忘年会II at「くにきや」

26日は本年度二回目の忘年会。まぁ第三回、第四回があるとは思えませんが。いよいよ年の瀬ってヤツですからねぇ。で、本来はクリスマスイブであるところの24日、クリスマス本番の25日にもカッ喰らってましたから時系列的に先に書きたかったのです。
ですが。ですが!余りの旨さに「第二回忘年会atくにきや」の方を先行させて頂きます。だって、だって旨かったんだものスキヤキ。
スキヤキ。昭和の子供達にとっては家庭で食べる最高の御馳走。そう、魅惑のスキヤキなのです。こいつを外食で頂くなんてのは、平成にオトナを迎えた私たちの特権じゃあないでしょうか?そんなに気張る程の事ではなかったかも知れない。
恐らく、この気持ちを共感して頂ける人々は少なからずいらっしゃるでしょう。その前に、何を好き好んで「焼肉店」でスキヤキを食べるんだ、というご意見もあるかと思います。でもね、恐らく数年前から張り出されていた「スキヤキあります。要予約」の張り紙。これに心惹かれるのは仕方ないじゃないですか。昭和の子供は心の底に「外食でスキヤキ」に対する憧れがあるのです。
とまぁ、無駄に前置きが長いのはいつものこと。今回の幹事であるところのぜんちゃんが仕切っての第二回忘年会。お店に着く頃には既に野菜は準備完了。では、まだ全員は揃ってませんが順次初めて参りましょうか。
乾杯の音頭の後は、お店のお姉様に身を任せ、どんどんと調理が始まります。ええ、焼肉とは違いまして、こういう場合は全てお任せ。私なんかの狭見では偏ったスキヤキしか出来そうもありません。ってか割り下ってどうやって使うのか分からないし。
そして非常に旨そうな肉が仕上がっていくじゃあないですか、堪らん!美しく花咲く牛肉(霜降り)がドンドンとスキヤキへと昇華していく様は、サナギから蝶へと羽化していくヒメアカタテハを思わせます。あ、いや、適当に書いてますよ。
で、味。もうね、今更どうこう言う必要はないですわ、はぁ。旨い。この一言。言ってみれば、生まれてから一番美味しいスキヤキ。<旨>スキヤキ最高!もう、このまま死んでもいい</旨>という感じですかね、ええ。
日本に生まれた幸せは、和食だけじゃあないのです。日本独自の文化。文明開化から育んできた牛鍋文化。その最高傑作が、今目の前にどど〜んと鎮座坐す我が幸せ。わはははは、最高。これより上の何を望むというのか。
本当に旨い。ってか、さっきから旨い以外の単語が無いような気がしてきた。いや、肉が旨いのは当たり前。「くにきや」さんで喰う肉が旨くない訳がない。旨いに決まっている。でもね、それだけじゃあないのです。
野菜。この存在を忘れちゃあいけません。スキヤキとは最高の牛肉と旬の野菜の出会いが大切。白菜旨〜、白葱旨〜、春菊旨〜、麩旨〜。スキヤキの醍醐味が今ここに極まれり、なのです。間違いなく!
しかも、肉はこれだけで終わらず。残り全部です〜って。そんな。全部ってそんな。あ、野菜のお代わりお願いします。ええ、肉だけじゃあ片手落ちですから。喰い進めていると肉無くなっちゃった。で、隣のテーブル(身内)からお裾分けして頂いて。
え〜と。どう考えても一番高齢、三人テーブル、しかもガスコンロが調子悪くて火力弱し、なのに喰い意地はフルスロットルだったようです。あっという間にスキヤキは完了寸前。もうね、いい歳なんだから色々と考えようよ。
あ、ついでに言えば、誰が牛脂(最初の脂肉)を食べるかで協議も行われました。そりゃあそうです。こういった如何にも体に悪そうなものほど旨いと相場は決まっています。で喧々囂々の話し合いの結果、私が頂きました。旨。これがスキヤキの醍醐味。醍醐味多すぎ。
さて、実は今回お店に着いた時から気になっていたのです。座敷にはテーブルが4卓。人数は10人なので3卓あれば十分なのに、どういう訳だか1卓キープされています。しかもそこは「荷物置き場にどうそ〜」といわれつつ。
ハッキリ言ってお店は満席。1卓でもお客さんを回したいところ。なのにそこにはコンロに「?」マークが。まさか。これってまさかのサプライズ○○?いやん、期待しちゃいます。何々?何が起こるというのでしょうか?
ええ、予想通りのサプライズ。え〜と。予想通りは普通サプライズって言わないのですが、驚きました。何が驚いたかって、スキヤキ喰った後に「ホルモン(テッチャン)鍋」ですよ。これが驚かずにおられましょうか!
最初から「腹八分目〜九分目くらいにしておいて下さいね」とは言われてましたが、うどんで〆のつもりが追加で鍋。で、みんななんのかんのと言いながら結構な量を喰っている訳ですよ。ええ、99%完成型。
なのに群がる群がる。腹一杯といいながらも、取り敢えず小鉢に一杯だけは喰らいます。こいつら、鬼や、牛肉の鬼や!と心の中で叫びながら、どういう訳だかその鍋が私のすぐ隣でぐつぐつと言っているモンですから、ついつい手が出て口が出て…。
気がつけば、最後の方は一人で喰ってました。ホルモン最高!こりゃ堪らんですよ。てな感じで。あ、ちなみにてっちゃんも追加ありました。これもほぼ完食。旨かった。キムチとテッチャンとマッコリの取り合わせはやはり最強に間違いなし!そして本年度を締めるに相応しい忘年会となりました。
参加くださった皆様、本当に今年はありがとうございました。来年も今年同様わしわしと喰らいます。肉にしろ魚にしろ行き着くところまでお付き合いくださいませ。
そして、「くにきや」さん。無茶なリクエストに最高の対応をありがとうございます。心の底から満足させて頂きました。
最後に。ここを読んで興味を覚えた方。こういったちょっと頭のおかしい会合に是非ともご参加ください。きっと楽しく呑み喰い出来ることと思います。ええ、取り敢えず私は楽しいです。

何はともあれ、喰いすぎてボンレスハムの気持ちは分かりますよ。
腹が張りすぎて眠れなかったのは久しぶりの体験でした…。

今回のお店:炭火焼肉「くにきや」
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050

8 comments to “忘年会II at「くにきや」”
  1. すき焼きパラダイス! @ くにきや

    以前も、焼き肉の罠の焼き肉の日(8.29)でお世話になった、元町の「くにきや」さんに、今回も焼き肉の罠の忘年会でおじゃましました!
    現着時間が少し早く、…

  2. すき焼きパラダイス! @ くにきや

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  3. 「くにきや」で、すき焼き忘年会

    以前から気になっていた「くにきや」のすき焼き。誰も食べた事がないという事で忘年会で食べる事になりました。総勢10人による肉の宴です。
     テーブルの関係…

  4. すき焼き美味かった〜!

    すき焼きというと、子供の頃は年に数回のご馳走の代名詞だった。しかも親父の給料日限定。
     たまにイレギュラーにすき焼きが出てくると、牛肉ではなくて鯨だっ…

  5. >ながしまさん
    喰った本人がいいますが、「うひょ〜」でした。
    >やっさん@鳥頭さん
    あの肉は凶悪に旨かったですね。
    必ずもう一度食べようと心に誓っております。
    外食のスキヤキってのはいいですねぇ…。
    >ゆうちゃん之助さん
    まさかあんな隠し技まであるとは思いませんでした(笑)
    今度はあの鍋だけでm…げふげふ。

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