初めての鹿児島旅行二日目〜朝飯と昼飯「市場食堂」「辰巳」

さてさて鹿児島旅行二日目に突入します。前日は決行楽しく呑み喰いしたのですが、如何せん時間がなかった。おかげで行けた店はわずかに一軒のみ。我々の旅行にしては至っておとなしい行程となってしまいました。

ということで二日目はちょっと早めに起き出すことにしましょう。ごそごそと起き出して向かうは市場の食堂。鹿児島中央卸売り市場の中に併設されている食堂は、市場で働く人のみならず観光客までも受け入れてくださる太っ腹な食堂なのです。というか、まぁ大抵の食堂は大丈夫なんですけどね。ということでホテルからぶらぶらと歩き続けて数十分、結構距離がありましたが到着。

着いてみたら何軒かほかにもお店がありますねぇ。それでも初志貫徹、「市場食堂城南店」へとずずぃーと。と、その前に店の手前のメニューなんぞを拝見しましょうか。ほほう、ウニや首折れ鯖など魅力的な定食がありますなぁ。さて、どうしましょうか。当然ですが御料人様と私は別メニュー。同じだと楽しくないからね。御料人様の注文は【刺身定食】を。

これがまた豪華な定食じゃないですか。どのくらい豪華かといいますと念願のキビナゴの刺身、そして首折れ鯖と豪華な二品に鯛鮃烏賊鮪等々、さらにウニまでのっかっているという最早犯罪級の刺身盛り。早速横からつまませていただいたりして…う、旨！何この旨さは！さすが市場の食堂、魚の鮮度が良すぎますわ。では、私の方の定食も喰いましょう。

【貝汁定食】なのです。もうね、このネーミングで注文しないわけにはいかないじゃないですか。メインが貝汁。沖縄の味噌汁を彷彿とさせる定食は、あさりの味噌仕立てがメインです。あっさりとした味噌仕立ては前日の酒で弱った体を癒してくれるのです。いや、弱ってないけどね。最近呑み方をようやく覚えたので宿酔ってのはほとんどないのです。でも貝汁、旨い。

で、副惣菜。鰺フライ。またこれがメチャメチャに旨い。身はふっくらとジューシーに揚げられた鰺。いや、これだけで十分呑めます。うん、呑んでるけどね。ビール呑んでるけどねー！あうあう幸せの泉ここに有り。酌めども尽きぬ幸せの泉。いつもはご飯は半分くらいの御料人様がほとんど一人で食っちゃうほどに刺身も貝汁も旨すぎですわ。いやー御馳走様でした。

すっかりと腹もくちましたのでぼちぼちと移動することにしましょうか。ええ、またしても長い道のりをひたすら歩いて移動するのです。

特にアテも無いので駅の方へと行ってみることにしましょう。非常に天気もよろしくて、いや、よろしすぎまして、というか、あれだあれ。暑いんだわ。もうね、お日様がギラギラと肌を突き刺す真夏なのです。それでもまわりに何か面白いところはないかときょろきょろ。うん、ないね。無いというよりも基本的に点と点を結ぶ町の展開。なので移動は車が中心。歩いても何もないのです。

そろそろ限界かという頃に鹿児島中央駅につきました。あと500m遠かったら危なかったかも知れません。嘘ですけど。ま、何より超科学の力であるエアコンが効いているので復活しました。ついでに紅芋ソフトクリームを食べて更なる涼を得るのでした。いやー冷たいもんが旨いですわ。せっかくの駅ビルですから土産物の物色などもしておきましょう。

食料品売場は結構楽しいんですよね。いろいろと買いたいものもありましたがさすがにダンボールもって飛行機というのも如何なものかと断念しましたけどね。

さてさて。すっかりと元気を取り戻したところでそろそろお昼ご飯を考えねば成りません。そして晩飯の店も決めなければ。ではこうしましょう。路面電車に乗って繁華街であるところの天文館通へと移動なのです。この路面電車、実は大好きなのです。町の様子も見れますし、割りと安い料金で移動できますし。バスもいいのですが神戸にない路面電車に心惹かれるのは旅情も合間っての心情なのですね。

でまぁあっという間に天文館通。朝からあれだけの時間歩いたというのに
路面電車ならあっという間。ではでは元気なウチにうろつきませう。ほうほう、なかなかいい店が有るじゃないですか。夜はあそことあそこが良いかな？てな事言いながらお昼はがっつりと揚げ物に決定。ほら、鹿児島といえば黒豚でしょう？看板に黒豚居酒屋と書かれてしまっては仕方がない。

お店に入ってみたならば、そこは完全な居酒屋仕様。というか居酒屋が昼に定食を出しているんですね。座敷席に腰を据えまして、さて、何をいただきましょうか？私は【黒豚とんかつ定食】を。御料人様は？え？それですか？マジで？【黒豚しゃぶしゃぶ定食】。いやーいいね！それいきましょう。あ、ビールもくださいね。こんなに暑いんだから仕方ないじゃないか。

しばし料理が出来るのを待つわけですが、どういうわけか隣の席のビジネスマン風の方々が昼間っからガンガンと呑んですっかり出来上がっております。いや、私なんかもよくやっているので何ということはないのですが何せ声がデカイ。しかも関西弁。うーん、同じ関西人として一言物申した方がいいのでしょうか？言わないですけどね。ほら、ガラス彫刻のような蚤の心臓ですからね。

そんなこんなで料理がやって来ました。まずは御料人様のしゃぶしゃぶから。えーと。すげえ量があるんですが。バラの薄切りがこれでもかと天こ盛り。その上野菜も普通についてます。一人前とはとても思えないんですが。早速しゃぶしゃぶといただきましょう。おー旨いじゃないですか。だしの加減もいい塩梅でこりゃビールがすすみますわ、すみません、お代わりください。

御料人様のしゃぶしゃぶを横からつまみ食いしていたら、やって来ました私のとんかつチャン。ほう、既に衣に味がついてますね。しかも下味がしっかりと。薄手の関西風とんかつは結構バリッと仕上がってます。うん、旨い。いかにも酒の肴という感じで居酒屋メニューというのがよく分かります。でまぁサクッといただいてしまって御馳走様でした。あ、御料人様のしゃぶしゃぶは雑炊までしっかりといただきました。

もうすっかりと満足です。本当はまだまだ呑めますし喰えますが、夜のために一旦ホテルに戻って休息を入れることにします。がんがんと食い続けられるほどわかさに溢れてないんですよ、私。こうやって自らを防衛しているようではダメですね。もっとアグレッシブに生きなければ。

そんなこと言いながら昼寝したんですけどね。
マジで弱っていく自分に驚愕の毎日です。