜか泣きやむ不思議。しかも流し目でほほえまれたり。あと十五年後くらいにセクシーな女性になった頃もう一度会いましょう。もっともその頃にはすっかりとおじいちゃんになってますけどね私。

このあと再び交通量の多い道を徒歩で移動してロングスドラッグ、Kマートでお土産などを物色して。ついでにエコバックも購入して徒歩にてホテルまで戻って小休止。ハワイの昼食では大抵アルコールがないことが多いのです。それはアメリカというシステム上仕方がないのだろうけど、おかげで酒抜きでも大丈夫になってきました。

問題はホテルに帰ってきてから。何となく「我慢していた気分」になって、とりあえず一本、シャワーを浴びて一本、まったりと一本とあっという間に呑んでしまう。バドワイザーが軽いというのも一つの理由だとは思うけれども。

さて、一眠りした御料人様が目覚めるのを待って夕食へと。この地に着いて以来気になっていたスポーツバーへ。ホテルの看板があるレストラン＆バー。これは非常に気になります。ただ、あまりにもロコ御用達感が強かったので、もう少し土地に馴染んでからということでこの日まで待っていました。満を持しての訪店。お店の半分はビリヤードそしてほとんどをカウンター席という昔のプールバーを彷彿とさせる店構え。

早速ビールはブルームーンと○○。無濾過なビールは甘い口当たり。料理の方は御料人様の口内炎と胃腸の不良からチリビーンズのポテト。ぴりっとした刺激ですが、体調イマイチな御料人様的にも大丈夫だそうでなによりです。久しぶりにポテトとの戦いか！と思ったのですが、普通に完食。たとえこれが冷凍のポテトであったとしても我らの勝利です。常に全力投球が持ち味ですから。

で、私は、そういえば喰っていなかったステーキを。10ozは既に敵ではありません。ミディアムに焼き上がったステーキは既にカットされているので箸でいただきます。日本人だからわざわざ？と思ったのですがもともテーブルに箸がセットされていたのでそういう店なのでしょう。ペッパーステーキは実にあっさりと。そして旨い。こういうシンプルなステーキはたまらないですね。ステーキに関しては日本のステーキよりもこういうがっしりとした旨味の赤肉がいいですね。

いつもの庶民の味方ABCストアにビールとつまみとワインを。よくわからんですが足のイラストが入ったワインをチョイス。つまみはマカダミアナッツチョコ。思いの外美味しかったので５００〜６００円のワインとしては良いんじゃないでしょうか。シャワー後もまったりと呑んでお休みなさい。前夜まで寝苦しかったので扇風機のお世話に。よく寝れました。科学の力万歳。

---

そして翌日の9/27。快適な目覚め。扇風機フル稼働のおかげで久しぶりによく寝ました。深夜に事故もありませんでしたし。当初「おかあさーん」や「高橋さん（たっかはっさーーん）」としか聞こえなかった、とある鶏の鳴き声が結構鶏らしくなったね、と話している刹那「おかあさーん」。いや、また戻ったのかよ。

とりあえずバドワイザーを開けて朝食はパパイヤ。さすがに南国超完熟。あまーい！本日の予定ではダウンタウンまで行かないので早速のんびりとラジオのレゲエでまったり。

さて、このままではまた寝てしまいそうなのでちょっとお散歩がてらビーチ散策。といってもこのあたりはサーフィン処らしく波がきつい。突堤に打ち付ける波を眺めつつご近所のリゾートホテルを散策なのです。

でまぁ、夕飯用の店の物色も終わったのでお昼をモールに。とうとう最後の一軒になりました。この近所の食事処完全制覇に。一階のダイナーは昼間でも酒が飲める素敵スポット。

メニューは御料人様がクラブサンド。では私はチーズバーガーを。基本的にチーズバーガーが大好きなようです私。飲み物はロングボード。バドワイザーは部屋でも呑めますからね。今回の旅でのロングボード率が非常に高いのはこの辺りがサーファー御用達だからでしょう。どの店にもロングボードがありました。

そしてバーガー。これは素晴らしい！この旅で最高のバーガーと言っていいでしょう。パテの焼き加減を訊かれたのも多分ここだけ。ミディアムレアで焼かれたパテは既にバンズに収まっていません。とりあえずはみ出した部分をナイフとフォークで。う、旨い！肉汁とよく焼けた赤肉の旨味が見事な調和。そしてチェダーチーズが良いあんばい。ほぼ塩と胡椒だけの調味料がシンプルで良いのです。

御料人様のクラブサンドもいただきましたがこれはベーコンが実に旨い。この塩加減がビールのお供に最適です。もっふもふと喰うのですが御料人様の口内炎がひどいのでクラブサンドの半分強を私がいただきました。いや、美味しいんだけど食べられないんですよ。かわいそうです。さて、ここで困ったのがポテト。ま、勝ちましたけどね。完全勝利というやつです。ピクルスの酸味で息をつきながらの勝利ではありますが。おかげさまで腹一杯。モヒカンの男前なお兄ちゃんと笑顔で別れて店を出ました。

私のお土産用のショップTシャツを購入してとりあえずホテルへ。ちょいと呑み足りないのでバドワイザー片手に休憩。していたら御料人様熟睡。やはり日頃の疲れが残ってるんでしょう。今回の旅行の目的は休息でしたのでこういう過ごし方で旅を締めくくるのもいいかも知れません。明日は移動でばたばたと一日過ごすことになりますからね。

で、十分に休憩してから夕飯へと。今回の旅締めの食事となります。明日は移動日なので機内食と簡単な食事のみ。なので贅沢にもマリオットのドレスコードがあるといわれるお店へと。イタリア料理のお店。えーと。自分たちの前の客はTシャツ、短パン、ビーチサンダル。いいのか、良かったのか！わざわざアロハとジーンズ、スニーカーで来たのに。が、通された席に明らかな差。私たちの前の客は真ん中あたりの目立たない席。われわれはラナイ端っこの特等席。ふむ、服装は大切だね。

さて、料理。まずはお酒から赤ワインはシックスセンス。どこかで聞いた名前。味は非常によろしい。軽めの割にはしっかりと旨味。時間がたつとへたってしまいそうでしたが結果的に割と速いペースで呑んだので問題ありませんでした。

前菜はモッツァレラとトマトのサラダ。大変美味しゅうございました。これ、ハワイにあるフリーペーパーにこの店の広告と一緒に写っていたメニューでした。

メインは私はリブアイステーキ、御料人様は仔牛の料理。私のリブアイ、この旅で始めてかも知れないしっかりステーキ。分厚いでかいそして旨い。ステーキソースはどう？と訊かれましたがこれはこのまま喰うでしょう。がしがしと切って喰らえば肉です。まさに赤肉のステーキ。ミディアムレアな焼き加減にぴったり。御料人様がほしがるので結構な量をとられてしまいましたが。どうやら一眠りして元気と食欲を取り戻した模様で良かった良かった。

御料人様の方の料理もキノコの旨味で実に素晴らしい。あまりにも旨かったのでデザートにまで手を出してしまいました。

ティラミス。最初名前が出てこなかったのは酔いのせいなのか健忘症なのでしょうか。で、これが旨い。アイスクリームの溶けたようなソースの海に浮かぶティラミスの船というあんばいで、なんだろう、この幸せ感は。意外なほどワインに合うところが不思議。

そしてコーヒーも。カプチーノは御料人様。エスプレッソは私。旨い。甘いティラミスとコーヒーの取り合わせは幸せへの階段。一歩一歩と登り詰めるのです。すっかりと満足。給仕のお姉さんに御礼を言ってご馳走様。

帰りに水を買って。で、当然ホテルで呑みます。昨日のワインの残りを。きっと美味しくないだろうと思っていたら案外呑める味で良かった良かった。シャワーを浴びてさらにまったりと呑んで。とどめのバドワイザーをいただいてお休みなさい。うん、酔っ払いは寝ます。

---

そして28日最終日は移動日なのです。
朝八時に目覚ましかけたけど６：３０にはごそごそと。結局予定時間前に起き出してチョコレートで朝食。そしてパッキング。多分一時間もあれば十分でしょうと言っていたらそれ以下で終了。のんびり詰めたのに。

でまぁ部屋の中も片づけてチェックアウト。タクシーをお願いして荷物を預けてブランチに。昨日のチーズバーガーが旨かったので同じ店に。いきなり「ロングボード、ツー？」と訊かれたのは昨日も来たからだよね。

11時過ぎなのに意外と人が多いのはまたまた新しい船が寄港していたからでしょうか。昨日ベーコンが旨かったのでベーコンバーガー、そしてもう一つクラシックハンバーガーを。

ベーコンは薄切りカリカリで昨日の厚切りとは違うけどこれはこれで実に旨い。パテもミディアムレアに焼いてあるのでがっつりと旨い。マスタードが欲しかったのでお願いして、ケチャップとダブルでいただくとこれぞアメリカのハンバーガー！感動もの。しかし、そろそろ空港へ向かうために予約したタクシーが来る時間。早々にいただいて、ポテトは時間が無くて食いきれず。負けた訳ではないのです、ええ決して。

お願いしていたタクシーに飛び乗り一路空港へ。本当は歩いてでも行けない距離ではないのですが道路が危険すぎ。歩道がほとんど無いという恐怖の道路はオバマラインという名の要注意ロード。で、特に問題なくリフエ空港到着。チェックイン。スムーズ。実にスムーズ。パスポートの名前でホノルル空港では時間がかかったのにここでは軽くスルー。もっとも水のペットボトルを出し忘れてちょっと手間取ったのはご愛敬です。

で、ヒマ。もう何もすることがないのですわ。とりあえず一通り空港をチェックして酒を呑むことに。ええ、旅の基本です。ではバーで呑みましょう。隣のデリは割と空いているのにここは結構一杯。なのでまったく気にせずずかずかとデリの方へ。空いている席でしばし待つ。どうやらおねぇさんひとりで切り回しているようです。うーん、そりゃあどんどんと増える客相手に無理というものでしょう。さらにしばし待って無事注文。ビールでカウアイ島の最後を惜しみつつ、懐かしみつつ旅の終焉です。

でまぁ、いくら還りたくなくてもフライト時間が近づいて来るので無情にも乗り場へと。ああ、帰りたくないよう。ハワイアン航空でカウアイ島からホノルルへと移動なのです。島が、島が遠ざかっていくー。で、まぁいつものPOG…ではなくてパッションオレンジネクターというさらに濃厚な風情を思わせるジュースをいただきます。

特に事故などもなく、順調にホノルルに到着。つまらない。仕方ないからラウンジにてビールなんて呑んでみました。最後のライトビールでハワイに乾杯。

フライトのお知らせとともに機内へと。ウエルカムシャンパンいただきましょう。もうここまで来たら帰路を楽しまねば損ですから。

飛び立ってからもワイン呑みまくりました。だってナッツとかくれるから仕方ないじゃないか。塩っ気が多いと喉乾くんだもの。などと大人の言い訳。うん、オトナじゃないね。

でまぁ二時間ほどしたところで機内食をいただきます。今回はビーフorサーモン？ということでサーモンに。うん、肉食いすぎたから。まぁそうはいっても御料人様はビーフなので横からいただきましたけどね。あー、ちなみに付け合わせのポテトは楽勝でしたわ。この旅ではポテトに圧勝しましたね。

ちなみに御料人様のビーフは相変わらず美味しかったです。この辺りは全く問題ないところが素晴らしいのです。御料人様、引きが強くていらっしゃる。私のサーモンは結構ぱっさぱさでしたので。あ、でも完食しましたよ。ええ、機内食如きに負けるわけありゃしません。

さらにデザートのアイスもいただきます。なんだろう、新幹線や飛行機の中で食べるアイスは実に旨いのです。普段の数倍旨く感じるのはなぜなのでしょうか？

うーん、この謎、ゆっくりなながら考えましょう、ということでここで一旦仮眠です。というか熟睡です。4時間ほど本気で寝てしまいましたね。やっぱり疲れは溜まっていたと言うことでしょうか。目が覚めるとまたまた機内食タイム。飛行機ってヤツは喰ってねるだけですなぁ。

先ほどはサーモンだったからというわけではないですがここはローストビーフにいたしましょう。あれ？気のせいかな？サーモンもついているような気がする。何この既視感は？まぁ美味しかったから良いんですけどね。

御料人様はオムレツ。こちらには我らが天敵ポテト軍のハッシュドポテトがいらっしゃる。ええ、ちょっと頂きましたよ。実に美味しかったです。そう、我が連邦軍の圧勝なのです！いやー実に旨かったわい。

ということで無事に日本まで辿り着きました。この後もいろいろと楽しいこともありましたが取り敢えず今回のカウアイ旅行の旅は終了。いやぁ楽しかったなぁ。三年前のことだというのに昨日のことに様に覚えていることもあったりして、やっぱり常夏の島は幸せのアイランドなのです。

真冬にこれを書いていると余計に行きたくなります。
ということで本日も怒濤の更新でした。