2011年も焼肉の日は大騒ぎ〜宵宵祭は糸桜で〜

さて、昨日の宣言通り頑張りますよ、焼肉の日イベント更新。まずは土曜日から。朝からしっかりランニングで汗とカロリーを流して本番へと挑むのです。ここで足でも挫いては意味がないので御料人様と二人でかなりペースを落として走りました。よし、準備万端。

といいつつ当日の座席表やらグッズなんかを用意してたりして。全く、いつまで経ってもぎりぎりまでやらないんだから。というのを八月末に言われるとまるで夏休みの宿題を溜め込んでいた小学生の気分。脳味噌と夢と希望は小学生なみなんですけどね。如何せん責任感くらいはオトナになりたいものだと今更ながらに思います。そんな葛藤を抱きつつ、向かうはいつもの。

そう、焼肉イベント前には必ずと言っていいほど原酒店にて一杯引っ掛けます。というか、あれです、シャワーで禊ぎを済ませた後の御神酒ですね。これで体の外と中を綺麗にしているわけです。ついでに昼飯喰い損ねたので【厚揚げ】喰っておきました。いきなり乾杯で一気飲みしたら酔っ払いそうな予感がヒシヒシとしていたもので。最終的には酔っ払うんですが。

さて、恒例行事が終わったところでしとしとと降る雨の中タクシーを拾って会場となる糸桜へと向かいます。原酒店では東京組先行部隊二名と呑んでいたのですが、どういうわけか後続隊であるアマグリさんながしまさんたち四名とばったりと出会ってしまうという運命のハプニング。そのまま二台のタクシーに分乗して出発進行。

焼肉の日イベントでは、毎年のことですがオリジナル祭半纏で正装している私。いわゆる第一礼装な訳です。いつもこの格好でJRなどの公共交通機関を使っているのですが、どうやらひどく目立っていた模様。いや、いつもじろじろ見る人もいないし気にしてなかったんですけどね。どうやらヤバイ人扱いで目をそらされていた模様です。ま、仕方ないね。

そんなこんなで無事に「糸桜」に到着。御料人様によって会計が終わりいよいよ祭のスタートです。今回も呑み放題ということで気合いが入っています。まずは乾杯。不肖私てつやの音頭の下飲み干されるビール。いやほー！始まったぜ野郎共！まずは【生レバー】から。今回は胡麻油だけ。オリーブオイルも美味しいけれどもやっぱり基本は胡麻油だね！

そして【白菜のキムチ】。この店で普通にキムチをいただくとは。あまり辛くない、やや浅めの漬け具合。うん、いいね。で、乾杯のビールが無くなったところで【赤ワイン】をいただきましょうか。今回のイベントのためにご店主が用意してくれたマグナムボトル。いいねぇ、肉とワイン。そうこうしていると七輪が運ばれてきていよいよ焼肉なのです。

三種盛りになってやって来たのは【徳島県産雌のロース、燻製ツラミ、但馬牛カルビ】というステキセット。まずは気になる燻製ツラミから。ほう、イイ感じでスモーキーじゃないですか。こいつを軽く炙るわけですが、どちらかというとこのまんまで喰っちゃいたいほどのルックス。生ハムっぽいのですわ。でも炙ります。ほぼ片面焼。焼き網に乗せてちりちりと縮んだあたりでパクリ。

おお、いいねぇ。まさに燻製の香りで食欲増進。これに使う薬味は【生八味】です。前回、打ち合わせに伺ったときに味見したもの。これが何とも堪らない。少々香りが強いのでほんの少しで十分。山椒のピリッとした刺激がツラミの野趣溢れる肉質に良く合いますわ。ロースの方も刺がみっちり。これも生八味で旨いです。ふーむ、これは万能薬味ですなぁ。

但馬牛カルビはサシではなくて脂。焼いてこそ旨味が出るのが脂。焼きます、わりとしっかりと。そして喰う。うふふ、旨すぎ。サシ肉苦手といいつつもこのくらいの量なら美味しく頂けるじゃあないですか！続いてはホルモン系の塩。【タン下カルビ、ハラミ】のセット。タン下カルビはタンルートやタンカルビなどと呼ばれている牛タンのスジの部分。これ、大好物。

当然頂きます、焼きます、喰います、旨いです。ジュわりと染み出す脂が堪らんです。ハラミはサックリとした食感でアッサリと。うん、旨い旨い。で、〆にはホルモン盛り合わせ。【ハツ、アカセン、テッチャン、ハツモト、丸腸、ミノ、ハチノス、センマイ、シビレ、レバー】と、ガッツリ頂くホルモンミックス。この中でも特にシビレと丸腸、レバーが旨い。

世間では焼レバーの評判が悪いのですが、実際には旨いんですよ。焼き加減と肉質の問題。この店では生レバーも焼レバーも鮮度は同じ。ちょっと場所が違うというだけ。表面を炙るだけでも、しっかりと焼き込んでも絶対に旨いレバーなのです。是非一度お試しください、などとサブリミナル広告。さて、ではそろそろご飯ものがやって来る頃です。

やって来ました【牛スジカレー】。器が特殊な形なのでパッと見た目は少なく見えますが、実は底が異常にデカイので普通のカレー一杯分あります。旨いです。牛スジの旨味しっかりで堪りませんわ。ということで御馳走様でした。持ち込みオッケーということだったので、原酒店でしっかりと【大黒正宗十五】を買い込んでみなで回して呑んでましたがそれも底を尽きたようです。

で、終了なのですが、何といいますか終了時間が早すぎました。こういう場合はどうするかというともう一軒行ってしまうのです。莫迦ですか？ハイ莫迦です。

辿り着いたのは神戸駅近くの「海月食堂」。しかも先導したのは御料人様という珍しい現象。普段は肉で終わってしまうのに。取り敢えずビールがあるので乾杯しましょう。イベントというのは酒がある限り終わらないものなのです。かといって酒だけで終わることもありません。すみません【前菜盛り合わせ】お願いします。うん、喰っちゃいます。普通に。

とはいえ明日のこともありますからね。ここで〆のラーメンとか誰か言い出さないかとワクワクしていたのですがみんなオトナになったものです。【焼餃子】と【唐揚げ】になりました。うん？オトナ？本当に？で、餃子といえば【紹興酒】でしょう。わははは、やっぱり莫迦だった。紹興酒をロックで呑みつつ餃子と唐揚げ。あのね、旨いの。何でか知らないけど旨いの。

もう肉は要らないけど餃子は旨い。そして牛は要らないけど鶏は旨い。ニンゲンの体ってのは実に不思議なもんですね。あれだけ満足満腹だと思っていたのに色んな言い訳しながらまだ喰えちゃうんですから。とはいえ、そろそろ時間的にも解散せねばならなくなってきました。だってほらまだ明日も明後日もイベントは続くんですから。このあたりで勘弁しておかないとね。

ということで本当に御馳走様でした。何のかんので二軒ハシゴの宵宵祭。無事に終了いたしました。明日も頑張って喰いましょう！

そして、翌日は本当に昼間っからえらいことになりました。
もういい加減、学習すればいいと思うよ。