しかし、年の初めは早いもの。あっという間に三月も終わり春の兆しがチラホラと。いやいや、まぁ私も年をとるはずですわ。ということでシレッと始まる焼肉の罠のひとり言。
最近は御崎公園のイタリアンに入り浸っているわけですが、それでもここは焼肉の罠。肉とホルモンのことを忘れるはずもありません。ということでチラリと噂で聞いたホルモンの店へとやって来ました。
その名も「七輪焼ホルモン えん臓」。実に潔き名前。よくよく見ればえん臓のゾウは臓物のゾウ。実に良い名前です。私がいつか自分で店を始めるときにつけたい名前『レクター教授の食卓』とタメ張れるほどの良いネーミングです。
で、開店五時とのことなので五時二十分くらいに行ってみたところ閉まってます。つか、店頭のポスターにも五時開店と書いてるのに中では仕込みしてます。あれ?と思っていたらお店の方が出てきて一言。17:30開店です。ポスターは古かったそうです。まぁいいや。ということでお店の中へ。当然の一番客なのでまずはキムチと生ビールを頂きましょう。
メニューを見てみれば割と安い価格でホルモンが色々と。よし、本格的にホルモンを喰おう!ということに決定。まずは”しま腸、シビレ、コブクロ”を。いいねぇ。見事なピンク色と脂の乗り具合。早速ガンガンと焼いていくわけですが、シビレ、こいつが良い!とろけるような食感と旨味が口に広がる幸せ。コブクロのこりっとした食感との対比も良い。しま腸も良い塩梅で脂残してますねぇ。
続いては”アゴ、ウルテ”のコリコリデュエット。ここにタケノコを加えるとトリオに、ノド軟骨を加えるとカルテットになるわけですが今回はデュオでやめときます。んでまたこれが新鮮で旨い。コリコリバリバリとした食感が小気味良いのですわ。こういうところがホルモンの醍醐味。もっちりした食感やコリコリした食感などバラエティに富んでるのです。
そして壁に貼りだしてあるメニューに”特撰レバー”なるものが。そんなもん注文するさぁ。他のお客さんとの会話で漏れ聞いたところでは、生でも食べれそうな新鮮レバーを焼いて食べるとか。うん、食べる。綺麗なレバーさんコンニチハ。そしてお腹の中へサヨウナラ。旨い、これは旨い。
そろそろ〆ましょうということで”上赤セン、ツラミ”で有終の美を。この赤センもイイ感じで脂を咬んでますから焼きながら涎が垂れる。ツラミは割と肉厚に切ってますが良い塩梅のスジっぽさが堪らない。うん、ホルモン最高です。
ということで本日は御料人様と二人で軽く終わっておきましょう。ここ最近はがっつりと食べるよりも喰いたいものを喰いたいだけ軽く食べることが多いのです。だってあまり食い過ぎるとそこで終わっちゃうじゃ無いですか。ぶらぶらと食べ歩くには腹八分目どころか六分〜七分くらいが丁度いいのです。
色々食べたい欲求に負け気味です。
それにしても久しぶりに良いお店を見つけました。
七輪焼ホルモン えん臓
兵庫県神戸市神戸市兵庫区中道通1-2-5
TEL.(?078)578-0678