京都で肉比べ〜その弐〜

昨日の続きです。食べました、肉。モノとしましては「黒毛和牛雌」「黒毛和牛雄去勢」「黒毛和牛雌経産」「交雑種(F1)」「ホルスタイン」「ジャージー牛」「短角牛」「短角黒毛牛」です。です、ったってどれがどれやらさっぱり分からない。
ここでおさらいです。和牛というのは黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の四種のみをいいます。それ以外は国産牛という区分けになります。いわゆる「黒毛和牛」というのが黒毛和種のことですね。
今、和牛といわれれば大抵がこの黒毛和種だそうです。で、これとは別に「銘柄牛」というものがあります。松阪牛、米沢牛、近江牛など。こちらは「和牛でなければいけない」という訳ではないので、ホルス×黒毛なども含まれます。
今回の短角黒毛というのは日本短角種と黒毛和種の掛け合わせだそうです。F1というのは黒毛和種の旨さとホルスタインの繁殖力を併せ持つ、実に頼もしい掛け合わせ牛種です。あ、そういえば、今回のF1がどういう掛け合わせかきちんと聞き忘れました…。
とまぁ、こういう知識だけは持ち合わせて挑んだ食べ比べ。もう、以前から書いてましたが、食べても全く分かりませんでした。分かるのは冷凍臭であるとか、脂の酸化具合だとか、その程度。そんなの肉の良し悪しじゃあない。
つまりはどれも旨かった、ということで。いや、そこまで適当はいけません。そうですね、ズバリ言えば、一番私の中で評価が高かったのがF1だったという事実ですか。黒毛和牛は非常に美味しかったのですが、サシが強すぎて…。
なんというか、6種の肉を3部位と4種の肉を1部位、全22種類を頂いたのですが、どんどんと体に脂が溜まっちゃうのです。ロース、モモ、バラなどと色々場所を変えても、どうしてもサシが強すぎて。こういう肉が好きな人には最高なんでしょうが、結構辛くなるのです。
で、その中でもF1がお気に入りでした。確かにサシはきっちりと入ってますが、くどさが少なかったみたいです。いや、ハッキリと区別がついた訳じゃないですが。その辺りは素人のことですから、ええ。正解を聞いてから、評価が高かったのがF1だったと。
それよりも、最後に食べたジャージー牛のバラが旨かったのが驚きでした。サシ肉にやられていたというのもありますが、この赤身のジャージー牛を辛口のタレで漬け込んで壺漬けカルビで喰えばどれだけ旨いのかと想像。今回は塩で食べたのですが。
ああ、そうか。自分の焼肉というのはこの手のサシ少なめの肉をタレで漬け込むのが好きなんだ、ということを再発見しました。ある意味焼肉の王道かも知れません。あ、それで試食の方の結果なのですが。もうね、散々。肉の事など欠片も分かっちゃいません。すみません、こんな役立たずがお邪魔しちゃいました…。
ということで、試食の方はこれでお開き。御馳走様でした。ここまでビールも呑まずに試食して来ましたから、すっかりとアルコールに餓えています。そりゃそうです、肉と言えば酒。これが基本ですから。で。

ここから酒宴となっていくのですが、明日に続きます。
どこまでも引っ張ります。引っ張り続けます。

3 comments to “京都で肉比べ〜その弐〜”
  1. 正直、目隠しで食ってその牛の種類を当てるなんて、自分でも無理です。
    そして、牛を育ててる人達でも殆ど無理です。
    それと、確かに種は重要な要素ですが、他に物凄く重要な事があります。
    それは、育て方(餌)ですね。
    最近のF1は凄く旨いですよ。(全てじゃないけど)
    それらの裏には、並ならぬ生産者の努力と知恵があるんですね。
    うちで付き合ってる牧場(食べ比べで食べたでしょ?w)の人からその大変さを何度も聞いてますよ。
    で。
    酒ですかw
    これからがある意味本番っすね(プ

  2. ええ、無理です。
    旨いかどうかも、食べる順番で変わるということを実感しました。
    F1は本当の旨かったです。
    「焼肉最適種牛」という冠をつけてもいいんじゃないかと思います。
    で、やはり肉には酒でした(笑)

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