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“北陸の旅”と銘打ちながら、なぜか神戸元町のベトナム料理から始まりましたが、いよいよ出発です。旅立ちです。
大阪発のサンダーバード27号に乗り込みます。何となくサンダーバードといえば2号が好きなのは少年の心を忘れていない証拠です。ま、映画のサンダーバードに27号があるとすれば27人兄弟ということで、おそらく日本のテレビ局が「大家族特集」として取り上げることは間違いありません。
いかんいかん。こんな道草を食っていては、本日の予定が終わりません。
さて、乗り込みましたサンダーバード。当たり前ですが本日は旅行。仕事で移動している訳ではありません。すみません、売り子のオネーサン。ビールください。ツマミはいいです。ビールだけ。てな調子で富山に着く頃には数本の缶ビールが空いておりました。
いよいよ富山に上陸。時間は18時前。何はともあれ荷物をホテルへ放り込みに行きましょう。で、ホテルはどこだ?
実はですね、今回のホテル、ネット環境を重視したのです。半分は仕事のメールチェック。そして後の半分は優しさで出来ているのです(バファリン)。その為に、やや難しいところに位置している模様です。
しばらく歩き回って諦めて電話での誘導でたどり着いたホテルは、オトナの飲食店が入っている雑居ビル。入口に「開店一周年記念」の花輪なんかがあったりして。えーと、取りあえずチェックインをば。部屋番号は424号室。ほほう。なかなかホテルで使うには勇気の必要な語呂合わせですな。
聞いてみると、深夜12時以降から朝8時までは4階にエレベーターが止まらないとか。色々な意味で深読みしてしまうのは私が臆病なのでしょうか?まぁもっとも、霊感の欠片も持ち合わせていないのですから大丈夫といえばまるで大丈夫。
さてさて、無事に荷物も下ろすことが出来たので、いよいよ夕食へと出かけましょう。と、一歩外に出ると、そこは呼び込みと海外から出稼ぎのオネーサンと酔っ払いの坩堝。まさに繁華街のど真ん中。取りあえず、道に迷っている間に見付けた「牡蠣」という文字が織り込まれた店名のお店を目指してみましょう。
しかし、富山駅の南側というのは実に活気がありますね。人の力が溢れているのが肌で感じられます。まさに熱気。暑苦しいまでの熱気。ただ単に暑苦しいのは熱帯夜のせいもあるのです。と、妄想にふけっている間にお店発見。ここですね。
ひょいと覗いてみた店は、靴を脱いで建物に入るという、実に割烹。今の気分には滅法合いません。どちらかといえば、こぢんまりと呑みたいのです。うん、違う店にしましょうか。でですね。隣の店を覗いてみたのですよ。すると、カウンターだけのまさに「こぢんまり」を絵に描いたような。引き込まれるようにその店の暖簾をくぐります。「二人ですが、いいですか?」
ここからが血も凍る「富山ナイト」の始まりです
いや、別に恐怖体験はしていませんが
2004年8月10日 16:16
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 北陸で旨いものを考える 〜富山:前編〜
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