我が家は基本的に無宗教なのですが、お祝い事やイベント事の際には特に気にせずに楽しんでしまいます。ということでクリスマス。この日は日本の八百万の神様的に「モミの木の神様」を奉る日です。あ、あと「ケーキの神様」も。
そんな訳でメリークリスマス!午前中からビールを開ける。ラベルがクリスマス仕様になっていますがまぎれもないベルギービール。ベルギービールって日本では発泡酒扱いなんですね。こういうのはよく知らなかったのでちょっとビックリ。で、やっぱり肴が欲しいじゃないですか。ビールだけでは人は生きていけません。
ということでクリスマスケーキ。今年は「欧風菓子工房レーヴ・ダムール」のご店主からいただいた【シュトーレン】が主役です。ドイツの伝統的なクリスマスケーキだそうで、実はいただいたのは今月三日のこと。三週間ほど熟成しております。このケーキは熟成させる物なのだそうで、きっといい感じに仕上がっていることでしょう。
早速カット。おーーフルーツ一杯。よーし、じゃあついでに他のつまみも食っちゃおう、ということで前に購入していた【レバーペースト】もいただきましょう。御料人様はどうしますか?あ、お酒は要りませんか。では私はワインの方もいただきましょう。つか、準備している間にビールを飲み干しちゃいましたからね。
おー、なんかクリスマスっぽいね。では早速。シュトーレン旨!これは旨い。元来フルーツケーキ系は苦手なのですがこれはマジで旨い。ずっしりとした重量感は、ケーキ自体の重さだけではなく味の方も濃厚。表面を覆っている粉砂糖まで旨い。これがまた意外とワインに合いますねぇ。赤ではなく白にすれば良かったかな?
そうそう。そういえばフルーツケーキが苦手な理由を思い出しました。中高生の頃、友達のお姉さんが彼氏に作るための人柱に私たちを選んで、遊びに行くたび失敗作をがんがんと喰わされた苦い経験からのような気がします。きっとそうです。だってこのケーキ旨いんだもの。よーし、これからは食わず嫌いはやめますよ。
そしてレバーペーストも日は経ってますが全然問題なく。これは赤ワインにしっくりと来ます。うんうん。さて。クリスマスといえば我が家では毎年恒例の行事があります。そうです【ターキーの丸焼き】です。今年も例に漏れずに焼きます。まずはターキーの買い出しに。いい具合に2kgのブラジル産のターキーを発見。
早速丸裸に。綺麗に水洗いしてからキッチンペーパーで水気を取って。で味付け。この間、ホノルルマラソンサブスリー完走という偉業を遂げられたさいとーさんからお土産にいただいた「3660 on the Rise」のシーズニングを使用。いやー実にいいタイミングで手に入ったものですね。今回も詰め物なしで焼き上げます。
しっかりと加熱したオーブンにシーズニングをなすりつけたターキーを放り込む。30分ほど焼いてから溶かしバターを塗る。更に焼く。バター塗る。これを三回ほど繰り返して、一時間半で焼き上がり。簡単お手軽レシピでした。三時くらいから準備を始めて18:00に仕上がり。この間、昼に開けた赤ワインをちびちびと呑みながら。ええ、当然一本一人で空けました。
当たり前ですが詰め物していないターキーだけでは野菜が全くない。それは如何なものか、ということで【ポトフ】を作成。圧力鍋で作るのであっという間に完成。ま、実際には30〜40分ほどかかってますが。それはともかくいよいよ実食です。ターキー切り分ける。御料人様は腿肉、私は胸肉から。お、しっかり焼けてますよ。
ターキー旨い!旨いといってもターキー自体は淡泊な鳥。シーズニングでいただくのです。いやいや、これは旨いわ。むしゃむしゃと二人で半分以上喰っちゃいました。あ、しまった。クリスマスイブは明日だった!ということで半分は残しておきましたが。ポトフは、まぁ普通でした。野菜の甘味がしっかりと出て旨かったですが、煮崩れて見た目はイマイチ。
ここでちょっと呼び出しがあったので原酒店で一杯引っ掛けて。うーん、幸せなクリスマス。その後も自宅でクリスマスビールをガンガンと空けまして。最後にちょっとだけ味見、とばかりに【ベラベッカ】も摘みました。こちらはフランスのクリスマスケーキ。シュトーレンと同じようにレーヴ・ダムールのご店主から頂いてました。
同じ日にいただいて熟成させていたのです。でこちら。旨い。やはり旨い。でもこの時点でかなりの酔っ払いだったため詳細な味レポートが出来ないのです。もうね本当に酔っ払い。ということで本日帰ってから再びいただいて感想を付け加えさせて頂きます。
本当のダメニンゲンというのは私のことをいうのです。
さて、帰ってからが楽しみですねぇ。