週末は御料人様とうろうろとしています。週末でなくてもうろうろしていますが。先週の港提の近所にありますお好み焼店が気になっていましたので、土曜日の仕事終わりに行ってみました。気になるあの店をチェック☆
喫茶店の居抜きらしきお店の名は「お好み焼 花子」です。もうね、佇まいが堪らない。万人にお勧めはしませんが、昔ながらの油の染み込んだお店は懐かしさで満たされています。まずはビールからいただきましょうか。付き出しに【漬物】と【切り干し大根】をいただいて。漬物、柚子の香りがいいねぇ。ビールがすすむってモンです。
そして切り干し大根。こちらはかなり味が濃いめなのです。これは日本酒が欲しくなるパターン。ですが我慢我慢。すみません、すぐに出来そうなものは何がありますか?と問えば「うーん、カントダキかな?」との明確な回答。なるほど、ではそれをお願いします。やって来たのはまさに【関東煮】ではありませんか!
スジ、大根、玉子、ゴボ天、巾着の五種類。450円という値段が付いているということはこれが正規の盛り合わせなのでしょう。では早速。大根、味が染みてて旨めぇ!もうぐずぐずになっちゃっている感じが堪らない。ゴボ天も玉子も旨い。スジは見事なバランス。鬼スジと肉っぽいスジが綺麗に刺さっているのです。
巾着はなかなかのボリューム。思わず関東煮とご飯という究極の晩飯に突入しそうになりました。いやいや、我々の目的はお好み焼ですから。待つこと暫し。最初に来たのは【牡蠣のそば焼き】でした。牡蠣がごろごろと入っているそば焼き。至極の幸せ。お味の方は実に淡泊。恐らくソースをかける設定なんでしょうね。
麺は柔らかめでしっとりとしているのが私好み。旨い旨い。と、そこへ本日のメイン料理のお好み焼【ぶた玉】の登場です。お好み焼といえばぶた玉でしょう。豚バラ肉と玉子のハーモニーはお好み焼の魂ですから。ドロソースもいただいたので、ミックスでかけていきましょう。では頂きます。ざっくりと切ったところ、ほう、大阪風でしょうか。
天かす(揚げ玉)入りの生地、ほんのりと干しエビ、紅生姜の味。これはこれで懐かしいお好み焼。うん、旨い。ドロソースがいい感じで煮詰まっているのでかなり辛口になってます。これがまたビールを誘いますねぇ。そしてラストを飾りますのは【野菜炒め】なのです。これは御料人様のご希望。やはり野菜は多めに摂りたいということで。
ポン酢に七味でいただく野菜炒め。ほんのりと甘いキャベツの旨味。こういうのが美味しい時ってのがあるのです。別に野菜不足な生活をしている訳じゃないんですが、飾らないそのまんまな野菜炒め。遠い昔におばあちゃんに作ってもらったあの味です。いやー落ち着くなぁ。今回はお座敷席でしたが、次回は是非カウンターでゆっくりと頂きたいものです。
ということで御馳走様でした。神戸中央卸売市場本場の辺りは、最近うろうろとし始めておりますが実に楽しいですね。早朝5:00に開店しているお店もそこここにあり、その内朝飯を食いに来ようかと画策しているところなのです。
食い気だけのために早起きしようという莫迦夫婦。
実は何度か挑戦しようとして断念しております。
お好み焼・鉄板焼 花子
兵庫県神戸市兵庫区切戸町6-18
TEL.(078)681-1548