久しぶりにBSE問題を考える

BSE問題で少し動きが出てきましたね。これまでの完全な全頭検査から「二十ヶ月未満は除外」となるようです。検査法の問題でもあるので、これはこれでいいのではないでしょうか。うん、大丈夫だと思いますよ。
「BSE感染牛を食べると間違いなく新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病になる」という訳ではなく、あくまでも「可能性がある」ということで、それについての議論はいつの間にやら立ち消え。「全頭検査して、可能性をつぶすのだからいいだろう」という暫定処置のまま今に至っているのが問題でなのですよ。
そりゃあ、あの時点ではそれがベストだったと思います。風評被害を最小限に抑えるには一番の特効薬です。それでも被害に遭われたお店もあったようですが、何もしないよりはずいぶんとよかったと思います。
でも、実際の所BSEにしても新変異型クロイツフェルト・ヤコブ病にしても研究が続いているでしょうし、何らかの発見もあったはずです。それはまるで耳に入ってこないのに、未だに全頭検査だけに頼っている現状もどうしたものでしょう。
もっとも、米国からは「30ヶ月を24ヶ月になら妥協するから輸入しろ」などと、日本という国の国策に口出しするふざけた交渉があったようですが、冗談じゃない。全頭検査から二十ヶ月未満の若い牛を除外するのはいいと思います。が、外圧で行われるのには反対です。
日本国が二十ヶ月と決めたなら、それは守りましょう。実際、この二十ヶ月未満の牛が消費者にどう受け取られるかも分からない所です。もしかすると牛肉の売れ行きが落ち込むかも知れません。その為に食肉業者さんが独自で検査を続行することになるかも知れません。それでも自主的に検査をすることが出来る選択肢さえあればいいと思うのですよ。
彼の国のように、自主検査すら禁止しているよりは遙かにまともです。少なくとも消費者に向いています。自分たちの国内では検査しなくても流通しているのだから、オマエタチの国も検査するな、という道理はないのですから。
っていうか、米国は日本でBSEが発生して以来輸入していないらしいじゃないですか。そんな無茶苦茶な話はありませんよ。ああ、何だか自分で書きながら訳分からなくなってきましたよ、腹が立って腹が立って。

こういう時は旨い焼き肉喰ってきます
うん、ストレスと引き替えにプリン体を取り込みます

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