体調復活。ということにして、昨夜は「うたまろ様米国征服凱旋記念焼肉会」を開催いたしました。何を征服してきたのかは知りませんが、取り敢えず焼肉の口実が出来たのでよしとします。で、希望者を募りまして総計八名で宴会。ポッサムチプ。よくある話です。「今回の焼肉のテーマはどうしましょう?」という店長さんの問いに“普通の焼肉”という難題を押し付けておきました。
過去のテーマでは「焼かない焼肉」や「生中心の焼肉」や「ホルモン一杯の焼き肉」や「タンを大量な焼肉」などという実に分かりやすかったのですが、今回の“普通の焼肉”というのは焼肉店にとってはこれ以上に難しいテーマはないでしょう?という、もはや嫌がらせとして訴えられても仕方がない背水の陣。
で、ナムルなどいただきつつ、四日ぶりのビールで乾杯。さて、一体どんな普通がやって来るのか。やって来るのか、って、いきなりラムシンのタタキのにぎり鮨。やってくれましたわ。もういきなり普通じゃない。相変わらず旨いからいいんですけどね。ニンニクの醤油漬けが実にポン酢とタタキに合うのです。うん、旨い!
続いては粛々と生の盛り合わせ。米国帰りの舌には久しぶりの生レバー。良かったねうたまろ様。赤身刺のほうもラムシン。今日はラムシン祭なのかな?いや、まぁ、普通の焼肉的にはこのラムシンが普通の赤肉の刺身なのでしょう。客は主に全てを委ねるのが粋というもの、お任せいたしましょう。
焼きものへと移っていきます。まずは塩タン。黒毛和牛のタンモト塊。うん、タンステーキだね。これで四人前。これをステーキハウスやちょっとしたレストランで喰ったらいくら取られるんだろう?という恐ろしい疑問を抱きつつ、まるでアワビを七厘で焼くかの如く網の上へ。ころっころと転がしつつ。
ああ、これは旨いわ。半分をレア、半分を更に焼いて二度美味しい。薄切りのタンをサッと炙るのも旨いですが、こうやってじっくりと脂を膨らませながらの厚切りタンも堪らなくジューシーで旨いのです。旨旨。よーし、ハチカブも焼いちゃうよ。網にどーーん。これは基本的にじっくりと焼くのが大切。
じゅわじゅわとホルモンの水分を飛ばすように焼いていってがぶりと。わりと淡泊。あれ?ちょっと味にパンチが効いてないかな?まぁ箸休め気分って所ですね。ほらメリハリってのが必要だから。といっているところへ脂付きハツ。塊。どかーーんとハツ。うわーー普通の焼肉だー(棒読み)。なんでやねん。
当然ですがこんなもん齧り付く訳にいきません。表面を炙ってからハサミでじょきじょき。取り敢えず十等分くらいに切ってみたけどそれでもデカイ。それを更にじょきじょき。気が付けば網一面がハツの海。溺れる、脂付きハツに溺れちゃう。こういう場合の人命救助は喰う事です。喰う、更に焼く、喰う。旨い!でも多い!
なんとかうたまろ様の大活躍によりハツの海は鎮められました。よかった。よーし次を焼いちゃうぞ!焼シャブだそうです。イチボの超薄切をさっと炙ってポン酢で。素敵。あっという間に焼けちゃう肉をがっつり。これは素晴らしい、ヘルシー気分。気分だけね。しっかりきれいなサシ肉はヘルシーとは別の次元。
さてさて。続いて焼くのはヘレ。ま、軽くステーキですね、ヘレステーキ。あまりにも普通すぎて笑っちゃいますね。ちなみにこれ一枚で四人分ですから。一枚と数えていいのかよく分からない分厚さですがね。で、焼く。せっかくだからそのまんまの形で焼く。おー、見た目が既に美味しい。見た目でご飯がお代わりできるね。
こいつに関しては私が個人的に焼かせて頂きます。手出し無用之助。完璧なミディアムレアを目指すのです。って、まぁ、そんなに難しい訳はないのですが、気分の問題です。ほら、たまには働いているところを見せておかないと、似非幹事扱いですからね、最近は。仕切っているのは常に御料人様だしね。
で、焼き上がり。喰う。完璧。超完璧。私的には満点のヘレの焼け具合。どう?旨い?などと肉の旨さを自分の手柄にするタイプのダメニンゲンです私って。そして極上の新鮮テッチャン脂付き。こいつはじっくりと、でも脂を落とさない程度に見極めて。ほとんど生でも大丈夫だとは思うのですが、やはりね。焼けたところをぱくりと。
ジューシーで脂の甘味がしっかりとそして何よりも新鮮そのもの。旨い、旨い、旨い!テッチャンはこれでなくては!更に炙りレバーなんてのも。こちらも表面だけをさっと色が変わる程度に火を通して、醤油ダレと芥子で。甘味が増して旨さ倍増、これはいい!旨い!生のレバーよりもコッチの方が旨いと皆の評判は上々。
いよいよここでタレものへと移行していきます。まずはみんな大好きハラミとサガリのセット。おーー、よし、そろそろあれだ、ご飯タイムだ。タレ肉にご飯は必需。えーと、すみません、今日はご飯もののメニュー予定ありますか?あ、最後に出ますか、そうですか、ではご飯は中ライスでお願いします。隣のテーブルの連中も、全員中ライス。以心伝心。
さぁ焼こうか。まずはハラミ。拍子木型に厚切り。こいつをころころと転がしつつ焼く、焼く、焼く、喰う、旨い!ほろりと崩れそうに柔らかいハラミは白いご飯と実に合うのです。ちなみに四日ぶりの酒はとどまる事を知らずマッコリに突入しておりますが、白飯にマッコリというのもありだと思うほど酔っぱらっております。
そしてサガリ。こちらもサシが良い感じで。あくまでも脂はホルモンの脂なのでアッサリしております。このハラミサガリセットと白飯とキムチとワカメスープで夜の定食とか作って欲しいな。作って欲しいな。次回一人焼肉の際にはそれで注文してみよう。とまぁ、この辺りは心にとどめておいて。書いてるけどねここで。
ようやくラストが見えてきました。ホルモンへと突入。味噌ダレ揉み込みのアカツラミと厚切りツラミ。そして梅しそのタケノコ。こ、これは明らかに白飯に対する挑戦としか思えないわ。明らかに白飯が美味しく食べられるじゃないか。いや、まさしく旨かったのですがね。味噌の旨味・梅肉の風味は白飯に合わない訳がない、旨ーー!
そしてハチノスとリブシンのセット。なぜこの取り合わせ?とか思いつつも焼く。リブシンは各自好きなように焼いて下さいな。私は芯を残して転がしまくります。見事なサイコロ型なので焼けるのに時間がかかります。で、喰う。本当に見事に真ん中にピンク色を残した焼き具合。旨い。これぞ焼肉の真骨頂!
ハチノスは下拵えで柔らかく、トリッパのように旨いのです。ちょっと粘りながらの舌心地が堪りませんわ。そしてヘレの耳。いうまでもなくヘレ肉の端っこですね。形を成形しづらいのか、メニューに成りにくい部位ですが、ここが旨い。サシの密度はここが一番きれいなんじゃないでしょうか?で焼いて喰う。ご飯で。この贅沢!
長かった「普通の焼肉」ですが、ここでようやくのラストメニュー。ホルモン盛りで〆です。やはり普通の焼肉はこれでなくてはいけません。とはいえ、はっきり言って腹は一杯。見ての通りかなりの勢いで喰ってますからね。もう残してもいいよ、ほら、韓国式では食べきれないのも作法の一つだから、とか言ってるのに、日本式に全て食べきるうたまろ様たち。キミタチの頑張りは見届けた!
と、ここで約束通りのご飯もの。スジ肉と松茸の煮込み丼。しかも漬け物付き。漬物って肉じゃないか。麹で漬け込んだ肉。うん、確かに漬物だわ。でもこれを我々のような莫迦連中以外に出すと怒られるよ。いや、呆然とするか。我らも唖然とした事だし。取り敢えず喰う。ほほう、これは旨い。松茸は炊き込みご飯用のスライス松茸なれども香りを楽しむのには十分な役割を果たしています。
そして漬物も何とも贅沢。ただし、肉を喰いすぎている身には逃げ場がないのが現状。つーか普通にキムチか何かが欲しくなるのです。そう、肉以外に口を変えたい。しかし情け容赦のない「普通の焼肉」ですからね。肉しかない訳ですよ。とはいえ、旨い事には変わりはないのですっかりと完食させて頂きました。
となり席の肉王子ことゆうちゃん之助さんはじめ四人のテーブルでは余裕でお茶など飲んでらっしゃる。さすが歴戦の勇士たちは凄いわ。ともあれ、最後にアイスなどいただいて御馳走様でした。満腹。しばらく肉はいいですわ、と言いたくなるほどのはち切れそうな腹具合。いやー本当に普通の焼肉でした。
次回からは、もっと具体的なテーマにしますからご容赦ください。
そうですね「セレブで優雅な焼肉」なんてのはいかがでしょうか?量少なそうだし。
今回の:焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
本当にどれもおいしかったですね、
白飯を食べないで何とか最後までたどり着きました。
最初のナムル以外 肉、肉、肉で本当に胃の中は肉だらけです。
最後の漬物がいやがらせかと思うぐらい(笑)
さすがに肉の部位、間違いなく覚えてらっしゃる
(参考にして自分のところのを直しておきます)
今回はありがとうございました。
お疲れ様でした!
肉の名前は、ゆうちゃん之助さんに頼りっきりです(笑)
あの方は常に完璧なので助かります。
本当に肉まみれでしたねぇ。
あれが普通だそうです…。
また是非ご一緒しましょう。
只今夕方5時。
ようやく腹が減ってきました。
ということで、鶏の水炊き食ってきますw
お疲れ様でした、無事に帰れたようでなによりです(笑)
水炊き、いいですねぇ。
今日は我が家もヘルシーな晩飯にしようと思います。
お疲れ様でした!
自信満々書いておけば少々違ってても誰もわかりませんので・・・(^^;)
また喰いましょう♪
なるほど、その手がありました!
私もこれからはそれでいきます(笑)
是非喰いましょう!