昨日は節分でしたが、皆様いかがお過ごしだったでしょうか。私はご報告の通り太巻きのみ食べさせていただきました。お茶も飲まずに。ある意味拷問に近かったことは言うまでもありません。やはり切って食べる方が食べやすいし、味わえるというモノです。
さて、すっかりとお正月気分が終わって一月たった今時分にお節の写真など。昨日、太巻きを食べる際に向いていた恵方、すなわち栃木の「粋牛」さんから送っていただいた写真です。
もうね、時季はずれもいいところ。こんな二月に入ってからなんて、遅いのにもほどがあります。んが、常に遅れているのが私の取り柄。なので聞く耳持たずにアップするのです。
しかも、普段よりも倍のサイズで。どうせなら、この喜びを皆さんにお裾分けしたいのです。というわけでこれがそうです。
えーーと。解説のメールも頂いてますので、そのまま載せちゃいます。
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上段左
辛子明太子(あき津)、からすみ(海翁才)、天然子持ち昆布
上段中
鴨の照焼き、フォアグラのソテー
上段右
牛もも肉の時雨煮
中段左
筋子、卵焼き
中段中
芯々のローストビーフ
中段右
とも三角のタタキ<
下段左
ナムル(もやし・法蓮草・なます・ゼンマイ)チャンジャ
下段中
肉みそ大根、牛タン香草煮
下段右
豚角煮
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まずね、何が凄いかというとほとんど肉。そりゃあ焼肉店のお節ですから当然といえば当然ですが、既にお節の域を大きく逸脱しています。例えば昆布巻きは「よろこんぶ」だとか海老は「背が曲がるまで長生き」だとか黒豆は「まめな人生を送る」だとか語呂合わせのようなモノがあってしかるべきなのに、なのに、なのに。
このお節に意味合いをつけるとしたらフォアグラのソテーは「早くコレステロール値が上がりますように」だとか筋子・玉子焼きは「痛風を招き入れます」だとかトモサンカクのタタキは「たんと酒を呑んで肝硬変になりましょう」だとか。
いやね、長生きの要素皆無。生活習慣病誘発食ですよ。素晴らしいですよ。感無量。太く短く生きる真の男にはまさに打ってつけのお節です。きっとこれを一人で食べきれば、間違いなく病院送りですよ。正月早々病院に担ぎ込まれるという男気。餅を喉に詰まらせた老人と共に救急病練で痛風の治療。「先生、つま先が痛いんです」というロマン。
という訳で、来年は実物をよろしくお願いします。
いやいや、冗談ですよ。なんか、本当に送ってくださいそうで怖いです。