炭火焼肉「くにきや」

とうとう、スリム目なシャツが着れないほど大変な事になりました。私のリミッターはシャツのボタンのようです。ということで、未だリミッターは飛んでおりません。ええ、ゆるめの服で活動(焼肉喰い)しております。
ということで、昨日は「くにきや」さんへ。本当にお久しぶりです。引越て以来、近所に旨い店があるものでついつい足が遠のきがちですが、今回はきっちりと予約お願いしての焼肉会です。やはり予約というのは必要ですね。
というのも、二日前からお願いしていたので「タンユッケ」をご用意くださいました。タンユッケ。今、タンが手に入りにくいというご時世に、タン元を生で喰らうなど、こんな贅沢の極み許されていいのでしょうか?いいんです。だって目の前にあるのですから。
早速いただきましょう。うん、これ、これですよ。相変わらず旨いですねぇ。さすがに超最絶頂の時に比べると辛いのですが、それでも旨い、旨すぎます。これが喰いたくて喰いたくて…。もう本日の目的の半分は達成できたようなものです。
そして生もの盛り合わせ。ハツ、生セン、レバーとサガリ刺。サガリをお刺身で食べるのです。これも旨い、旨いなぁこれ。牛刺しで使われるサシの強い赤身とは一味違い、まさに内臓と赤身の境目な味わい。とろけるというよりも「ほどける」と表現したい口当たり。
そして、暫定世界一旨いと信じて疑わない生センマイ。これは変わらず、旨い、旨すぎ。やはりね、ここの生センが一番好きです。色々と食べましたが、結局ここに戻ってくる事は間違いがない。このセンマイがあるだけでも、遡上するに足る最高の生まれ故郷の川なのです。
で、塩。上ロース。うわぁ。デカイよ。見事にデカイよ。今回、四人で飲食しているのですが、網に四人分の肉が乗りきらない。仕方なく三人分を先に焼きます。すみません、私は自分が最優先です。ごめんなさい、そういう悪い人なのです。
と一気に炙り焼。表面だけ色が変わって脂が浮くところで一気に。<旨>た、堪らんよ、旨すぎ、旨味が口の中で洪水ですよん!</旨>だぁああああ、この薄さが、旨さを一気に吹き出させるのですね。まるで上等なスキヤキ肉のような風情。
もうすっかりとサシを堪能しているところで盛り合わせ。上ミノ・サガリ・ハツ・上タン・そっちゃんというラインナップ。上タン。久しぶりの上タン。このピンクのタンにお久しぶりの再会じゃないですか。うわぁん、元気だったかぁ?
取り急ぎ、そっちゃん(小腸)を脂を燃やしつつ焼き込んで、そのままガッツリ。旨いわ、相変わらずのいい脂です。内臓の脂の旨味がじゅう、と。あ、熱いんですけどね。それでもレモンは必要なし。そのまま、そのままで。
そしてタンも。片面をそれなりにしっかりと焼き、もう片面は炙るだけ。これで充分。充分すぎるほど旨味があふれ出す。いやいや、旨いです旨いです。いったいこのページの中に何回「旨」という漢字が書かれているのかと。そのくらい旨。
何だかね、やはり塩のホルモンはいいですよ。タンも含めてね。ハツだってしっかりと旨味ジューシーでガッツリと歯応え。ミノも綺麗な脂で焦げ目も美味しく。サガリに至っては言う事なし。出てくる単語は全て「旨」ですわ。
本日お薦めのツラミもいただきます。あれですよ、さすがにお薦めだけあって見事なツラミ。スジと肉との印象派の絵画を思わせるような見事なバランス。こいつはね、こいつはね、片面焼いて、ちりちりと縮み始めたら裏返して一気に食べる。するってーとコレがあんた。こりっとしたスジの歯応えと赤身の旨味と僅かなサシの甘みでじゅわぁ、です。もうね、じゅわぁですよ。
大抵この辺りの焼いている写真がない訳ですが、理由としては手が離せないから。ホルモン(そっちゃんやハツ)などは、多少目を離しても大丈夫なのですが、如何せんツラミや上タンは僅かなタイミングの狂いで目も当てられない事になってしまいます。なので写真はなし。
さて、いよいよタレに移ります。ハラミ。美しく、見事なハラミ。今回はまた綺麗なハラミですね。このお店では出されたものを片っ端から食べていくというスタイルでお願いしますので、これが上だとか並だとかはよくわからんです。とにかく旨い。それで充分。と、聞いていたのに忘れた事を正当化してみます。
でもね、本当にいいハラミです。見ているだけで旨そうなのですが、喰えばもう。と一人納得しているところへお試しメニュー。豚足。ほほう。これは。ちょいと頂きましょうか。たぶん茹でて下ごしらえしてあるのでしょう、その豚足を網に乗せるとしゅるしゅると皮部分が伸びていきます。これは楽しい。そして旨い。是非一品料理としてメニュー化して頂きたいと切に思います。肉が供されるまでの酒のアテ。
とまぁ変わったところを頂いて、それでもまだまだ終わりませんよ。ゲタカルビ。そしてタレのアカセン。今回はちょっと厚みが足りないというアカセン。いやいや、何をおっしゃいますか、あ、ホントだ。ちょっと肉厚さがないですね。
でもそれでも。充分に旨味は含んでいます。ええ、全く問題なく。旨い。これは素晴らしいですよ。で、ゲタカルビ。これも結構大きめのカット。ガッツリと食べるには最適。喰らいましょう喰らいましょう。ピビンパと一緒にチシャで巻いて旨い旨い。いくらでも食えますね。
更に更にカルビ。ちょっと場所が違うカルビ。カルビになる部分は実に多種多様。ちょっと部位が変われば趣も味も違います。やはりカルビロースの分け方は早急に準備せねばなりませんよ。ええ、インフルエンザでうやむやにしてしまいましたが、ゴールデンウィークあたりを利用して頑張りますよ。
第二弾でやって来たカルビ。これもいいですね。サシと赤身の加減が実にカルビなのです。なので焼いて巻いて喰って焼いて巻いて喰って焼いて巻いて喰っての繰り返し。繰り返されるだけの永久機関と化した我が肉体。肉喰いマシーン。
さて、そろそろ終わりですよ、とのお声かけに肉の追加。え?マジで?マジです。実は連日の焼肉満喫ライフで、若干胃袋に負担がかかっていたのです。っていうか、たぶん二日前の印度料理辛さ二十倍カレー(インド人もビックリ)が最大の理由だと思うのですが。そんな訳で今日は少なめに、と思っていたのですよ。
それがですね。喰えば喰うほど体調(主に胃袋)がよくなるのです。どうやら本当の餓鬼道に堕ちてしまったのかも知れません。うん、もういい、どんどんと喰いまくろう。そして行くところまで行ってしまおうじゃないですか。

今日はさすがに野菜を食べる事にしますが。ええ、帳尻あわせです。
ええ、無駄なあがきだとは充分すぎるほど分かっていますよ、気休めです。痛風の。

今回のお店:炭火焼肉 くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050

8 comments to “炭火焼肉「くにきや」”
  1. ああーてっちゃん
    これ全部食べたんか?
    なぁ?
    うらやましすぎるー
    朝野菜ジュース飲みンサイ俺みたいに

  2. きゃーーーーー!!(←発狂気味です)
    羨ましいですぅ!
    さすが「くにきやさん」です!!

  3. >おーちゃん
    うん、全部食べた。ついでにこの後餃子も食べた(笑)
    旨かったよ。
    ちなみに、朝は健全に野菜ジュース飲んでビタミンの錠剤も飲んでます。
    それでも野菜が足りていないのです…。
    >アマグリさん
    旨かったですよ。
    やはりここに帰ってしまうのです(笑)

  4. >それでも野菜が足りていないのです…。
    ぶはははは
    断肉月間とか作らないとアカンかも知らんね。

  5. ははーん、ここで生タンが消費されてるから
    名古屋まで届かないのですね!
    ξ同志よ、うらやましすぎます!
    春の自主的健康診断受けましょうネ。
    痛い風邪の次に痛い風が吹く前に・・・

  6. 「くにきや」さんも、とても魅力的な肉たちが?!
    今度、自分も行ってみたいと思います。
    よだれが止まりません(笑)

  7. >おーちゃん
    肉を断つくらいなら何も喰わないね(笑)
    どちらにしても無理ということです。
    >こまつさん
    こちらこそよろしくお願いします。
    また企画があるときには参加してくださいね。
    >フジワラさん
    ええ、私たちが根こそぎ食い尽くしています(嘘)
    でも健康診断は行こうかと思っています。
    さすがに…。
    >コウさん
    くにきやさんは私の原点です。
    美味しいですよ、是非行ってみてください。

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