夏の富山満喫’08番外編 ますの寿し食べ比べ

富山法事三部作が終了。普通に考えればこれで終わりなのになぜか番外編が付いてきます。富山ではいつも自分達用のお土産であるところのますの寿しがあるわけで。しかも帰り着いたその日の夜に喰うという傍若無人な振る舞い。


紀雅のパッケージまずは朝買った【紀雅のますの寿し】からいただきましょう。久しぶりにいただく紀雅。さてどうなのでしょうか。パッケージはいつものように樽の上に一枚置いてひもで結んだだけというシンプルさ。いつもの変わらぬパッケージに安心しつつがんがんと剥がしていきます。この店も魚は下になっているのでひっくり返すように取り出します

相変わらずの美しさ(紀雅)この逆さまに入っているというのがミソ。下駄状になっている蓋。これを台にするように桶部分を取り外します。蓋の上に取り出す訳ですね。竹の葉がちょっとだけはみ出している部分を爪で掴むようにすると綺麗に簡単に出てきます。で葉を除けていくと御開帳。相変わらず生っぽい魚。美しい。これを切っていくのです。

生っぽくて身が厚い(紀雅)断面を見るとやはりジューシー。身も厚く飯のしまりはややゆるめ。全体に柔らかい印象。で、喰います。うは、これ旨!堪らんわー。飯の塩梅が実にいい!酸味抑えめなのは生っぽい魚に合わせているのか。甘味の方もゆるめなので魚の味の邪魔にならない。これはやはり素晴らしい!そして続いては前日喰った【魚づ鱒寿司店】の一重。

こちらも美しい。ちょっと色白(魚づ)こちらは一日おいているので更に締まった感じですね。そしてやはり飯が甘い。こうやって食べ比べると明らかに分かります。ちなみに魚の色は「魚づ」の方が浅いです。時間が経つと魚の色が薄くなるとも思えないのでもともとの差異のようですね。切った感じは肉厚ジューシー。これも前回食べた時とそんなには変わっていません。

こちらも負けずに身が厚い(魚づ)で喰う訳ですが。これも旨い。酸味は紀雅に比べると強く甘味も強め。しかし旨さは負けていません。うーん、これは素晴らしい。魚が生っぽい対決になってしまいましたが、どちらも甲乙つけがたい旨さです。敢えていえば、常宿にしているホテルから近い分だけ紀雅が有利というところでしょうか。

左が紀雅、右が魚づちなみに二つ並べてみました。かなり色が違います。そして紀雅の方がやや小ぶりですね。この辺りも判断の基準にされる方がいるかも知れませんね。ま、次回は魚津港に遊びに行こうと企んでいますので、やはり魚づ鱒寿司をもう一度喰うことになると思いますが。

さて。ここまでが日曜日のお話。食事としては、朝:鱒の寿し、昼:回転寿司、夜:家で鱒の寿しという寿司三昧。どれだけ寿司が好きなのかと。まぁ好きなんですが。で、これで終わらないのが莫迦夫婦の莫迦たる所以。

笹とマスのイメージなパッケージ実は最終日にシャツを買いに行ったついでといっては何ですが、【寿司一 身厚のますの寿司】という商品を追加で買っていました。というのも富山市八尾町という、市内とはいえなかなか行くことがなさそうなお店のますの寿し。これは是非とも喰ってみたいという御料人様のたってのお願いで。はい、翌日月曜日の朝食はますの寿しに決定です。

丸ごとを取り忘れ(寿司一)派手目なパッケージをとくと一体何度目のご対面かというますの寿し。ちなみにこのお店のますの寿しは逆さになっていませんでした。これは珍しい。では取り出して頂きます。カットすると、おお、確かに身は厚いです。そしてあまり見慣れないものが。なんと酢飯と魚の間に生姜を刻んで挟んであります。これは初めての経験。

生姜が入ってます(寿司一)お味の方は生姜の風味が新鮮でしたが身の厚い美味しいますの寿しでした。今回のますの寿し。「吉田屋」「魚づ」「紀雅」「寿司一」と頂きましたが、好みでいえば「魚づ」と「紀雅」です。で、先ほども書きましたが購入しやすいという意味では紀雅に軍配が上がります。ということで、これからもますの寿しをどんどんと喰って比べながら自分に一番合ったますの寿しを探したいと思います。

「マストますの寿し」ってやつですね。
まだ十数軒しか喰ってないので先は長いですが。

今回のお店:
 鱒寿し紀雅本舗
富山県富山市上本町8-6
TEL.(076)421-1324

魚づ鱒寿司店
富山県魚津市駅前新町701
TEL.(0765)24-3761

越中八尾 寿司一 八尾本店
富山県富山市八尾町下新町1431
TEL.(076)454-4077

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