2014年7月21日初めての台湾〜三日目〜「世紀豆漿大王、盛園絲瓜小籠湯包、東家、石家割包」

ふと気がつくと陽気は春に向かっています。そんな中でも去年の夏の台湾の思い出話が続くのです。そんなサイトです、焼肉の罠。そして焼肉とあまり関係がないのです。

さて、いよいよ三日目の朝がやって来ました。この日はしっかりと予定が決まっております。台湾といえば豆漿でしょう。朝から外食は中華の基本。そんな訳でホテルの朝食に見向きもせず早々に欲望という名の台湾鉄道に乗り込むのです。

向かったのは「世界豆漿大王」というその名で分かる豆漿のお店。あまりにも有名すぎるお店なのですが、焼肉大王という二つ名を頂いている以上、この名のお店に行かないわけにはいきません。

でまぁ注文するわけですが。当然漢字で書いてあります。うん、ある程度読めます。注文は紙に数字を書き込むので何とかなりそう。というか、私はほとんど発言権がないわけですが。いや、いいんです。こういうのは旅慣れて語学堪能な方々にお任せしておけば大体何とかなるというもの。

まずは当然の【熱豆漿】。熱い豆乳ですわ。おぉ、いいねぇ、【油條（揚げパン）】が浮いてます、って、あれ？注文したよね？ああ、最初から入ってたのか−。まぁ主食だから多くても良いよ。

そして【韮菜盒】。ニラ饅頭ですね。これがまた旨いんだわ。もうね、しっかりと腹持ちしそうなどっしり感。

そして【蘿蔔糕】大根餅。うん、間違ったね。となりの番号の小龍包と間違ったね。よくあるよくある。ところがこいつが旨いから素晴らしい。転んでも旨いモン掴んで立ち上がる人々ですから。しっとりもっちりと何とも素晴らしい。

【肉包】は豚まんですね。これは安定の美味しさ。皮の部分がしっかりとしているのでこれだけで一食とかも朝ならありかもしれないです、旨。

最後に冷たい豆乳【冰豆漿】も頂いて御馳走様でした。ええ、かなり量は少なく注文しました。なにせ本日は基本的に色々なところを歩いてまわる予定ですから。

ということで次にいきましょうか。実はこの世界豆漿大王がある辺りは朝市が立ってまして、我ら市場マニア夫婦の大好物な訳なのです。当然のように市場を行ったり来たり。いやー面白そうなもん売ってますわ。近所に住んでたら取り敢えず買い物したくなる事受け合い。

そしてすぐ近くではテレビと思わしきスタッフが撮影してました。飲食店から出てきていたので日本でいうところのグルメ番組っぽいものだったのでしょう。

地下道をブラブラと歩いていると、ダンスの練習をしている若人達。ほう、このスペースは解放されているんですね。いくつかのグループに分かれて頑張ってました。まぁ、踊ったって腹減るだけなのに。若いって素敵。

そして続いては昼飯に。「盛園絲瓜小籠湯包」は、もう名前の通りの小龍包の店。小籠包食べるよ！あ、外観写真撮り忘れた。

まずは台湾ビールで乾杯。台湾に着いて以来ビールばっかり呑んでますわ。まぁ日本酒はないし、ワインの店を探す気にもならなかったのです。なのでひたすらビール。そして最初の料理は【酸辣湯】から。あのスッパ辛いスープですね。おお、まさしくスッパ辛い。ビールがさらにすすむぜ！

続いては【キュウリの和え物】。台湾の名前が分からんです。というのもショーケースみたいなところに並んでいるのを選んだから。なんだか日本の立ち飲みみたいなスタイルで楽しい。

味の方は塩で揉んで辣油をぶっかけたというまさにビールの肴。これって日本の中華料理店でも出てきますよね前菜に。

【大餅捲牛肉】はパイみたいな生地で巻いてある牛肉と野菜。おおお！完全形の旨さ。食感がもふもふと実に楽しくて旨い。

いよいよ小龍包へと。店名にもなっている【絲瓜小龍湯包】。ヘチマのスープの小龍包。おおぅ！熱い旨い！ん？そうでもない？ちょっと冷めちゃったのかな？それでも素晴らしく旨い。火傷せずにすんで良かったと思おう。

そして個人的には麻婆豆腐的なものが好きなのです。【椒鹽豆腐】は見た目こそ麻婆豆腐っぽいですが、味の方は揚げ豆腐を塩胡椒で頂くという別物。なのにボールに良く合います。自分としては辛いイメージだったのでちょっと拍子抜けでしたが。

【牛肉蒸餃】は読んで字の如く、牛肉の蒸餃子。凄いね、流石は漢字の国。何となくメニューって分かるもんですねぇ。むっちりとした皮と素朴な味付けの牛肉が実に旨い。

やはりシュウマイは外せない。【蝦仁焼売】はエビシュウマイ。これまた実に味わい深い。エビのぷりっぷりが堪らんです。

追加でお願いしたのは【三鮮鍋貼】。もうね、まさに焼き餃子。皮が厚くて肉汁たっぷりニンニクなし。そういえば大概の日本人なら味の想像がつくと思います。その通りの味。旨いですわぁ。

満足、大満足。思いっきり台湾の点心を楽しんだのです。このお店の雰囲気が実に良いのですわ。是非また来ようと思わせてくれる良い店です。道理で日本人の旅行者から人気なわけですね。ということでこの後はお土産ショッピングにブラブラと。あ、我が家はあまりお土産物買わないのでウィンドゥショッピングがメインでしたが。

で、一旦ホテルに戻って休憩。うん、休憩のはずでした。あのね、ホテルの空調が故障だそうです。面白いぜ台湾！こうでなくては旅ってのは面白くありません。ホテルの方から別の系列ホテルへと移動のご案内。そりゃそうです、この真夏の台湾で空調なしじゃ生きていけません。

で、移動先のホテルがなんとランクアップ。ははは、やったね！往路の飛行機はファーストクラス、事故であてがわれたホテルは高級リゾートホテル。今回も莫迦ツキです。

で再びながしまさんアマグリさん夫妻と合流。こちらも当然同じホテルで宿泊なので一緒に移動なのです。で、次の目的地へと。台湾ビールの工場直営のビアガーデンがあると。それは行かねば。早速、欲望という名のタクシーで工場へと。えーと。真っ暗ですなぁ。うん、閉まってるね。どうしようかと思っていたらすぐとなりに酒販店。あ、呑めそうだ！というか呑んでる人がいる！