無事に肉肉しい更新が続いて一安心。これでようやく焼肉サイトの面目躍如というとこですね。と思わせていきなり天麩羅食った話を始めてしまう俺はそんな男だぜ、貴方のてつやです。
二月十一日は建国記念日でもありますが私と御料人様の結婚式が執り行われた日、いわゆる結婚記念日でもあるのです。入籍の日は焼肉の日なのですが、ちょうど半年ずらして二月にもイベント。まぁこちらは毎年恒例のポートピアホテルで天麩羅カウンターなのですが。
お店の方からお祝いの言葉を頂いて、さて早速【先付け】から。薄揚げと水菜のおひたし、穴子キュウリ巻、モロコの飴煮、クワイ、サーモンの蕪巻きなど、いかにも酒の肴。でも最初はビールを頼んでしまうという間抜けぶりを遺憾なく発揮。でも料理は大変美味しゅうございます。
そして本日の天麩羅のネタ。ほうほう、この季節はやはり良いですね。あれやこれやが目白押し。実に楽しみじゃあないですか。
先付けが終わったところで天麩羅の用意。塩とポン酢と出汁の三種。大根おろしとレモンも嬉しい。
まずは定番の【車海老】から。尻尾はプリプリ頭はサックリ、当然塩でいただきます。あ、こちらでは最初に二尾の車海老が出てきますので二尾目は出汁で。うん、これも旨い。ちなみに頭はエイリアンのフェイスハガーに似ているなぁと毎回思うわけです。
あ、ビールはもういいや。すみませんこの日本酒三種飲み比べってのをお願いします。奥播磨と呉春、そして白鶴の【花の神戸 純米大吟醸】ですか。初めて呑んだ酒ですが、この花の神戸ってのはなかなか旨い酒ですね。大吟醸は特に好きな方じゃないですが天麩羅に良く合うすっきり感です。
お祝いということで【おこわ】が出てきました。うん?これは、あれだ、桜餅だわ。あんかけになっていて実に旨い。ちなみに餡子は入ってませんよ。
では続きの天麩羅を。わりと駆け足になりますが食材の紹介的に。【蓮根】は先を見通す…ってそれはお節でしたね。
みんな大好き【鱚】です。ふわりとした旨さが堪らない。
【つぼみ菜と菜の花】は春を思わせてくれるほろ苦食材。
【鰆】は漢字のまんまですね。これもしっとりと美味しいです。
箸休めに【オイルサーディンのジュレ仕立て】を。これ、結構好みです。ポン酢のジュレってこういう使い方も良いですね。
【こごみとふきのとう】は大人の味です。
【茄子】は定番。野菜も食べたよ。あ、他のも野菜か。
【穴子】も旨い。最近いい穴子しか喰ってないような気がする。
【椎茸】は肉厚ぶりぶり。
【ホタテ貝柱】は芯までホロ温かいキレイな火入れ。
【さつま金時】はホッコリと甘いのです。
そして〆の【車海老】。とここでコースの天麩羅は終了なのですが、カウンターの職人さんに何か面白いネタないですか?と尋ねたら、面白い話をしようとしてくれましたがソッチじゃない。
隠してあった【フグの白子】を追加で頂きました。これまたトロリと旨いのです。濃厚。
そして御飯ものへと。天茶、丼、定食風の三種類から選びます。一昨年が丼、昨年が天茶だったので今年手ご飯を添えて。漬物と赤出汁付いてます。
そしてかき揚げ。サービスでちょっと大きくしてくれたみたい。
いいねぇ、あえてネーミングすれば【〆の掻き揚げ定食】ですかね?掻き揚げはやっぱり出汁でひたひたにしたいのです。うーん、白いご飯と良く合う。
【デザート】を頂いて御馳走様でした。
いやー本当に毎年これが楽しみで仕方がないのです。二月と八月が結婚的な記念日になっているのも、いわゆる飲食店がちょっと寂しい時期だからというのもあったのですが、逆にゆっくり出来ることが多くて楽ちんです。今年も二人で仲良く暮らして、是非来年もここに来たいと思います。
年に一度しか行かない薄情者ともいいますが。
やっぱり記念日は大切なのです。
今回のお店:
懐石料理 神戸たむら
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1 ポートピアホテル南館4F
TEL.(078)-303-5206