2014年7月22日　初めての台湾〜四日目後半〜「萬華胡椒餅、阿秀傳統切仔麵店、祖師廟口沙茶牛肉大王、四十年老店通化街西門店」

え？もう五月も終わるの？これはビックリ。そろそろまじめに書かねば１年前の出来事なのに。ということで台湾旅行がまだまだ続くという恐怖。

ながしまさんアマグリさんご夫婦を見送ったあとは、我々も元のホテルに戻ります。無事にエアコンの方も直ったようですし。そして台風もいよいよやって来たようですが荷物を置いて台湾ビール。いつもの光景。

さて、では今からはひたすら歩くことにいたしましょう。まずは御料人様がこの旅で食べたかったという胡椒餅を探しましょうか。胡椒餅って何？身近なものでいえば豚まんみたいな感じですね。胡椒を利かせた肉が入ったファーストフード。特にどこということもなく見かけたところで買ってみたのが「萬華胡椒餅」。

ジューシーでガッツリと腹持ち良さそうな旨さ。ああ、これは旨い。こりゃあ歩きながらというお行儀の悪いニーズにぴったりの旨さだわ。

このエネルギー補給で一気に歩く気満々。よーし歩くぜー、と気合いが入ったところで、あれ？なんか旨そうな店が…。そうだ、そういえばビールが呑みたいぞ！

てな訳で歩き始めて早々に次のお店に。この辺りが我ら夫婦が二人で動き出した途端に通常ペースになるわけですわ。この「阿秀傳統切仔麵」というお店。ネタケースの食材にがっつり心を持っていかれるのです。

で、ビール、ピージャオ、啤酒！うわ、このコップカッコイー！ぐびーっと一気に旨い！

注文はやっぱり台湾ですからこいつでしょう【生腸】なのですわ。いわゆる豚の子宮。あっさりとしているけどその食感がムチムチと堪らんです。結構な量ありますが日本円で300円ほど。こりゃ堪らん旨さ。

そうそう、麺も頂こうじゃないですか。こちらのお店、名前から察するに麺が売りみたいだし。【切仔麺湯】を。おう、あっさりスープの細麺はドンピシャで好みです。うわ、これ旨いわ。

恐らく薬味で皿に好きなように味付けするのでしょうが、このままがいい！旨過ぎ。じゃあ具の代わりに肉喰おうぜ。【雞肉】は蒸し鶏。これを生腸とよく似たタレでいただくとこれまた実にやさしいお味。うひゃー、全然胃袋に負担がない幸せなメニューだ。

あ、そういえばご機嫌で食べている店の前でドレスをいた女性とお付きの男性が写真撮影してました。多分花嫁さんでしょうねぇ。幸せそうで何よりです。ま、我々は食欲優先派ですが。

いやーいきなり美味しく頂いたので少々散歩しましょうか。少々風は強くなってきましたがまだまだ歩くのには大丈夫。町中は古い建物、新しい建物が混在で実に楽しい雰囲気です。空は時々雨がぱらついたりしながらもそれもまた街の景色として。良いですわ。日本観光のラッピングバスも何とも嬉しかったり。

そしてそろそろ夕飯時。ええ、やっぱりアレでしょう。肉です肉。私も一部地域では焼肉大王とまで呼ばれている身。ならばこの店は素通りできませんとも「沙茶牛肉大王」。がっつりと頂きましょうかね。

まずはビール、ピージャオ、啤酒！またしてもこのコップ。土産に欲しいぞ！

メニューの方を見てみれば。うん、読めないわ。いや、読めるのもあるよ。取り敢えず高いの喰うか。【牛腰】下さいな。牛心や牛肝は何となく分かる。多分ロースじゃないかなー？腰だし。ま、日本に帰ってから調べたところサーロインらしいです。

サーロインというよりももっとしっかりとした肉ですが空心菜とのコンビネーションが絶妙に旨い。こりゃあいいわ。ビール進むよ。あまりの旨そう気にどこかの犬がおこぼれ頂戴にやって来たよ。でもこいつ、絶対悪いやつだわ。このサッサと寄こせコノヤロウ感が半端ない。

まぁ他のお客さんに追い払われてましたが。じゃあ続き喰うぜ。あ、ちなみに店の外で喰ってますよ我々は。一応アーケードなので屋根はありますが、店の中までいぬが入ってきたわけじゃありません。【炒麺】は牛肉入りです。これまた肉の旨味が麺に絡んで実に旨い。少々の野菜はあくまでも添え物程度。これまたビールが旨い。

最後に頂いたのが汁物。これが何と【牛腦湯】なのです。読んで字の如く。日本ではご禁制の一品。あのね、これ旨いわ。食感が牛の腎臓みたいですがあの臭みがなく淡白なスープで頂くと何とも言えない旨さ。あー、旨い旨い。

のんびりと呑みながら食べながらしているとお店のお子さんが下拵えのお手伝い始まりました。じゃあこの辺りで次の店に行きましょう。どうも御馳走様でした。

さらに町中を散策。ぶらぶらと歩いているとどう見ても入って下さいと言わんがな作りのお店。そういえば絶対に食べようと言いつつまだ食べていないアレがあったわ。ということで「四十年老店通化街西門店」へと。

まずはビール、ピージャオ、啤酒！あ、今回はコップが違う。珍しく自分で栓抜き使うお店です。

日本人だということがすぐに分かるのか日本語メニュー頂きました。おお、分かりやすい。じゃあ【猪粉腸】をお願いします。モツの醬油がけ。豚モツは得意とするところです。さっきは牛肉でしたからね。普通に炒めものかと思ったら煮物でした。醤油煮。これ、いかんよ。ビ、ビールが。適度な塩っ気はビールの消費に甚大なる影響を…。

そして多少は野菜もということで【炸豆腐】。いや、たぶんそんな名前だと思います。厚揚げ。これを野菜という内訳にする自分もどうかと思いますが。なんというか肉の箸休めにね。

そして今回の〆はこいつですわ。【魯肉飯】。もうね、これを食べずに日本には帰れません。このジャンクな雰囲気が最高じゃないですか！ええ、そして旨いです。世の肉飯好きは食べねばならないメニューです。だってこれを肴にビールは呑めるわ白飯喰えるわ。旨！

いやー旨かった。この満足度はただ事じゃないぜ。最近は量を食べなくなったというか食べれなくなってきたので、こういう少量をあちこちで摘まむという旅が実に楽しいのです。ということで本日もお疲れ様でした。さぁ明日に備えて休みましょう。

コンビニでビールを買うのは忘れませんが。

台湾はビールの消費がハワイなみにすすみます。