朝から10kmほどノンビリと走ってビールとワインを呑んでいたらすっかりと眠気に襲われてしまって休日の午後をまどろんでいる、貴方のてつやです。
さてとうとう最終日がやって来ました。そう本当の「焼肉の日」がやって来たのです。全国焼肉協会制定の八月二十九日焼肉の日。古い日記を繰ってみたら2003年から本格的に焼肉の日を祝っていました。今回で15回目という記念すべき焼肉の日イベント。ええ、全然気がついてませんでした。ダメダメな感じで焼肉の日は始まるのです。
朝。速やかに目が覚めて、朝の準備を終え自分の朝飯を。前回のくにきやさんで食べ切れなかった肉を再び加熱して焼肉丼に。もうね、なんで夜に焼肉喰うというのに朝から焼肉なのかと自分を問い質したい。莫迦だからですが。
そしていよいよ待ちに待った本番がやって来ました。どのくらい待っていたかというと、これでしばらく焼肉食べなくても大丈夫という安心感。まぁ喰うんですけどね。勢いの付いた焼肉欲は意外と続いてしまうのですよ。食べない日が続いた方が案外食べなくても平気になる不思議。
で、いつもの様に「原酒店」にて禊ぎの酒。これは毎回焼肉の日の恒例となっています。くいっと引っ掛けていざ出陣です。
今回もテーマが発表されています。当然26日と同じ…あれ?肉が違うのですね。近江牛長期肥育となっています。本番にええ肉持ってきましたな。
そんなこんなでいよいよスタート。毎回のお約束「焼肉の日!」の掛け声に「バンザイ」で乾杯。毎年毎回これやってます。そして肉は生の盛り合わせ。チレサシ、ミノ湯引き、ハラミ刺、生センマイ、ハツ刺。相変わらず凝った味付けに感動です。あ、ハラミ刺には卵黄の醬油漬け乗ってます。
近江牛のレアユッケはおろしとトリュフ。もう、高級食材使い倒し。
そしてあれですわ、近江牛のとろけるカルビ炙り寿司。またしても甘海老と雲丹が。シャリは赤酢で今回は肉で巻くのではなく完全な握り寿司。またしても高級食材、旨すぎます。
厚切りタンはしっかりと焼いて。柚子おろしで頂きます。う、結構あっさりと旨い。
タケノコ。しば漬けおろしを乗せて。あれ?そろそろ気がついてきたけどこのコースって日本酒とか滅茶苦茶合いそうなんですが。
塩焼きテールは赤胡椒おろしで。テール自体はじっくりと脂がグジグジといいだすくらいまで焼くのが俺流。焼いてくれたのは御料人様ですけどねー。
ミノサンドはクレソンおろしで。相変わらずぶりぶりの脂がイイ感じです。
近江牛のショートプレートは見た目がゲタカルビっぽい。ややスジが強めで、これにおろしと生胡椒。辛いかと思いきや旨味がしっかり生きてます。
近江牛ウチヒラでセロリおろしと牡蠣のオイル漬けを巻いて。うわ、これは焼肉の粋をK点突破してますわ、旨味が凝縮しすぎてます。
そして箸休めにナムル畑。たっぷりのナムルいただきます。
ハチノスは粒マスタードのおろしで。下味がしっかりしているのでハチノスはいつだって大好きです。
近江牛厚切りマルシン熟成醤油漬けをパイナップルおろしで。見た目が酢豚のような肉なのでパイナップルといわれると実に納得してしまう世俗に汚れた自らを鑑みます。そして甘味と熟成感が良く合います。
またしても水茄子のキムチに度肝を抜かれますが負けるのが嫌いなので一口でいただきます。うん、無理は禁物。
ラスト焼肉は近江牛クラシタ火肉山&小腸溶岩。火肉山に隠れた脂ドロドロ。よーし焼いちゃうよ。
これにも当然の和風の薬味おろし。はーさっぱりさっぱり。この食べ方は実に合理的。いいですね!
そして〆は近江牛カメノコ茶漬け。沢庵に見せかけたカラスミは健在。はー生き返りますなぁ。
いつものアイスクリームをいただいて御馳走様でした。今回は溶ける前にちゃんといただきました。
ということで今年も無事に終了いたしました。まぁ相変わらず私が呑み過ぎて〆がグダグダだったり予想外の爆弾発表があったりと波乱に富んだ今年の焼肉の日でした。いやとんだのは私の記憶だったのですけどね。今年もご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。来年も是非よろしくお願いします。
ということで、記念すべき20回目の焼肉の日を目指しましょう。
身体がもっているのかが一番の疑問ですが。
今回のお店: