焼肉の日2012〜いよいよ本番始まります〜

さて、いよいよ夜の部に突入、というか本来のイベントスタートですね。いつも思うのですが、始まるまでの長さが異常なのです。ヘタすりゃあ前日の昼から呑みっぱなしだったりしますからね。あ、今回も呑みっぱなしだったわ。

でまぁ自宅で正装した後は禊ぎの一杯をいただきに「原酒店」へ。もう毎年恒例なので今更ですが、ここで日本酒を引っ掛けてがっつりと焼肉に浸るのがお約束。大方の予想通り、既に呑んでるメンバー多数。良いんです、これこそが焼肉の日に毎年行われるサバトのスタート地点なのですから。混沌の中からしか本当の光は見つからないということです。うん、適当さ加減は健在だった。

皆さん呑んでますが私は一足先に開場であるポッサムチプへ。一応主催者扱いですからね。既にスタンバイしているのは御料人様。いつもいつもすみません、酔っ払いで。

開場からスタートまで、ぞろぞろと何となく集まりまして。で、いよいよ乾杯。まぁ昼間っから随分と乾杯しているような気はしますが、本当のスタートはここから。てなわけで、これまた毎年ワンパターンを極めた「焼肉の日バンザイ」でグイッと。さぁ喰うぜ！いつものように貸切ですから怖いもの無し。何が怖いもの無しかというと多少乱れても通報されないから。これは心強い。

完全おまかせのフルコース、今年も何が出てくるのかは誰も分からない。あ、でもありがたいことに今年は全てのメニューが張り出されていました。これは非常にありがたいです。もうね、毎回毎回メニューを思えるので一苦労していますからねぇ。うん、嘘ついた。すごーい嘘ついた。いつだってメニューは人任せで自分で覚える頃なんてここ数年全くないね。

私にはゆうちゃん之助さんという素晴らしい記憶媒体がいますから。ということで詳しいメニューはこちらをご覧下さい。私の方は流れだけを適当に見て頂ければ十分かと思います。それでも一応はメニューを書き出していきましょうか。それくらいはしないとね。自分の存在理由がなくなってしまうかも知れないですから。既に無いような気がしなくもないくらい独り言すら更新してませんけどね。

えーと、気を取り直して。まずは生ものから。そうそう、このところのいろいろな事件や規制で生で食べられるメニューが激減しています。ちなみに今回書いている記事は8月29日の事なのでその後に規制が入ったものがあるかも知れませんが、この時点では特に問題ないものです。ここを読んで、すわ一大事！と思われた方、大丈夫です。そのあたりはご心配なく。

で、生もの。【くりの冷しゃぶ、そとひらのレアユッケ、はねしたの炙り寿し、ハート刺】。レアユッケは見た目は生に見えますがしっかりとタタキになってます。冷しゃぶも湯引きされてますし、炙り寿司もいい塩梅。できる限り美味しく食べられるようにお店の創意工夫がありがたいのです。あ、今回のおまかせのフルコースは「石垣牛」と石垣産の野菜調味料を使ったコースだそうです。

なんで石垣なのかは分かりませんが、よく見たら壁には石垣の新聞がレイアウトされていたり、乾杯のビールが【石垣島ピルスナービール】であったりとまさに石垣フルコース。こういうのは実に楽しいですねぇ。なので炙り寿司には島ラッキョと海ぶどうが、レアユッケにはゴーヤがあしらわれていたりと見ているだけで南国気分。（これを書いている時点で十月の末なのですが）

この間、ビールやマッコリは当然、ワインに焼酎とガンガンと呑んでます。わははは、またどうせこのまま酔いつぶれる系のダメニンゲン一直線だね。気にしない気にしない、年に一度の祭じゃないか。そしてここでロースターに火が入って塩焼きが始まります。ある意味、ここからが本来の焼肉な訳です。散々喰っていたような気がしますが、アレはまだ序章。俺たちの旅はラダトームの町から出てすらいなかった。

塩焼きは【レバー、タン、みすじ、てっちゃん、クラシタステーキ、ハチカブ、TK】と結構な量が。普通はこれだけで腹一杯になりますが、そこはポッサムマジック。ほとんどの肉が一人一切れ。しかも一品ずつ出てくるのでそんなに食べたような気にならないのです。が、しかし。私のような上級旅人はこんな罠には決してかかりません。ほら、サイト名も焼肉の”罠”というくらいですから。

あまり一気に喰わずに用心しながら食べ進みます。最初の町の付近でスライムを倒して経験値を上げるように。ここで軽く野菜系で箸休め。【石垣産ナムル畑、小松菜のキムチ】は砂漠のオアシス。ナムルといっても普段は見ないようなゴーヤなどで一味違いますなぁ。こういうのは大変好みですからもっとやって下さい。つか、このナムルだけで相当酒呑めますぜ、この好き者が。

そしてタレ焼きへと突入していきます。ドラクエでいえば全ての中ボスが終わって本格的にキャラ強化が入る頃でしょうか。つまりは中盤からラストへと大きくドラマが動くときです。【インサイド、フランク、クラシタロース、まくら、コテツ、チレ、ミノ、タケノコ】とこれらが我が身体に挑んでくるわけです。当然ですが全てと戦っていては生き残れません。

ということで持ち帰り容器をいただいて焼いた肉をせっせと詰め込んでいくのです。まぁ有り体に言えば半分くらいは試合放棄。だってほら、私今回ホスト役じゃないですか。片膝ついて煙草に火をつけたり合いの手や手拍子をしなくてはいけないじゃないですか。しなくても良いんですけどね。でも食い過ぎて動けなくなるわけにはいかないのですわ。そんな言い訳を見つけた今日この頃。

さて、のらりくらりとタレ焼きの半分はお持ち帰りに。とうとうラスボスの登場です。【石垣牛カレーラーメンとうがらし麺】とまぁ、うん、こりゃあ強敵だわ。トロントロンに煮込まれた石垣牛と太麺との絡みがただ事じゃあない。何がただ事じゃないかというと旨いです。味濃いですけど旨いです。こういう方向性の濃さは結構好きなのです。思わずお代わりしそうになる。

いやいや、そんなことしたら大変な事に、それでももうちょっと、という地獄の葛藤の末にちょっとだけお代わり。うん、莫迦です。莫迦はいつものことなので罵られても平気だもん☆とまぁそんな訳でようやく本日のメニューラストが終わるのでした。いやー今回も喰いましたなぁ。途中から持ち帰りにジョブチェンジしたとはいえ、それでも大概喰いましたわ。

いつものように〆にはソフトクリーム。今回は【ゴーヤソフトクリーム】だそうです。まったく、どこまでも石垣じゃあないですか。しかもトッピングがゴーヤとシークワーサーと、どこまで行き着くことやら。恐ろしいまでの店長のこだわりに脱帽なのです。いやー旨かった、マジ旨かった。ちなみにお土産に石垣牛せんべいとシークヮーサーガムまでいただくというオチまでついてました。

マジで御馳走様でした。もう無理です。今回も大変お世話になりました。こんな無茶苦茶な宴会を開催して頂ける店はなかなかありませんです。また来年もよろしくお願いします！

えーと。実は四日後にもう一回やるんですけどね、焼肉の日。
二回目もよろしくお願いしますの間違いでした。