コースの試みを楽しむ「炭火七輪焼肉 糸桜」

断酒、続いております。最早奇跡に近い。本日で七日目。僕たちの七日間戦争の最終日。一応、本日一杯までは断酒と決めております。なのに、昨夜は糸桜にて焼肉。すっかりと酒無し焼肉に慣れてしまったのでまるで問題はなかったですが。


ポルチーニ塩と梅塩焼肉王子、走る焼肉の人、肉大好き姉様、某誌の巣材でお世話になった御方のグループに参加させて頂きました。カウンターをほぼ独占。カウンター、いいです。すっかりと馴染んでしまっています。しばらくして全メンバーが揃ったところで乾杯。生ビールの人々とジンジャエールの私。ウィルキンソン旨めぇ!かんぱーい!今回はお任せコースで。

ナムルは二種類。新ごぼうと金針菜まぁコースっていうのは未だ完成されていないそうで、五月の吉日からスターとするそうですが、我々はそのテストケースだそうです。で、コースですから前菜から。まずは【本日のナムル】の新ごぼう、金針菜。ついこの間食べたところですね。メニューには白胡瓜とありますが、なぜか二種類だけ。相変わらず金針菜旨い。

クミン風味の生センマイ続いては【生センマイ バルサミコ・クミン風味(仮称)】、試作品だそうです。以前のバルサミコ味が不評だったので、リベンジということで。ふむ、確かにこれはいい感じ。味付けがまだ淡泊ですが、これから更に工夫をしていくそうなので期待大です。クミンの風味がいい感じなので、このままサラダ仕立てでもいいのかも。

オリーブオイル、アンチョビ、ガーリックがぐつぐつそしてぐつぐつと煮立った何かが。おや?これは最近お目にかかったことがあるお料理ですね。バーニャカウダ。温かいソースのサラダ。しかしサラダではありません。なんと生レバー。【生レバーと季節の野菜のバーニャカウダ】ですか。これは面白い試みですね。オリーブオイル・アンチョビ・ガーリックがぐつぐつと煮え立っている中に生レバーを放り込んで温めて頂く。

生レバーと季節の野菜のバーニャカウダ炙りレバーと同じような発想。豪快さはありませんが、これは繊細な味を楽しめます。生レバーはほんの表面が変色する程度浸して、ぱくり。あ、甘味が増してこれは旨い。付け合わせの野菜のジャガイモも下拵えしてあるので暖める程度で。これも旨い。胡瓜。白胡瓜はここに出てきたのですね。だから敢えてナムルはなかったのか。

このレバーをぐつぐつとこれも軽く火を入れて。パンが登場したのでこれもオリーブオイルつけながら。あー旨い!このパンは旨いですわ。オリジナルですか?あ、違うのですか。いやいや、それにしても楽しい前菜じゃあないですか。料理に関しては今回試作品が多いので、味のバランスなどはこれから調整していくのでしょうが、こういう試みは大好きです。

赤肉セットさて、そうこうしているうちにいよいよ肉へと移ります。まずは赤肉から。【ミスジ、サガリ、インサイド、フランク、ロース】と付け合わせの野菜。ミスジは前回とは違う肉らしいですが、こちらもサシがしっかりと入って旨い旨い!インサイドスカートもしゃくりとした歯触り、フランク・ロースの旨さもサシの甘味で。割と濃厚なサシで楽しむ赤肉でした。