ご近所で串カツをいただく「串カツ　翔」

そういえば梅雨入りしたのでしょうか？そういうニュースって見た覚えがないのですがこのところ雨模様が続いています。で、まるで関係がありませんが、最近お気に入りの御近所串カツのお店です。この適当に話が飛びまくるところがこのサイトの醍醐味。

とある焼肉の帰り道。もう少し呑んで帰りましょうかと御料人様と二人して近所を歩いていて発見しました。というか、最初は飲食店かどうかもよく分からなかったのです。新開地の神鉄会館を南に下っていくJRの線路手前。公園の向こうに灯りを見つけまして。誘蛾灯に引き寄せられる蝶のようにふらふらと。おお、串カツですか！

ということでその日はあまり食べられないにもかかわらず軽く頂いてしまいました。そして次回はしっかりと喰いますから、また来ます！などと適当な約束をしてしまうのです。で、二週間ほど前、再びお店へと行ってきました。しっかりと腹を減らしての訪店。さぁ食べまくりましょう。こんばんわ、お邪魔しますねぇ。

このお店、昼間は喫茶店を営まれているのですが、夜は息子さんが営業します串カツ店に早変わり。なので店構えは喫茶店のそのまんま。これがまたなんとも居心地の良さへと繋がります。神戸といえば、昔は辻辻に喫茶店があったという喫茶店激戦区。震災以降は住人が変わってしまったこともあってあちらこちらで閉店してしまいましたが。

そんな訳でこちらのお店も夜の時間勿体ないということで串カツ店に。こちらのご店主がまた若い。パワーが溢れているのです。それがまた心地良いのです。まずはビールの摘みに【キュウリの塩昆布和え】を頂きましょう。本当にそのまんま。キュウリと塩昆布を揉み合えただけ。これがまた酒の肴によろしいですな。サッと出せる摘みがあるのは嬉しいのです。

串カツの方の注文は取り敢えずどんどんと揚げて貰うことに。「出来るまで摘んでください」と頂いたのが【ジャガイモの梅肉味】。さっぱりとして梅肉の塩梅で頂くポテト。こりゃなかなか旨いじゃないですか。ついついビールがすすんでしまう。てな事言っているといよいよ串カツが出来て参りました。ではいただきましょう。

最初は【茄子、玉葱、エビ、山芋、豚肉】から。茄子は薄切りなのに脂っぽくなくあっさりと旨い。玉葱シャッキリ、山芋あっさり。エビは見た目よりももっちりとして堪らんぜ。豚肉はソースよりも塩の方が旨いかな。そうそう、塩もオリジナルの梅塩。これがあっさりとして旨いのです。思わずビールから芋焼酎のロックに変更。

続いては【獅子唐、ソーセージ、トマト、ジャガイモ、ゲソ】の五種類。獅子唐はちょいとアタリ気味（ピリ辛）、ソーセージも旨い。トマトはそのまんまで串カツに。中身が熱くなっているので火傷しないように慎重に。そしてゲソが旨い。もうね、何というかぶりぶりでしっかりとした味わい。こりゃあ堪らないね。ジャガイモはソースたっぷりでほくほくと頂く。

ここで一品挟みましょう。【タコとレンコンの煮物】など。しっかりと含め煮で実に旨いじゃないですか。お訊きしたところによると、最初にタコとレンコンをフライパンで炒めてから煮ると良い感じで短時間に仕上がるそうです。確かに肉じゃがも最初に炒めてから煮ますね。今度家でも作ってみましょうか。そんな素朴な旨さなのです。

そしてラストは【餃子、オクラ、チーズ、チクワ】で〆。餃子は素揚げなので揚げ餃子。チクワとオクラも旨い。そしてスモークチーズの串カツ。これが堪らなく旨いです。思わずワインが欲しくなるほどに。そしてこの串カツがどれも一串90円という嬉しさ。一本が大きすぎないので今回のように14本喰っても胃もたれ無し。これは嬉しいじゃないですか。

ということですっかりと御馳走様でした。近所で串カツがゆっくり喰える店を見つけて実に幸せです。また油ものが切れた時にはよろしくおねがいします。脂と油は切れると動けませんからね。

牛の脂は切れる暇がありませんが。
牛肉の串カツがあればより完璧ですね。