HAWAII便り’08　四日目にツアーも楽しみます

そして四日目の朝。前日のワインをものともせずに宿酔の傾向すら無し。素晴らしい。やはり旅行先ではこうでなくては。そしてこの日は今回の旅程で唯一の「観光の日」なのです。しかも日本語のツアーという私の為にあるようなツアー。楽しみましょう。

ということで朝飯はしっかりと食いましょう。ベーコンやハムは当然、チーズとポテトも忘れずに。フルーツは別にいいや。でパンだと思っていたのが甘いケーキだったのでちょっとショックを受けつつもPOGで流し込んで御馳走様。さー、いよいよ西マウイ一周ツアーのスタートです。長時間の車移動に若干の動揺は隠せません。

あれです、割と乗り物に弱いのです。子供の頃は止まっているバスの近くを歩いただけで乗り物酔いという酷さ。さすがに最近はマシになりましたが。で不安を抱えつつもホテルまでのお迎えを受けて。あ、今回は東京のご家族連れとご一緒ということです。

このツアーの魅力は、Kahakuloa村への訪問。昔ながらのハワイアンの暮らしを守るというその村を見学出来るということ。案内のロイさんに説明を受けながらの旅なのです。いろいろと遺跡や祭壇なども廻るのですが、基本的にその辺りはかっ飛ばします。こちらに詳しい情報ありますので宜しければ。喰うものがないと淡泊なのです。

しばらく断崖絶壁のくねくね道を進んだところでざーーーっと広がる牧場。おお！牛だ牛！無駄にテンションがあがる莫迦夫婦一組。ロイさんが気をつかって牛の近くでスピードダウン。嬉しい！ここぞとばかりに写真撮りまくり。アンガス牛だーー、あ、あっちにジャージーが！などと、ご一緒したご家族を置き去り状態。まぁすぐに喰える訳じゃないんですけどね。

でお昼ごはんを食べるために移動したのはKaukini Gallery。お土産物やハワイの民芸品などを販売しているお店。当然のようにTシャツ（牛のイラスト入り）を買ったのは莫迦故。ま、それはそれとしてお昼のお弁当。【照り焼きチキン弁当】。えーと。本当に普通に日本で売っていそうなお弁当。ほほう。

照り焼きは美味しい、切り干し大根と筑前煮もなかなか。そしてご飯がライスではなく「ご飯」なのです。いやーこれは普通に旨いです。個人的には昔ながらの生活を守っている村で、ローカルフードが喰えたらもっと嬉しかったんですけどね。ついでにバドワイザーかカバがあれば更に嬉しいところ。そこまではいいませんが。

暫しの間休憩して、再び曲がりくねった道を進んで、いよいよ目的のカハクロア村へ到着。とその前にお土産を。というのも、今回のツアーの楽しみにしていた一つ。「Julia’s Banana Bread」を購入することなのです。これが物凄く旨いと評判なのだそうで。ええ、取り敢えず六本購入しました。すげぇ重いの。

でいよいよ村の中へ。ちょっと緊張しつつ、案内されたのは本当に昔ながらの雰囲気があるそして生活感のある村。観光というよりも本当に普通に生活しているところへお邪魔する感覚。そして村の様子やハワイの歴史などのお話を聞きながら、ぐるりと村を見て回る。途中、タロイモ畑の草取りを手伝いませんか？といわれたので、当然…。

ええ、畑に入って参りました。ずぶずぶと。過去、このツアーで「やる！」と言った人がいなかったので常にジョークとされてきたそうですが、本当に入ってしまう莫迦が出たので次回からは「過去に一人だけ本当に畑に入りました」という解説になります。もしもこのツアーに参加される方は、ロイさんのお話を注視してください。

で、まぁあれです、色々なものを見て、椰子の実のジュースをいただいて、バナナをいただいて、この村を後にします。いやー楽しかった。個人的に畑での足の感触が気色良かった。この後は、えーと、観光地らしきところへと行ってきましたが特に何を喰った訳でもないのでホテルまで送っていただきました。つか、本当は楽しかったんですよ？でも食い物がないとここで書くことがないのです。

さてさて。十分に満喫したツアーの後は当然の晩飯。ここに至るまで、照り焼きチキン弁当しか喰っていないのでがっつりと頂きたいところ。ええ、肉。ステーキに決まっております。本日もてくてく歩いてLahainaの町まで。目指すはステーキハウスです。

選んだお店は「Ruth’s Chris Steakhouse」というお店。割と良い感じのお店だったのですが、Tシャツに短パン。あ、ドレスコードで引っかかるかな？と思いつつもお店の中へ。特に問題なく席へと通してくださいました。良かった良かった。しかも窓際の割と眺めの良い席。嬉しいじゃないですか。もっとも夜なので真っ暗な海しか見えないんですけどね。

さて、まずはバドワイザーで乾杯。そうそう連日ワインを開けている場合じゃないですから。では料理を選びましょう。もう、私の方はいうまでもなくステーキです。あ、その前にサラダもいただきましょうか。【Ruth’s Chop Salad】という店の名前の付いたサラダ。そりゃあこれにするでしょう。いただきます。

ほー、キレイに盛りつけてますねぇ。お味の方も実に旨い。特にブルーチーズがいい塩梅です。よーし、それじゃあメインを。まずは私、【Cowboy Ribeye】を。なんとも勇ましいネーミング。やって来たのはかなりのしっかり量。骨付きの素敵ステーキ。12ozくらいでしょうか？これは食いでがありそうですね。

果たして旨かった。驚きの旨さ。見た目以上の肉汁にほっくほく。焼き加減も完璧なミディアムレア堪らんですわ。で、御料人様のメニューは【Lamb Chops,　Bleu Cheese Crust】とラム肉。こちらも旨いのです。見事に処理されたラム肉の旨さ。あー溜まらない。二人で肉を適当に交換しながらの完食。

どうも御馳走様でした。このところ昼も夜もチーズバーガーだったりしたので、こうやってがっつりと肉塊と戦えるのは嬉しいですねぇ。そして本日の夕食にはポテトがまるでありませんでした。今日は残念ながらポテトとの戦いは中休みですね。…あ！

昼間にタロイモ畑と格闘してましたわ。
やはり芋との戦いは避けて通れないようです。