天高く馬肥ゆるのに私は痩せていく秋。嗚呼……。
こう寒くなってくると、鍋に心が惹かれます。まったく、金もないのに贅沢なことです。では、贅沢ではない鍋物を考えればいいのです。そうなると、まず考えなければならないのは主役の材料です。
やはり“肉”系がいいのですが、そこにも選択肢が生まれてきます。例えばグラム98円の牛肉です。グラムと言っても100gです。1gが98円なんて超高級な肉は食べられません。食べては毒です。
次の選択肢は鶏肉ですか。これも比較的安く手に入ります。例えばグラム60円くらいで。グラムと言っても100gです。1gが60円なんて超高級な鶏は食べられません。食べては罪です。
又は豚肉もいいかも知れません。こちらもグラム88円などがあります。グラムと言っても100gです。1gが88円なんて超高級な豚肉は食べられません。食べては……、すみません。三回も繰り返すと、自分でも情けなさが怒濤のワンツーパンチです。
と、まぁ選択肢には困りません。これ以下に抑えようとすると、狩猟しかありませんので、やめておきます。また、この時期に昆虫は余りいませんし、蝉鍋やかぶと虫鍋など想像したくもありません。
既に妄想モードに突入しています。まだ、野菜などにも触れなければいけないところですが、この辺りで現実に戻ります。
弁当を作っていないので昼飯抜きです。
余りにも哀しい現実です。