お久しぶりの焼肉「ポッサムチプ、原酒店」

私は全く記憶にないのですが、先週末のとある夜中。我が最愛の御料人様が就寝しているとどこからともなく聞こえてくるうめき声。「肉が食べたい…肉が食べたい…」と。ええ、どうやら余りにも焼肉から離れていたため私がうなされていたようです。ということで先週の日曜日、久しぶりのポッサムチプ。


キャベツの千切り。これはこれで旨い御料人様は仕事で参加されなかったのですが、いつもの焼肉王子ゆうちゃん之助さん、さいとーさんとそのご家族、そしてご友人という集まりに参加させて頂きました。急に行くと言い出しまして申し訳ございません。だって我慢出来なかったんだもの。久しぶりのポッサムチプは5月5日の子供の日以来。うわー、マジで久しぶりだった。

F1祭、まずはカルパッチョ
そんな久しぶりのお店ではポッサム用のエゴマやチシャが無くなっておりました。代わりに千切りキャベツ。なるほど、これは恐ろしいブランクを感じます。お店の制度まで改革されていたとは。で、それはそれとしてまずは肉から。え?いきなりですか、そうですか。本日は「初夏のF1祭」だそうです。なので最初のメニューから【F1サーロインのカルパッチョ】。

炙ってにぎり
ほう、なるほど。カルパッチョなのでサラダ感覚でいただくわけですね。メイチで肉ですが気分はサラダ。焼肉王子の喜びそうなサラダ。見た目ほどのサシ感がきつくなく、さっぱりといただける味付け。オードブルって感じで。あ、この間に【キムチ盛り】と【ナムル盛り】もありましたが軽く割愛。草は、ねぇ。美味しいですけれども。

生の盛り合わせ
そして握り。【サーロインの炙りにぎり】を。こちらもアッサリさっぱり。ふむふむ。ご飯が旨い。サーロインの脂をしっかりと受け止めております。当然のように一口でぺろり。旨いなぁ、嬉しいなぁ。サーロインと寿司を喉越しで味わいつつ次のメニューを。【生の盛り合わせ】は生センマイ、レバー、ハツのセット。うふふ。

ユッケもF1
相変わらずの生レバの旨さ。しゅるっとした舌触りが堪らんです。ハツの新鮮さは言うまでもなく、何といっても生センマイの盛りつけが豪快。上へ上へと伸びていく生センマイの恐怖。ま、当たり前ですがこちらも大変美味しゅういただきました。更に生ものは【F1サーロインのユッケ 赤ワイン風味】がやって来て。

タンの三種盛りほほう、フレンチやイタリアンの手法を取り入れつつ、王道は外さない作戦ですね。そしてここまでF1サーロインで統一。もしや特上のF1サーロインが入手出来たということでしょうか?これは素晴らしい。と思っていたらタンも出た。【F1牛のタン盛り合わせ】はタン下、厚切りタン、赤タンの三種盛り。タンが三種って段階で、もう。

タタキ旨いよこいつは生でも喰えそうですがしっかりと焼きます。特にタン下は焼くとスジの脂が浮き上がって実に旨いのです。厚切りタンもタンモトを拍子木型。しっかりと表面を焼いて、肉汁閉じこめてがぶり、じゅわあ、旨い!あうあう。赤タンも焼くほどに旨味が増すのですが、余り焼きすぎると固くなってしまう部位。十分に注意しながら。

絶品脂付きハツで、口直しに【カイノミのタタキ】など。肉で口直しするのも如何かと思いますが旨いから文句なし。旨旨。そして【脂付きホルモン】で塩焼きホルモンは一旦終了。脂が燃え上がったりしつつ勢いをつけてがぶり、うん、脂が幸せ。私が欲していた焼肉じゃあないですか。ホルモンの脂バンザイ!ではここからは塩の赤肉。

サーロインも三種盛りまたしても【F1サーロイン盛り合わせ】とサーロイン。厚切り、焼シャブ、背スジ。この背スジが大好きなのです。肉は基本的にホルモンとスジモノが旨いですからね。しっかりと焼いて脂がじゅわじゅわになったところをいただくと至極の幸。甘露甘露。脂の甘味がたまらんですわ。薄切りの焼シャブは軽く炙って巻いてポン酢で。旨!

サーロインのミミそしていよいよタレ遍へ突入。【F1サーロインのミミ】とまたしてもサーロイン。本日はF1祭というよりもF1サーロイン祭の色合いが濃くなってきました。そしてサーロインのミミも濃厚な旨味。基本的に端っこ、とか、ミミなんてのは旨いモノですからね。間髪入れずにまだまだ出るよ。【漬けツラミ】なんていう素敵メニュー。

漬け込んだツラミしっかりと漬け込んである薄切りのツラミは濃いめのタレとツラミ特有のスジ感がマッチして実に旨い。どのくらい旨いかというと、てんこ盛りご飯に突っ走りそうになるほど旨い。きっとラスト辺りで飛んでもないご飯ものが出てくるであろう事は予想に難くないので、ここで白飯注文はきっとジョーカーを引いてしまいます。で、我慢。

薄くてデカイクラシタ続いての【クラシタ薄切り】をさっくりと頂いて。サックリというのも如何なものかと思いますが、いつもでしたらこのクラシタは”火肉山”として結構な分厚さで君臨するところでした。それが焼シャブ並みの薄さで饗された時点で、焼肉王子とさいとーさんの前では「さっくり」という表現になってしまうのです。この人たちはいつでも喰いすぎ。

タレのテッチャンそして【テッチャン】。日曜日なので脂は少なくこちらもわりと軽くいただけました。いや、本当の問題はここからなのです。ええ、予想は全く当たっておりました。やって来たのはどでかい土鍋。直径は普通ですが深さが凄い。いったい何合の米が炊けるのやら。蓋を開けると底には恐怖の【ホルモン炊き込みご飯】が。うひょーーー!これは凄い。底からガンガンとかき混ぜてまずは頂きます。おーーー、旨い!やっぱりホルモンとご飯はよく合います。

ホルモン炊き込みご飯そして更に巨大スープ。【カッパのスープ】が。カッパといってもキュウリじゃありません。肉のカッパです。巨大なカッパのスープを炊き込みご飯にざばーりと。おじや風?これは濃厚な牛肉ご飯。あーこれは堪らん。ちょっと肉も欲しいねぇ、何て言ってたら【カイノミ】がやって来て、お、丁度良いわ。とがっつり。

迫力のカッパスープもうね、何とも素晴らしい展開ですわ。さすがにこれは大満足!などと思っていたら案の定やって来ました【辛口ホルモン盛り】という締め括りメニュー。もう無理でしょう。喰えませんよ。なので一切れだけ。アカセンだけいただきます。よく焼いて先ほどの牛おじやで。おー、辛口のタレとおじやがよく合いますね。

カイノミはおつまみじゃあもう一切れ。ハチノスも。むちむちとした食感が素敵。あ、ミノがある。サンドミノじゃないのでちょっと食べようかな。よく焼いておじやに投入。おーこれも旨いなぁなどと喰っていたら、なんの事なくあとは小腸で終わりです。じゃあ喰いましょう、と完食。さすがに夜中にうなされるほど肉を欲していただけのことはあります。

辛口ホルモン盛りで〆最後に【スイカ】をデザートに。うーん、スイカが旨!やっぱり夏はスイカが一番ですね。この水っぽさが肉の脂を流してくれます。あれ?そういえばスイカってなにか駄目な食い合わせってなかったでしたっけ?天ぷらでしたっけ?ま、焼肉ってことはないでしょう。どう考えても時代が違うし。ということですっかりと御馳走様でした。

ホルモンの後の日本酒は格別何とも七週間ぶりのポッサムチプでしたが本当に美味しくいただくことが出来ました。また是非近いうちに喰いに来ようと心に決めて、このあとはいつもの原酒店で立ち飲み。美味しいお酒をちょっとだけ頂くつもりで案の定呑み過ぎてしまいましたが、これもある意味予定調和。たまには宿酔くらいなっておくのも一興です。

取り敢えず家まで記憶があったので上等な方でしょう。
近くで呑むと調子に乗りがちで困ってしまいます。

今回のお店:
焼肉 ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888

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原酒店
兵庫県神戸市兵庫区塚本通7-4-12
TEL.(078)577-0495

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3 comments to “お久しぶりの焼肉「ポッサムチプ、原酒店」”
  1. あの、日、あの時の原酒店でお話されていた、、、、、、
    ボッサムでお肉食べて来た話。
    凄い、凄い、凄すぎる。
    よぅ食べはりましたなぁ〜
    こんだけ美味しいお肉食べてから、大黒正宗を飲みに原酒店まで、来る。
    このパワー。天晴でございます。

  2. >おやよさん
    そうです、あの日の焼肉です。
    確かによく見たら結構喰ってました(笑)
    肉と日本酒は別腹(もしくは別袋)なので大丈夫ですv

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