またしても1ヶ月ぶりのご無沙汰です。いやー相変わらず1〜3月はあっという間に過ぎますねぇ。そんな訳でシレッと台湾旅行の続きを。前置きすら必要ないほどさりげなくスタート。
さてさて。二日目の朝がやって来ました。本日は、ながしま夫妻の主導の下、観光地めぐりに行く予定なのです。作戦会議のために朝食会場へ。やはり誰が何と言おうとも朝は【中華粥】からのスタートです。揚げパンも必須。朝から外で食べることが決まってますから軽く軽く肉中心に。ハム的な何かをお粥と一緒に。うは、これ普通に旨いですわ。
一旦部屋に戻って準備準備。そしてビール。台湾ビール。いつもの朝酒なのです。ほら旅ですから。旅といえばビールと相場は決まっています。日本だろうと台湾だろうとハワイだろうと。
そして向かうは欲望という名の台湾鉄道。ICカードにチャージしておくと改札も楽々。こりゃー楽で良いです。チャージも割と簡単だし。ということで南に向かってひた走るのです(電車が)。
そして台北駅に到着。街歩きは基本ですからまずは地下街をウロウロと。小腹もそろそろ減ってきたのでどこかで休みがてら、いや、呑みがてら何かつまみましょう。目についたのが「鼎記 牛肉麵‧豬排飯專賣 」という明らかに面白そうなお店。
まずは【皮蛋豆腐】を。やはり台湾ですからそれらしいメニューは大切。そして予想通りに旨い。豆腐はもっと木綿豆腐っぽいかと思ったのですがしっとりとした豆腐。何よりピータン旨いです。堪らんです。
ビールですからやはり揚げ物が欲しい。【肉巻きカツ】などを。パン粉ががさがさしてますがこれまたビールの肴には最適じゃないですか。いやー旨いわ。お店の方は四人で二品と申し訳なかったのですが、代わりにきっちりビールお代わりしたので御勘弁下さいませ。
ということで御馳走様。先へと進みましょう。あ、そういえば地下街に萌え絵があちこちに。メイドさんや執事さんもカフェってらっしゃいました。
で、次のお店へ。むしろこちらが本番です。再び欲望という名の台湾鉄道に乗り込んで、向かうは「長白小館」なのです。えーと、何の店ですか?鍋?火鍋?ほほーー。
【酸菜白肉火鍋】といいまして、まぁ名前のまんまそのまんま。酸っぱい白菜と肉の火鍋。いいねぇ、実に良い。アタクシなんぞは肉と白菜があればそれで生きていける方の人間ですから。
まぁあれです。先に言っときます。旨いです。莫迦旨。鍋がぐつぐついっている間に薬味を自分で調整するんですが、香菜が食べ放題。日本じゃあちょいと追加するにも料金がかかるけどこの店では好きなだけ自分で盛り放題。当然がっつり頂きましたとも。(あ、器にはひらがなで「かき」と書いてました)
そしてこれがまた旨いんだわ。なんといいますか適度な酸味が食欲とビール欲をそそるのです。この時点で何本かのビールが空いてますが、鍋の方もかなりの勢いです。
なので当然追加です。肉。今回は豚肉(白肉)と羊肉をガンガンと頂きます。ずばりこの鍋には牛よりも豚と羊が正解だと思うよ。だってその証拠にお代わりしても足りないほどだったから。旨過ぎるんだ肉が。
いやーマジ旨い、御馳走様です。ビール呑みすぎて人としてどうかと思う昼下がり。いやむしろ完璧なまでのランチタイム。泥酔してないだけマシだと思って欲しいほど。腹一杯だ。腹一杯過ぎるので少々歩くことにしましょう。
なぜか日式のとんかつ店があちこちにあるのですが、さすがに腹一杯なので無理。本当なら少しくらい食べたかったんですけどね。
で、次の目的地に到着。ほら、食後といえばあれです、デザートです。台湾で話題のかき氷頂きましょう。どうせならと有名店「アイス・モンスター」に到着。まぁ予想通り並んでましたが。それでも早めに着いたのでマシな方でした。
さて。ではでは四人なので四つ注文。うん、この時には気がついてなかったけど暴挙でした。そう、店内は寒いのです。入った直後は涼しい〜などと余裕でした。でも四つのかき氷が届く頃には心底冷えております。それでも無情に氷菓はやってくるのです。
【新鮮芒果綿花甜、新鮮草莓綿花甜、變態咖啡棉花甜、珍珠奶茶綿花甜】の四つ。マンゴー、苺、コーヒー、タピオカと意外とメニューが分かってしまうのです。いや、本当は写真見たんだけどね。そして日本語メニューもあるけどね。これがまた美味しいけど量が多いのです。一人一個は多すぎですわ。四人なら三つくらいにしておくのが吉です。
いよいよ冷え切ったところで完食。少なくとも自分の分だけは完食。それ以外も食べたけど途中から苦行になりそうでした。次回はテイクアウトにして蒸し暑い町中で食べようと心に誓うのでした。
そして、これからが本格的な観光になるのです。台湾といえば九份。そう千と千尋で有名なあの場所に行かなくては。その前に、ながしま夫妻が「ランタン飛ばし」に行くということで、観光化しきりタクシーで九份までの途中の十份へと。まぁあれです、我々夫婦ではまず行かない場所なので楽しい。
で、ランタンを飛ばすわけですが、これがまた上手くいかなくて。一応飛び上がるんだけどすぐに降りてくるのですわ。そして最終的に川の方へと不時着。あまりのダメダメ具合に腹抱えて笑っちゃいました。ええ、まわりの台湾人観光客も大喜び。
一通り大笑いしたあと、移動しましょうか、と思ったらドライバーさんが調べてくれて別の場所でもランタン飛ばしが出来るとかで急遽そちらに向かいます。そしてこちらの方が賑わってました、ランタンで。
再び挑戦したところ今度は無事に大空高く舞い上がりお疲れ様でした。いやーすげー飛ぶんですねぇ。つーかあれ、どこかに落ちて火事とかにならないのでしょうか?一抹の不安を置き去りに次の目的地、九份へと移動なのです。
無事に辿り着いたそこは夜の九份。うわー、人が一杯だー。こりゃあなんとも素晴らしい観光地ですわ。細い商店街のようになった小道をひたすら歩いて登っていくのです。これがなんとも面白い店があります。赤い九份の文字が入った提灯がどこまでも続いて、確かにこれは映画の中に入り込んだような気分です。
そして目的の茶屋「阿妹茶僂」を発見。上手い具合に席も取れて【干菓子】なんかと一緒にお茶を頂きます。だって酒がないんだもの。
すっかりと九份観光を満喫しましたので、いよいよ晩飯に向かうことにいたしましょう。
再び貸切のタクシーに乗り込んで向かうのはやはり夜市。台湾といえば夜市。「饒河街観光夜市(raohe st. night market)」にやって来ました。
タクシードライバーさんの助言によるとトイレがないそうなので入口にあるコンビニで行っておくといいよ、とのこと。うーん、至れり尽くせりです。なんて親切なんでしょう。でもここでお別れ。また会う日まで、再見!
まぁこれが大盛況な夜市なのです。取り敢えず、ブラブラと屋台を見て回りますと、怪しげなお土産やら旨そうな何かやら。よく分からないホルモン的なものが一杯で魅力的なのです。
そんな中、魚介と生け簀に惹かれてしまったのが「萬里香」という屋台でなく実店舗。良しここにしましょう。まずは台湾ビールで乾杯。
屋外に会議用テーブルを並べるという素敵な席でご機嫌で呑み始めたところ、真後ろのテーブルには日本人観光客。どうやらビジネスで来られているみたいですがすっかりとメートルあがってます。うー、コッチも負けてられません。まずは【内臓の煮込み】を。あれです、まるで言葉が分からないからメニューもほとんど分からんのです。いやしかしこれ旨いわ。ブツ切りのホルモンが煮込まれているだけなのですが、ライトな台湾ビールと蒸し暑さに最高のメニュー。
よーし勢いつけて次々!やっぱり魚介で【イカの炒めもの】いきましょう!これまた何とも酒呑の心をグッと鷲掴み。ちょっと辛めの味付けが堪らんですよ。
あ、そうそうちょっとは野菜も食べましょう。【若竹の煮込み】なんてのも。あ、これご飯だ、白いご飯が欲しい。
もうね、旨くて旨くて堪らんわけですよ。すっかりとビール呑みすぎです。なのでそろそろ移動しましょう。さらに夜市を歩くのですが、犬を連れている人多いですね。しかもデカイ犬。どの子もおとなしいのですが本気で襲われたら余裕で負けそうです。などと話してたら気になるものが。臭豆腐+鴨血って。
よーし、これだ!大腸頭ってのも気になるけど何といっても台湾の二大癖のある食材、臭豆腐と鴨血って。しかも一度に食べるというお得感!頂きましょう!これがまた普通にカップに入っているという素敵さなのですわよ。
なぜか麺のように榎茸が入っているのですが…う、旨い!確かに臭いですし血の苦みもあるのですが、それが相まって新しい旨さに昇天してます。あぁ、ビールが欲しい、でもない。うー、仕方ないです。がっつがつと頂いて御馳走様でした。大満足。
すっかりと時間は深夜帯へと突入。我々夫婦はそろそろ限界です。皆でタクシーに乗り込んでホテルへと。あ、当然ですがコンビニで台湾ビール買い込みました。例え泥酔しようとも風呂上がりのビールだけは欠かせませんからね。さらに士林夜市に出かけるというながしまご夫妻を見送って無事に帰還。楽しい一日でした。
たまには観光するのも新鮮で良いです。
夫婦二人だと本当に観光地に行かないですからねぇ。
鼎記牛肉麵(台北地下街)
台北市市民大道台北地下街22號
長白小館
台北市光復南路240巷53号
ICE MONSTER
台北市忠孝東路四段297号
阿妹茶酒館 (九份)
新北市瑞芳区崇文里市下巷20号
饒河街夜市萬里香熱炒
台北市台北市饒河街30號
施老閶
台北市台北市饒河街