そりゃあイヴにはケーキでしょう「欧風菓子工房レーヴ・ダムール」

12月24日は世間でいうところのクリスマスイブ。本当のクリスマスよりも盛り上がるという「ええことは前倒しで楽しみましょ」的な一夜。ご多分に漏れず我が家もまたしても楽しみます。

もっとも料理は前日のターキーとサラダにポトフ。これだけではあまりなので、キハダマグロの切り落としとアボカドでポキ風に。うんうん、結構なクリスマスっぽさ。そうでもないですね。ただ、緑と赤のツートンカラーがそれっぽいだけ。ヅケにしちゃったから赤もあまり綺麗ではないですが。そして今夜もベルギービール。

実は御料人様がクリスマス仕様のベルギービールをセットで買い込んでくださっていたのです。これをクリスマス三連夜で呑み尽くす予定です。うん、いいクリスマスですね。この日もキッチリと二本いただきました。旨いなぁベルギービール。そして本日もクリスマスケーキをいただきます。昨夜、酔っぱらって喰ったので詳細を覚えていなかった例のケーキ。

【ベルベッカ】です。あ、シュトーレンも残ってますから両方をいただきます。シュトーレンの方は昨日のひとり言にて報告の通り。今夜のお楽しみはベルベッカ。まぁ切り口を見れば分かるとおりにドライフルーツとナッツがぎっしり。しっとりとした生地がブランデーを含んで良い香り。これはもうケーキというよりも酒の肴。

私にかかれば何でも酒の友になる訳ですが、これは恐らく酒呑みならば必ず同じだと思いますよ。濃厚な旨味は少々重く感じるほど。事実御料人様はシュトーレンの方が好みだそうです。私は両方好きですが、敢えてどちらかといわれればこのベルベッカですね。圧倒的に酒に合います。考えの中心に酒があるので仕方がない。

甘さはズシリと来て、よくあるケーキのふわりとした軽やかさとは違います。そこが大人のケーキを思わせるのでしょうか。これ、意外なほどベルギービールの苦みに合いました。まだしばらく楽しめるほどの量があるのでちょっとずついただくことにします。

クリスマスケーキを正月まで楽しみそうな勢いです。
レーヴ・ダムールのご店主に感謝です。