さすがは年始、あっという間に2月も終わってしまいました。この調子だと今年も瞬きしている間に終わってしまいそうなので今日から目を見開いて生きていきます、貴方のてつやです。
毎年恒例の琵琶湖畔、いわゆる美しく青き琵琶湖のほとりにて鴨鍋を頂いて参りました。この冬の幸福を独り占めという、あ、一人じゃなくて団体ですが。
今年もやはり雪の滋賀県。移動の途中は雪景色。特に欲望という名のJRが遅れることもなく無事にお店に到着。相変わらず情緒溢れるその佇まい。
いつもの様に二階のお座敷へ。窓の外は冬のリビエラ。松の木越しの琵琶湖は美しくも荘厳なお姿。
さて、まずは【稚鮎の飴煮】から。木の芽の香りが酒をそそるのです。
琵琶湖といえば【鮒寿司】。ニオイがきついといわれますがこちらの鮒寿司はむしろ良質なチーズの風味。こいつがワインに合うのです。
そして【もろこ】を焼いていくのです。
なぜか我がテーブルにはお姉さんが来てくれないので私が焼きました。ていうか焼きたくて仕方なかったのですわ。ガンガンといこる炭火を前に身体の芯が疼くというものです。
とうぜん【鰻】もいただきます。焼いてあるのですがきつも軽く炭火で炙ると脂がじゅわっと柔らかくなるというもの。
この間もワインをガンガンと頂いております。一人1本持ち込みということでまぁあれです、人数分のワインが並ぶわけですわ。そのどれもが一級品以上の旨さ。わりとワインだけ呑むのでも良いかなあと思ってしまう自分の浅ましさ。
で、とうとうやって来ました【鴨鍋】なのです。鴨、その美しき姿。
あ、野菜も食べたよ。ほら鴨といえば葱ですからね。そいつらをお姉さんがどんどんと煮てくれるわけです。早速いただく。旨、旨すぎ。やっぱり鴨は旨いです。日本に生まれてこんな幸福なことはございませんわ。
いやー旨かった。このあとうどんを放り込んで頂いたり、グラッパをガブ飲みしたりとやりたい放題だったわけですが、既に酔っ払いモード全開なので写真は撮れていないのです。うん、そのくらい旨かった。御馳走様でした。
また来年もよろしくお願いします。
この幸せは手放せません
今回のお店:丁子屋