西に旨いものあると聞けば〜その壱〜「福寿司」

先週末、仕事に絡めて桃太郎の国へと行って参りました、岡山県。先発の御料人様と岡山駅にて合流。新幹線で30分強といういたってご近所。ま、間違って帰りの分も新幹線チケットを買ってしまって(帰りは在来線予定)御料人様から叱られたのも今となってはいい思い出。


珍しく外観も撮影今回も御料人様の検索能力によってお店は決まっております。「福寿司本店」は岡山駅から程近い立地。お店はいかにも新しく綺麗。では早速中の方へ。活気のある店内は実に広々と席が配置されています。カウンター奥に腰掛けて、さて何から行きましょうか。あ、取り敢えずビールは先にお願いします。喉乾いちゃって。

先付けは浮き袋先付けにやって来たのはこごりでしょうか?これは何でしょう?「【浮き袋のこごり】です」と。ほほう。ホルモン好きな我ら夫婦にはもってこいなメニュー。味付けはアッサリとしていますが歯応えがかなりしっかり。おうふ、これは旨い。味もいいですが歯で噛み切る食感まで美味しい。では続いてお造りをいただきましょう。

地魚の刺身盛り合わせ地の物で適当に盛り合わせてください、とお願いしたところやって来た【刺身盛り合わせ】は夏っぽくも目に涼やか。赤貝、マナガツオ、鰆、ヒラ、カレイ、カレイのえんがわ、甲イカと実に豪勢。特にヒラというのが岡山の名物というか、特産らしいです。小骨が多いので、骨を切るように薄切りにするらしいですが、これが旨い。

がら蝦の空揚げ基本的に大きな魚よりも小魚系の多い瀬戸内。それを効率よく刺身にしていただけば実に凝縮された海の旨味。素晴らしい。続いてもビールに合いますよと【がら蝦空揚げ】が。ほほう、これは立派なエビですね。これって正式名称みたいなのあるのでしょうか?とお聞きしたところ、わざわざ電話で問い合わせて頂きました。が、がら蝦はがら蝦だそうです。

エビは身がみっちりいやーお手間取らせて申し訳ない。なんとも誠実な対応をして頂けるのですっかりと機嫌よくなってしまうというもの。ちなみにカラリと揚がった唐揚げは頭の先から尻尾まで全く残すところなく食べられます。そして厚い身は甘味と旨味がしっかりとして、本当に美味しく頂けます。このあたりでそろそろお酒に。

やや甘口で美味しいお酒こちらの地酒はありますか?とお聞きしたらば「メニューに載っているのは全て岡山のお酒です」素晴らしい。全てを地元で固めていらっしゃるのですね。ここは安心してカッ喰らいましょう呑みましょう。【雄町米でつくったおいしい純米酒】という冷酒を。燗酒でもよかったのですが、未だ体の芯が火照っておるのです旨さで。

トコブシころりん日本酒に変えたところでメニューも進めましょう。ふと気になった【トコブシのお造り】を贅沢に。何が贅沢かといえば、小ぶりのトコブシが4〜5匹分(貝の数え方は枚でしょうか?)ほどと肝まで付いています。一口サイズのトコブシは驚くほど濃厚な貝の旨味。うーむ、これは旨い。咬めば咬むほどに口腔に広がる磯の旨味。

シャコの旨さは格別そして岡山といえばこれ。【シャコの造り酢の物】いただきます。美しくボイルされたシャコにゼリー乗せ。早速口に放り込めば、今まで喰ってきたシャコとはまるで別物なのです。肉厚で大ぶりなだけでも一目瞭然なのですが、味と歯応えが異

2 comments to “西に旨いものあると聞けば〜その壱〜「福寿司」”
  1. お世話さまです。
    この お店で呑まれた日本酒は「桜室町」さんですね。
    以前 社長さんと お会いして話をさせて頂いたことがあります。
    岡山県産の酒米に こだわっておられて非常に熱い社長さんです。
    人も お酒も料理も いい感じですね。

  2. >原さん
    このお酒、地元のお米なんですね。
    お店が岡山にこだわりきっているので、実に楽しく美味しく過ごせました。
    素晴らしい土地柄ですね。

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