2009年”焼肉の日”宴〜セカンドエディション〜

焼肉の日レポートが終わったからとすっかりと止まっておりましたがそろそろ復活します。というのも「焼肉の日セカンドエディション」という頭の悪い宴会があったから。そう、僕たちの旅はまだ終わっていなかったのです。

もうここ七年くらい続いている焼肉の日宴会ですが、毎年人数が増えまして今年は延べ81名。途中参加で離脱された方を入れるとどのくらいの人数になるのかよく分かりません。そんな訳で過去に参加された方を優先で募集をかけるものですから新規ご参加がほぼ無理な状態です。そこで今回はポッサムチプのご店主のご厚意でセカンドエディション開催しました。

基本的に初めての方を中心としましたが、やはりここはスタッフとしてゆうちゃん之助さんとさいとーさんに焼指南を含めてお願いしました。で、今回は19名。貸切ではなかったので割と静かに進行しました。いや、いつも騒ぎすぎですからね。迷惑かけないように。というか、いつもの酷い酔っ払いが少ないので大丈夫という裏事情も込みで。

まずは当然のように「原酒店」にて一杯引っ掛けます。これはポッサムチプでの宴会の前に行う禊ぎのようなもの。旨い日本酒で身を清めてから肉をいただくのです。そしてこの日は今シーズンの燗はじめの日だったので、ホッピーだけで終わらせるつもりがついつい【大黒正宗】の燗をいただいてしまいました。よ、これで準備万端。

ということでポッサムチプへ。肉の方は出来るだけ焼肉の日のメニューに近くとお願いしましたのでよく似ているのは当然ですね。それでも微妙に手を変え品を変えなところはさすがのポッサムチプ。【ハラミユッケのにぎり寿司】からスタート。下に海苔を敷いて食べやすいように工夫してあります。巻も旨いですがこれもアメリカン寿司雰囲気で楽しい。

ホロリと崩れるハラミのユッケがなんとも甘くていいお味。とろける旨さなのです。続いては【サンカクバラの握り】。軽く炙ってあるのでサシがふわりと舌に転がる。そして【ネックスープ】を。今回の方が焼肉の日のスープよりも味がしっかりと決まっている感じです。塩と香辛料がびたっとはまってます。これは旨い。

で【生の盛り合わせ】へと。サガリ、生センマイハツ刺、ミノ湯引き、そして生レバー。こちらの方も実に新鮮旨旨。あまりの旨さに土曜日であることを忘れていました。てっきり平日の新鮮ホルモン気分で。いやー感動している場合じゃない。続いては【タンの二種盛り】が。焼きものですね。塩された厚切りのタンは上タン。実にブロック。

そしてもう一種はタン下。タンルートとかタンカルビとか呼ばれる部位。これを薄切りでサクッと炙っていただきます。こりゃあいい！もっと厚切りをこりこりと頂くのも良いですが、脂が溶け出す寸前くらいの炙り焼もなかなかオツなもの。対照的にじっくりと焼き込んだ厚タンも肉汁をしっかりと捕らえて幸せ度アップです。

ホルモンは【コテツ】。小腸はやや長めにカットされた脂しっかりな上物。柚胡椒のピリ辛がなんとも素敵な一品となってます。【ハート】はしっかりと脂付き。この脂の甘味が堪らない旨さです。こちらはカイエンペッパーでちょい辛仕上げ。もっとも脂の甘味を盛り上げる程度のスパイスですが。うん、旨い。まだまだ塩でホルモンを。

【ハチカブ】はゆかりの塩加減で。紫蘇の香りとハチカブの歯応えが実に和風な焼肉を演出してくれますね。そして【シャトーブリアン】はヒレの上物。山葵と塩昆布が軟らかすぎる肉にアクセントとなってますね。こいつは当然の片面焼。口の中で全てがハーモニーとなって幸せの歌を奏でるのです。てなことをいっているといよいよ大物第一弾。

【クラシタステーキ】がやって来ます。こいつはまだカットされていないのですが、いい塩梅で焼けたところでお店のお姉さんにカットして頂きます。そしてそれをポン酢で。さっぱりとサシを流し込む和の調味料の不思議。【炙りレバー】は刺身用そのもの。これを表面だけ網目が付くくらいに軽く炙るとあら不思議、刺身よりも甘味が増します。甘露甘露。

もうこのころにはすっかりとマッコリの虜ですから例のメニュー待ちですね。【ホルモン盛り合わせ】。これがマッコリに実にマッチするのです。アカセン、テッチャン、ミノ。ぶりぶりのテッチャンはしっかりと脂付き。これがなんとも素晴らしく旨い。思わず白飯に走りそうになるのを抑えておきます。どうせ最後に御飯ものが出てくるんですから。

【ナムルとキムチの盛り合わせ】が口直しに。ふむふむ。このナムルとホルモン盛りだけで私の場合は満足しちゃうんですよね。大飯に乗っけて喰えば簡易ピビンパ。そして超大物が登場。【クラシタ火肉山】です。莫迦。大莫迦肉。ハイジ的には”立った！クラシタが立った！”と叫びそうな莫迦肉。前回は寝てたのに今回は頑張って立ってます。

これを網にドーーン！我々四人席なのでちょっと少なめかな？と思ったけど六人席の肉との大きさにさして差がないところが同席したゆうちゃん之助さんへの警戒が伺い知れます。ちなみにもう一つの四人席にはさいとーさんがいますのでこちらの肉も推して知るべし。要は全ての肉がでかかった。こちらはチシャに巻いていただきます。旨い！

さて。ここで残念なお知らせがあります。この後、他のテーブルをまわったりしている間にハンバーグカレーなる素敵メニューがあったのですが食べ損ねました。写真もありません。ここはひとつこんな感じだったとこちらのサイトで見て下さい。相当旨かった模様。うーん。今度どこかの団体さんに合流してこれだけ食べさせて頂こうかしら。

ということで非常に大失敗なラストメニューとなりましたがしっかりと満腹でしたので良しとしておきましょう。どうも御馳走様でした。一度ならず二度までもこんな無茶なイベントを開催して頂き、ポッサムチプの皆様には足を向けて寝ることが出来ません。また来年もよろしくお願いします。と、まぁそんな訳で見事に今年の焼肉の日イベントは全て完了しました。最初から最後までお疲れ様でしたゆうちゃん之助さん。

今年のパーフェクトコンプリートは２人ということで。
なんの自慢にもならないコンプリートですが。