不調になると足が向く「韓国酒家　チヂミ」

年度末は相変わらずの忙しさ。特に御料人様の忙しさときたら週末どころか休日出勤まで。そんな中で私一人が遊び歩くなんてのは言語道断。故におとなしい生活が続いているのです。そしてその上に私の体調不良という週末でした。

こういう時には温かいものを喰って治しましょうというのが医食同源。ご近所の韓国料理店「チヂミ」に久しぶりに訪店。昨年の11月以来という不義理の限り。そしてこの時も風邪を引いて体調を整えに行っていたのです。最早、私達にとっては病院に行くようなもの。心と体を癒して頂くのです。良薬、口に旨し。

まずは【パンチャン】としてモヤシのナムルとジャガイモのナムル。モヤシは酢が効いていて実にさっぱりとほの辛く美味しいのです。とんがった辛さではなく酢でちょっと味に丸みがあって旨い。ジャガイモのナムルはイモ自体の甘味と絶妙の塩加減で旨味がホッコリとしているのです。新ジャガの甘味なんでしょうか。

いやー、旨い旨いと喰っていたらお代わり下さいました。意地汚くてすみません。だってあまりにも美味しかったから。前日、体調を考えて酒を呑んでませんでしたのでビールの苦みとナムルの旨さに我を忘れてしまったのです。で続いては【ヤンニョンアキレス】。鬼スジをしっかりとボイルしたものをヤンニョンでいただきます。

これが辛くて莫迦旨！むっちりとしたアキレスのコラーゲン感をヤンニョムの辛さで包み込むととんでもなく旨いのですわ。白いご飯が欲しくなる方向で。しかししかし。本日の大切なメインディッシュがまだじゃないですか。それを喰ってからご飯ものは考えましょう。【サムゲタン】が、どーん。いやっほう！待ってました！

寒い時期にはこれが一番。高麗人参と鳥をしっかりと煮てますから残すところ無く骨まで喰えます。如何せん身体が弱っているので大きな骨は消化しきれない恐怖で残しましたが、まぁがっつがつといただきます。ホロホロの鶏肉を野菜や餅米と一緒にスープでいただけば、オジヤの超豪華版というわけですね。

いやーこれは旨い。あっという間に完食。冷麺かピビンパでも食べようかと思ったのですが、この辺りでやめておく方が病人的にはいいのでは。と思ったら、お店の方から賄いの【シレギスープ】をいただいてしまいました。野菜の端物とスジ肉を煮込んだスープ。こ、これ旨いわ。マジ旨いわ。色々な野菜が放り込まれて複雑な旨味。

いやー最後まで本当に美味しく頂けました。今度はガッツリと喰える体勢でマッコリを一人一瓶の勢いキープで来させていただきます。どうも御馳走様でした。美味しい上に健康的。実に素晴らしい日曜日の夕食となりました。

あまりに体調が復活して、夜中に腹が減って目が覚めました。
胃袋だけが単独で健康になり過ぎです。