肉の日企画は大満足!「炭火焼肉 くにきや」

日本の焼肉万歳。何と言っても焼肉は日本です。ちなみに帰国後の焼肉は「20日:ポッサムチプ」→「25日:くにきや」→「27日:一龍」→「29日:くにきや」となっております。ここに、適当に焼鳥や鰻などが割り込んでいる訳です。
で、全部を憶えている訳もなく。いや、写真はありますので、ただ列挙するだけならいくらでもいけますが、それも(私が)大変なので最後の「くにきや」さんだけ。
と言いますのも、伺ったのが29日。肉の日、ですわ。この日に焼肉企画があったので、取り敢えず乗っておきました。もう、最近は自分で企画出来る時間がありません。ついでに気力の方も…、いやそこは食欲でカバー。
そうそう、この日の企画。趣旨はよくわからんのですが、まぁ、初めての方もいらっしゃってこんばんわ。きっちり遅刻したのは私だけ。だって、アニメが面白かったから。と言い訳しつつ生もの。
暫定日本一の生センマイをはじめ、生レバーの濃厚さハツ刺のさっくり歯触りに恍惚。もうね、これでなきゃあ。やっぱり「くにきや」さんは我が故郷なのです。更にタンユッケ。いやっほおおおおぉぉぉいいぃぃぃ!
久しぶりです、久しぶり。そういえば、最近どこくらいの頻度で「くにきや」さんに来てるのかしら、とカレンダーを繰ってみたところ、なんと、今年に入ってたったの8回目。これって月に一回ほどじゃあないですか。
これはすみません。どうも最近「くにきや」離れしているなぁ、とは自覚してましたが、こんなに少ないとは思いませんでした。これからは心を入れ替えてドンドンと食べに来させて頂きます。
さて、続いてのタンルートは塩で焼きます。これ、あれです。タンの裏っかわのカタマリですね。旨い。本当にこれ大好き!あ、本当は上タンとハラミもあったのですが、喰うのに忙しくて写真を失念。失敗。
で、アブラスジ。ですか。ほう、これは見覚えのある肉。何だっけ?生で喰えば思い出すかな?喰ってみた。分からない。でも知ってるよ、知ってるよ〜。取り敢えず焼こう。こりこりとした食感と脂の旨味。
これ、今回不参加だった御料人様に写真を見せたところ「赤ツラミ?」と。おおおお!そうだそれだ。ポッサムチプさんでいうところの赤ツラミだ。思い出した、よかったよかった。で、旨かった。これで一件落着。
さらに塩でホルモンは、ミノ(サンドミノ)・ハツ(脂付き!)・ソッチャン(開いた小腸)というラインナップ。素晴らしい。その美しさに、うっひょーーー!なのです。特に脂付きのハツ。これが塞翁が馬…いや、最高に旨い。
じゅわん、と脂面を焼き網に押しつけて、じぶじぶととろけ出す頃合いを見計らって、ころころと全面に火を通し。芯にレアな部分を残して、モンゴル塩にちょいと付けて食べれば。もう、これ最強ですわ。
ミノは炎をあげながらがんがんと焼いていき、ちょっとスモーキーになった頃合いが旨い。そしてソッチャン。これはアレですよ。脂面を上にして、腸側を焼きます。それも、ちょいと焼きすぎかな?と思うほどに。
そうですね、ちょっと縁が焦げて、かりっとなった位。そこでひっくり返すと、それまで下から火に炙られていた脂がこぼれだし、ぼうっと炎が上がったらいい感じ。生っぽいのが好きならばここで、よく焼くなら更にもう少し。
まぁ、焼き加減なんてのは個々の趣味。好きなように焼いていきましょう、ってところにやって来たイチボに目は釘付け。見事な肉塊。いや、包丁はいってますが。う〜ん。美しすぎるイチボ。
これこそ本当に焼き手の心意気で喰い方の変わる肉ですね。しっかり焼くもよし、レアに喰うのもよし。私はあれです。今回はミディアムレアと決めました。両面を焼くのに、まずはよく火の当たる真ん中当たりの場所で。
で、表面に焼き色点いたところで、網の外側、炭火から遠目に。これで表面を焼いて肉汁を抑えて、芯の方まで火は通さずに熱を通すという、何でこんなことに必死になっているのかよく分からない焼き加減。
うん。納得の焼き加減は旨い。旨い。旨い。旨あ〜〜〜い。これですよ、これ。あ〜写真じゃ微妙なところは分かりにくいですが、私好みの焼き加減。やはり炭火は焼きで遊べるので実に楽しいのです。
いよいよタレへと移行。まずは香り立つカルビ。まさに美しいカルビ。あ、もう特上とか特選とかどうでもいいです。この香り立つカルビは全てが天からの贈り物。美味しくいただけばそれで十分。
そう。この味こそが焼肉。キングオブ焼肉。旨い。揉みダレのほろ甘さと、ツケダレのねっとりとした辛さ(あ、ねっとりはタテギを大量に入れてるからです)が実にマッチ。ああ、もう、幸せ。焼肉の幸福は今目の前にあるのです。
そしてハラミ。あれ?ハラミだっけ?サガリじゃなかったっけ?ま、いいや。旨い「あの辺りの」肉です。これもホロリと口内で崩れる旨さ。アメリカンながっつり齧り付く肉も大好きですが、この繊細な内臓肉が私の焼肉心を離しません。
揉みダレだけで十分なのですが、やはりツケダレで微調整した辛さが、旨さを更に高みへと押し上げます。ぐいぐいと。ある意味この辺りで絶頂を迎えているのです。が、ここで気を許している場合じゃあありません。
タレのホルモンはレバーとアカセン。レバーは先ほどの刺身で食べた物と同じ鮮度。が、やや赤身が強いのは揉みダレの影響でしょうか?焼きレバーってのは、実は諸刃の剣でして。よく「刺身に出来ないから焼いて食べる」というコンセプトのお店があるんですよ。
でも、実はそれではダメなんです。刺身で喰える物と焼き物が鮮度違っちゃダメ。鮮度落ち(特にチルト焼け)したレバーは、焼くとカスカスになっちゃうのです。焼きレバーが喰えない人は、実は鮮度落ちしたレバーで嫌気が差している人、多いのです。
だって、そういう人は「生レバーは食べるけど焼くと食べられない」訳ですよ。本当はそっちの方が敏感な味覚を持っていると思うのです。ですから。焼きレバーは生レバーが美味しいお店で食べましょう。ええ、間違いなく旨いです。生だけがレバーではありませんよ。
さて、機嫌良くレバーを語っているところで、ピビンバ・チシャ・カルビのお出まし。チシャ巻きでカルビをいただきます。ここで賢明な読者の皆さんはお気づきのはず。この最後のカルビは、先ほどのカルビとはカットが違う。
一回り小さく、チシャで巻くのに適したサイズになっているのです。これ、これですよ。もうね、こういう心配りこそが素晴らしい。旨い焼肉ってのは「上質の肉」ってだけではないのです。上質の肉なら高い金出せばどこででも喰えます。
でも、「美味しく食べさせる技術」のお店ってのは本当に希なのです。この「くにきや」さんこそが、技術で食べさせてくれるお店なのです。その辺り、本当にわかる人はどのくらいいるのか。
「タレが市販のタレみたい」だとか「カットが小さくて喰った気がしない」だとか、そういう評価があるのですが、そうじゃない。ツケダレは自分で辛さなどの調節をしやすく、カットはチシャ巻の為に小さくしてあるのです。
ま、いくら私が力説しても仕方ありません。何はともあれ最高に旨い「チシャ巻ピビンパカルビ」でした。その証拠に、私、興奮のあまり写真取り忘れました。ということで大満足。御馳走様でした。

「ポッサムチプ」で日本を、「くにきや」で故郷を感じる焼肉でした!
というか、焼肉でしか感じない不感症…ですか。

今回のお店:炭火焼肉「くにきや」
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050

7 comments to “肉の日企画は大満足!「炭火焼肉 くにきや」”
  1. 「くにきや」さん、
    今年に入ってからは4度目でしたが、
    その内3回が6月後半から7月29日の間に集中してます(笑
    でもまた近いうちに行きたいなあw
    あ、その前にポッサムチプさんの「量普通」か「量大目」
    にも挑戦しないと…

  2. 私は生まれてから2度目のくにきやでした。
    1度目は食べれなかった、「タンユッケ」も食べれたし、
    たくさんの焼肉好きと一緒出来て楽しかったです〜
    妻と2人だと色々と食べれなくて寂しいし、
    かと言って合わない人(なんでもかんでも出てきた肉をすぐさま網一面に並べる人とか)と一緒も辛いし……

  3. >ぜんちゃん
    なるほど。深く理解しました。
    要は何も考えてないのですね(笑)
    >アマグリさん
    そうです、いつでも帰ってきてくださいよ〜。
    お待ちしております。
    >ゆうちゃん之助さん
    旨かったですねぇ。
    大阪、行きますよ、ええ行きます。
    連絡しますねぇ。
    >きれこさん
    夏は焼肉の季節です。
    生ビールとマッコリを冷やせば、焼きたての肉に…うは、堪らん!です。
    ポッサムチプの普通は普通じゃないですよ、うん。
    マジでビックリすると思います。
    >かず@神戸っ子さん
    人数が多い焼肉は楽しいです。そして旨いです。
    タンユッケは、なかなか食べられないので本当に嬉しい限りです。
    是非またご一緒しましょう!

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