雨が降ったり雷が鳴ったりいかにも春の訪れを思わせる気候に、とっとと暖かくなってくれと悪態をつきたくなる寒いの嫌い、貴方のてつやです。
このところすっかりとワインの日々でして。昨年の夏にはナパバレイまでワイナリーめぐりに行くという楽しい旅まで敢行しています。そちらの方もボチボチとレポートしたいなぁと思いますが、国内でも葡萄の収穫やメーカーズディナーなどにも参加して楽しんでおります。
そんな訳で山梨のワイナリー「くらむぼんワイン」と垂水の名店「AeB(アーエービー)」とがタッグを組んだメーカーズディナーに参加させて頂きました。ワインは好きですが残念ながら熱く語れるほどの能力がないのでいきなり今回呑んだワインの写真をドンと載せておくことでお茶を濁させて頂きます。
今回の会ではワインが6種類に対して料理が8種類というシェフの力の入りようがよく分かる会となりました。どのくらい力が入っているかというと、最初に出てきた【赤鹿の血のブーダンノワール】でわかりますね、うん。赤鹿でブーダンノワール。聞いたことないです。でも旨いでしょうきっと。果たしてその通り。豚よりも鉄味が少なく感じたしっとり感。うわ、こりゃいいわ。
続いては【あかうしの自家製干し肉と高知山北キンカン】なのですが、これまた自家製の干し肉ってのが素晴らしい。お味の方もしっかりと締まった肉が噛むほど味が染み出すという干し肉の王道。キンカンも皮ごと食べられるという。そして添えられた揚げパンがまたもっちりと旨いのです。これお代わりしたいけどこれだけで腹一杯になりそうなボリューム。
やっぱり野菜も食べなきゃね。【ローザデルヴェネト、タルティーヴォのインサラータ】は大人の味。ちょっぴり苦味がワインをすすませてくれます。イタリアから取り寄せのタルティーボはいつだって美味しいのです。
四国からの野菜がこれに続きます。【香川ホワイトアスパラガスのヴェネトスタイル】なのです。すごく、立派です、なホワイトアスパラと、濃厚な卵黄の玉子サラダがこれまた溜まらんわけですわ。
そしていよいよ肉。ほらここって焼肉サイトじゃないですか。肉が無いと駄目じゃないですか。【赤鹿ポルペッティーニ 赤鹿のコンソメ】いただきます。
濃厚な肉団子。コンソメ仕立てだからかしっとりとしてそれでいて肉の旨味がぎっしり。牛とは違う肉の旨味。でも野趣溢れる感じでもなく、もっと上品でしっかりとした肉の旨味が実に素晴らしい。
【イタリア熟成師熟成ブルーチーズ、プーリアのドライトマトのラビオリ】のチーズとドライトマトの相性が実に良いのです。もともとブルーチーズが大好きなのですが、ここにドライトマトの太陽のような華やかな酸と甘味が合わさるととてつもなく私好みの一皿になっちゃってます、旨い!
季節柄やっぱりこれ【牡蠣のムニエル】です。絶妙の火加減で牡蠣のジューシーな旨味がぎゅっと凝縮されているのです。これ見た目がフリットかなと思わせられます。しかし旨いなぁ。よく考えたら牡蠣ってメッチャ好きだなぁ。いやよく考えなくても好きだよ。
最後に肉料理。ほらやっぱり肉団子的なものも良いですがガッツリ肉でしょう。【フランスI.G.P.乳飲み仔羊の炭火焼】だぜ。仔羊!いやっほー!乳飲みって事はまさに仔羊中の仔羊。肉の臭みがなく柔らかくそれでいて羊の旨味は損なわないってやつ。いやまだ喰ってないけどね。
果たしてその通りでありました。もうね絶妙の火入れでしっとりとジューシー。それでいてキッチリ真ん中まで熱が入って甘味が増し増し。こりゃ堪らんわい。この仔羊の脂と自家製パンの取り合わせがワインをいくらでも呑ませるという言い訳でがふがふと呑んじゃうんですよね。取って付けたようですがくらむぼんワインは良いワインです。
いやいや相変わらずさすが中田シェフ。酒飲み心をくすぐりまくってくれました。おかげで思った以上に呑み過ぎて忘れ物しちゃいましたからね。ということで今回も御馳走様でした。満腹満足。やっぱ旨いなぁ。
次回のメーカーズディナーも楽しみにしていますね。
ま、また呑みすぎることは決定事項ですが。
今回のお店:
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今回のワイン:
くらむぼんワイン
http://www.kurambon.com
山梨県甲州市勝沼町下岩崎835
TEL.(0553)44-0111