今度は何と京都旅行 〜牡丹の花散るの巻〜

ようやくお宿に着いて、旅の垢など流します。といっても、JR車中に軟禁と駅構内で風に吹かれて(BLOWIN’ IN THE WIND?ボブディラン)いたくらいですが。なので早々に湯から上がって待望の牡丹鍋。
この「ひとり言」では珍しく、いきなり喰いますよ。もう、いつまでも話を引っ張る癖を治そうと思うのです。大体が、文章が長すぎるのです。特に意味もないのにだらだらと引き延ばすのは、小学校の時の作文の宿題で「原稿用紙5枚以上」などといわれて無理矢理に無意味な言葉でボリュームアップしていた頃と何ら変わらないじゃないですか。
という文章が既に無駄でした。すみません。喰います。牡丹鍋。
お部屋で待っていますと、ご用意できましたとのお声をかけて頂き。おお、ではでは移動です。ここは料理旅館ですので、部屋で食べることも出来るらしいのですが、面倒ですから別の間でご用意頂きます。
がらりと襖を開けますとそこには鍋の用意。ま、肉以外があるだけなので、非常にテンションはあがりません。野菜を見ただけで舞い上がるほどのオボコじゃないのよ、あたいは。
と、座るやいなや「お待たせしました」と肉!牡丹!イノシシ!イラッシャイマセェ!!あーこれ!これが喰いたかったのですよ。ここ数年、全くご無沙汰しておりました。この綺麗に盛り付けられた猪の肉が、私を夢の世界へと誘うのです。
さぁ、早速火をつけましょう。鍋がぐつぐついい始めたところで根野菜を放り込みます。更に煮え立ったところに白菜類。こいつらが煮上がる頃合いを見計らって肉の投入です、投入です、投入です、ぐつぐつぐつぐつ!
いや、味噌仕立てのこの鍋が何とも香しくも誘惑をしてきます。それでも十分に火が通るのを待つのが礼儀というモノ。う〜んまだかなまだかな、もういいよ!喰う!俺!喰う!旨い!あ〜旨い。
いや本当に。これ旨いですよ。味噌と生卵の絡み合いで、野趣あふれんばかりのシシ肉をガッツリと。
よく、猪は臭味がある、といいますがそんなのは旨い肉を食ってないからじゃないのかと思いますよ。ってくらい旨い。実に旨い。旨すぎて箸が止まらないし。仕方がないので熱燗をお願いしてみます。アルコールだけが私のブレーキです。あ、きかないや。うまー、肉うまー、酒うまー。
あっという間に喰いきろうかと言うところで白飯登場。お櫃で登場。ひつまぶし以来のお櫃。ご飯をこの味噌味でいただくのです、うまー。ご飯うまー。漬物うまー。
ってなかんじで、ふと気が付けば殆ど一人でお櫃の4/5くらいくっちまいました。ま、茶碗で6杯くらいですかね。もうね、ご飯が旨いの。止まらないのよ。

食欲の秋が私の胃袋で全力投球しております
いやいや、本当にごちそうさまでした。

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