明石は旨味処。ツアーその1「まぐろとくじらのお店 さつま」

土曜日。午前中に仕事。その後、ちょっと野暮用のあと、mixiなど嗜んでおりますとメッセージが到着。なになに?「本夕、明石ツアー開催」ですか。御料人様と相談の上、用事を済ませてから参加いたしましょうという事に。そういえば、何度も誘われていたものの、なかなか時間が合わずに参加できていませんでした。久しぶりの明石。


本日のホワイトボード待ち合わせの時間から遅れる事30分少々で明石駅到着。既に立ち飲み「たなか屋」にて一杯やっているとか。駆けつけてみたものの店は満席、つーか、立ち飲みなので立錐の余地もない、とでも申しておきましょう。仕方がないのでそのままお店を出て先発組三名様は二軒目、我ら夫婦は一軒目のお店。
ナガスクジラの刺身!噂では聞いておりました「まぐろとくじらのお店 さつま」へと。開店が17:30からだというのに無理矢理押し入ってコンニチワ。よろしくお願いいたします。注文はよく分からないままにホワイトボーロのメニュー全て。だって「年間三頭の貴重品 ナガス鯨」なんて喰わない訳にはいきません。他にもなんだかガンガンと注文。
限定お一人様一本限りのズリ皮塩焼き刺身、旨い!赤身とこれは皮?脂?どこだろう?それが二つで一つ。一切れで盛り合わせ状態。これはいい!ショウガとニンニクを使い分けながらたまりで喰う刺身。堪らなく旨いのです。久しぶりだなぁ、こういう旨い鯨肉ってのは。まったく何でこう入手困難になっちまったのか。だから余計に旨く感じるのかな?
畝須ベーコン様そして鮪はズリ皮塩焼き。これが脂でコッテリ、でもマグロ。まさにマグロの旨味なのに赤身ではない不思議。これはまたビールによく合うのですわ。脂の旨味ながら、やはり魚なのでさっぱりとした後口。もっとも旨味だけは後を引くので真夏のビールで流し込むと本当に幸せ感がわくわくなのです。
ズリトロ煮最高!で、畝須ベーコン。もうね、ガキの頃はこれ山ほど喰わされてたんですよね。本当にイヤになるほど喰ってた。それがいつの間にやらオトナのおやつと変わっておりました。つか、高級おやつ(酒の肴)ってやつです。久しぶりに喰うベーコンはこれは何と素敵な事か、オトナになった実感が湧いてきます。
マグロの刺身の盛り合わせそして更にマグロのズリトロ煮。これ、なにこれ?マグロとネギの相性が抜群。た、たまらねぇよ。酒、日本酒おくれよ。この旨さと来たら堪りませんわ。脂とネギと見事に調和しきっている様は、日本の旨さの極みじゃねぇですか?醤油や味噌で煮込んだ魚は、日本の文化として間違いなく語り継ぐべきだと実感しますね。
ナガスクジラのタタキ、旨!更にやってきたのは刺身盛り合わせ。軽く炙ってあるあたりに芸の細やかさ。沖縄生クロマグロってヤツですか?取り敢えず、何でもイイから喰う。旨い。刺身がとろける。ああ、一手間はいるといきなり味が変わるんですね。炙った赤身は本当にとろける。そのままの刺身は舌に旨味が絡みつく。この対比が幸せ。
鯨カツ。繊維多めでお待ちかねの鯨のタタキ。こちらもナガス鯨。口に入れた印象は上品な馬刺風。馬肉をもっと淡泊にして香りを控えめにした、というのが正しいかどうかわかりませんが、そんな印象。で、旨味しっかり。焼肉好きの身としては、この上品なタタキってのは高級刺身なのです。ま、本当に高価だけどね今は。
鮪カツ。ほっくりさっくりでやはりこうなると揚げ物とか欲しいじゃないですか。ね?で鯨カツと鮪カツという二品をお願いします。これがまた、牛や豚とは違った旨さ。鮪と鯨もこうやって食べ比べると明らかに魚と獣の味の違いを実感できますね。どっちもデカイ魚と思いがちですが、やはり鯨は別物ですわ。そして旨いですわ。
絶品!鮪頬肉のタタキさて。続いての鮪の頬肉のタタキ。ここまで来るともう何も言う言葉が浮かばない。日本酒と鮪の取り合わせが嫌いな日本人はいないんじゃないかと心の底から思う次第。そしてそして、目先を変えて水餃子を。ところがこれも鮪料理。具材が鮪なの。もうね、ビックリ。食感がつくねっぽいんだけど、それもまた旨い。
おつな一品、水餃子つるりん、と喰える水餃子。そしてつるりんと言えばあれです、ユッケ。当然ですがこれも鮪。もうね、これが旨いんですよ。ご飯が欲しいのですわ。大盛りご飯にこのユッケを乗せて食べたらどんだけ旨いんだろうと。というか、このお店、普通に丼物がメニューにあるんですよね。次回は丼に挑戦決定です。ここまで喰いすぎましたら、今回は断念。
ユッケはマグロも牛も大好きです!さて。鮪と言えばやはりこれは忘れちゃいけません。カマ。エラのあたりですよね?あのカマ。塩焼きでがっつりと頂きましょう。旨い。これは堪らんですわ。ここまでもマグロ尽くしで大満足のはずなのに、このカマを頂かなければ〆にならないんじゃないの?と思わせる濃密な旨味。幸せ。幸せってこんな所にあったんだ。
やはりカマは喰わねば!とまぁ大満足で御馳走様でした。久しぶりに喰ったクジラ。こんなにバラエティに富んだ喰い方は初めてのマグロと、食欲と好奇心が満たされる幸せな食事でした。で、このあと更に明石ツアーは続くのです。ナビゲーターのこまつさんによって、更なる明石の深みへと向かっていくのです。

さすがに濃密すぎて一回で終われませんでした。
次回へ続きます。

今回のお店:まぐろとくじらのお店 さつま
兵庫県明石市桜町7-8
TEL.(078)-914-2368

11 comments to “明石は旨味処。ツアーその1「まぐろとくじらのお店 さつま」”
  1. >おがちゃん
    たなか屋はあまりの混み具合に断念しました残念。
    まだあの店で肴を喰った事ないです(笑)

  2. いやあ、お疲れ様でした!w
    マグロ、部位や調理方法で味が全然違ってて食べてて楽しいですよね。
    また機会がありましたらよろしくお願いします。
    つか、次は29日ですね!!よろしくですw

  3. >おこづかい帳さん
    「パパレモン」!w
    2Fの店なんでかなりやばげですw
    大久保駅前の関東煮の店「おとみ」入ってみましたが、店内昭和なちょっとチープ目のええ風合いになってましたw

  4. 「たかな屋」いいっすね?ヽ(^。^)ノ
    仕事の帰り、用も無いのに明石駅で降りて一人立ち飲みしています(^^ゞ
    そして商店街の試食を片っ端から食べまくって帰りますが、何か?

  5. 「たなか屋」いいっすね?ヽ(^。^)ノ
    仕事の帰り、用も無いのに明石駅で降りて一人立ち飲みしています(^^ゞ
    そして商店街の試食を片っ端から食べまくって帰りますが、何か?

  6. >こまつさん
    なんか、まだ隠し球があるんですね?
    楽しみにしてますよ(笑)
    >おこづかい帳さん
    明石怖いです。
    帰って来れなくなるほど楽し怖いです(笑)
    >添乗員さん
    たなか屋は二度行ったのですがまだゆっくりと食べていないのです。
    いつも満員御礼で。
    次回は喰いますよ(笑)
    ※重複はいつも消すのですが、ちょっと愉快なのでおいておきますね♪

  7. >てつやさん
    隠し玉と言いますか、なんかやばそうなんで店には入ったことの無い飲み屋ビルが西新町にあるんですが、2Fとか昼でもちょっと嫌な空気してるんですよね…おこづかい帳さんは食い付きまくりなんですがw
    まあ開いてる店自体は普通だとは思う…んですがねw

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