弱った時には焼肉（特に生レバー）「ホルモンX」

昨夜は御料人様が仕事で大変お疲れということで、ホルモンで景気付けというか体力気力の回復に行って参りました。突然の思いつきではポッサムチプやくにきやは無理なので今回も「ホルモンX」へと行ってきました。

連休中は当然の事ながら新鮮なホルモンが無かったため、今週に入ってようやく本格的に焼肉店の生ホルモンが始動。ということで狙いは生レバー。でもその前にいつもの突き出しは【ミノボイルのポン酢和え】から。ちみちみと摘まみつつビールで乾杯。食べ終わる頃に今回のメイン【生レバー】の登場と相成ります。

そういえば一人焼肉に行ったきわめでも、連休中だったため生レバー無しでした。翻ってみれば最後に食べたのは四月二十日のさいとーさんとご一緒した時以来。しかもその時もホルモンXでした。うーむ。最近は本当に焼肉喰ってませんねぇ。てなことを思いつつレバーを頂けば実に旨い。久しぶりなのも相まって旨さが倍増。

焼きものは【赤ツラミ・牛スジ】からやってきました。赤ツラミは歯応えしっかりなので焼きの方もしっかりとした方が旨いです。基本的にスジっぽいですから焼いて旨味が染み出す肉。牛ズリは例の心臓の弁。こちらもこりっとした歯応えが旨いのです。今回は割と肉厚なカットになってますねぇ。なのでこちらもしっかりと焼きましょう。

ガンガンと焼いていきます、ええガンガンと。どうやら非常に腹が減っていた模様です。焼いては網に乗せ、喰っては網に乗せ、際限なく続く焼肉輪廻。ちょいと箸休めに【ナムル】なども頂きつつ焼き続けるのです。ナムルは基本的に甘めの味付け。好みが別れるところですが、私は結構好きです。お店の特徴があっていいですね。

そして赤肉へと。【アバラ】です。綺麗にサシの入ったアバラ。赤肉のレベルが確実にアップしてますね。私好みではないですが、確かに良い肉です。私の好みは、こう、サシではなくて脂とスジと赤身が綺麗に別れたアバラ肉なのです。そう、カルビではなくアバラ肉。最近はあまり焼肉店で見かけませんが、ご存じの方いらっしゃいましたら教えてください。

そして更にホルモンへ。【コテッチャン】は小腸。ばーーんと網へと放り込み焼いていきます。あまりの勢いの良さに御料人様からもう少しゆっくりと指摘されつつ。やはり空腹は一気食いを所望のようで肉を焼く勢いがきつすぎた模様。このあたりでちょいと落ち着いて焼いていきましょう。脂じゅるりの小腸を美味しく頂いて。

まだちょっと喰い足りなかったので【七色ホルモン】を一人前だけ追加で。今回の内容は、牛スジ・赤ツラミ・ミノ・リードヴォー・ハツ・ハチノス・ネクタイの七種。ある意味メニュー通り。その日の加減で内容が変わるみたいですが、今回はそのままでした。リードヴォー旨いなぁ。脂がとろける舌触りなの。堪らないわ。

てなことやっていたら「店長からです」と【リードヴォー】を単品で頂いてしまいました。いや、これは嬉しい。あまり大量に喰うと胸焼けしそうなメニューですが、このくらいのお試しサイズは実に美味しく頂けるのです。早速焼いていきましょう。あ、よく見たら塩焼用に味付けされてますね。そういうことならそのままで。

舌の上で溶ける脂の甘味が口腔内を満たす幸せ。うひゃひゃ。これはビールでも白飯でも合うんだろうなぁ。スキヤキを関西風に作る時の牛脂。あれが最後の方にとろとろになっているのを喰う時の幸福感に煮てるんですよねぇ。いや、ちょっと違うかな？でも私的にはどちらも愛しております。というところに店長から。

「食べてみてください」と頂いたのは【煮こごり】。おーこれは旨そうな。箸で摘むとかなりしっかりとした煮こごり。喰う。旨い。これはいい！見た目も爽やかな煮こごりをポン酢で頂けば腹の底から清涼感なのです。あまりにしっかりとしているので寒天で固めているのかとお聞きしたらつなぎ無しだそうです。牛のアキレスだけでここまでしっかり固まるそうです。

いやーこれは青天の霹靂。是非とも自宅でも試してみたくなりました。つか、アキレスってどこで手に入るんだろう？今度探してみよう。最後にいつもの【フルーツ】をいただいて御馳走様でした。大変美味しく頂きました。ホルモンに関してはこのお店で頂くのは大正解ですね。今回の黒板メニューには通常のツラミもありましたがそこまでは喰えなかったのが残念。

ちょいと摘んで呑んで、というのが出来る幸せがここにはあります。惜しむらくはランチとディナーの間の休憩時間。それがなければ間違いなく私の昼酒昼焼肉の常駐店となる事受け合いです。

店長！是非御一考を！
いや、こんな所に書かずに本人にいわねば。