季語

今季最初の肉まん、食べました。コンビニものです。まま、普段から中華料理店や専門店のもの は食べるのですが、このコンビニの肉まんが別格ですね。というのも、中華店や専門店は年中販売しているのですが、コンビニでは冬季のみ。なんとも季節を感 じるじゃありませんか。
冷 たいビルに囲まれたコンクリートジャングルで、数少ない季節を感じさせてくれるモノですよ。現代版季語、などがあるとすれば、冬は“コンビニの肉まん” “自動販売機のホットコーヒー”“石焼き芋販売軽トラック”等でしょうか。でまぁ既に7文字を越えているので俳句には使えないのですがね。
そしてこの肉まんですが、いつも思うのですよ。決して美味と言えるほどの商品ではないのに、なぜか無性に食べたくなる。あえて言えば夜中の吉野屋の牛丼に 似ています。突然、身体の奥からの欲求が吹き出してくるのです。そして、それは代わりのモノなど何もないのです。吉野屋の牛丼、コンビニの肉まんでないと ダメです。他店の牛丼や専門店の肉まんでは納得できないのです。そんな食べ物ってありませんか?私には結構あります。ヒロタのシュークリームやロッテの チョコパイなど、似た商品はいくらでもあるのにそれでなければダメなのです。なぜなのでしょう?きっと生まれ持って来た生来の性質に育ってきた環境が何ら かの新たなる遺伝子を生み出しているのかも知れません。

人類の内なる宇宙は謎が多いのです。
そんなに大層な事ではないのですが。喰いたいだけです。

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