炭火焼肉「くにきや」

金曜日に東京からお客様がいらっしゃいました。お名前は「アマグリ」さん。この稚拙なサイトを見て頂いた上に「くにきや」さんにまで誘って頂きまして、嬉しい限りです。肉を食べさせて頂けるなら、地獄の果てまでお供します。ま、元町ですが。そしてこんなに旨い地獄ならいつでも落ちてやりますよ、痛風地獄。きゃーー。
という訳で、今回は前もって「くにきや」さんにお願いしてましたので、実に楽しみです。焼肉日以来、「くにきや」さん以外でしか焼肉を食ってませんでしたから。あ、喰ってたのか。気が付かなかった。それでも久しぶりの「くにきや」詣なのです。久しぶり?二週間ぶりです。うん、久しぶり。
って、なんで初っぱなからこんなに飛ばしているかといいますと今回の焼肉、題して「東京からのお客様を最高のくにきやで迎撃オフ」という仰々しい物を脳内横断幕で立ち上げたことと、実際終わってみた感想は「くにきや恐るべし」という私自身が大満足であったという二点。実に二点。うまかったー。感想終わり。
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いや、書くのですがね。書きまくるのですがね。取りあえず、まずは待ち合わせ。待ち合わせで、よく場所を間違えるのですよ、私が。地元なのに。だから一番わかりやすい「JR」の「元町駅」の「西口」。この三つくらいなら覚えられると安心したのですが、結果、時間を忘れてしまってメールのログで一所懸命探しましたよ。もう、いきなりの馬鹿。阿呆と呼ばれて怒る資格なし。
でまぁ色々あって、はじめまして。早速行きましょうかと、自己紹介もそこそこに出発。というより自己紹介したっけ?してねぇな、無礼だよ私。そんな訳でお店にてもう一度、初めまして本日はよろしくお願いします。えーとアマグリさん。かわいらしい奥様です。そして旦那様。がっちりとされた、もう「焼肉を喰らうために現世に降り立った平成のヘラクレス」と言っては失礼なので言いません。あ、書いちゃったか。ま、いいか。
今回のお客様はご夫婦ということで、一人で戦うにはアビリティが足りません。いつものように同行者様にお願いしまして四人でテーブルに。
さぁて、喰いまくりましょうか。まずはビールで乾杯。乾杯は生ビールから。いつものようにナムルやキムチをつまみつまみ、お互いの紹介などお話ししていますと、やって来ました。生!刺身盛り。肉の刺身。生センマイ、生レバー、ハツ刺、サガリ刺。最近はイベントの時に必ず入れて頂けるサガリ刺。今夜も旨いぜ。ようございました。
お聞きするとアマグリさん、レバーが苦手とか。レバーが苦手とか。…。喰ってはりますがな。ぱくぱく。え?おいしいですか?それはよかった。ええ、本当に。どんどん喰っちゃってください。きっと売るほどあると思いますので。
談笑しながらハイエナの様なつぶらな瞳で肉の減り具合をチェックしているところに、「タンユッケ」登場。登場ですよ。早速がっつく私。旨い、旨いよ。いや、マジなところ、今まで喰った中で一番旨かったです。体調やら気持ちやら色々な要素が含まれているとはいえ、これだけ旨い生のタンは喰ったことないよ、って感じです。これも非常にアマグリさんご夫妻に喜んで頂けました。いやいや、常連客としては鼻高々です。
そしていよいよ焼きます。まずは塩といえばタン。昔はあんなに頑なに食べなかったというのに、今では率先して喰ってます、タン。しかも件の「アワビの地獄焼風タン」です。あーそのお隣には「タンのクリ」が。堪らんよ。これは堪らんよ。お客様そっちのけで喰う喰う。ウマー。
さて、続きましては更に塩焼。と思いきや、普段はくにきやさんでは滅多に見ない「ツラミ」です。頬肉。牛さんのほっぺですよ、奥さん。喰いましょ喰いましょ。コイツはね。片面を焼いてちりちりっとなったら裏返して、一気に縮んだらもう喰い頃。実に肉なのです。知らなかったらすじ肉と間違わんばかりですが、旨味は凝縮です。旨!
そしてようやく塩の盛り合わせ。ハラミにサガリに特上カルビ。そして赤センに上ミノ(サンドミノ)なのですよ。どうした「くにきや」今夜は本気だ!ってな感じですげー盛り合わせ状態。当然がつがつ頂いてしまいます。やはり、東京ではこの手の脂一杯の内臓は少ないようで、感心頂きました。
で、次はタレかなーとここでも裏切られ、レバ。生でも喰えるレバーを大振りにカットした物を炙る。そして塩胡麻油(生レバのタレですね)につけて喰うのです。「くにくや」さん、グッジョブ!(親指を立てながら)旨すぎ!マジだ。今夜はマジで祭りだ。
今度こそタレに移るということを、ピビンバを手渡されて確信しました。ええ、混ぜるのは私の仕事。久しぶりの普通盛のピビンパ。思えば「焼肉の日2004」も通常メンバーのみ(二人)という寂しかったのに、今夜は四人。倍の人数じゃないですか。うれし涙がこぼれます。おっとピビンバに落としちゃいけねぇよ。
んで一所懸命混ぜていると「これは巻かずにそのまま食べてみてください」特上ローーース。ローーーース!特上とかって普段は注文しないのですよ。高くてというより、特上とそうでない物との区別が出来ませんから、貧乏舌で。でも見れば分かる特上。いや、もしかして上ロースだっけ?あぁ、忘れたよ。ついでに写真撮るのも忘れたよ。でも味は特上ですよ。むしろ特撰。ウマー。これを東京や大阪あたりの超有名店で喰ったらいくらになるのか。怖くて聞きませんけどね。
そしてようやくカルビの登場です。カルビとハラミ。巻きます。チシャとピビンバと肉を巻きます。がつがつ食います。巻き方のレクチャーなどする暇なし。いわゆる「焼肉地獄ローテーション」に入ります。人数分だけの肉片を置き、片面が焼けたらひっくり返して次の肉、一切れとったら残った方をひっくり返して次の肉をおく。無限ループ。なのでこれも写真を撮る暇なし。記録より記憶に残る焼肉です。
ここで肉の追加をお願いします。はい。いやあ、みんなよく喰うわ。私もよく喰うわ。痛風なんか食欲で戦いますよ。うん、ちょっと怖い。ってか諸刃の剣。むしろ刃がこちらを向いているし。
出てきた肉を見てびっくりです。サガリと特上カルビ。まだ隠してましたか。あのね、ココまで本気を出されると私も本気で喰いますよ。って言ってる間に完食。いやー喰った喰った。
最後にくにきや嬢から「デザートです」と、一つの皿が。ほほう、やはり気を遣って頂いて、アイスクリームでもいただけたのかな?って「そっちゃん」やん。小腸やん。これデザートちゃうやん。いただきますやん。ウマー。最後の内臓肉はいいですねー。まさにデザート。
いやいや、今回は本当に気合いが入りまくりですよ。質・量・種類の全て大満足です、特に私が。しばらくはこれだけの焼肉は食べられないでしょうね。そして久しぶりによく飲んだような気がします。ここ最近は痛風にビビってなかなか呑まなかったですからね。うん、ごちそうさま。
えーと、普段値段は書かないようにしてるのですが、今回は特別に。四人で28,000円。これはどう考えても安いです。うん一人7,000円くらいでしょ?あの一連のタンだけでかなりの量ですよ。こんなによくしてもらっては足を向けて寝られませんよ。いやー本当にご馳走様でした。そして今回もちゃっかりとおごって頂きました。ええ、そちらも困ったものです。
というわけで、今回の「東京からのお客様を最高のくにきやで迎撃オフ」が終了いたしました。アマグリさんご夫婦、本当にご馳走様でした。次回は東京でお目にかかりましょう。ってな話は次の店でしていました。ええ。

このあと四人でチョル麺と水キムチ喰って呑んでました。呑みすぎです
史上最長の「ひとり言」にお付き合いくださいましてありがとうございました。

今回のお店:炭火焼肉 くにきや
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050

9 comments to “炭火焼肉「くにきや」”
  1. えー、でっかいほうのナガシマです。
    連れがちっこいので余計大きく見えるかも知れませんね。
    さて、先日は本当にありがとうございました。
    初めて食べるお肉が多くてビックリでした。
    センマイ刺しタンクリ、そしてコップで供されるマッコルリなどココで驚かずにどこで驚くのだと言いたいくらいです。
    いやはや、くにきやさん万歳です。
    あそこまでのものを頂いてしまうと東京でお誘いする店が無くなってしまいます。
    頑張って精進します。

  2. どもども、お疲れ様でした。
    こちらこそとても楽しい時間を過ごせました。
    無事に旅を終えられたようでホッとしました。
    そして焼肉、ビックリして頂けて幸いです(笑)
    なかなか、関西でも味・接待共に上位に食い込むいいお店だと思っています、くにきやさんは。
    私は豚系のホルモンに疎いので、そちらに連れて行ったいただけると非常に嬉しいです。
    もの凄く嬉しいです。
    関東の豚ホルモン文化に触れてみたいです。
    と、早くもリクエストしてみます(笑)
    その節はよろしくお願いします。

  3. 先日はご来店ほんとにありがとうございました、
    ナガシマさんてつやさん!
    気合い入ってましたよね?義兄(笑)。
    東京モンには負けられへん!ていうのがあるんでしょうか。
    いや全然違いますよね。
    ビックリしていただいて大変うれしいです。
    店員にも秘密にしていたツラミなんか、あたしもビックリしましたよう!
    豚系ホルモン。あたしも疎い疎い?すんごく疎いの?♪
    と甘えてみたりして。うふ。
    関東でお会いできること、楽しみにしております!(笑)
    ショートカットが世界一お似合いの、
    キュートでとても感じのいい奥様にもよろしくお伝えくださいましね!

  4. 神戸2

    神戸では食事を楽しみにしていた。
    初日の昼は有馬温泉の蕎麦、夜は元町で立ち飲み屋さん&沖縄料理。
    二日目昼は南京町中華街で買い食い、夜は三宮で神戸牛の鉄板焼…

  5. その節はありがとうございました。
    確かに震えが来るほどいい肉のオンパレードでした。
    まさか身内にまで内緒だったとは…(笑)
    またゆっくりとお礼に伺いたいと思います。
    肉喰らいに(笑)

  6. もう本当にあまりの素晴らしさに途中で気が遠くなってしまいました。今までの焼肉人生の中で最高でした!(本当です)
    味も素晴らしいし、お店の雰囲気も私にピッタンコ♪
    本当にありがとうございました。
    もう神戸に足を向けて眠れません(笑)
    ちょくちょく神戸に遊びに行こうと思います。
    豚系を精進してお待ち申し上げてますm(__)m

  7. お気に召して頂けて本当に私も嬉しいです。
    あんなにお店の方に気合いを入れて頂けるなら、
    これからは東京からのお客さんを必ず連れて行かねばなりません(笑)
    次回神戸に来られる時も前もって教えてください。
    きちんとくにきやさんへは伝えておきます。
    「もっと凄いのをお願いします」と(笑)

  8. もう本当に旨いですよ。
    是非行ってみてください。
    その際に「焼肉の罠セットで」と言って頂くと
    私が普段頂いているコースで食べられます(笑)
    あ、これ本当ですよ。

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