- 玉子焼「今中」
- → おがちゃん at 04/27 (14:11)
- → おーちゃん at 04/27 (15:31)
- → てつや at 04/27 (16:01)
- → tabu at 04/27 (19:37)
- → おがちゃん at 04/27 (19:59)
- 更新予定を考える
- → おーちゃん at 04/29 (18:59)
- → tabu at 04/30 (15:58)
- → てつや at 04/30 (23:41)
- これからのダイエット方法を考える
- → おがちゃん at 04/26 (22:11)
- → てつや at 04/26 (22:43)
- → ぜん@ダイエット中 at 04/26 (23:17)
- → あさみ at 04/27 (10:14)
- → てつや at 04/27 (10:38)
- 年に一度だけ考える
- → アマグリ at 04/25 (11:11)
- → コウ at 04/25 (14:17)
- → くにきや♀ at 04/25 (15:08)
- → てつや at 04/25 (22:32)
- → tabu at 04/26 (19:36)
- 最近の生活態度を考える
- → あさみ at 04/26 (09:57)
- → てつや at 04/26 (17:00)
昨日、連休中の更新はしませんと書きましたが、いきなりの更新です。私は誰からの束縛をも受けません。自由、そうフリーダムなのです。縛り付けるのは不用意な自分の発言のみ。反省は必要ですが後ろは振り向きません。
後ろを振り向かないといいつつ、木曜日の焼肉について。「ポッサムチプ」さんへ。私の焼肉のお師匠様が是非食べてみたいという事でご一緒に。そういえば、同居者様以外とこのお店に来るのは初めてですね。早速お店へ伺いましょう。
で、お店は大盛況。おおぉ、でも辛うじて席が一つ空いています。よかったよかった。しかし、平日なのにこの大盛況。大抵テーブルが埋まっているといっても、四人席に二人とか六人席に四人といった埋まり方なのですが、今回はびっちりと。テーブルに二人というのは私たちだけです。ちょっとした贅沢。
しかしあれですね、こういう活気のあるお店は気分がいいですね。店員さんの平均年齢が低い事もあるのかも知れませんが、お客も若い。勢いがある。横目で見ていると消費される肉の量がただ事ではない。
ということでコチラも負けていられません。ハツ刺にねぎ塩ユッケ。頂きましょう!ハツ刺、旨い。いつものように旨い。以前のとてつもなく旨かった時に比べると平均的ですが、それでも。それでもかなりレベル高く旨い。
そしてねぎ塩ユッケ。前回はたまたま肩ロースで作って頂いたのですが、今回はモモ。淡泊なモモ肉を丁寧に仕上げています。これをわしわしと混ぜまして、頂きます。うん旨い旨い。そりゃあ肩ロースに比べてはいけませんが、もう充分すぎる旨さ。
これだけ混み合っていてもキッチリといい仕事していますね。若干味が強すぎて肉の旨味を堪能しきれなかった、というご意見と、ネギはもっと多くてもよいというご意見がありましたが、それも前回の特殊な例との比較です。うん、旨いです。
さて、焼きもの。塩から。お薦めのはねしたを焼きましょう。やはりいい肉です。きれい、実にきれいな多すぎないサシ。「くにきや」さんでもそうなのですが、サシの具合が実にいい。品よく刺してありますから赤身自体にくどさがない。
これをじっくりと焼きまして。普段は写真を撮るまで手を出さないように、という私自身がいきなり網に乗せてしまうという失態を演じましたが、そのくらい手が出てしまう「はねした」です。そして実に旨い!堪らんですよ。
このあともう一品塩で頂いた後は盛り合わせをタレで。これが、もうね。前回、一品入れ忘れというお茶目な事があったからか、今回はきれいに四種並べられています。ハラミ・上カルビ・リブロース・ひうち。写真のごとく、みごとな肉。
こいつらがまた、実に旨いのです。各々絶妙なサシ具合と肉の風味。リブロースの赤身感。ハラミのほろりとした内臓加減。ひうちの溶けるような旨味。上カルビは口の中で崩れていきます、旨い、旨い!堪能です。
普段、二人で食べるときには大抵この辺りでお開きになりますが、今回はせっかく三人ですから。あ、言い忘れてましたが、同居者様は途中、というか生を食べ始めた辺りで合流です。焼肉の気配に敏感な人です。
で、追加は「味噌カルビ(玉子付き)」「ツラミ」と、先ほど大変旨かった「ツラミ」を頂きます。もうね。こういうてんこ盛りをモリモリ喰らうのは楽しいですね。もうガンガンいきましょう。旨いしね、うん。
ここまでチシャがありながらほとんど使っていませんでしたが、ツラミに味噌カルビは巻きまくります。巻いて巻いて喰らって喰らって。ちなみに我が焼肉師匠様は白飯をガッツリといかれておりました。うん、それ旨そう。
師匠の発言「白飯に合う焼肉が旨い焼肉」。そのとおり、そうです、間違いありません。酒よりも飯ですよ。ま、私の場合はその域(焼肉マスター&痛風)にまで到達していませんからチャミスルでもさもさわしわしと頂きます。
更に、ホルモンが無かったですからここで。珍味盛り。カッパ、ウルテ、タケノコの三種盛り。これが600円という豪気。さて頂きますよ。このカッパが旨い。堪らなく旨い。独り占めしたいほど旨い。みんなの肉を網に置くフリをして、自分のところだけカッパを多めに。せこい。人はカッパのためにここまでせこくなれるのですね。
ウルテもタケノコも実に味わい深く、そして焼肉を堪能させて頂けます。ああ、旨かった。さすがにこれ以上は入りません。いや、入りますけれども入れてはいけません。師匠の域(痛風)にならないためにはこの辺りが適量です。ご馳走様でした。
今回は師匠をご案内という使命に駆られてやってきました。おかげさまで、いよいよ今月大台の二桁焼肉。さすがにゴールデンウィーク中は肉を控えたいと思います。
休み明けと同時に焼肉ラッシュという無法がありそうですが。
あまり我慢しすぎるのもよろしくありません。適当に肉っ気は頂くことにします。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
最近は焼肉を喰いすぎている事ばかりがクローズアップされていますが、ってか自己申告しているのですが、それ以外にも「玉子焼(明石焼)めぐり」も欠かしておりません。結構地元を愛しているのですよ、これでも。
まぁ、明石を地元というには少し遠いのですが、東京や富山に比べればホンの近場です。電車でことこと15分というところですから。それでも、やはり美味しい玉子焼を食べるためには情報を集めなければいけません。
それこそ“地元”の明石市民に聞くのが一番。この分野で一家言あるお方に尋ねたところ、何軒かのお店を教えて頂きました。前回行った「ふなまち」もこのお方のお薦め。それが間違いなく美味しかったという事は、舌の感性は同じという事ですか。
さて、向かいますのは「今中」です。玉子焼(明石焼)に造詣の深い方はご存じかと思いますが、このお店非常に評判がよい。これは是非とも食べなければ男が廃るというものです。
JR明石駅から魚の棚を西へ抜けまして、「ふなまち」を越え更に西へと歩きます。簡単な地図をデジカメの液晶で見ながらという実にいい加減な探し方ですから不安がよぎります。というのも、歩けば歩くほど普通の住宅街。う〜ん、通り過ぎたんじゃ…。
てなことを話している内に、目印の神社を発見。よかったよかった。これで無事にお店に到着です。この間の東京旅行でも、お店を調べずに行って失敗していますから、今回も同様に迷っては大変な事になりますからね。
お店は実に住宅街にマッチしています。というか、暖簾がなければ普通のお宅ですね。ごめんください。と暖簾をくぐるとおばぁちゃんがカウンターに腰掛けて新聞を読んでいる最中。「一枚?二枚?」あ、えと、一枚は何個入りですか?20個?じゃあ一枚で。
二人でお店に入ったのですが、注文は一枚二枚のみ。だってメニューが玉子焼のみ。潔し。で、結構いい天気でしかも歩いたので喉が渇きまして。ビールありますか?「大瓶しかないから。よかったら表の自動販売機で」って、なんと商売っけのない。素晴らし。
ということで勝手にビール(発泡酒)を持ち込んで焼き上がりを待つのです。で、この手際が凄い。もう、みるみる丸まっていく玉子焼。普段はこういう事はしないのですが、他にお客さんもいなかったので手際を撮影。うわ、かっこいい。
まさに熟練の技ですね。くるくると回しながら形作られる。ふわっと、とろりとした玉子焼はこうやるのか。うん、勉強になります。ま、家では作りませんけどね。結局この手の食べ物は、お店で食べるのが一番美味しいと相場が決まっています。
さて出来上がり。綺麗な玉。これは美しい。もう、見ているだけで堪りません。早速頂きましょう。このお店の出汁は熱いタイプ。私が外で買い物をしている間に供されたようですが、レンジで温めていたらしい。
なるほどそれなら温めずにということも可能ですね。そして出汁につけて玉子焼。はふはふはふ。とろり。ふわり。玉子焼の醍醐味。旨、旨、旨!これは旨い。「ふなまち」に勝るとも劣らない旨さ。う〜んいい!
あとから聞いたのですが、この出汁は羅臼昆布の出汁だとか。いつもは出汁の味見などしたりするのですが、今回は勢いに負けて一気食い。そこまでしっかりと味わい切れませんでした。ってかもう、充分旨い。羅臼でもラオウでも拳王でも取り敢えず旨い。
私たちがわしわしと喰らっているところへ、小さなお子さん連れのお客様。コチラへの出汁は子供用に温めないものをつけている事から、きっとお願いすれば常温でいただけるみたいです。特に無理を言わずとも。うん、次回はそれで。
いやぁ、玉子焼(明石焼)は堪らんですね。このまま「玉子焼の罠」でも立ち上げたい衝動に駆られます。この調子でどんどんと食べまくりたいと思っています。あ、実際、このあともう一軒食べに行きました。ええ、ハシゴ。前回に引き続き。
そちらの方は、また機会がありましたらレポートを書かせて頂きます。そちらも結構美味しく頂きましたから。決してまずかったからここで書かない訳ではありません。時間がないのです。サッサと仕事を終わらせねば。
夜の焼肉に間に合わなくなるじゃないですか。
では、明日は焼肉レポートという事でよろしくお願いします。
今回のお店:玉子焼「今中」
兵庫県明石市岬町
ここ最近の昼食はカップ麺がその比重を占めていました。夜の外食が多かった事と、個人的なお小遣いがあまりなかった事などが原因です。ありがちですよね、社会人には。思ったよりも長期にわたりカップ麺。貧乏学生時代以来です。
で、こういう暮らしをすれば当然痩せるじゃないですか。痩せると思うじゃないですか。これがですね、全く変わらず。むしろ体調が芳しくないだけという弊害の方が大きい。これはいかん、絶対によろしくない。
という事で、昼食の取り方を変える方向で試行錯誤中です。まず、一番手っ取り早いのは「食べない」という選択肢。全くなにも食べなければ必然的に痩せる。でも大きな欠点としては、空腹で仕事への意欲が全くなくなる。これはいけない。
二番目の選択肢、量を減らす。普通にお弁当などを買って半分だけ食べる。これにはいくつかの問題があります。まずはお米の神様(八十八人)に申し訳がない。そして普通にお金を必要とするのに満腹感がないという矛盾。これはストレスがたまる。
最後の選択肢。今はこれを実践中です。飯の代わりに水を飲む。これが一番現実的です。水を大量に飲むことで一時的に満腹感を得られる。そしてお金も余りかからない。その上間違いなくカロリーカット(理論上はカロリーゼロ)が出来る。
以前書いてましたが、水を大量に飲みすぎるのもそうそう身体にいい訳でもありませんので、一日1リットルとしています。これでここ何日か過ごしてきたのですが、実はちょっと困ったことになっています。
というのも、水って奴は消化する必要も吸収する必要もほとんど無い訳で。昼に飲んだものは、夕方までに出きってしまいます。すると必要以上に空腹感が増すのです。昔、「茶腹も一時」といいましたが、一時しのぎにはいいのですが、その後がいけない。
結局、夕食に大量摂取をするので元の木阿弥。ダイエットとは斯くも難しい道のりだったのですね。いったいどうすれば思ったように痩せることが出来るのでしょうか。
運動以外の方法を模索中です。
運動すると、今以上に空腹で喰いすぎるのは火を見るより明らかですから。
さすがに、ここしばらくの、というか主に今月の飽食ぶりはただ事ではありませんでした。焼肉回数をすらりと数えただけも大抵おかしな話ですのに、その上寿司だの焼鳥だの云々。まるで餓鬼にとりつかれた可哀想な人です。
そんのことを踏まえつつ、しばらくはおとなしい食生活を目指そうと思います。まずは肉を控えるところから始めましょうか。ってか、肉を控えるってのが出来ないからこそこういう大変な事になっているのですが。
まずはあれですよ、焼肉。これを出来るだけ回数減らしましょう。食べに行ってから量を少なく、というのが不可能であることが最近発覚しました。ええ、喰えば喰うほど腹が減るという恐怖の事実。
普段は至って小食なのですよ。たいしたもの食べなくても平気で過ごせるのです。それがですね。ひとたび食のスイッチが入ると止まらないようなのです。ノンストップなのです。
このところよくあるのが、昼飯を食い過ぎたり、味が濃かったりすると胃がもたれるのです。この辺りは硝子の中年内臓ですから仕方のないところ、むしろ一般的な反応といっても問題ない訳です。
ところが。この後が問題です。その「胃がもたれて満腹とはいわないけれど、そんなに食べられるとは思えない」体調で焼肉などに行くとこれが不思議。いきなり胃の調子はよくなりいくらでも肉が消化されていくのです。
そして問題はその翌日にも潜んでします。一般的には、前日食べ過ぎると翌日は余り食欲が無かったりするのですが、私の場合、動き出した内臓に勢いがついているといいましょうか、いったん回り始めた原子力発電は止められないとでもいいましょうか、早朝から腹が減って目が覚めたりするのです。何か?私は赤ん坊ですか?
おしめとおっぱいで生きていられた時代を随分と通り過ぎたはずなのに、魂の咆吼は「お腹が空いた」という野生からの回帰。そんな暮らしを続けてはそりゃあ太るというものです。
ということで、長々と書いて参りましたが、私の目標としまして。しばらくは焼肉を控えて、おとなしく自宅で野菜中心の食事を摂りましょうと。そういうことなのです。はい、本当に反省していますよ。だから大丈夫。
ま、水曜日はポッサムチプを予定しておりますが。
取りあえず、今日と明日は野菜で過ごします。その程度の反省です。
恥ずかしながら本日私めの御生誕祭でございます。あ、いや、お祝いなど結構ですよ。本当に。すっかりといいお歳をめされてしまいましたので。何と言いますか、本来お祝いされるべき年齢はマッハの速度で過去へと行ってしまいました。
同居者様からお祝い頂きました。はい、焼肉ではなくケーキを焼いて頂きました。たまにはね、牛肉以外もいいじゃないですか。ということで、しっかりと年齢入りで。ま、別に隠すほどの大したことではないのですが、ほら、あれ、乙女心というやつですか。
しっかりと頂きました、甘いもの大好きですから。なんですか、肉と甘いものなんて糖尿とか痛風とか一足飛びにやってきそうですが…。いや、大丈夫。お誕生日は年に一回。だから夕飯は酢豚。私の大好きな酢豚。あ、肉ですね、うん。
黒酢たっぷりの酢豚は本当に美味しく。これぞキングオブ中華と言っても過言じゃないです。というほど好き、そして旨かった。実はですね、若年の頃より「週に一度は昼食に酢豚が食べられるくらい稼ぎたい」と世間に言い放っていた訳ですよ。
それが、このところの焼肉三昧で酢豚にまで手が回らない、ってか胃が回らない。食べきれないというか、食べたらそれこそカロリーオーバー。普段ならね。でも本日はせっかくの御生誕祭、ということで頂きました。目一杯。
はっきり言ってもう喰いすぎ。これ以上は喰えません。ちなみに昼飯はピザ。本来のチーズピザにさらにチーズを大盛りという鬼カロリー。ああ、どう考えてもしばらくは昼飯抜かねばなりません。
さて、こういうお祝いの席ではお酒がつきもの。酢豚といえば中華。中華といえば紹興酒。本日の紹興酒は南京町で買って頂いた「中国・北京人民大会堂国宴専用酒」と銘打つお酒。もうね、すげぇの。
味も確かに旨いですよ。それよりも回り方が普通じゃない。すげぇ、呑んだ瞬間に眠くなるの。くらぁと。何だかね、恐ろしい一日ですよ本日は。御生誕祭という錦の御旗の元喰って呑んで喰って呑んで…。
ご馳走様でした。
取り急ぎ、満腹です。最早何一つ胃袋に入る隙間がないほどに。
とうとう、スリム目なシャツが着れないほど大変な事になりました。私のリミッターはシャツのボタンのようです。ということで、未だリミッターは飛んでおりません。ええ、ゆるめの服で活動(焼肉喰い)しております。
ということで、昨日は「くにきや」さんへ。本当にお久しぶりです。引越て以来、近所に旨い店があるものでついつい足が遠のきがちですが、今回はきっちりと予約お願いしての焼肉会です。やはり予約というのは必要ですね。
というのも、二日前からお願いしていたので「タンユッケ」をご用意くださいました。タンユッケ。今、タンが手に入りにくいというご時世に、タン元を生で喰らうなど、こんな贅沢の極み許されていいのでしょうか?いいんです。だって目の前にあるのですから。
早速いただきましょう。うん、これ、これですよ。相変わらず旨いですねぇ。さすがに超最絶頂の時に比べると辛いのですが、それでも旨い、旨すぎます。これが喰いたくて喰いたくて…。もう本日の目的の半分は達成できたようなものです。
そして生もの盛り合わせ。ハツ、生セン、レバーとサガリ刺。サガリをお刺身で食べるのです。これも旨い、旨いなぁこれ。牛刺しで使われるサシの強い赤身とは一味違い、まさに内臓と赤身の境目な味わい。とろけるというよりも「ほどける」と表現したい口当たり。
そして、暫定世界一旨いと信じて疑わない生センマイ。これは変わらず、旨い、旨すぎ。やはりね、ここの生センが一番好きです。色々と食べましたが、結局ここに戻ってくる事は間違いがない。このセンマイがあるだけでも、遡上するに足る最高の生まれ故郷の川なのです。
で、塩。上ロース。うわぁ。デカイよ。見事にデカイよ。今回、四人で飲食しているのですが、網に四人分の肉が乗りきらない。仕方なく三人分を先に焼きます。すみません、私は自分が最優先です。ごめんなさい、そういう悪い人なのです。
と一気に炙り焼。表面だけ色が変わって脂が浮くところで一気に。<旨>た、堪らんよ、旨すぎ、旨味が口の中で洪水ですよん!</旨>だぁああああ、この薄さが、旨さを一気に吹き出させるのですね。まるで上等なスキヤキ肉のような風情。
もうすっかりとサシを堪能しているところで盛り合わせ。上ミノ・サガリ・ハツ・上タン・そっちゃんというラインナップ。上タン。久しぶりの上タン。このピンクのタンにお久しぶりの再会じゃないですか。うわぁん、元気だったかぁ?
取り急ぎ、そっちゃん(小腸)を脂を燃やしつつ焼き込んで、そのままガッツリ。旨いわ、相変わらずのいい脂です。内臓の脂の旨味がじゅう、と。あ、熱いんですけどね。それでもレモンは必要なし。そのまま、そのままで。
そしてタンも。片面をそれなりにしっかりと焼き、もう片面は炙るだけ。これで充分。充分すぎるほど旨味があふれ出す。いやいや、旨いです旨いです。いったいこのページの中に何回「旨」という漢字が書かれているのかと。そのくらい旨。
何だかね、やはり塩のホルモンはいいですよ。タンも含めてね。ハツだってしっかりと旨味ジューシーでガッツリと歯応え。ミノも綺麗な脂で焦げ目も美味しく。サガリに至っては言う事なし。出てくる単語は全て「旨」ですわ。
本日お薦めのツラミもいただきます。あれですよ、さすがにお薦めだけあって見事なツラミ。スジと肉との印象派の絵画を思わせるような見事なバランス。こいつはね、こいつはね、片面焼いて、ちりちりと縮み始めたら裏返して一気に食べる。するってーとコレがあんた。こりっとしたスジの歯応えと赤身の旨味と僅かなサシの甘みでじゅわぁ、です。もうね、じゅわぁですよ。
大抵この辺りの焼いている写真がない訳ですが、理由としては手が離せないから。ホルモン(そっちゃんやハツ)などは、多少目を離しても大丈夫なのですが、如何せんツラミや上タンは僅かなタイミングの狂いで目も当てられない事になってしまいます。なので写真はなし。
さて、いよいよタレに移ります。ハラミ。美しく、見事なハラミ。今回はまた綺麗なハラミですね。このお店では出されたものを片っ端から食べていくというスタイルでお願いしますので、これが上だとか並だとかはよくわからんです。とにかく旨い。それで充分。と、聞いていたのに忘れた事を正当化してみます。
でもね、本当にいいハラミです。見ているだけで旨そうなのですが、喰えばもう。と一人納得しているところへお試しメニュー。豚足。ほほう。これは。ちょいと頂きましょうか。たぶん茹でて下ごしらえしてあるのでしょう、その豚足を網に乗せるとしゅるしゅると皮部分が伸びていきます。これは楽しい。そして旨い。是非一品料理としてメニュー化して頂きたいと切に思います。肉が供されるまでの酒のアテ。
とまぁ変わったところを頂いて、それでもまだまだ終わりませんよ。ゲタカルビ。そしてタレのアカセン。今回はちょっと厚みが足りないというアカセン。いやいや、何をおっしゃいますか、あ、ホントだ。ちょっと肉厚さがないですね。
でもそれでも。充分に旨味は含んでいます。ええ、全く問題なく。旨い。これは素晴らしいですよ。で、ゲタカルビ。これも結構大きめのカット。ガッツリと食べるには最適。喰らいましょう喰らいましょう。ピビンパと一緒にチシャで巻いて旨い旨い。いくらでも食えますね。
更に更にカルビ。ちょっと場所が違うカルビ。カルビになる部分は実に多種多様。ちょっと部位が変われば趣も味も違います。やはりカルビロースの分け方は早急に準備せねばなりませんよ。ええ、インフルエンザでうやむやにしてしまいましたが、ゴールデンウィークあたりを利用して頑張りますよ。
第二弾でやって来たカルビ。これもいいですね。サシと赤身の加減が実にカルビなのです。なので焼いて巻いて喰って焼いて巻いて喰って焼いて巻いて喰っての繰り返し。繰り返されるだけの永久機関と化した我が肉体。肉喰いマシーン。
さて、そろそろ終わりですよ、とのお声かけに肉の追加。え?マジで?マジです。実は連日の焼肉満喫ライフで、若干胃袋に負担がかかっていたのです。っていうか、たぶん二日前の印度料理辛さ二十倍カレー(インド人もビックリ)が最大の理由だと思うのですが。そんな訳で今日は少なめに、と思っていたのですよ。
それがですね。喰えば喰うほど体調(主に胃袋)がよくなるのです。どうやら本当の餓鬼道に堕ちてしまったのかも知れません。うん、もういい、どんどんと喰いまくろう。そして行くところまで行ってしまおうじゃないですか。
今日はさすがに野菜を食べる事にしますが。ええ、帳尻あわせです。
ええ、無駄なあがきだとは充分すぎるほど分かっていますよ、気休めです。痛風の。
今回のお店:炭火焼肉 くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050
結局、飛び飛びだったもので二週間近くもかかってしまった東京レポート。実に楽しい旅でした。行けなかった場所や、次回に持ち越したテーマなども含めて、きっと近いうちに遊びに行く事となるでしょう。
さて、東京から帰った直後に「ポッサムチプ」さんへと飛び込んだ私たち。それから10日あまりの間に焼肉を喰わない訳がない。つまり昨日も行ってきましたというご報告。ちなみに先週の半ばにも行っていますから、東京帰りで三回。10日で三回。食べ過ぎ。
何と言いますか、最近少し忙しさもあって疲れておりまして。という事は力をつけねばいけません。パワー=焼肉という黄金の図式と、帰り道に店がありしかもボードに本日のお薦めが書いてあるなんて。あるなんて。行かない訳がありゃしない。
え〜と、本日のお薦めは、と。「はねした」ですか。それは食べねばいけません、お店に入りましょう、こんばんわ。といういつもの調子ぶっこきます。
つい、と出されたタレ皿。お?今までと違います。今までの三つに分かれたプレート式の皿ではなく、レモンとたれが独立。ははぁ〜ん、また何かが進化したのですね。このお店、スタッフも店長さんも若いので、進化の具合がただごとではなく早い。
「くにきや」さんでも思うのですが、美味しいお店は常に留まることなく進化していますね。肉の質であったり、カットの仕方であったり、タレであったり、置いているお酒であったり。しかも客側にたった素晴らしい進化。店の独り善がりではないサービスの向上というのは実に嬉しく素晴らしいと思います。
などと一人ごちていると、私の名を呼ぶ声が。お、おがちゃんではないですか。このお店に来た事があると聞いてましたが、あれま、ぶつかっちゃいましたね。ご家族と機嫌良く食べてらっしゃるので、ちょこんとご挨拶だけ。
てなことやっていると生肉。いきなり生。ネギ塩ユッケ。このところ非常にお気に入りの生肉です。これが旨いんだよ、うん。と見るとですね、普段から旨そうな事には変わりないのですが、非常に美しい。というか美しすぎる。
ご店主に「綺麗ですねぇ」と問いかけたところ真相を教えて頂きました。普段はモモ肉でユッケを作る(あ、大抵のユッケはモモですね)のですが、今回は肩ロースで作ったと。何ですと!肩ロースのユッケ!道理で赤身はサシとの加減で見事なピンク色。
しかもサシが適量なので混ぜても崩れる事がない見事さ。ユッケはサシが多ければいいというものではありませんが、この最良のバランスには脱帽です。で、これがまた旨い。とろけるようなサシの脂と赤身のしっかりとした旨味が堪らんですよ。
これこそ塩のユッケという料理の醍醐味です。今日はこれを食べられただけで大満足です。ええ、本当に素晴らしいユッケです。このお店の定番となるのは間違いありませんね。ちなみに、普段のモモを使ったユッケも旨いですよ。たまたま今日は肩ロースでしたが、モモがダメだという訳では決してありません。
とまぁ、満喫しまくりながら、塩焼はお薦めの「はねした」を。これがあなた。多くを語る必要もなく、写真のとおり見事。さすがにサシはきつめですが、美しすぎる網目。こういう見事な肉は鑑賞にすら堪えてしまうという事ですか。
「今日のはねしたは特にいいんですよ」とご店主。うんうん。これは素晴らしい。そして口に入れた瞬間、じゅっと溶け出す脂(サシ)とほろりと口に広がる赤身の旨さ。普段ホルモンの方が赤肉よりも好き、と言ってはばからない私ですが、これには本当に土下座して謝らねばなりません。ボク アナタガ スキデス。
この後、ちょっとした手違いで、塩でお願いしたはずのとある肉がタレになったのですが、まぁそのあたりはご愛敬、いいですよ。と言っているのに「一口だけでも」と二人に一切れづつ塩で味付けして頂いたり。すみません、私の注文が悪かったのに…。
で、一気にタレものに移りました。盛り合わせ。「マィうータレ盛り」を。内容はリブロース・ひうち・上カルビ・ハラミ。喰いたい赤身は全て含まれていますから、本日はこれに決定です。お願いしますね。
で、盛られた肉なのですが、どう見てもどれがどれだか分からない。う〜ん、やはりロースとカルビの分け方は難しいですねぇ。というか、ハラミが分からない。これは私とした事があんまりです。仕方がないのでお忙しい店長さんを捕まえて聞いてみます。
「え〜、これがリブロースで、これがひうち、これが上カルビ…、あ。」あ。「ハラミ抜けてました、ごめんなさい」と平謝り。いやいや、いいですよ。そんなに気になさらなくても。というか、塩の「マィうー盛り」はハラミがないので勘違いしたそうです。
「すみませんでした〜」とハラミ。いや、あの。先ほどの盛りで充分200gありますよ(マィうー盛りは200g)。だから気にしないでください、あ、でもハラミ旨そう。なんだかコチラの方こそすみません。いただきます。
結局、なんやかやと量が増えまして、注文よりも1.5人前ほど余計にいただいてしまいました。いやぁ恐縮です。本当に申し訳ありません。いつもいつも結果的によくしてもらっちゃって。おかげさまで腹一杯。見事に満腹になりました。ご馳走様です。というわけで、昨日も大満足の焼肉でした。大満足。
さて、今日は久しぶりに「くにきや」さんで焼肉です。
どうやら何かのリミッターが壊れた模様です。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
すっかりと普段のペースでガッツリとお食事頂きまして。さて、その後はアマグリさんながしまさんのお宅へとお邪魔します。あれです、今夜のお宿をお願いしているのです。そしてながしま家のあおくんとご対面。
うん、元気。色んな意味で。おいちゃんはそんなに元気を持ち合わせていませんよ。だからそんな風に飛びかかられても…。という熱烈歓迎をいただきまして。その上、「bar アマグリ」が開店。いや、その酒の量はどうかと思いますよ。
我が家では、こんな風に多種多様な酒が並ぶなんて考えられません。だって、封を切ったら呑み切る、というのを家訓としていますから。幼少のみぎりなど、封を切ったお菓子をおいておくと、全て誰かに食べられる、という暮らしでしたから自然と呑み切り派。
でも壮観ですね。そして楽しいですね、見ているだけで。いや、見ていても美味しくありません。ので、頂きます。頂戴します。とまぁ夜も更けていったわけです。うん、おつまみ作って頂いて、ご馳走様でした。
さて、翌朝。本日の予定は浅草。やはりアレですよ、観光ですから。せっかくの東京ですから東京らしい場所に赴きましょう。朝食もしっかりといただいて出発。あおくんさようなら。また近い未来という大海原で出会いましょう。
目指すは浅草、神谷バー。え〜と、お日様も登り切らないウチからなんていうことを。いや、好きなんですけどね、昼酒。ということで欲望という名の列車に乗って一路浅草へ。目指すは電氣ブラン。
深い深い地下から地上へと上がってきますと、そこは別天地。ではなく浅草。神谷バーの開店時間には少し早いのでお参りにでも行きましょうという事に。で、ちらっと見てみると、神谷バー、並んでます。え〜と、世間では未だ11時にもなっていないというのに。昼前から並ぶバー。それだけで魔都・浅草。
で、悪魔に魅入られた人々を横目に、神様やら仏様のもとへとお参り。雷門だとか、仲見世だとか、外国人観光客並みにうろうろと楽しんでますと、前方から何やらちんとんしゃん。ほう、なんだかイベントみたいですね。
なんでも年に二回の「白鷺の舞」ですとか。先頭で観光客をあしらっているおばちゃんの大声で、全てを解説して頂きました。「こんな日にここに来るとはラッキーです」と言われても。どちらかというと、人混み苦手ですから。イベント怖い。浅草のおばちゃん怖い。
それでも無事にお参りを終えまして、みんなで昼食。さて移動しましょう、と。あまりに人が多いので、ちょいと外れた道を通ってますと同行者様が気になるお店に。ほう、手ぬぐいに半纏、これは染め物ですか。
ってんで店の中、ぐるりと見てますとアロハシャツ。手ぬぐいのアロハシャツ。おぉこれは!これは欲しいぞ、欲しいぞ。と駄々とこねまして買ってもらったり。いや、でもこれいいですよ。本当に。今年はこれをシリーズで集めようと本気で考えております。通販希望。
などと道中を楽しみつつも、ながしまさん御用達の鰻店に。あれ?貸切。おお、貸切ですか。これは残念。では仕方ありません、別のお店に移動しましょう。あれですね。浅草というのは鰻の店は多いんですね。
てろてろっと移動しまして別のお店。「川松」さんですか。もう口が鰻の口になってますから早く食べたくて仕方がない。鰻重ね、上ってやつ。よろしく。で、実際にはそこそこ時間がかかったのですが、一気に端折って鰻重。
いやぁ、立派な鰻です。肉厚で脂ののった旨さがあふれ出んばかりの鰻。いただきます、いただきますよ。う、旨い。これはいい。関西のバリッとした鰻ではなくふわりとした、それでいてしっかりと味のある鰻。
いやいや、やはりアレですね、各地の鰻を食べ比べるのは大切です。地元、名古屋、浜松、静岡など食べてきましたが、地域ごと店ごとにまるで美味しさのはかり方が違う。そして肝吸い。これも旨い。堪らないですわ。
すっかりと堪能致しまして、いよいよ本日の目的地。酒飲みの約束の地「神谷バー」へ。思えば、20代の呑みまくっていた頃に、東京にはこんなに凄いバーがあると教わり、いつの日か自分の酒の神様のお許しが出れば訪れようとしていた、あの伝説のバーへと行くのです。江戸時代で言えば伊勢参り。イスラムで言えばメッカ巡礼。ああ、こんな幸せはありません。
というのは全くの嘘です。ええ、確かに一度は行ってみたいと思っていましたが、そこまでの思い入れはありません。なので、満席といわれても、ま、次回があるか、というところです。ええ、次回は必ず呑みますよ、電氣ブラン。
我が心に誓っていたところ、アマグリさんからお土産に買っていただいてしまいました、電氣ブラン。うわ、ありがとうございます。大切に呑ませていただきます。ということで電氣ブランのお話は後日。覚えていれば。残っていれば(現在半分弱)(ハンブンジャクというと。
この後、屋台で買い食い、ビールを呑んで一服。至福の一服を終えた頃、そろそろ神戸の街へと戻らねばならない時間となりました。本当に、すっかりとお世話になりました、アマグリさんながしまさん。次回神戸においでの際には、きっときっとこのお礼をさせていただきます。その為に、休日には旨い店を探していますよ。はい、自分の欲望の赴くままじゃないですよ。下調べですよ。
ということで幸せな東京滞在が終わりました。いやぁ、楽しいです大東京。今回は二泊三日の割にはあまりうろつかなかったおかげでゆっくりじっくりと味を堪能させていただきました。また近々、遊びに行こうと心に誓っているところです。
ま、新幹線で揚げまんじゅうを食べた事は蛇足ですね。浅草名物だそうで、わしわしと喰らいました。実にあっさりとした美味しいお饅頭。これは新幹線おやつにちょうどいいですね。ビールの当てにもなりますし。饅頭をアテに酒を呑むようになれば立派な廃人の仲間入りですね。そうですね。
こうして無事に我が町神戸に帰って参りました。荷物だけ放り込んで焼肉を喰らったのは前述のとおり。やっぱり家はいいねぇ、的な事ではなく、純粋に「今日のお薦め」に惹かれただけという、人としてきっと色々と間違っている理由から。ま、いいですよね。旅から帰ってきたのですから。
さて、次回に向けて東京の美味しいものを検索しておきましょうか。
あれだけ喰ってもまだ食い足りないあたりが最初のボタンの掛け違いです。
今回のお店:うなぎ料理「川松/本店」
東京都台東区浅草1-4-1
TEL.(03)3841-1234
さて、しばらくぶりに更新します、何事もなかったかのように。ってか別に何もなかったのですが。ちょいとバタバタというかドタバタしていたもので。
どせうを堪能したあと、次に向かうのは…、あ、この時点では特に知りませんでした。この日の予定は基本的にお任せでしたので。なので後ろをついて歩くのみです。お上りさんにはこれが妥当な選択肢。よろしくお願いします。
またまた川べりの桜を堪能しつつ、大川(隅田川)をブラブラと。本当に、今年は例年になく桜を満喫させて頂きました。あれですね。明らかに東京の方が桜の数が多いです。もう圧倒的に多い。下手すると人生で見てきた桜と同じだけの数の桜を見たかも知れないこの二日間。
で、鬼のような勢いで旋回する屋形船だとか、どうやらこちら側よりも反対着に多かった桜を見ながら次の目的地。の前に、喉が渇いたので給水に。あのね。散々ビールを呑んだのですよ。という事は酒を呑むに決まっています。はい、頂きます。
といって入ったのはビヤホール麦酒館。こちら両国の地ビールが呑めるそうで。喉を潤すのが最優先ですが、何と言っても地ビールですよ奥さん。これは全種類呑みたいじゃないですか。そして飲み比べたい。いや、比べたところで何と言う事はないんですがね。
普通、四人いる訳ですから四人が違うビール、四種類頼んで飲み比べればいいわけですよ。でもね。いわゆるネット上でもどちらかというと食べ物系ではあまり利口ではない人たちが集まっているのです。
当然のように「 両国地ビール三種セット」を四人分という、非人道的な注文になる訳です。で、これがなかなか壮観。3×4人分、12個の小ジョッキが並ぶのです。これを見たかっただけという人生の根幹に関わる事実については封印させていただきますが。
酒のアテも機嫌良く食べて、さて移動しましょうか。あ、ちなみに、ここでも性格の違いというものが如実に出ておりました。取り敢えず端から呑んで片づけるタイプ。好きな味のものから飲み干すタイプ。全てのビールを同量ずつ呑むタイプ。なかなか性格判断など出来そうな個性。
ということで、移動。性格判断は詳しい方にお任せします。ちなみに四人を一絡げに言えば「酒呑み」という事で結構です。はい、移動します。
移動先はアマグリさんながしまさんの御用達の焼肉店。ほう、これは。なかなかそそる店構え。そして満席。うん、大繁盛。いい事です。繁盛している焼肉店は勢いがあって素晴らしい。早速待たせて頂きましょう。
しばし待った後、席に案内されました。座敷。いいですねぇ。お酒はマッコリ、頂きます。注文もほとんど(ながしまさんご夫妻に)お任せで。なんというか、最近よく分からんのですよ、何を注文したらいいのか。これは、レギュラーのお店に行きすぎている弊害。そして盛り合わせしか頼まない脳の退化。
やってきたユッケ。おお、ユッケ。生肉お久しぶり。え?久しぶり?そうだっけ?まぁいいや。喰えばいいのです、目の前の肉は。混ぜますよ、まぜまぜ。いただきます。うん、旨い。生肉旨い。これこれ!
ってなかんじで喰らいます。塩焼・タレ焼とカルビやらロースやら。うん、この辺りですっかり覚えていません。酔っぱらってではなく、出てきた肉を食べるのに夢中。だから上カルビだとか色々聞いていたのにどれがどれだか。
ただ基本的に旨い赤肉。確かにホームグラウンドにするにはいいお店です。七厘からの煙で店の中もいい感じに燻されています。煙大好き。スモークされながらヤキニクバンザイなのです。そして旨い。
ニンニク焼きだとか焼レバーだとか、がじがじ喰らいつつ、酒をチャミスルーにお?このボトルは見た事ないですね。でもしっかりと眞露のロゴ。ほうほう、正規日本輸入盤ですか、これが。ある意味、並行輸入(なのか?)しか呑んだ事がなかった自分としては、レアアイテムにぶち当たった感覚です。すげぇ。
そして、普段呑んでいる並行輸入(でいいのか?)のほうが圧倒的に甘い事を実感。もうね、グラニュー糖をざらざらと放り込んだぐらい甘い。それに対してこのチャミスルーはなんと淡泊で呑みやすい事か。とはいえ普段から呑んでいる並行輸入(だよね?ね?)のほうが、すっかりと口に合ってしまっている事も事実のようでした。
最後に冷麺を。しかも、ご案内頂いたお二人も喰った事がないという「塩冷麺」など頂きます。あれ?塩ピビン麺だっけ?ええと。まぁそんなものです。すみません、どうも本気で記憶がないです。
ああ、もういいです。塩麺を喰らいます。って、これ旨いですやん。辛味はないですが、スッキリとした味わいが実に旨い。ある意味食事の〆には最適かもしれないですよ。うん、旨い。お代わりはしませんが。たいがい腹一杯です。
という訳で最後にアイスクリーム(大好物!)をいただいてご馳走様でした。しかしあれですね。東京にきてもほとんど行動パターンが変わりませんね。喰って喰って呑んで喰って。トンカツ→どぜう→ビアホール→焼肉を、特に不思議に思うことなくこなしてしまいます。
全国的な喰莫迦である事を証明して歩いています。
証人も全国各地に増えつつあります。色んな意味で…。
今回のお店:炭火焼肉「慶州苑」
東京都葛飾区東新小岩1-5-5
TEL.(03)3696-2941
実は私たちが上京したその日は、実にお花見日和。というか、一気に桜が咲いたようです。何と言いますか、普段の心がけのよさといいますか、人徳といいますか。ある意味こんなところで幸運の安売りはしたくなかったのですが、せっかくなので楽しませて頂きましょう。
という事で、列車の中から見えた桜を目指して目黒川に寄り道。中目黒の駅から池尻大橋までをブラブラと桜見物。まぁ見事な桜です。たぶん、今までの人生で一番たくさんの桜を見たかも知れません。
ま、さすがに土曜日の桜日和。人出の方も結構なようで。歩くのに苦労するほどではありませんが、人混みに酔いそうになりながらふらふらと彷徨い歩きます。ってか、流されてるのか?どこかへ流されるのか?という不安。
そんな訳で完全制覇は無理だったので、途中から代官山方面へと避難。こちらの方が人が少ないという不思議。もっとも普段がどういう状況か分からないですから比べようもないのですがね。ええ。
カフェで軽くジンフィズなどで喉を潤し、再びアマグリさん・ながしまさんご夫妻と合流となります。場所は、え〜と「清澄白河」駅ですか。はい、ではそちらへと移動しましょう。再び欲望という名のメトロで移動です。
ま、色々とありまして無事にお二人と合流。あまりの無事さに驚くほどに無事。この辺りでネタの一つもあるかと思いましたが全く順調。うむ。こういう旅もたまにはいいですね。で、目的地。今回の旅の主題であるところの「どぜう」を頂きます。
あれです。関西ですと、ほとんど口にする事のないドジョウ。気分的には小さな鰻なのですが、そこはそれ、やはり違う物ですから、是非とも食べてみたいとリクエストしていたのです。だからそれはそれは楽しみにしていたのです。
さてお店。なんというか、こう、明治の遺物的な建物を想像していた昭和の子供ですが、想像していたよりも随分と綺麗な外観。これはこれで食べ物を扱うお店としては当たり前ですか。そうですね。私の勝手な思い入れ。
つつーとお座敷に通されまして。他のお客さんは一組だけ。座敷には私たち四人ぽっち。貸切気分でがんがんと喰らいましょうか。まずは「ぬき」。骨抜きどぜうなべ。ほうほう。これはまるで小さな鰻ですね。
スキヤキ風にいただくとかで生卵付き。早速ゴボウ・豆腐と一緒にぐつぐつと煮ましょう。そして食べましょう。ガッツリと。なんというか、もう食欲がわきわきなのです。昼のトンカツなどとっくの昔に消化して、目黒川の散策で全てエネルギーとして消費しました。
煮上がった「ぬき」は実に美しい。本当にミニ鰻というにふさわしいほどの見事さ。早速いただきましょう。と、なんとま。これ。旨い、旨いよ。大抵、川魚(畑魚?)は臭みがうんぬんと聞きますが、旨い料理には臭みなんてない、という証明。
これね、めちゃめちゃ旨いですよ。で、ビールが進む進む。堪らんよ、脂がのった上品な味。ゴボウの大味と相まって実に趣のある旨さ。がっつがつと喰いまくりです。ってか手が止まらない。で、ビールの見過ぎ。
さらに「丸」が。これはドジョウを丸ごと鍋に敷き詰めてありまして。この見た目が実に不気味。あれですよ、真夏に釣りに行って氷を入れ忘れたクーラーボックスみたい。なんというか、ずばり魚の死骸。
で、この見た目の悪さに旨さを見付けてしまうあたりが、自分自身の意地汚さ。見た目が悪いほど旨いに決まっていると、深層意識から緑の小人さんが囁くのです。イドの住人が。だって、あれでしょう?ホルモンだって見た目悪いけどあんなに旨いんだし。
てな訳でネギを大量に乗っけてぐつぐつぐつ。いただきます。あ、これいいわ。実に旨い。野趣溢れる旨味。ぬきの上品さとは違って、丸ごと一匹ずるりと食べると、小骨の食感までもが旨味になりますね。これは旨い。
ちょいと山椒の粉など振りかけるとまたまた旨さが変わります。ピリッと。ビールビール。で、今、これを書いていて気がついたのですが。なんでビールなんだ。いい加減冷酒、いや冷や酒に移るべきじゃなかったのか?ああ、あまりに旨くて、酒にまで気が回らなかった。不覚。
とまぁ、後の祭りは忘れて。ドジョウの蒲焼き。以前、金沢でも食べましたが、あれとは全くの別物。鰻のようにぷりっとしたその身は、実に蒲焼き。これは鰻の焼き方にも共通しているのでしょうかね?
東で食べるウナギは蒸して焼き、西ではカリッと香ばしく焼く。ドジョウにもそのまま言えますね。金沢のドジョウは炭のようにしっかりと焼いて、香ばしさを味わうのに対して、こちらのドジョウはまさに蒲焼きとして味わうのです。旨い。どちらも好きですが、手を伸ばせば届く方を優先します。
更に更に。ドジョウと言えば柳川。これは外せません。いただきましょう。ふわっと卵で和えたドジョウ。これは地元でも食べた事があります。でもこれ、旨い。実に旨い。ビールビール。ってだから冷や酒の方が…。
もうね、ここまで後悔するのならば、次回もう一度「冷や酒でどぜう」という事で決定です。はい、必ず日本酒リベンジします。夕刻だろうが何だろうが、もはや私の欲求はとどめる事が出来ません。
すでに次回東京旅行の予定(築地・どぜう)が埋まりつつあります。
ま、あれです。夏までに行こうと本気で考えています。
今回のお店:どぜう「伊せ喜(※喜は七がみっつ)」
東京都江東区高橋2-5
TEL.(03)3631-0005
さて、東京二日目。本日の予定は築地へ行こう!だったのですが、どうも病み上がりからの忙しさで疲れておりましたので中止。次回の楽しみにおいておくという事で。代わりにホテルのデリ(デリだっけ?)で朝食を買い込みます。
クロワッサンサンド、スパイシーデニッシュ、春野菜とチキンのサラダ…。おおよそ自分に似つかわしくないメニュー。ま、アレですよ。これから非常に偏った食事をする予定ですから、野菜だとかいう輩も摂取して備えておくのです。
という訳で、この旅の二つ目の目的。「東京の旨いトンカツを喰う」を達成すべく自由が丘へと向かうのです。自由が丘。そのフリーダムな響きに食欲を掻き立てられながら、東京メトロという名の欲望の列車に揺られます。
ところで、これは私だけの意見ではないと思うのですが、豚料理に関しては圧倒的に関東の方が旨いと思うのです。歴史的に見ても、扱う肉の量を見ても明らかに東高西低ではないでしょうか。ってか、トンカツの肉が分厚い。
本来、キチンと火を通さねばならない豚肉は、分厚く切ると調理に時間がかかります。関西の短気さではそれを待てないから肉が薄い、とは言いませんが、北大路魯山人(京都生まれ)あたりが元になっているのか、「美味しんぼ」でも肉が薄い方がいい、と書かれてました。
確かに薄い肉のトンカツも旨いですが、ここはやはり、圧倒的な迫力でトンカツいただきましょう。東京で。私が知る限り一番旨いトンカツを。さすがにトンカツまで連荘すると色々な意味合いで怖い事になるので一回の旅に一軒と決めておきましょう。
という事で自由が丘。辿り着いたその地は、まさにオサレ空間。というか、そんな事はほとんど気にせず目指す店。下調べをしていなかったので、取り敢えず歩き出します。うん、失敗。結局見付けられずに書店で調べます。立ち読み。
何とか辿り着きまして。お店の中へとこんにちは。席はありますね。ええ、カウンター、調理している目の前に座ります。
しかしアレですね。このお店、前回伺った時には二階のお座敷で食べまして。その時には全く気がついていなかったのですが、フライパンで揚げるのですね。うん、凄い。揚げるというよりもデカいフライパンに衣をつけた肉を並べて、ラード(塊)をがんがん放り込んで溶かしながら揚げていく。
この流れるような静止しいているような(ラードを放り込むとフライパンは放置)作業を実に目の前で見ていられます。これは凄い。こんなこと自宅では決して出来やしない。この製法はこのお店にお任せです。
ってなことをつらつらと考えている間に完成。そこそこ時間はかかりますが、作る課程を見ているとあっという間なのが本音。さて、頂きましょうか。って、旨。これ、これですよ。旨いわ。うん、これを食べるために東京に来たと行ってもかまわないほどの旨さ。
油が油ではなく脂なんですよね。だから、噛んだ瞬間から全てが豚肉の旨味。香りも味も全てが豚の旨味に変わっていくのです。この贅沢なまでの旨さ。確かに胡麻油の温度を変えた二度揚げも美味しいですが、全てを豚で賄っているという統一した旨味は絶品です。
そして、トンカツの旨さを極限まで感じさせてくれる「ロース」の旨さ。何と言ってもトンカツはロースが最高だと信じて疑いません。赤身と脂の異なった旨さを同時に楽しめる。ヒレカツでは出ない味わいがあるのです。
がつがつとカッ喰らいながら、ああ、東京に来てよかった、と心底思わせてくれる一時。焼肉のサイトだといいながら、トンカツに心の全てを奪われている、そんな自分を許してしまうほど、そんな包容力まで兼ね備えたトンカツでした。
普段なら、ビールでも呑みながら食べるのですが、ここではそんな事すら考える事のない素晴らしいトンカツとの語らいでした。ご馳走様。
あ、今回のトンカツではほとんど写真がないのは、私の欲望が、食欲がそんな時間を与えてくれなかったからです。うん、餓鬼道に堕ちたと思ってくださればほぼ間違いありません。そこまで思い入れのある旨さだったのです。
本当は、このあとの桜の話も書こうと思ったのですが、トンカツだけでお腹一杯になったので次回に回す事にします。
やはり、どうあがいても花より団子(主に肉)だったようです、私。
いやぁ、本当に大満足のトンカツでした。痛風になっても後悔無し!
今回のお店:とんかつ「丸栄」
東京都目黒区自由が丘2-11-16
TEL.(03)3717-3418
まぁ、いつものごとく旅のあとには旅行記を書くのが人生の旅人と呼ばれる私の宿命。ええ、書きますとも。誰はばかることなく書きますとも。喰いましたからね。今回もふざけていると思われるほど旨かったですからね。
さて。今回は平日の午後から出発。東京到着は夕刻。時間にして16時30分の予定。つまり新幹線に乗り込んだのは13時台とまだまだ明るい。ってか真っ昼間。でも呑む。発泡酒呑む。アレですよ。一気に仕事を片づけたので、昼飯喰ってる時間がなかった。今日のお昼は缶ビール。ヒトデナシ。
三時間の新幹線の旅。この機会に例の「ロースとカルビの分け方」の原稿を書こうと奮闘するものの、ずーっと下を向いて資料とにらめっこしている間にすっかりと電車酔い。飯も喰わずにビールを呑んで細かい作業は自殺行為でした。寝ます。
軽く仮眠をとって東京着。結局、クソ重たいノートパソコンは、ほとんど役立たず。まるで自分の人生をあらわしているかのような出来事ですが、そこは目をつむって現実逃避。この後、現実として襲いかかるのは重く肩が脱臼しそうな鞄だけ。
でもまぁアレです。別にこんな物をぶら下げて町中を歩く訳じゃなし。ホテルに放り込んだらデジカメをポケットに出陣です赤坂。東京の夜はこれからです赤坂。さぁ、と飛び出したホテル前が既に桜並木。ってか敷地内に桜桜桜。本日がほぼ満開。
普段は食い物しか撮影しないデジカメですが、本日はせっかくなので桜写真をいただきましょう。本当に珍しく、お花の写真。花より団子を座右の銘としてきた自分も大人になったと感慨深く。
という訳で、東京でお世話になるアマグリさんご夫妻と合流。今回の第一目標「韓国料理 EIKO」さんへ。このお店、同行者様がお一人で飛び込んだという非常に素晴らしいお店。いや、飛び込んだ人が凄い。ってのも場所が凄い。
普通に雑居ビルのような場所。しかも韓国系のお店(惣菜店、料理店、韓国カラオケ)などが密集する一角。いや、これは素晴らしい。とてとてと階段を上った2階にそのお店があるのです。はい、こんばんは。
ママさんの熱烈歓迎を受けまして、早速お料理をいただきましょう。まずはマッコリ。マッコリを瓶で。マッコリ旨いから好き。ビールだとか、ソフトドリンクは必要なしでいきなり酔っ払い準備完了です。
これをぐぴぐぴと頂きながら、さて何を食べましょうかね。このお店のお薦めは何と言っても「ポッサム」だそうです。ポッサム。その響きだけでも旨そうな予感がひしひしと。じゃあそれとチヂミください。海鮮チヂミ。
先にやって来たのはチヂミ。ほう、これは。下側が生地、上が卵でふわっと仕上げてあります。これは口当たりも素晴らしい。旨い旨い。そして食べ始めると止まらない、ピリッと辛さがマッコリを進めるのです。
いやいや、これはなかなか。自分で作ってもこんな風にはいきませんね、ってなことをアマグリさんご夫妻から聞きながら。ってかご自分で作られた事があるとか。私、お好み焼は作りますが、そういえばチヂミは未経験ですね。これはそのうち作ってみなければ。
続いてはガンギエイの和え物。これは凄い。カオリフェとはまた一味も二味も違った旨さ。全体に豪快感を醸し出す料理は、実に辛くて旨い。韓国料理全般に辛いのですが、このお店の辛さは、使っている唐辛子の加減なのかちょっと遅れてくるのですよ。
辛さが遅れる場合は、本来かなり辛い事が多いのですが、特に誰からもそういった指摘(辛すぎる)もなく、あれ?こんなものかな?と喰ってたのですが。よくよく考えると、私たち以外のお客さんも、店員の面々も韓国の方。しかも、私たちグループは辛い物好き。うん、一度冷静な判断を誰かに下して頂きましょう。
ってなことをつらつらと考えているところへ待望の「ポッサム」が。なるほど、蒸豚とヤンニョム、茹で白菜ですか。白菜で包んで豚肉と薬味を一口でいただくのですね。ええ、得意ですよ、サムギョプサルの脂なしみたいな感じですね。
包んだ野菜達を、さらにアミの塩辛唐辛子和えにつけまして頂くのです。はははは。旨い。これ旨いよ。あっさりと、でも辛味が食欲をがんがんと煽ってくれるのです。食の煽動者。これはいい!堪らん。
えらい勢いでがつがつと食べ、最後に注文したのはサムゲタン。あれですよ、このところの体調不良を、こいつで完全に治してしまおうという試みです。これがまた。ぐつぐつといい感じでやってきます。
しかも見事に鶏一羽に餅米が腹につまっている。本物。紛う方なしのサムゲタン。すげぇ旨い。コラーゲン補給は今しかないね、うんうん。
え〜と、この間マッコリは何度もお代わりされています。つまり、結構な量をいただいたのです。美味しく。実に美味しく。という訳で、この辺りで本日はお開き。ご馳走様でした。この後、軽くカラオケで遊んで、軽くぼったくられそうになり、東京怖い赤坂怖いと念仏のように呟きつつホテルへの帰路につきました。(ちなみにぼったくられそうになったのはカラオケボックスですよ。EIKOじゃないですから。)
いやいや、初日。第一食目は実に美味しくいただきました。最後にホテルのバーってヤツに行ってみたのですが、残念ながら最上階は満員御礼。というか、あまりの賑やかさにご辞退させて頂き、取り敢えず写真だけを。
結構高いところ苦手なのですが、40階だとかふざけた高さになると、既に感覚がないようです。うん、絶景。夜の街は綺麗ですね。
さて、明日のために早寝早起きです!
もう次の飯の準備は始まっているのです。
今回のお店:韓国味工房赤坂「EIKO」
東京都港区赤坂2-13-17伊藤総業ビル2F
TEL.(03)5549-9323
URL:http://www.akasaka-eiko.com
先ほど東京旅行から帰って参りました。楽しかったです。美味しかったです。このレポートに関しましては、明日からしばらく連載させて頂きます。使ったお小遣い分はネタとして昇華させて頂きます。
という訳で、本日は帰ってきたからの行動のみを。今回はアマグリさんご夫妻にすっかりとお世話になりまして。お土産まで頂いて帰ってきたのです。ええ、素敵なお土産を頂きまして、すっかりと酔っぱらいです。この時点でお土産が何か、分かってしまうのは私の浅はかさでしょうか…。
で、あれですよ。遠足は家に帰ってくるまでが遠足です。これはたびたび私も提唱しているのですが、今回からそれが変わりました。風呂に入って寝るまでが遠足です。つまり、いったん家に帰って荷物を置いた後に遊びに出るのは旅行の続きなのです。
という訳で本日、荷物を家に放り込んで、その足で「ポッサムチプ」さんへ行ってしまいました。いや、だってね。帰り道にお店の前を通りがかると「本日のお薦め、はねした、くらした」と出ているのですよ。
もうね。これを喰わない手はない。こういう「したシリーズ」が並んでいるのですから食べ比べ。はい。当然それだけでは終わりませんでしたけれどもね。あれですよ、そろそろ人として反省というか懲りるというか…。まぁ、美味しかったから全く問題は無いのですがね。
というか、行為そのものが問題ですが。
本気で自分の色々なものが心配になってきました。特に痛風。
え〜と。一昨日、不幸な事故に見舞われまして、デジカメが壊れました。ええ、しっかりと。その壊れ方というのが、スイッチにあたるレンズカバーのスライドのストッパーが壊れたのです。ま、撮影自体は不可能ではありませんから、このまま使い続ける事にしましょう。
で、撮影可能という事になれば、これは貴方、焼肉の写真を撮らねばなりません。という訳で、火曜日に続き中一日の昨日、喰らって参りました、焼肉。もうね、痛風的にどうかと。オレシヌノカナ、的な恐怖。踵が痛い(嘘)。
色々とありまして焼肉。別に何もなくても焼肉喰いますが、何か理由を見付けては焼肉。しかし、こんなに連続でいいのかな?今年に入ってからの焼肉率は異常に高く思うのです。うん、高い。イチローの打率くらいの勢いで焼肉。やはり今年は四割(焼肉)を目指しましょうか。
とまぁ反省だか無謀だか分かりませんが置いておいて焼肉。今回も生、塩、タレをしっかりといただきます。前回お知らせしたとおり、盛り合わせメニューがありますから、この辺りをコンプリートしていきましょう。
で、やって来ました肉。珍しく生より先に塩。焼きもの先行も楽しいのでいいとします。塩ハラミとカイノミ。うん、旨い。一言で終わる旨さ。まずはカイノミ。これが口の中でほろほろ。アレですよ、柔らかいというよりも、口の中でほどけていく感じ。
サシで繋がった赤身が、焼いて溶けて口の中でほろりとほどける。これが堪らん。レモンなんて不要。全くこの旨さときたら。これをロースだとかカルビだとかで分けるのは不可能じゃねぇか?これは「カイノミ」という独立独歩で問題なし。
ってなことを言いながら次の塩ハラミ。これね、旨いわ。綺麗なハラミ。そして肉の旨味もしっかり。ただ、歯応えに期待していると肩透かし喰らいますね。というのも、いわゆる特上カルビ並のしっとり柔らかく。旨味だけはキッチリと。
こういう肉が好きな人には本当に腰が砕けるほど旨いと思いますよ。つーか、旨かった。塩堪能。たまにはこういう上品なハラミってのもいいですね。恐らく日によって多少の違いはあるのでしょうが、旨い事には変わりなし。メニューが変わって、若干価格上昇しましたが、その分肉質が上がっているのがお店の努力の賜物ですね。素晴らしい!
ここで生もいただきましょうか。塩ネギユッケとハート刺。ハートは全くいつもと変わらず最高の刺身。旨い旨い旨い。きめの細かい、実に旨いハート刺。がふがふと喰らいますよ。さて、問題は初めての御注文「塩ネギユッケ」の方。
これがですね、実にあっさりと、そして生肉の旨さを引き出すのです。これは大ヒット!今回の超目玉!旨い!肉がとろけるという表現ではなく、肉の旨味があふれ出すという方が近いかも知れません。うん、そんな感じ。これ旨いわ。
で、タレに行く訳ですが。タレ。今回も盛り合わせを一品いっときます。「珍味盛り」など。これ前回から気になっていたのですよ。内容がタケノコ・ウルテ・カッパなのです。このあたり、ほとんどこのお店で食べていませんから是非ともチェックしたいところ。まずはタケノコ。
うん、旨い。コリッとした食感が何とも旨いのです。あ、ちなみに今回は眞露チャミスルをボトルでいただいています、二人で。これがチャミスルとタケノコという取り合わせの妙で飲みが進みすぎ。ま、気にしません。だって問題は次のカッパです。
カッパ。本来はスジ肉とされてしまったりするのですが、これが焼いたら旨いのです。昔、精肉店の裏方をしていた時に見ていましたが、このカッパを旨くひくのは実に難しいのですよね。でも、喰ったら旨い。普通の赤身肉よりも絶対に旨い。そしてこの店のカッパは旨かった。ええ、最高に!
タレで辛めに味付けされて、やや小ぶりに切られたカッパ。実に、実に肉の旨味を感じさせます。塩で食べたカイノミとは全く違った方向から、焼肉の奥深さを教えてくれます。ああ、この幸せを誰にも分け与えずに独占したい。
ま、メニューに載ってますから独占できませんがね。うん、そして続いてのウルテも適度な大きさにカットされ、歯応え旨味を充分に感じる旨い肉です。あ、カッパに圧されてやや影が薄くなりましたが…。
そしてもはや私のタレのレギュラーメニューである、味噌漬けカルビとツラミ。この二つは安定した美味しさ。特にツラミは私が知る限りではこのお店が一番口に合うのかも知れません。特にタレで食べる場合には。
カルビの方も、実はよく見ると微妙に色々な部位(カルビですよ)が混在しています。骨に近い部分、いわゆるバラと呼ばれている部分などなど。適当に織り交ぜながら粛々といただきます。あ〜旨い。
ここで少し酒が足りなくなりました。追加しましょうか、マッコリでも。と、今回初めて気がついたメニュー「富者(プジャ)」ですか。何々?16度?これは珍しく度数の高いマッコリですね。じゃあこれの小さい方をお願いします。
って、なにこの可愛い瓶は!100ml入りって。堪らん、そして旨い。何というか、とろりとした旨さ。ちょっと古くなったマッコリ、という風体ですが酸っぱ味は無く甘く感じます。これはたぶん口当たりのせいだと思いますが。
いやぁこれはいいよ、いい!大量に呑むと間違いなくアチラの世界(泥酔)に行ってしまいますが、最後にゆっくりと呑むのには最適化も知れません。タレのカルビやツラミでゆっくりと呑んでご馳走様でした。本日も肉堪能させて頂きました。
が、今回はここでは終わりません。ラストのラストにピビン麺。本日はお初メニューを更にいただきます。もう全メニュー制覇の勢い。ヨロシク!
このお店のピビン麺。実に野菜沢山具沢山。このところの肉過多な生活には実に胃に優しい。がっしがしと混ぜて頂きます。うん、旨い。そして辛い。いや、辛すぎはしませんよ。ただ、野菜が多かったので何となくそんなに辛くないのかと思っていたので意外でした。裏切られた旨さ。うんうん。これは〆に最適ですね。
という非常に危険な一週間でした。でした、というかまだ続いていますが。というのも本日午後から東京行きです。東京で、間違いなく旨いモノを喰らうでしょう。どんどんと痛風へと邁進していくのです。
東京の予定は韓国料理→築地→トンカツ→あとは成り行きです。
もうなるようにしかなりませんね。では行って参ります!
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
先ほど、夕飯の片づけをしている最中に、デジカメを床に落としまして。ま、よくある事故です。多少傷が付いたりへこむのも味のウチですから気にしません。実際、買って間がない割には大活躍していますから、こういう事は覚悟の上です。ええ、気にしませんとも。
外傷はないのにスイッチが壊れてしまいました。
自分が凹んだので今日は寝ます。涙で枕を濡らしながら…。
本日は自宅の近くでお仕事。なので事務所へは戻らずに早めに直帰ということで。つまり、引き籠もり場所で放流。放たれた若鮎はとどまることを知りません。ええ、本日の夕飯は焼肉と決定いたしました。
自宅近くということで当然のように「ポッサムチプ」さんへ。え〜と。このところ体調が悪いだの、仕事が忙しいだのと色々と理由付けしていましたが、実は日曜日に焼鳥、月曜日に「李兆」さんと連荘。そこへ来て本日の三連荘。本当は金曜日にも「ポッサムチプ」さんへ、むにゅむにゅむにゅ…。
とまぁ、実に頻繁に肉を喰っております。実際のところ、今回のインフルエンザで随分と体重は減りました。軽く5kgほど。そりゃあ三日間ぐらいまともなものが喉を通らなかったのですから。お陰ですっかりと体力が落ちていたので、一気に取り戻そうという豪気な莫迦さ加減。
現在、三周年記念のイベント中でして、クイズに答えてくじを引いて割引券をいただけるのです。ちなみに前回は50%オフで3,000円券をいただきました。今回は、30%オフでしたので、結果をいえば2,000円分。合計五千円。次回は無料で喰えますよ、ふふふふ。
さて。早速いただきましょう、まずは生ものから。レバーとハート刺を。レバーはいつもながら美味しいのですが、ハート。心臓。これスゲェ。現状で日本一と呼ばせて頂きましょう。旨い。実に旨い。しっとりと舌に絡みつく旨味。堪らんス。
これをゆっくりと堪能しながら、実はメニューが変わっているのです。ほう、ほんの四日ほど前は以前のままだったのに。この新メニュー、特筆すべきは「盛り合わせ」が出来たこと。これが絶妙な取り合わせ。では今回はこれをいってみましょう「マイうー塩盛り」ですか。
内容はリブロース・ひうち・上カルビ。なるほど。で、やってきました塩。これがまた、何とも美しい肉。とくに「ひうち」は喰う必要がないほど、見ただけで旨いのは瞭然。いや、食べますけどね、ええ。
リブロースの肉質も繊維のそろったきれいな赤身。さらには美しいサシの入った上カルビ。いやぁ堪りませんよ。後で聞いたところによると、今回の「ひうち」は特に上質だとか。次回、もしも今回よりも良くなくてもご勘弁くださいとのこと。いや、それは仕方ない。旨いもの、この肉。いやぁ、堪らんよ。
タレものは盛り合わせずにいつものお気に入り。味噌漬けカルビとツラミ。ちなみに「赤身タレ盛り」でお願いするとロース・ハラミ・ツラミのセットだそうです。うん、これも心惹かれるね。次回はこれをお願いするのもいいでしょう。
ああ、ついでに。塩盛りなのですが、「赤塩盛り」「白塩盛り」「赤白塩盛り」というセットも出来ていました。これはなかなか楽しいですよ。特に一人や二人で食べるときには適量を盛り合わせてあるので注文しやすいですね。素晴らしい。ちなみに、「珍味盛り(タケノコ・ウルテ・カッパ)」という辺りがいかにもマニア心をくすぐるメニューじゃないですか。
そうそう、今回のカルビも良かったですよ。でもツラミは個人的には今回かなりよかったです。タレの漬かり具合といい、筋の残し具合といい、焼肉好きに堪らないアクセントが生きています。こういう細かい仕込み具合も通ってしまう所以です。
さて、じつは順番が違っているのですが、今回の目玉。それは「テール焼き」でした。これは塩焼きでお願いしたので一番最初に頂きましたが、余りの旨さに後回しにしてみました。決して忘れていた訳じゃないですよ。
テールといえば、焼きものよりもスープなどの方がポピュラーですよね。でも、実は焼いたテールって、すげぇ旨いのですよ。何というのかな、ロースやカルビの肉の旨さと、筋っぽい凝縮されたゼラチンぽい旨さを兼ね備えた、他のメニューとは少し違う旨さがあるのです。
これを塩焼で、ってことは、ある意味牛一頭の旨味全てを喰っている感じですよね。スープに使うということは、それだけ旨味がぎゅっと凝縮されているということです。うん、旨いこといった。そして旨かった。
ま、若干問題は食べにくいということですか。煮込んでいないために骨に肉がへばりついているのをしがみながら喰らうので、オシボリは実にえらいことになってしまいます。それはもう諦めて頂くしかありません。ついでに、骨部分も熱くなっているので、軽くやけどしながら喰いました、意地汚い私は。
という訳で、すっかりと満足しました。最後に、ここのところ気になっていた事を質問してみました。「あの、ツケダレ変わりました?」と。「はい、変えました」おお、やはり。
以前、このお店のタレは少し私好みではないと書いていたと思います。さらっとした甘口の醤油系という、最近の若いお客さんを中心としたチェーンやFCのお店にありがちなものでした。これは個人的な好みなので、絶対ではなのですが今回新しくなったタレはかなり美味しくなったと思います。
少しニンニクが強くなったようですが、トロリとした辛めのタレは、このお店の肉にマッチしていると思います。うん、旨いです。更にまだまだ研究中ということなので、これから先が実に楽しみです。ええ、私のご近所引き籠もりはしばらく続きそうです。
ってか、我が家の近所の焼肉、レベルがうなぎ登りなのですが。
全国レベルでもかなり良い線いってると思いますよ。お陰で焼肉頻度が高すぎます。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
金曜日のひとり言、読み返すと熱にやられている感じが非常によく出ていますね。ええ、本当にやられてましたから。してやられたり。とても楽しそうな文章の端々から、本当は割れそうな頭痛に襲われていた私の痛々しさが見て取れます。はい、私だけですね。
という訳で、本日はすっかりと体調も戻り、仕事場からコンニチハ。朝から色々と処理を終えまして、ようやく一息ついたところで現実逃避。いやま、一週間休ませていただきましたので、それなりに仕事は溜まっているのです。
それはさておき。休んでいる間に、某所からホルモンの差し入れをいただきまして(私信:ありがとうございます、つのぽんさん)。少し前にホルモンの煮込みレシピを教えていただいた時に「ホルモン送るよ」と。ありがとうございます。私は人々の善意で生きています。日本社会の善意を測る羅針盤のような人間です。
で、送っていただいたのが「豚ホルモン」の「てっぽう(直腸)」です。これがまた、あんた。まぁ美しいホルモン。ピンクのホルモンにたっぷりの脂。見ただけで旨さが伝わってくるのです。
レシピには、そのまま焼いて塩で食べても美味しい、と頂いていますが、残念ながら熱に浮かされたウカレポンチな私の体力ではちょっとそこまでは…。という訳で、いきなり寸胴にドカァーン。ババァーン。
これね。ホルモン好きな方には分かって頂けると思うのですが、新鮮なホルモンの香り。これすごくイイのです。香るホルモン。生の豚ホル、しかも2kgなんて量は初めての経験だったのですが、すげぇッス。旨そうなホルモンの香り。
これに秘伝のアレやらコレやら放り込んで強火でぐつぐつと。ひたすらぐつぐつと。味付けには秘伝のアレだとかコレだとかを放り込んで、今しばらくぐつぐつと。弱火でぐつぐつと。とまぁ戦う事、二時間弱。完成。出来たよホル煮。
でまぁコレをいただくのですが。さすがはアレですよ、最強インフルエンザ。味覚の方も随分と弱っていたようで。そして動きもイマイチ鈍かったようで。出来上がりが予想以上に醤油が多すぎました。辛い。レシピ通りに作ったつもりでも味覚が鈍い分だけ入れすぎたようです。
とはいえ、これはこれで飯の友・酒の友には最適。早速いただきましょうか。いえいえ。これだけではないのです。何と「ガツのニンニク漬」も一緒に送って頂きました。えっとね。コレ最高。無茶苦茶旨い。
ニンニクの匂いがしっかりとしますので、これだけで食べるよりは野菜と炒めるともっとイイでしょうね。私はそのまま喰いますが。はい、ニンニクの力でインフルエンザと闘うのです。内なる力で闘うのです。ってか、どうせ翌日も寝て過ごすんだから臭くても構いません、一向に。
では頂きます。旨。旨いよ。飯進む。食欲の無かったこの何日かで一番飯が進みました。恐るべしホルモンパワー・ニンニクパワー。がしがしとカッ喰らって、禁断のビール(発泡酒)にも手を出してしまいました(グラスに2/3ほど)。
いやもうビックリ。発泡酒って苦いのですね。子供の頃にオヤジのビールをくすねて呑んで苦かった、そんな感覚です。すっかりと体が子供返りしてしまったようです。そういいながらもすっかりと飲み干してしまいました。ご馳走様。
おかげさまでこの日を境に日に日に生気を取り戻しました。やはりアレですよ。肉とホルモンが一番の薬なのです。ヨーグルトくらいしか口にしていなかったのが、ホルモンを喰えばそりゃあ一気に復活するというものです。
あ、今思い出しました。最初に病院へ行った時に言われたのでした。「食欲無いでしょう?ウドンなどの消化のいいもの食べて下さいね。焼肉とか食べたくないでしょ?」と。いや先生。なんで焼肉ピンポイントなんですか?
何ですか、私の顔に焼肉に関する何かが憑依していたのですか?確かにあの時は軽く聞き流していたのですが、どう考えてもおかしい。何か、何かがあるはずですよ。まぁ、連日の焼肉直後の通院でしたから、匂っていた可能性はありますが…。
まさか、日曜日(発症前日)に喰っているところを見られた!?
そのホルモンのおかげで復活したのですから、痛み分けという事で。
ほぼ一週間のご無沙汰でした。皆様いかがお過ごしだったでしょうか?私は倒れておりました。ばたりこんと倒れておりました。道に倒れて誰かの名を叫んだことはありません。すみません、抗生物質でハイな状態です。ケミストリック・ハイです。
前回のひとり言が「風邪をひきました」と終わっていましたが、実はインフルエンザでした、てへ。てへ、じゃない。もうね、大変だったのですよこれが。順を追っていきますと、日曜日。この日は以前から「ポッサムチプ」さんへ、とあるツアーの打ち合わせと称して焼肉を食べる予定になっていました。
少し風邪っぽいながらも、肉を喰えば大丈夫と自らを過信。休もうかと言いながら、無理矢理合流。この辺りから自滅への道を転がり始めました。
取りあえず目的のお店「ポッサムチプ」さんへと行くと、現在三周年記念中とかで満席。残念。そこで方向を変え「李兆」さんへ。以前から美味しかったマッコリ「八公山(パルゴンサン)」をがぶ飲み。
肉の方も、塩トロハラミ・塩トロシマショウ・特撰厚切塩タン・壷漬ハラミ・ウルテ・コリコリ・ハチノスを焼いて。生は特上和牛のレバ刺し・ユッケカナッペ風・和牛の肉刺と大宴会。宴。悪魔の宴。しかもその後にカラオケボックスで大暴れ(主に私)という体たらく。しかも日曜日の夜。翌日はお仕事。莫迦。
そして月曜日。なぜか宿酔はほとんど無く。あ、ちなみに一人1リットルはマッコリ呑んでます。計算上は。それでも本当に不思議なくらい宿酔ではなく、単に風邪っぽいなぁとご出社する私。社会人の鑑。
でも、余りの体調の悪さに大して仕事も進まずに帰宅。取り急ぎ体温を測ると37.5℃。おおぉ。これは久しぶりの発熱じゃないですか、微熱じゃないですよ。なんというか、台風の前の子供のようにうきうき気分。莫迦、社会人の自覚無し。
取りあえず、風呂にじっくりと浸かるのですが、42℃の湯船に浸かっても寒さで震える身体。いかん、いかん。これは本格的だと、すぐに布団に潜り込んで就寝。のはずだったのですが、喉が痛い。呼吸困難。鼻水で溺れそう。眠れない。その間にも熱は一進一退をくり返し、39℃近くまで。普段滅多に病気にかからないものだから、もう怖いの何の。
翌日火曜日。仕方なく仕事を休む旨関係各位へとご連絡。色々とご迷惑をおかけしつつも、午後からようやく病院へ。この「ようやく」は、怖がって病院に行きたくなかったのですが仕方なく行った、という意味の「ようやく」です。決して仕事の段取りで手間取ったなどという大人の事情でない辺りが社会人失格。
というかですね。この時点で測温したところ、いつまでたっても体温計の「ピピッ」てな音が鳴らない。あれ?と思って抜いてみるとそこで「ピピッ」と。つまり「まだ測温中だよ、このせっかち野郎」と体温計に怒られていた訳ですよ。
その時の体温が39.9℃。ってやばいよ。すげーよ、放っておけばキャリーで40℃越えてるじゃん。何これ、どんなロングヒッターやねん、ちゅう話ですよ。この上どこまで上がるのか本気でビビりまして「ようやく」病院へ。
ご近所(歩いて120歩くらい)にあります某内科の門をくぐり、診察待ち。で余りの高熱にベッドまで用意して頂きましたが、ここは男らしく雄々しく「結構です」とご辞退。いや、単に一人になるのが怖かったんですけどね。ここ(待合室)には、自分と同じように傷つき弱った渡り鳥たちが居る訳じゃないですか。心の中でお互いを励まし合う、美しい病人同士の友情があるじゃないですか。ベッド・ヒトリ・コワイ。
とまぁ、脳内劇場が幕を引いた辺りで診察室へ。あ、ちなみにこの時点で声はほとんど出ていません。喉ががらがらを越えるとぴーぴーになるというのを知りました。勉強になります。で、医師から「インフルエンザですね」の診断。ええ、やはりそうでしたか。
熱が38℃を越えるまでは「これは風邪、これは風邪」と念仏のように唱え続けていたのですが、さすがにキャリーで40℃を越えると間違いないでしょう。ついでに栄養補給に点滴していくようにとのご指示。ええ、よろしくお願いします。精神的ドナドナ状態で引き回されるのです。
さて、一時間ほどの点滴を終え、無理矢理ヨーグルトとイオン飲料を飲んで夕食代わりとして朝夕1カプセルのインフルエンザの特効薬を頂きまして御就寝。これで翌朝にはすっかりと、すっかりと、すっかりと。
まぁ、そんなに甘くはないですね。水曜日もしっかりと40℃前後の高熱。うなされる私。久しぶりに山と積まれた汗まみれの下着達。学生の頃の体育の授業後みたい。などと気楽な状況ではなく、汗のかき方が尋常じゃない。水分補給も間に合わないほど。水飲みながら喉が渇くという、砂漠に水をまくような。
これは、きっとあれですよ。普段、野菜類のことを「草、草」などと呼んでいた事への警鐘ではないかと思うのです。水だけで生きていける草よりも、私は下なのだと神からの御言葉。草以下。ジャガイモの会に入ろうかと錯乱する私。な訳はない。
取りあえず、ほとんど身動き出来ないまま、看病されて一日を終えました。ボロボロ。最早身も心もボロボロ。それでも明日には仕事に行かねばという、鬼の意志で臨むのです。やぁ、社会人の鑑だね(違う)。
木曜日。熱を測ると38℃弱。これなら動けると判断して取りあえず、着るものが無いので洗濯。そして昼からふらふらと出社。取りあえず、周りの方々にご挨拶するも、汚いもの扱い。まぁそうです。汚いですから。身体のほとんどをインフルエンザに冒されてますから。アタイヨゴレチマッタノ。
といっても三時間と仕事も出来ずに帰宅。帰宅後測温すると、またしても熱が上がって…。もうね、なんというか、何も出来ない。出来ないよ。動けば熱が上がり、じっと寝ていると下がるのくり返し。
という訳で本日金曜日。再び病院に行ったところ、快方に向かっているとの診断を頂きました。ただし、自宅で安静が条件。土日はしっかりと外に出ずに休むようにとお達し。へい、旦那。こうなったらきっちりと治させて頂きやすぜ。
というわけで、ひとり言くらいは書けるくらいに復活しました。
非常にご迷惑をおかけしたり、ご心配をおかけしましたが私は生きています。