いやー十年ぶりにインフルエンザ罹りましたわ。もうね、ビックリしますよ、熱は出るわ頭は痛いわ。そんな中で焼肉を食べにいけるわけもなく。先月喰った焼鳥の思い出を心の拠り所に過ごしたここ幾日。アレは美味しかった。
というのはご近所焼鳥の「鳥平」です。実はごく最近一度食べに行ったらなんと臨時休業。えー、食べたかったのに、という思いで一週間後にリベンジしてきました。
何といっても今回は御料人様と二人ですから結構種類が食べられます。一人だと刺身1種類と串を3〜4種類、で丼くらい。でも二人なら、そう二人なら！先付けの【漬物】を食べ終えたらビールでいただく【ささ身梅くずし】。ささ身の刺身を梅肉で。こいつがあっさりとしているのにビールや日本酒に良く合います。
さらに刺身は【ズリ刺】を。サックリとした食感と歯触りに生姜醤油が美味。上品な鳥の味が口の中に広がるのです。うん、堪らんぜ。
もう一品いっときましょう。【肝刺】ですね。鳥の肝は焼いても旨いが生も旨い。牛の生レバーが食べられないご時世ですから鳥の肝を楽しみましょう。そしてこちらの店ではハツもついてくるのです。ご自分で鳥肝を捌かれる方ならご存じかと思いますが鳥肝には心臓も一緒にくっついているんですよね。なのでダブルでお得な肝刺。やっぱりマウイですわ。
で串にまいりましょう。【つくね塩焼】は軟骨入りのつくねを塩で。タレも良いですが塩でいただくとあっさりとしているのに肉の味と軟骨の食感が何とも旨い。こいつがビールと一緒に喉を通ると得も言われぬ幸せ。
お好きな方には堪らない【ヒップ】も塩で。いわゆるボンジリですが、これがまた脂がじゅわっと広がるお口の幸せ口福感。これまた冷えたビールで胃袋急降下。ああ、いいねぇ、幸せだねぇ。
【ネック】はいわゆるセセリですね。良く動かす部位は旨いってのは定説ですが当然ここは旨いに決まってます。あ、そろそろ我慢が限界だわ。すみません、冷やでお酒くださいな。日本酒日本酒。うん、旨いねぇ、痺れるねぇ。
最近は骨粗鬆症なんてのが流行ってますからカルシウムも摂りましょう。【軟骨】は膝の軟骨。こりこりっと、日本酒グビッと。うん、これこれ。堪りませんよ。
そして一周まわってタレにいきましょう。【つくねタレ】。ビールも良いですがタレと日本酒は相性抜群。いやいや、実に旨いです。
串の最後は私の大好物。【皮酢】ですね。カリッと焼いた鶏皮に大根おろしとネギ、上からポン酢をバサリとかけて、これまた酒の肴としか思えない旨さ。
あ、酒の肴といえば【パリパリ焼き】も忘れちゃいけない。薄揚げに海苔とネギを挟んで焼き上げるのです。まぁ騙されたと思ってこいつと日本酒合わせてみてください。もうね、生まれてきたことに感謝するに違いなし。ああ、極楽極楽。
ここでふと目にした新メニュー。頂きましょうか【ささ身の漬け】。これは焼き物かしらと思っていたらマグロの漬けと同様のささ身の刺身をヅケにしてるじゃないですか。ははははは、こりゃまいりました。日本酒お代わりお願いします。くー、こりゃ最高の日本酒のお供です。
この辺りで腹を本格的に膨らせましょう。【手羽焼】。一人一手羽。これがまた良い塩梅で焼けてて、熱つつと言いつつガブリ。じゅわっと染み出る肉汁と脂やっぱりこれが堪りませんわ。
そして最後は【鳥平丼】。ネギ身をご飯に、海苔を山盛り。こいつが最高ですね。なぜかこれで日本酒が飲めるのですから不思議なメニューじゃないですか。いやー旨かった。
どうも御馳走様でした。やっぱりこの店の焼鳥は本当に私の好みです。一人前三串ではありますが小ぶりな串は丁度いい塩梅です。すっかりと大満足な夜となりました。是非また近いうちにお邪魔します。あ、よく考えたらこれ先月の思い出だった。
そろそろ行かねば近いうちじゃなくなりそうです。
とっとと体調を整えることにします。
今回のお店：
炭火焼鳥 鳥平/兵庫店
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-19
TEL.(078)652-6488