“焼”繋がりということで「お好み焼　たすけ亭〜」

サイトの更新を焼肉やホルモンだけ、という縛りにしたところ、まさかここまで更新が滞るとは思いませんでした。ということで、更に「肉」と「焼」というキーワードも追加させて頂きます。カビが生える前にサイトを動かさねば。

で、昨夜のこと。御料人様と久しぶりにお好み焼を食べたいね、ということになり、では久しぶりに「たすけ亭」に行きましょう、そうしましょうと決定。ここならば、「肉」も「焼」もキーワードクリア出来ますから。欲望という名のJRに飛び乗って、一路神戸駅まで。待ちきれない御料人様は既に店の前でスタンバイ。はやる気持ちは皆同じ。

お店のお母さんに、こんばんわ、ご無沙汰しております。そしてご挨拶もそこそこにビールと酎ハイで乾杯。ちょいと冷え込みがちですが喉を潤すビールの誘惑には勝てません。さて、何を頂きましょうか。サラダなどどうでしょうか？お薦めは？「メニューに書いてないけど」といいつつ【鶏のサラダ】を出してくださいました。

鶏の笹身は柔らかくジューシー。これにキュウリと大根のサラダ。味付けはゴマドレッシングをベースにしてあるのですが、これが冷やし中華みたいなお味。これは旨い。冷やし中華麺抜きみたい。わしわしと喰っちゃいますわ。止まらないね、旨すぎて。そしてこのお店に来たら注文しない訳にはいかない例のメニューを頂きます。

【トンテキ】です。がっつりと300ｇオーバーかと思わせる豚ロースの塊を鉄板で長時間かけて焼いたトンテキ。それを山葵が効いたスープで頂くのです。がっつりと豚肉。これが旨いんだわ。塊肉の旨さは如何に肉汁を蓄えるかというところ。しかも豚肉なのでキチンと火が入っていなくてはならない。絶妙。焼け過ぎず生でなく。旨さのベストタイミング。

あっという間に御料人様と二人で完食。スープは飲み干しませんよ。このあとのお楽しみがありますからね。で一旦スープを預けて次のメニューに参りましょう。隠れメニューの代表格であるところの【朝霧焼】いただきます。明石焼のちょっと手前で朝霧焼。地元の地理が分からないと意味を成さないネーミングの妙。

今回はソースと出汁と両方で楽しませて頂きます。ちなみにデカイです。大ぶりの玉子焼器で満ち満ちと作られています。ふわりとした食感と大量に放り込まれたタコを楽しむ一品。最近は色々なところで有名になって、一見さんからいきなりトンテキと朝霧焼という注文を受けるようになったとか。世の中の情報は光の如く早くなりました。

ぺろりと頂いたところで先ほどのスープが姿を変えて帰ってきました。【リゾット】ですわ。これこれこれ！このリゾットが堪らんのです。先ほどのトンテキの旨味をしっかりと含んだスープにご飯を放り込み、その上から大量のチーズ。土鍋に入った姿は雑炊のようですが、一口喰えば心と舌はイタリア旅行。Buon viaggio!チーズと米の出会いは必然だったのですね

ということで御馳走様でした。いつものことですがお好み焼に辿り着く前に腹くちてしまいました。なにせ一品のボリュームが素晴らしいので、二人で三品（+リゾット）も喰えばかなりのものです。今度は食欲魔神達を引き連れて来ようと心に誓うのでした。

多分、それでもお好み焼に辿り着けないかも知れません。
魅力的なメニューが多すぎるのです。