HAWAII便り’08　和の心を抱いて常夏の地を踏みしめる

先週末、無事に常夏のハワイ旅行から帰って参りました。当然ですが、その間に溜まっていた諸々の事柄に対処するためにすっかりと休日を使い果たしてしまいました。で本日ようやくのひとり言アップです。まずは、体重は4kg増＆体脂肪率は3％アップという事実を先に告白しておきます。

さて。出発日はギリギリまで仕事。というか、まぁ連絡やら何やらで大わらわ。なんとかそれなりに納めて空港バスへと飛び乗ります。ちなみにこの日は関西に台風13号が最接近。うわーーー、空港行きの高速船が朝から運休だわ。飛行機飛ぶのかしら？という不安はまるで肩透かし。ちょっと風があるくらいで雨すら降らないというヒゴロノオコナイの良さが炸裂。

でまぁ空港にていつのも手続きを（主に御料人様が）終わらせて軽食を。毎度毎度の「せんば自由軒」の【インディアンカレー】の中を。大でも良いけどそこはそれ、これからの旅の祝砲はあまり大きくあげません。だって機内食が待っているんだもの。当然ですがビールもいただいて。御料人様と二人で仲良くわける夫婦愛。

しばらくその辺りでブラブラとしてからいよいよ機上の人へ。ウェルカム・シャンパンをナッツと共にいただき、いよいよ我らを乗せて大空へと飛び立つのです。いやーしかしこの日のために実に目まぐるしい日々を過ごしてきました。公私ともに恐ろしくいろいろとあったので、ここまで何とか無事に来れたことに感謝です（主に焼肉の神様と御料人様に）。

さてしばらくしますと機内食。機上ということは既に日本国外。海外脱出の最初の食事です。ま、実は先ほどのカレーも出国手続き後なので外国と同じなのですが固いことはいわない。やはり海の上の方が実感が出るじゃないですか。で、ワタシクの選択。ほら、よくあるでしょ、ビーフ？チキン？ってやつです。そりゃあ私はチキン野郎ではないのでビーフを選択！

【牛ヒレ肉グリルとマッシュルーム・ソース　ベビー・ポテトとさやインゲン添え】とまぁなんとも豪勢な名前の料理。付け合わせは【タンドリ海老、アジア風牛肉春巻の前菜】と【グリーンサラダ】というこれまたご大層なネーミング。果たしてお味の方は…旨い。これはちゃんとした肉じゃないか！う、旨すぎる！焼き加減までは贅沢言えないけど旨いよ、肉。

ソースの方も口に合うしポテトの旨さにびっくり。これは機内食というよりも普通に美味しいコース料理。だって春巻きなんてあまりの旨さに御料人様の分をいただこうとする不埒者ですから。ちなみにサラダもいけます！野菜食べたよ！で、御料人様のメニューは【クンポー・チキン（鶏のチリソース炒め）とごはん】です。こちらもちょっとだけ頂きましたが旨かったです。

いやー大満足。ヒレ肉ってサシが控えめなのでこういう機内食なんかで使う分にはいいのかも知れないですね。サーロインとか出されても、脂が厳しそうですしね。と一人ごちている処へデザート。チョコケーキとフルーツ。うは、堪らんぜ。フルーツはまぁまぁあれですが、ケーキが旨い。このところの疲れた身体にチョコのビター感と甘さが染み渡りますわ。

完食。旨かった、御馳走様。赤ワインなどいただきつつ、一気に緊張感がほぐれて夢の国へと誘われるのです。これ以上起きているのも辛いので、どちら様もオヤスミナサイという幸せ。

さてさて。一眠りしたら軽食のお時間。いわゆる朝食ですね。時差の関係上、今現在の状況が把握出来ませんが、寝て起きたら朝食です。いただきます。【フルーツとパン】という普通の朝食。いや、ここで白いご飯と塩鮭と味噌汁なんて出てきたらその方がびっくりしますが。どこの旅館だよ？てなことになってしまいます。

で軽くいただいていよいよ飛行機は常夏の島、憧れの彼の地へと到着することになるのです。いやー、八時間はやはり長いです。それでも半分近くを睡眠に当てることに成功しましたから、すっかりと元気元気。さぁ暴れるぞー！到着後はいつもの入国審査だの荷物のピックアップだの乗り換えのチェックインだの済ませて。

実はいつも使っていたアロハ航空が潰れまして。今回からハワイアン航空を使うことになったのです。そのために乗り継ぎがイマイチ宜しくなくて、時間調整をしなければならないことになりました。ええ、当然ですがこういう場合にその能力をいかんなく発揮して頂けるのが御料人様なのです。今回も大変お世話になりました。

一昨年のハワイ旅行の際にもいったことのあるお店「BYRON’S DRIVE IN」へと。ここはたまたま知り合ったSさん（日本在住）の方に連れて行って頂いたお店。これを御料人様がしっかりとリサーチ、再びの訪店と相成りました。で注文。当然ですが【ミニ・ロコモコ】を。うーん、一年ぶりのロコモコ。旨いなぁ。しっかりとハンバーグが嬉しい一品。

御料人様は【ミニ・ビーフシチュー】。これも旨い。どうやらシチューは人気メニューのようで、周りを見ていても大抵の方がこれを喰ってました。さすがに御料人様のチョイスは絶妙です。当然ですがここにはアルコール飲料がありません。こういう場合はダイエットペプシに全てを頼ります。毎回ですが、あまりにペプシを呑みすぎて、その内酔っぱらうんじゃないかと。そのくらい酒代わり。

ちなみに、このバイロンズまでは徒歩です。空港からは決して遠い訳ではないのですが、チェックインカウンターと店の方向が全く逆。すなわち空港の端から端まで歩いていかねばならないため、敷地から出るのに時間がかかるという恐ろしさ。なので往復の徒歩で40分弱。食事時間を入れて小一時間。いい時間潰しになりました。

それでも有り余る時間は空港内のバーで。「Stinger Ray’s Bar & Grill」と去年と同じ足跡を辿ります。早速いただくのは【バドワイザー】ですね。ハワイに来たならこれでしょう。いただきます。私はラージを御料人様はレギュラーを。えーと、いつも思うのですが、この大きさの差はグラスだけでしょ？中身なんてほとんど変わらないじゃない？次回からはレギュラーにしようと心に誓うのでした。

そうこうしている間に時間がやってきます。乗り込みますのは先述のハワイアン航空。こちらはアロハ航空の時と違って全席指定なのですね。ふむ、これはこれで楽しいな。相変わらずですが、ハワイのローカル機の出立の早さは異常。全員乗り込んで扉が閉まると同時に滑走路へ、そして離陸。ぎゅんとひとっ飛び。

それでも飲物のサービスはあります。そしてこれまた定番の【POG】なのです。パッション・オレンジ・グアバ。固まっていないゼリーの呑み心地。これもまたハワイの味。ごくりと飲み干す頃にはいよいよ今回の目的地マウイ島へと到着なのです。いやー、はるばる日本から15時間かかりましたがここが我らの天国に一番近い島。

ここからシャトルバスで移動する訳ですが、これがなかなかの曲者。御料人様の英語力を持ってしても交渉に難航している模様。というか、私にはさっぱり判りませんが。到着間もなく、まだ英会話に馴れていないので、帰りの便については再度交渉するということでこの場はホテルへと向かうことになったのでした。

今回お世話になるホテルは「Kaanapali Beach Hotel」というハワイローカルなイメージ色の強いホテルだそうです。早速荷物を放り込んで、バドワイザーを買い込んで乾杯！到着おめでとう！ではちょっと休憩しましょうか。私はすっかりと睡眠をとったのですが、御料人様は寝付けなかったためにちょいとお疲れ。部屋でまったりとしてからいよいよ本日のディナーへと向かうのです。

我らの通例として、到着日はホテルのレストランでマッタリと過ごすことになっています。なので【TIKI TERRACE】というホテルのレストラン。早速がっつりと頂くことにいたしましょう。最近すっかりと浴衣ブームだった我ら夫婦。今回はなんとハワイにまで持ち込みなのです。ということで二人して浴衣でお食事に。

いやーいいですわ。何といいますか南国に浴衣、無駄な愛国心が芽生えますね。特に御料人様の浴衣は如何にも南国に良く合う鮮やかさ。これでレストランに飯喰いに行っちゃうのです。ということで、大和魂でがっつりと頂きましょうかね。席に通されて、さて何を喰おうかな？

つか、ステーキに決まっている訳ですが。ほら、やはり上陸記念には肉、塊、がっつり、これ基本。ですが、まずは前菜から。【シーザーサラダ】を二人で。だって草ばっかり喰えないじゃん。しっかりと散らされたチーズが旨いのでわしわし。もっとも御料人様が中心で喰うのはいつものこと（だって草だし）。

スープも頂きます。【オニオングラタンスープ】。ぐっつぐつ状態で頂くスープ。相変わらず具沢山。しかもモッツァレラチーズがどどどっとのっかているのです。もうね、これだけでワインが一本頂けますよ、という勢い。あ、そういえば折角なのでワインを一本抜栓していました。

このまんま酔っぱらっている訳にはいかないのでメインの方を。私の方は、このところまず間違いなく旨いという【リブアイステーキ】を頂きます。予想通り、旨いです。割と味は淡泊ですが、しっかりと赤身肉の旨味。基本的にソースではなく塩胡椒。ソースをお願いしたら恐らく「A-1」ステーキソースが出てくるのでしょう。いらないけどね。