今年はまったりといい正月です。いや、そうでもないかな?元日から吞めや喰らえの大騒ぎで昨日はわりと宿酔でしたから。わりとで済んでいる辺りがまったりした良い正月の証しでしょうか。
そんな訳で適度に酔いが醒めたところでお年始回り二日目。ここはやっぱり通い慣れたるトラットリアサッサへと行きましょうか。1月2日からガッツリと営業しているとのことなので食べ過ぎた翌日なりに軽く軽くディナーへと。
いつもの様にワインを持ち込んで。イタリアのロゼの泡。金属っぽいボトルの辛口ロゼはお正月らしい見た目です。うん、美味しいね、昨日の酒の影響が残っているけど。
まずは前菜代わりに【トスカーナのサラミと野菜のボイル】。しみじみと野菜が美味しいのは年末年始の暴飲暴食に野菜が足りていなかったからかしら。当然、サラミも美味です。
やっぱりそれでも肉を所望する私たちには【豚バラのボッリート】が嬉しい。豚バラの塊がコトコトと煮込まれた、イタリアのおでんみたいなものでしょうか?これまた蕪やら金時人参やらが紅白でおめでたく。ズッキーニは門松代わりだとか。またしても野菜が旨いのは豚肉の旨味をしっかりと吸っているからでしょうね。ああ、ホッとするマンマの味。作っているのはむくつけきシェフですが。
そしてパスタ。今日はメニュー少なくお願いしましたが、御料人様のたっての希望でパスタは外せません。【ボンゴレのイカ墨麺パスタ】をてんこ盛りで。もうね、具だくさん。菜の花とアサリが溢れかえってます。麺は藤井選手が作った真っ黒なイカ墨入りの生パスタ。これまた見た目も味も素晴らしいのですわ。で、ガツガツと食っちゃいましたとも。アサリは主に私がいただきました。取り皿に貝塚を築き上げる勢いで。
人心地ついたところでいつものヤツをいただきます。グラッパ。アマローネのグラッパは甘いかと思いきや、ちょい甘でした、ええ。アルコール感が少ないので間違ってがぶがぶ飲みそうですが40°ありますからお気を付けあそばせ。
最後にドルチェを。【大人のパンナコッタ】とでもいうのでしょうか?蒸留酒に漬け込まれた苺を添えてあるので、気付かず食べると酒に弱い人は酔っ払いそうです。ま、私たちは実に美味しく頂いたわけですがね。
ということで御馳走様でした。本当に今日はちょっとだけディナー。人によっては一人で食べても足りないかもしれないほど。でも疲れ果てたガツとレバーにはこのくらいが程良いのです。
正月二日から既にリハビリが始まっています。
いやいや加齢という運命からは逃れられません。
今回のお店:
トラットリア サッサ (Trattoria Sassa)
兵庫県神戸市兵庫区金平町1-17-14-105号
TEL.(078)381-6337