まぁ、基本的に普段から頭は悪いのですが、三人寄ればなんとやら。8日にポッサムチプで焼肉を食べながら、焼肉王子ゆうちゃん之助さん、走る焼肉紳士さいとーさんの三人で翌日別のお店へ行く相談。最近気が付いたのだけれどもチェーンスモーカーならぬチェーン肉イーターになってます。ええ、昔から知ってましたが。
ということで、昨年の末頃に新規開拓でもあった糸桜へと三人で行くという算段に。ええ、こっそりと行くつもりだったのに、こういう美味しい話を敏感に嗅ぎつける大阪の大御所おこづかい帳さん、もうひとかたのゲストが参加という、やや大所帯に。まー大丈夫でしょう。きっちりと予約の電話を入れてからお店へ。
取り敢えずテーブル席へと案内されたのですが、せっかくカウンターがあるんだからとそちらへ移動させて頂きました。アッという間にカウンター占拠。オッサンばっかりですみません、店長さん。さて、それでは注文を。まずは本日のおすすめ「特撰霜降り和牛ヘレ」を。うはー、来たよ!
前回、いまいちタレが合わなかったので、まずは塩で攻めてみます。綺麗なヘレ。肉は十分に熟成されております。うんうん。でこれをじゅじゅーっと七厘で。で喰う。サシはきつくないので赤身の味で喰えます。以前はヘレは焼肉で食べない派閥に所属していましたが、最近はすっかりと喰ってますね。旨!
続いては「壷仕込み超熟成漬け込みカルビ」がやって来ます。壺漬けと銘打ちながら、単に盛りつけを壷で、という店が多い中、ここではきっちりと熟成させております。これ、旨い。写真でも分かるように、かなり色が付いているのはきっちりと漬け込んでいる証拠。さすが、精肉の修行されていただけの事はあります。
もうねコノ2品で十分満足。とはいえ、当然ここで終わる事はなく、ナムルの盛り合わせをば。「百合根、ちぢみ法蓮草、京水菜」の三点盛り。このホウレン草が面白い。作りたての熱々なのです。うむむ。これもナムルなのか!という感動。百合根も実にほっこりと楽しませてくださいます。技ありのナムル。
そして前回から気になっていた「スジぽん」を。おお、予想外の煮こごりですか!これは堪らない。すみません、マッコリありますか?え?似たようなのならある?ではそれを。って、日本酒の濁り酒ですね。このスジぽんには日本酒が丁度良い。うははは。さて、では次のメニューも。
「トンビのカルパッチョ」ですか。わざわざ五人分に分けて頂きましてありがとうございます。あれ?ここの調理人の方は日本料理のでは?え?フレンチの方でしたか!これは失礼しました。付け合わせの野菜やナムルなど和の香りがしたのですっかりと日本料理の方だと勘違いしてました。やはり聞いてみるもんですね。
で、このカルパッチョが旨いの。ワインでも頂こうかしら。いや、呑まないけど。そしてやって来ました「ガーリックホルモンライス」。二人前注文して、それを五つに分けてくれました。本当に、細かいところに気配り、ありがとうございます。ガーリックライス!旨!ホルモンがぶりっと旨!
そしてカッパ。「和牛霜降りカッパ」だそうです。霜降りの和牛からとったカッパって意味でしょうか?カッパってあんまり霜降っているイメージはないですから。これをサッと炙るように。おう、旨い。見事にカッパです。赤肉のスジっぽさが実に旨い。このまま続いてはタレものの「厚切りハラミ」。
お、タレが前回よりもマイルドだ。この間はタレ部分と黒蜜のような煮詰めた部分が分離していたけれども今回はそんな事はないですね。やはり色々と研究されているようです。うむむ、これはまた食べに来いという事でしょうか。行きますけどね。私の中では最近の新規開拓のお店で大注目株ですから。
そして「ホルモンミックス」。きっちりと脂付きのホルモン。これもしっかりと揉み込んであるので旨い。ホルモンの揉みダレは好みなのです。あ、ちなみに今回のハラミのタレはそんなに違和感が無かったですね。で、本日あと食べるとしたら何がおすすめですか?と聞いてみたところ、「この店はロースが売りです」では頂きます。
「和牛特撰極厚切りロース200g切り」名前長い。五人で横一列に並んでいたので七厘二つ。肉も100gずつに分けて頂いて。おー、これは確かに旨いですわ。拍子木型ってのも焼きやすくて素晴らしい。えーと、では最後に「レバ刺」ください。おー、これはこれは。目の前でスジと皮を落として出してくれるのですか。
うむ。旨い。「ウチほど大ぶりのカットで出すお店はないです」と言われちゃったんですが、以前、ポッサムチプで煙草の箱くらいの大きさに切られたレバ刺し頂いた事あります。むしろアレは切ったのではなく切らなかったのでは?と自問自答しつつ。ということで御馳走様でした。今日の所はこの辺りで。
まだ二回目なのですが、既に前回よりも旨いと感じさせられて、これはいよいよマメに通うべきだと思っております。また近いうちに行く事になりそうです。肉の扱いは全体的に素晴らしいのと、赤肉の熟成加減が私好みという二点ですっかりとお気に入りの店になりそうです。
あとは好みの酒が呑めれば言う事なしですね。
そのうち入れてくれる事を期待しつつ。