こっそりと大胆に裏メニュー「お好み焼　たすけ亭〜」

先週の日曜日、某氏の挑発に乗ってしまってハーフマラソン相当の距離をランニングマシンで走った結果、大変名誉の負傷（膝痛）（まさか疲労骨折？）を負いまして。なので英気を養うために外食。ま、未だに重い体重を気にしているのですが。

そんな訳で神戸駅近くの「たすけ亭〜」へと。お好み焼店なのにメニューが多すぎて困ってしまうお店。「もしかして、てつやさん？」あーなぜかこのサイトのことがバレてました。ま、いいんですが。別に悪口書いてないモン、と小学生並み。取り敢えず私は生ビール、御料人様は焼酎湯割で乾杯。まずは何をいただきましょうか。

やはりちょっと寒い日もやって来ますから【おでん】などいいですね。私は個人的に厚揚げ。御料人様は大根と玉子。適当に訳ながら。おー、アッサリとした出汁の味が実に美味しい。私のが作るともう少し甘くなっちゃうんですよねぇ。こういうしゃっきりとしたおでん旨いです。で、更にいただきますのは【焼餃子】。

オリジナルではないですが、酒の肴には十分。で、ここで今回のお目当てのアレです。【とんてき】です。このお店の看板メニュー。分厚くステーキ状にカットした豚ロースをじっくりと鉄板で焼いた一品。これだけで十二分に腹を満たしてくれるのです。タレというよりも出汁に浸かったとんてき。旨い！これこれ！これです！

決してすげーイイ肉を使っている訳ではないですが、お好み焼用の出汁と豚肉の肉汁が上手い具合にハーモーニーを奏でます。今回は仕入れの関係で普段より上質の肉だったそうですが。いや、やはり普段の行いが良いから。御料人様の。イイ肉に当たりますわ。さくっと完食。このお出汁はあとで…また。

さて。そういえば先ほどから玉子焼器でなにやら豪快な調理がなされています。あれは何でしょうか？朝霧焼？何ですかそれは？ほー明石焼を玉子焼器でですか。「ほとんど明石焼だけど、丸くないので手前の朝霧です」と。アラ素敵。そういうの好みザンス。すみませんが私達にもお願いします。その【朝霧焼】ってのを。

いやもう確かにこれは凄いです。出汁でとろとろに焼いた玉子焼。何でも丸ごと三つは玉子を使っているとか。そしてこれを出汁につけて頂くというまさに明石焼一歩手前。まずは一口。うは、旨。これはいいわ。そのまんま食べても出汁で食べても実に旨い。よーし、神戸らしくソースもつけちゃえ！ということでぺたぺた。

ほほ、これもいいね。そしてソースをつけたものを出汁に浸すと更に旨さ倍増。この喰い方が大好きなのは幼少の砌から刷り込まれた神戸たこ焼きの成せる技。つか、これ家でも作ろうかしら。丸くする必要がないので不器用な私でも作れそうですわ。と、最後の一滴まで出汁をすすって、さて、後はあれです。

先ほどのとんてきのスープで作る【焼そば】。うーん、焼そばでいいんですよね？煮てますけどね。これにもみ海苔たっぷりの和風パスタ風に。〆にはやはり炭水化物ですね。旨い！御料人様は軽く味見程度で、ほとんどを一人でいただいてしまいました。最初にビール、そして日本酒を二合ほどいただいたところで御馳走様でした。

しかしこのお店、実に居心地がよいです。なのでお客さんもあまり積極的に広報活動していないとか。ほら、自分達が入れなくなると困るじゃないですか。ええ、その気持ち痛いほどよく分かります。自宅のすぐ近所にあるポッサムチプになかなか入れなくなった身としましては思いの外切実な事態だったりするのです。

急な焼肉への欲求を満たせないことが増えました。
とはいえ、お店が繁盛することは良いことです。