- 南の楽園ハワイ・ハニィムゥン紀行〜世の中可愛い事もあるの章〜
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- 南の楽園ハワイ・ハニィムゥン紀行〜ステーキに溺れるの章〜
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- 南の楽園ハワイ・ハニィムゥン紀行〜第一食目の章〜
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- 南の楽園ハワイ・ハニィムゥン紀行〜上陸の章〜
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- 南の楽園ハワイ・ハニィムゥン紀行〜序章〜
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- → おーちゃん at 09/27 (18:12)
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さて、ハワイ滞在二日目の朝。二日目?そうか、まだ二日目でしたか。長い旅になりそうです。で、二日目の朝。前日購入しておいたサンドイッチの類を頂きます。飲み物は当然バドワイザー。ぼく これしか ちゅうもんできないの(注:部屋の中です)
ローストビーフサンド。これね、アルファルファ?豆モヤシ?の量が半端じゃない。ローストビーフとうたいながら、どう考えてももやしメインじゃないか。ってか、ドレッシングのひとつもかかっていないモヤシ。
もうね、ムキになって喰いました。モヤシわさわさ喰いました。いやぁ、ヘルシー指向もこういう形でやってくるとは思いもかけない出来事です。うん、前日の肉!肉!肉!から明けての朝食だけに、文句は言わずに黙々と。
その代わり、昼食でがっつりと喰う予定で紛らわすのです、モヤシ三昧を。んが、この直後、移動疲れかお昼寝。というか寝ちゃったよ、おい。まぁ、飛行機でほとんど寝ていないだけに仕方ないですか、そうですね。
ちょっと遅くなったけれども昼食にお出かけ。15:00をまわった頃。世間ではおやつの時間だというのに昼食。いいんですいいんです、これは旅行ですから。だらだらと生きていく事を唯一許される免罪符、それが“旅”というキーワード。
で、やはりここはチーズバーガー。もはやカロリーとかボリュームとか健康志向とかそんな上辺だけ取り繕った単語とはさようなら。私が欲しいのは、ウマイ、デカイ、大雑把なチーズバーガー。高カロリー・高脂質・高蛋白万歳。
昨日からABCストアやちょっとしたお買い物やらウィンドゥショッピングで前を通りかかりつつ、昼飯のバーガーに狙っていたお店、ハングルース。本日のメイン(昼なのに)はココに決定なのです。
で、私のご注文はハングルースバーガー。やはりお店の冠が載っかっているメニューにせねば。これは必須。ということで、当たり前の事ですが唯一通じる英語「バドワイザー」で頂きます。
これ、デカイ。写真じゃイマイチ伝わらないかも知れませんが、普通にデカイ。そして旨い。ハンバーグがね旨いの。肉なの。ほら、日本でハンバーガーっていうとどうしても某ファーストフードのモノを連想しがちですが、ここでは見事な“肉”なのです。
同居者様(さてと…お茶が美味しいね)は普通にチーズバーガー。その差はマッシュルームの有無だけ。ほう、それはそれで面白いですね。というか、本当は味も違っていたかも知れませんが、ハンバーガーという食べ物だけにシェア出来ず。残念。
それにしても、味・ボリュームともに大満足、旨し。てなことで、中庭風の芝を見ていると、見た事のない生き物。あう、なに?あのほ乳類。可愛すぎ。いや、最初トカゲかと思ったのですよ、でかいトカゲ。
ま、後ほど「マングース」って事が分かりました。南国ハワイではマングースもおっとりとしているのでしょうか?すげー可愛かったのです。ま、後々アチラコチラで見かけましたが。いつも可愛かったのは事実として。取り急ぎ食欲の対象ではないのですが。
ということで、美味しくハンバーガー頂きました。やはりアメリカンな喰いモノとしてのハンバーガー(主にチーズバーガー)は外せませんわね。旨いから。う〜ご馳走様でした。さてと。
次は夕食の算段をせねばなりませんね
基本的に、喰う事が中心のバケーションという事で。
いよいよメインディッシュ。あ、唐突すぎましたか。ま、私の中では昨日からの続きですから問題なし。頑張ってついてきて下さいね。遅れている子は置いていきますよ。ということでメインディッシュ!
と思ったのですが、その前に。バドワイザーを注文したのですよ。で、出てきたのはいつもの缶や瓶ではなく見た事のないデザイン。ほう、カッコイイね。これって日本でも扱っているのかな?
ほら、やっぱりビールも地酒の時代でしょう?だから、バドワイザーを呑むのは米国(ハワイ)で、となっちゃいます。日本じゃ呑まない。まぁ、単純に日本じゃあ高いってのがあるのですが。
でまぁ、最初に書くべきだったのですが、パン。ブレッド。これがまた無駄に旨い。旨すぎる。最初見たところ、あまりのルックスに固いのかな?なんて思ってましたが間違い。焼きたて、ふんわり。
これにハーブとガーリックのバターをのっぺりと付けて食べると、これだけでビール無くなっちゃう、という旨さ。あれだ、日本で銀シャリが旨いのと同じだ。旨い白飯なら、それをアテに焼酎三杯は呑めるし。呑んじゃ駄目だけど。
てなことで適当に引っ張りつつ。いよいよ肉。本当のハワイ喰い尽くしの始まり。旅はここから始まるのです。さぁ恋!…いや来い!あ、恋でもあながち間違いではない、肉に恋する乙女なのです。
で!!肉!まさに肉!私が注文したのは(いや、注文して頂いたのですが)ニューヨークステーキ!ステーキ!肉デカ〜い。黒胡椒でコーティングされたそのお姿は実に神々しい。つーか旨そう!なのです。
焼き加減はミディアム。いや、向こうから「ミディアム?」って聞かれちゃったので、私に残された答えは「イエス」しか。ほら、ノーと言えない日本人。典型。イエスしか語彙のない日本人。
ってのはどうでもよくて。いや、焼き加減はどうでも良くないですが、その辺りの云々はどうでもよくて、肉!喰う。しっかりとした赤身肉。肉汁!これぞアメリカンステーキ。た、堪らん、う、旨し。
日本の繊細な牛肉も当然旨いですが、こういう野趣溢れる赤身肉を、大量のペッパーでコーティングした肉ってのは、喰っているだけで幸せになるね、幸せだね。単純に肉を喰っている充実感が凄いね。
こういう場合、常に二人で分け合って食べるという仲良し夫婦ですから、同居者様(いかん、そろそろ怒られる)は別メニュー。アンガス牛のプライムリブ。え〜と。何それ?すげえ旨そうだけど、何それ?
ちなみにどちらのステーキも10オンス。284g。え?300g弱ってこと?わはは、さすがはハワイ。いいね、いいねぇ。で、そんなにあるんだからとちょいとつまむと、うわ、これ旨。日本の赤身ステーキくらいの柔らかさだねぇ。
私の方は歯応えしっかりなのに対して、こちらは包み込みような旨さ爆発。こりゃ旨い。もしも和牛でこれをやると、恐らく脂(サシ)が強くなりすぎるんだろうけれど、この肉ならば最高、最適。こりゃいいや。
てな調子であっという間に完食。付け合わせのガーリックの利いたマッシュポテトも旨いし、これでもつまみに酒頼みましょう、そうしましょう。で私はマイタイ。やはりせっかくなのでトロピカ〜ルなお飲み物を。
これが相変わらず旨い。甘いけれども、結構な度数で酔いもいい感じ。やっぱこうでなければ南国気分を味わい切れませんな。うは、旨。ちびりちびりと呑んじゃいましょう。で、同居者様(いかん、そろそろ怒られる)もご注文を。
なにかフローズンなメニューって事で「フローズンダイキリ」を。ありますか?あるそうです。それそれ。って、いやに赤いですよこれ。う〜ん、まぁいいんじゃないですか?きっとグレープフルーツか何かが赤い種類なのでしょう。
呑んでみると実に甘い。果物の甘さ。まるでイチゴのような華やかな甘さ。こりゃ旨い。でも日本じゃ呑んだ事のない味だねぇ。てなことを話しつつ。いよいよ暮れてきた海を見ながらお食事タイムの終了。ご馳走様でした。
で、お支払をすませまして、レシートなど見てみたらですね。これが。ダイキリ+ストロベリー。ストロベリー?やっぱりあの甘さはイチゴ?ってか何で?
どうやら「フローズン」ってのをつける必要なかったみたい。ハワイじゃあダイキリはフローズンなのかも。で、適当にストロベリー入れやがった模様。いいね、この大雑把さ。笑顔の下の大雑把。
とまぁ、非常に満足のいくお食事だったという訳です。旨かった。ハワイ早々の食事でステーキ満喫。こりゃあ幸先のいい旅になりそうですよ。
しまった、連載四回目にしてスタートとか書いてしまった…。
まぁ、肉を喰ってこその私ではあるのですが。
今回のお店:Huggo's Restaurant
75-5828 Kahakai Road
Kailua-Kona, Hi 96740
ハワイ島へはまたしても飛行機。ちっちゃい飛行機は何とも可愛らしく、いかにもリゾートという気分を盛り上げてくれます。席も早い者勝ち。適当に並んで乗り込んで好きな席。
ほら、小学校の時は遠足のバスって席順決まってましたが、中高生くらいになると早い者勝ちというか好きな席へと適当だったじゃないですか。そんな感じ。そんなほのぼの気分で離陸。いよいよ最終目的地へと。
…。で、まぁあれです。隣の席がね、知らない女性だったのですが、いきなりホットドッグとか食い始める訳ですよ。こちとら例のパ・ン!ってヤツしか食ってないのに。まぁ、いい匂いがする訳です。これは堪らない。
もうこれが飲食店だったら迷わず「隣と同じのをください」と注文してしまうような勢い。が、如何せん機内ではそんな我が侭通りません。つまり耐える。どこまでも耐える。我慢を覚えるいい機会という事ですね。
ようやく到着。さぁ、何か喰うぞ。もう腹が減って仕方がないのだから。取り急ぎ預けてある荷物をピックアップして、空港のレストランで喰うのですよ、ええ。ということで荷物を受け取りに…。あ、出ちゃった。
そう、空港の外で受け取りだったのです。あの〜、外にはレンタカーとシャトルとタクシーしかありませんが。ど、どこで食事が出来るのでしょうか?出来ない?そう、じゃあ仕方がない。ということで宿泊地へと向かう事にしました、はい。空腹を抱えて。
タクシーで到着したのはカイルアコナのコンドミニアム。あれです、今回も食べ尽くす事に決定しています。要はオプショナルツアーだとか、レンタカーで観光とか、そういったことに使う時間はビタイチ無い訳です。なのでホテルよりもコンドミニアム。
未だかつて「ハワイを食い尽くす」というコンセプトのツアーやパック旅行があったでしょうか?ほら、台湾とか韓国ならありそうじゃないですか。あとイタリアとかフランスとか。でもハワイですよ、ハワイ。
常夏のどこまでも青い空と海に囲まれて、ただひたすら喰う事を楽しみにしている私たち二人。恐らく世間の流れとは全く違うところで生きているんでしょうね。ええ、いいんです。人は喰わずに生きていけません。
ってことで、到着時間が15:30(当然現地時間)と非常に中途半端だったので、ABCストアにでも行って買い出しをして夕飯までつなぎましょう、そうしましょうと決定。荷物を置いて早速お出かけなのです。
で、いきなりですが。一番近くにあるはずのABSストアが改装中。如何にもレゲエなお兄ちゃんが扇風機に吹かれて作業中。ああ、ラスタの風が…、いやいや、それどころじゃない。仕方なくもう少し遠いストアでお買い物。
翌朝の朝食とバドワイザーとマカデミアンナッツとビーフジャーキーを。ほら、やはりジャーキーは日本じゃ食べられないでしょ?ここで喰わねばどうするかと。まぁ小さい袋入りでも…と思ったのですが、普通の大袋しかない。
まあね。別にここで5泊もするんだからちょっとくらい大きくても喰いきるよね、うん。と無理矢理納得して購入。ちなみに一日半で食い尽くしました。いわゆる莫迦。喰いすぎ。胸焼けするよ、ジャーキー・ジャンキー。
でまぁ夕飯を喰らうべくお店へと向かう訳ですよ。本日の予定はステーキ。ステ−キで始まりステーキで終える予定。さて、どこにしましょうか。ってんで同居者様(今週中に決めます)にご相談。
こういう時は全て判断をお任せします。その方が間違いがない。という訳で、この辺りではかなり有名店のHuggo's Restaurantへと。そう、高級ステーキを頂いてしまうのです。喰らうのですよ。
ちょうどこれから夕日が沈んでいく時間。このお店ウオーターフロントというか、ほとんど海に突き出したような設計。思い切り西向き。沈む夕日とともに食事という、実に素敵なコンセプト。
さぁそれじゃあ注文を。え〜と、「バドワイザー」を。と、そうそう。今回の旅行で、私が発した英語単語、一番多かったのはこの「バドワイザー」です。つーか、それ以外分からんから。えくすきゅぅずみぃ・さんきゅー・ばどわいざーで乗り切った一週間。
そしてご注文も指さし確認。無理な場合は同居者様(今週中に決めます)に注文して頂くという甘えん坊。で、やって来たいのはアヒの刺身。まぁあれ。マグロの刺身。これがまた、大根のツマの代わりにキャベツの千切り。
うん、気持ちは分かる。で、効果も大体同じでしょう。でもね、取り敢えずキャベツは食べないよ、虫じゃないんだし。が、この刺身意外と旨いの。そう、日本の居酒屋で出てくる刺身よりも格段に旨い。
なるほど、さすがに魚は新鮮ですね。間違いなく旨い。その上醤油が。その名もアロハ醤油。い〜やっほ〜ぃ。これはいいね。うん、いい。ハワイ気分を否が応でも盛り上げるじゃあないですか。
で、付け合わせの生姜が妙に旨い。本当に旨いのか、体がこういうモノを欲しているのかは分からんのですが、とにかく旨い。うん、これだけで酒呑めるね、ってくらい。いやいやいや、ハワイの刺身侮り難し。
で、いよいよステーキがやってくる訳です。が、ちょいと長くなりすぎましたので続きは次回にでも。何といいますか、ステーキを喰いに行って、ステーキに辿り着くまでに書きすぎてしまうという駄文長文っぷり。
あ、いつものペースという事ですね、納得しました。
次回からはもう少し飛ばして行く事にします。
今回のお店:Huggo's Restaurant
75-5828 Kahakai Road
Kailua-Kona, Hi 96740
結局、未だ空港までも辿り着いてないか。何日かかるか分かりませんね。しばらくネタには困らないという事でよろしくお願いします。
さて、空港までのリムジンバス。焼肉を喰い終わって大急ぎでバスステーション。既にバスが待ってますからすぐに乗り込み、で出発。順調。今回の旅は間違いなく順調。取り急ぎ、飛行機の中でトイレ頻発しないように今のウチにすませて。まるで幼稚園の遠足並みの用心さ。
乗り込んだのはノースウエスト。実はほんの二日前に会社が破綻。いわゆる倒産ですか。全く笑わせます。取り敢えず飛行機自体は飛ぶそうなので、まぁ大丈夫でしょう。尾翼のロゴマークをガムテープで隠しているんじゃないかとよくよく見てみましたが大丈夫。うん、大丈夫...。か?
乗り込んだ機内での放送では、オーバーブッキングが三人。チケットを譲ると1,000ドルNAWバウチャーと50,000マイル、翌日の18時ユナイテット、ビジネスクラスのチケットが交換条件だとか。え〜と、え〜と、ねぇねぇ明日にする?ビジネスだって、バウチャーだって、ねぇねぇ。という提案は却下。まぁ至極当然。同居者様(マジ、決めますよ)のおっしゃるとおり。
さて、ここでお楽しみの機内食。チキンカレーかチャイニーズヌードル。当然二人でひとつずつ。私はヌードル。同居者様(マジ、決めますよ)のチキンカレーはなかなかのお味。ええ、横からつまみました。
が。その。私のヌードル。いわゆる俺の塩の味なのです。うう。何だこの敗北感は。乗っかってるのもよく分からない深海魚のフリッター風。ほとんど注文したメニューで失敗した事のないこの私が、この完膚無きまでの敗北。まさにワタシマケマシタワ。
まぁそれでもワインはそれなりに呑めました。ええ、旨かったです。というか、私にはアルコールが入っている飲料は何でも旨い、という噂もありますがね。酔っぱらえばこっちのものという、実に大雑把な人生観。
や、でも本当に美味しかったですよ。取り敢えず三本は呑みましたから。これ以上は色々な意味で危ないのでやめておきます。それが無難。酔っぱらって寝ようという作戦だったのですが、残念ながら30分ほどウトウトとしたところで目覚めて終わり。
後は悶々と6時間ほど過ごすのです。ほら、私って繊細な心、いわゆるガラスの神経じゃないですか。なかなかこういう状況で眠れないのですよ。ゴルゴ13が依頼者に背中を見せないように。なので我慢我慢。
てなことを考えていると朝食。パンとジュース。もう、これ以上伝えようがないほどパンとジュース。悔しいのでお飲み物は赤ワイン。人はパンとワインのみで生きるのです(かなり間違ってる)。ワイン大好き。
ま、ほら。ジュースは例の溶けたゼリーのような無駄に甘いやつですが。座りすぎて疲れた身体には案外いいのかも、とポジティブシンキング。で、しばらく後にいよいよ到着という運び。
窓からはようやく陸地(島)が見えてきて、人心地付くというモノ。ほら、雲と海しか見えないと、人間というのは不安に苛まれるのですよ。残念ながら日付変更線(赤い点線)は見れなかったので、せめて島影で心の平安を。
で、本当に到着。ま、入管でいくぶん待たされた上に顔写真と指紋を米国に置いてくる事になりましたが、無事に入国。ええ、ここまでは無事。問題はこの後。今回はツアーではなく個人旅行。ま、私の場合は全てを同居者様(マジ、決めますよ)にお任せなのでツアーも同然ですが同居者様(マジ、決めますよ)は違います。
次の乗り換えも自分たちの力でこなさねばならないのです。この乗り越え難き高い壁。というか、要は記憶障害(去年の事を忘れてる)と、行き当たりばったり(前もって調べない)と、コミュニケーション不足(これからどうするのか私が分かっていない)という三重苦が原因。
ま、最終的には辿り着きましたが。ええ、乗り換え成功。いよいよ初めての地、ハワイ島(ビッグアイランド)へと上陸という事になりました。
あの〜、今日も機内と乗り換えで終わりましたが...。
本当に長い旅(更新期間)になる予感がひしひしと。
一週間のご無沙汰でした。無事に日本へ帰って参りました。どのくらい無事かというと、とりあえず際限なく。意味もなく。素晴らしい。まぁ、そんなことはどうでもよく。無事に帰ってきたということは今回の旅行の一部始終を本当に見たかのように書き綴る訳ですよ。いや、本当に見たのですが。
何といっても今回はハワイ。実は去年の同じ時期にハワイに行った訳ですが、今回は個人旅行。つまり準備はすべて自分で済ませなければいけない。ははぁん、そんな事、簡単簡単。では同居者様(呼び名をまだ決めかねてます)、よろしく。ぼく、えいご、わかりません。
と、すべてをおんぶにだっこ。赤ちゃん状態で旅は決まり、晴れて出発の朝となりました。ここに行きつくまでの紆余曲折、人並みならぬ苦労は何でも同居者様(呼び名をまだ決めかねてます)にお聞きください。あたしゃ知らないよ。無責任一代男。
さて、朝。本来でしたら前日くらいまでに少しずつパッキングしているものですが、私たちの場合、旅慣れているというか、ぎりぎりまで手をつけない困りものというか、主に後者であるために昼を過ぎてもまるで準備は出来ておらず。
仕方がないからそろそろ準備しましょうか、いや、ちょっとDQVIIIでも、あ、竜王が倒せた、やったー、などと、全く支度が出来ず。さすがにこの辺りで始めないと間に合わないと悟り、重いお尻をあげて荷物詰め。ぐずぐず。
何とかかんとか無事終了したので、夕食を食って出発しましょう。ええ、そうしましょう。どこにする?ポッサムチプ。この辺りの決断と行動は実に早い。開店と同時にお店に飛び込みいつものようにご注文を。ええ、もしも何かあったらこれが最後の日本の食事。旨いモン喰いましょうや。
ということでいつものご注文。まず生はレバ刺・ハツ刺とネギ塩ユッケ。ああ、しばらくはこの生の肉達ともお別れです。昨年、ハワイで食べた生レバーはかなり辛かった。これだけの旨さのレバーは期待できません。
と言う事で、必要以上に味わいながら。ほら、末期の酒みたいなモンで、末期の生肉?ってやつですか?ていうか、帰って来れないつもりで喰っている事が間違い。帰ってくるよ、間違いなく。あいる びぃ ばっく!
で、塩。この美しいホルモンともお別れ。いや、今生の別れじゃないですって。それにしても一週間以上も食べる事がないと分かっているだけに、その旨さもひとしお。うん、旨い。この旨さに帰ってくるんだ、鮭のように...。
で、また、ハツが脂付きなんですよ、これ。じじゅうと焼いて、ばくばくと喰らう。旨い旨い。カッパなんて、間違いなくハワイじゃ喰えないですから、今のウチにしっかりと味わって味わって...。
なんだか後ろ髪を引っ張るのは肉の旨さの様な気がします。というか、なんで今から常夏の天国に行こうとしているのに、肉如き(!)に後ろ髪引かれるか。いや、まぁ、ね。ほら、ハワイにはハワイの旨いモンがあるじゃないか。
なので和牛最後のタレはカルビ。味噌カルビ。しっかりと旨味を味わいつつ味噌カルビ。ウマー。じゅーと焼かれる肉の楽しみは一週間のお預けですが、彼の地では分厚いステーキが待ってるじゃないか。
ステーキを思い浮かべた途端、あっという間に感傷的な日本贔屓から、心は南国ステーキパラダイスへ。おう、喰うぞ!米国牛喰うぞ。一年ぶりの米国牛。がっしがっしと食らいつくしてきますよ、日米友好。
ということでご馳走様。いやいや、実に美味しく頂きました。日本最後の晩餐を焼肉で終えて、いよいよ大荷物(でもないですが)を引きずって、パラダイスへと旅立ちなのです!
それではしばらくの間、ハワイ紀行にお付き合いくださいませ。
予定では10日〜二週間は引っ張ります。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
本日からいよいよハニィムゥンに行ってまいります。というか、荷物もお昼頃から詰め始め、先ほど終わったといういい加減さ。ほら、旅慣れてるっていうんですか?こういうの。本当は単に追いつめられるまで行動を起こさない無精。
で、機嫌よく最後のマッコリを飲み干しながら準備完了。お疲れ様、私。その上、ワインを開けてしまったのでこれも飲み干そうと努力中。人間脂肪と努力です、あ、辛抱でした。脂肪はデフォルトで余っております。
さて、そんな訳で明日から一週間、更新はお休みさせて頂きます。現地でもネットの環境はあるのかも知れませんが、何と言いますか、ほら。普段からPCの前で仕事をしてまして、その上リゾート地に行ってまで日常を持ち込むのは如何なものかと。
全てのしがらみから解放されてこそのリゾート&ホリディ。ということで、テキストの書き溜はするかも知れませんが、基本的に更新は無いということで。いや、そんなことを言いながら普通に、何事もなかったがごとくアップしているかも知れませんが。
そんな訳で、そろそろ本気でパッキングを終わらせて参ります。で、大体このサイトを見てらっしゃる貴兄のご想像通り、ポッサムチプで焼肉喰ってから空港へと行ってまいります。はい、日本での最後の焼肉。
というか、どうせ旅先でも焼肉を喰うのですがね、恐らく。それがステーキになるかは分かりませんが、肉は喰います。間違いなく喰います。肉無くしてなんの人生か。
無事帰国できることをお祈りください。
うう、酔っぱらって文に取り留めがなさ過ぎ。いつもですが…。
12本の幸せは着実に我が肝臓が処理をしております。大車輪の勢いで。要は呑みすぎ。旨いと止まらないのは世の常ですから、生のマッコリ旨ーーーなのです。ということで皆様、消費のお手伝いは結構ですよ。きっちりと呑んでおりますから。
とはいえ、旨いモノを独り占めはよろしくない。いつもお世話になっているぜんちゃんにお礼方々一本どうぞ、と。ま、下心としてはそのまま呑みに行きましょう、ということです。下心、というか、決定事項。
さて、そんな訳で仕事終わりに焼鳥。いつもの様に鳥平さんへと行くのですが、満席。こちらのお店も大繁盛ですねぇ。お隣のポッサムチプは三連休中。行くところ無いねぇ、ということで久しぶりに御新規さんの開拓。
ま、多くは語りません。不味いとか駄目とかじゃなく、うん、ボクタチが行くべきお店じゃなかったネ。なんていうのか、オトナのお店。今度はネクタイしめていこうね。という感じ。感じというか、私達以外はみんなネクタイの国の人。異人さん。もしくは偉人さん。
で、ぜんちゃんが鳥平に電話を入れて空き次第移動。電話。空いた。移動。と言う事でいつものようにいつもの場所で、同居者様(新呼称はいい加減決めねば)と合流。焼鳥焼鳥美味しいな。喰うよ。
あまり喰ってないとはいえ、それなりにつまんだので軽く。え〜と生はササミ梅くずし、ズリ刺、肝刺。この辺りは外せず。焼きものもネギ身から始まってツクネとヒップと軟骨と。
って、もういい加減毎回同じメニューばかり。本当の目的は新しいカメラの性能を見たかったのですが。うん、やはり実際の飲食店で見なければ分かりませんからね。食べるというよりは撮りに来ました。
だからといって食べない訳がない。え〜と、このところ野菜が足りないので芋ください。あれ、サツマイモ?そういうのもあるのですか、ほう。じゃあ、ジャガイモも。芋尽くし。これも一興。
しかしあれですね。普段イモなどほとんど食べないのですが、こういうところで出されると新鮮で、ついつい手が出てしまいます。ま、旨いんですがね。バターとイモの取り合わせは絶妙ですから、ええ。
ということで最後にご飯も頂いてご馳走様でした。そうそう、手羽先も食べました。旨かった。だけど、先じゃないんですよね。手羽なんですよ。手羽元と言ってもいいんですが、先もついているので全部ひっくるめて手羽、なんですよ。
これってネーミングの問題とは思うのですが、手羽先と手羽と手羽元の違いってのを明確にして頂きたいと常々思っている訳ですよ。ほら、注文するときに、先っぽだけ食べたい気分の時ってあるじゃないですか。
こういうのって、どこかでまとめてあるサイトとかってあるのでしょか?名古屋の手羽先と言えば有名じゃないですか。きっとどなたかが「総合手羽先サイト」とか作っていそうなんですけれどもねぇ。
と、焼肉サイトの私が呟いてみたりします。
焼鳥もある意味、焼「肉」ですからね、という言い訳。
今回のお店:炭火焼鳥「鳥平/兵庫店」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-19
TEL.(078)652-6488
今朝の気温が30℃だったのには驚きました。朝っぱらから30℃。九月も半ばにさしかかろうというこの時期に。こう暑いと焼肉喰いたくなるじゃないか。あ、いつでも喰いたいから気温は関係ないか。
てなことを考えておりましたところ、昨日、突然の宅急便。送り主は「二東ジャパン」じゃあないですか。おお、そういえば眞露だとか二東だとかの懸賞に以前応募していたな、アレがあたったのかな?と思ったのですが。
二東のサイトへ行ってみると、応募したモノとは違うモノが届いています。あれ?なんだこれ?…あ〜、そういえば粋牛さんが「何か送ります」っておっしゃってましたねぇ。と言うことで尋ねましたところビンゴ!
ありがとうございます。マッコリ(生)を1ケース。これは早急に呑まねばなりません。生は傷むの早いですから。何といっても朝っぱらから30℃オーバーという環境で、冷蔵庫に入りきらないという不幸。
もっとも、昨日の段階で約二本呑ませて頂きました。仕事終わりに事務所で、そして自宅で同居者様(新呼称がまだ決まらない…)と。例え夕飯のメニューがパスタだったとしても呑むのはマッコリ。これが案外合うのですが。
基本的に米の酒ですから、和食にも合いますよね。冷や奴に大量の茗荷と葱を乗せてポン酢で食べれば、マッコリのしゅわっとした口当たりに実に合う。パスタの辛さ(唐辛子) も韓国料理に似た辛さ。これもマッコリにぴったり。
パスタに関しては、ニンニクと唐辛子は確実に使います。翌日が休みの場合は特に大量にニンニクが投下されます。こうなってくると韓国料理とどこが違うのかということに。いや、まるで違うんですが。
そんな訳で、しばらくはマッコリを楽しもうと思います。あえて問題があるとすれば、土曜日から一週間ほど旅行に出てしまいます。ま、いわゆるハニィムゥンというやつですか。はい、それです。なので、頑張って土曜日までに呑み切ります。
まぁ特に問題なく無くなることと思いますが。
取り敢えず、今週は家呑みを基本とします。外食は旅行で。
お江戸の旅が終わってから抜け殻の様に暮らしていました。ええ、くにきやさんで焼肉を喰ったり、新神戸あたりのホテルで無茶したりと、実に家庭的な暮らし。ちなみに、今回もしっかりとタンユッケ喰らいました、くにきやさんで。
でまぁ、あれです。いきなり話は変わるのですが、この間の土曜日にお買い物に行ったのです。同居者様(新呼称をそろそろ本気で決めねば)のデ・ジ・カ・メ。まぁ、ほとんど私が使う予定ですが。ええ、専属カメラマン(食い物)。
その帰り道、そういえば最近私の周りの方々も行っているというお店、前回行こうとしたら定休日だったというお店「 海月食堂 」さんへ行ってみましょう、ということになりました。ちょうど通り道でもありましたし。
同居者様(新呼称をそろそろ本気で決めねば)の方は、以前伺っているということで道案内をお願い、ま、迷いようもなく到着。ほう、ココですか噂のお店は。え?いや、別に噂してないのですが…、言葉の綾です。
さて、いつも私のサイトを見てくださったりコメントを頂いたりしているものですから、取り敢えず社会人として恥ずかしくない程度のご挨拶を。あ、ネットは社会人とは関係ないですか、ネット社会の人並みな挨拶。
さて、頂きましょう。中華料理ということで、餃子。餃子好き。で、黒板メニューの魚香茄子(四川風、茄子の辛子煮込み)も頂きます。辛いの大好き。餃子は小ぶりの肉餃子。旨い旨い。この味好き。
しっかりとした旨味が包み込まれた餃子は旨い、そして完全食。これだけで全て事足りるし。旨い旨い。この小ぶりな感じがたまらなく愛おしく旨い。皮のパリッとしたところも好き。好みです。どんぴしゃ好みの味です。安心して食べられる旨さ。
で魚香茄子。青唐辛子ですか、旨い。辛い。いや、もっと辛くても全然平気に大好きですが、ご主人もおっしゃる様に、普通に考えればこのくらいがいい感じで美味しく頂ける辛さ。旨い。白飯が欲しい。
野菜モノがメインになると俄然白飯に心が走るのは、日本人の血の成せる技でしょうか。農耕民族はご飯に走る。というか、喰うのに忙しくてビール呑めない。酒のすすみ具合で旨さが分かるのです。
さてさて。同居者様(新呼称をそろそろ本気で決めねば)は、といえば酸辛湯(酸っぱくて辛いスープ)(サイトがあると助かります)(品名を忘れても確認できますから)をご注文。半分頂くことに。いや、三分の一かな?いや、四分の…、まぁ少し。
その名の通り酸っぱくて辛い。トムヤムクンなどのソッチ系の料理好きな私達にはありがたいメニュー。このお料理も万人向けのために辛さをやや控えめとか。辛油入れます。どーーん。辛さアップ、そして旨さもアップー。
もうこの辺りで、今日は余り呑まないと誓っていたにもかかわらず紹興酒。紹興酒とスープのコンボ。旨。で、普段ほとんどラーメンを食べない私的にも、ここは旨いと評判の担々麺。頂いてみましょうか。
白ごまのスープは白濁。豚骨とか味噌ラーメンとか思わず連想するけれども、そこはそれ。喰う。で、胡麻。紛う事なき胡麻のお味。麺太め。旨い。これは旨い。肉味噌(かな?)がアクセントに旨い。うわお、これ好き。
まぁ、これも当然辛油で更に辛味アップ!旨味アップ!旨〜い。いくらでも入っちゃうよ。って、実はこのお店では量が多いとビビらされていたので、徐々に注文している次第ですが、まだ喰える。いや、もっと喰いたい。すみません、酢豚ください。
極私的に、中華料理の王道は酢豚。酢豚の前に酢豚無く酢豚の後に道が出来る、あれ?まぁそんな感じです。酢豚。上品。わしわしと肉があるのではなく、野菜とのバランスが絶妙。旨い。取り敢えず、出てくる言葉は旨い。特に玉葱の火の通り具合が好み。旨。
玉葱も火を通し過ぎると甘くて、味が変わるから。この程度の「辛味」を残した玉葱が好き。個人的にはピーマンが入っていると尚嬉し。で、酢豚のお陰で「揚げ物」中枢に刺激が。すみません鶏の唐揚げも。
実は、寝起き一番「ミュンヘンの唐揚げか、ケンタッキーの唐揚げが食いたい」と呟いたほど揚げ物欲がふつふつな日だったのです。朝から唐揚げが食べたいとボクが言ったから今日は唐揚げ記念日、なのです。
唐揚げ。旨。う〜ん、特筆すべき事がないですが、旨い。王道。まさに王道の唐揚げ。奇を衒わない真っ正面からからりと揚げた唐揚げ。これで〆といたしましょう。ご馳走様でした。
で、ですね。ここでご主人との会話で、どうやら私達の周り(含私)の人々は喰い方がおかしいと。成人病とか生活習慣病とか痛風とか尿酸値とかそれ以前におかしいと。いや、ちょっと待ってくださいよ。
確かにえらいこと喰ってらっしゃる方もいますよ、周りに。でも私達は違いますよ。普段の慎ましやかなメニューを見せたいですよ。本当に。カロリー計算を年割りですれば、ほぼ理想的なはずです、間違いなく。
ということで昨日の夕飯。秋刀魚尽くし。秋刀魚塩焼、秋刀魚の押し寿司。これに納豆に冷や奴、万願寺唐辛子とモズク。どう見たって素晴らしく健康的なメニューじゃないですか。
そりゃあ普段の外食では無茶もしますが、家飯は実に健康的なのです。ついでに言えば、朝食はほぼ毎日喰ってますが、昼食は二日に一回ペースです。夜に喰いすぎた分は昼飯で調節しているのです。
ほら、これで私のことを「不健康な食生活」扱いは出来ませんよ。昨夜も六時くらいに食事を終え、まったりと過ごしていたのです。早めの夕食は肥満対策にいいじゃないですか。もう、ここまで来ると健康的な生活と呼ばれても当然でしょう。
窓から流れる焼肉の匂いに二人して悶絶していたことは内緒です。
ポッサムチプさんが真正面ですから、我が家。
今回のお店:中華酒飯「海月食堂」
兵庫県神戸市中央区相生町4-8-12
TEL.(078)361-1858
まぁあれです。無事に新幹線に間に合い、乗り込んだのはいいのですが、時間がなかったために食い物を持ち込んでいません。ほら、新幹線ってビール呑むじゃないですか。そうするとちょっと何かつまみたくなりません?
でも車内販売は手を出しにくくて、で、我慢しちゃう訳ですよ。ま、ほら、お昼にしっかりと鰻を食ったんだから大丈夫って話もあるんですが、三時間弱もシートに釘付けですよ、ストレスで腹も減るってもんです。いや、大したストレスじゃないですが。
仕方がないので、ビールだけで我慢しますが、神戸に着いたら覚えておけよ、俺の食欲!と暴言を吐いたり。あ、自分にね。で、欲望という名のJRを乗り継いで懐かしの我が家へ。ただいま、ボクの町。
でも、二泊三日で外泊したために、自宅に残っている食料は、ほぼ全て食べ尽くして出発しています。腐らすのが勿体ないから。なので本日はいきなり外食なのです。ただいま、ボクの食堂(ポッサムチプ)。
ということで荷物を置いて行こうと。その前に席の確保。お店を覗いて、ご店主に先日のお礼と本日の席の確保をお願いし…あ、ぜんちゃん。喰ってる。なんでまた。ま、御近所ですからそんなこともあるでしょう。軽くケリ喰らわせて自宅へ荷物を放り込んでポッサムチプさんへ。
まぁ、その時にはぜんちゃんいない。大丈夫、今日は奢ってくれなんて言わないのに(ちっ逃げられた)。ではでは。東京飽食ツアーから一転いつもの焼肉。落ち着く。焼肉の香りこそが我が家の匂い。お店ですが。
取り敢えず、生もの・塩もの・タレものをいつものラインナップ。ああ、落ち着く。自宅よりも落ち着く。もうココの家の子になろうかしら、お店ですが。ああ、就職という手もあるのか。
もう余りにもいつものメニュー。これってそろそろ注文方法を考えねばなりません。二人で食べると、量も限られるのでパターンがマンネリ化するのですよね。これは本当に要検討です。といいつつ、こんなにマメに通っているのは旨いから。
そして、遠出した後はなんといいますか、ほら。温泉旅行から帰ってきて
子「ねぇ、何か食べるものない?」
母「何もないからお茶漬けでも食べる?」
父「あ〜、やっぱり家のお茶漬けが一番だね!」
「(一同笑い)」
という黄金の図式。それを焼肉店でガッツリ喰いながらやっている私達。
私「ねぇ、何か食べるものない?」
同居者様(新呼称は現在熟考中)「何もないから焼肉でも食べる?」
私「あ〜、やっぱり家の焼肉が一番だね!」
「(一同笑い)」
…病んでいますね、二人とも。
でまぁ、しっかりと食べてご馳走様。さすがにこれだけ食べればすっかりと満腹でそして疲れ(喰い疲れ)も吹っ飛びます。後はゆっくりと休んで次の日の仕事に備えるだけですね。はい。
片づけモノが山と溜まっていますが…。
旅行帰りは荷物の整理が大変なのです。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888
さて、いよいよ最終日。残すは朝食と昼食のみ。ふふふ。ここはお江戸らしく攻めましょうか、と先日同じパンで朝食。前日で懲りているので一人一個ずつ。ほら、さすがにここに来て学習する様になりましたがな。
で、考えた。灰色の脳味噌をフル回転で考えた。蕎麦、天麩羅(蕎麦に乗ってた)、ガード下、おフレンチを今回は堪能。前回はトンカツ三昧。後はフジヤマ、ゲイシャくらいか...、そうそう鰻も食った...、あ。そういえば、私が先に帰ってから同居者様(新呼称は現在熟考中)が一人で旨い鰻喰ったっけ?
ということで決定。最後は鰻で〆ましょう。同居者様(新呼称は現在熟考中)が探し出したお店に行くことにしました。ええ、私が選ぶよりも同居者様(新呼称は現在熟考中)が探す方が間違いがない。特に今回は、一番の目的のお店が休業という最悪の星の下のようですから、私。
場所は荻窪。もうね、今日新幹線で帰るってのに。品川にいるっていうのに。全く逆方向へ昼飯を喰いに行くというこの不必要な情熱。いや、旨い物のためならば、我が身が焼き尽くされようとも。
で、まぁ、行きました、ええ、行きました。佇まいからして素敵。見た目に弱いのです。見ただけで旨そう。実は、予約していました同居者様(新呼称は現在熟考中)が。何でも予約しておくとその時間に合わせて鰻を割くところから始めてもらえるそうで。
これは素敵。完璧じゃないですか。で、まずは香の物から。ビールは恵比寿の小瓶。冷たいビールに合いますね。って、上に乗ってるのは生ハム。この時点でノックアウトですわ。旨い、旨い。
生ハムを横によけると、茄子、たくあん、胡瓜、らっきょ、枝豆が散らしてあります。うわん、たまんねぇよ。コレでビールを呑めるなんてもうそれだけで...。ぐいぐいと呑みますよ、呑みますとも。
こんないい感じで出されてしまったらもう仕方がない。すみません、冷や酒もください。ええ、追加です追加!あのね、酒がすすみますよ。で、ここで一鉢。何だろうコレ。一応今回の注文は鰻丼。香の物、肝吸い付。あ、肝吸いか。これが肝吸いか。
これ、卵豆腐と蟹身、そしてわかめと肝。冷たい肝吸いなんて。うわぁ、堪らんよ。これで日本酒が更にすすみますがな。旨ぇ。吸地も上品。うふふ。こんな幸せってのがあるんですねぇ...。うん、旨くて幸せ。
というところで、本番。鰻丼。鰻に辿り着く前に既に幸せに浸っております。鰻〜。蓋を開けるとそこには見事な鰻。お待ちしておりました。さぁて、それでは早速頂きましょうか。ふふふ。
これが見事なお江戸の鰻。蒸して焼いた、ほっこりと柔らかく、ご飯にとろける様な鰻。旨過ぎる。もはや言葉に出来ない。出来なくても何とかするのが私のクオリティ。どうしよう、ホッペタ落ちる。
関西や名古屋の鰻も旨いです。特に関西はバリッと焼き上げた濃いめの味付け。これをご飯で掻き込むのは実に旨い。しかし、このお江戸の鰻は別の旨さ。何というか、豪快で上品で優しくて。
鰻の旨さを見事に生かし切ってるんですよね。いや、殺していないという方が正解ですか。手をかけるほど、元の素材から離れがちなのですが、この鰻に関してはそんなことは一切無し。旨い、一番大切な部分が際立つ。
とろける様な舌触りで、あっという間に完食。というか、同居者様(新呼称は現在熟考中)と会話もほとんど無し。で、いつもはご飯を半分ほど残す同居者様(新呼称は現在熟考中)が、完食。そのくらい旨い。タレ自体の旨さも、ご飯とのバランスも絶妙と言うことでしょうか。
いやいやいや、昨夜の辛い麺が食べられなかった分もこれで見事に帳消しです。最高、鰻最高、お江戸の鰻最高。ちなみに、私達がお店に着いたときには「本日は売り切れました」という張り紙。つまり、飛び込みってのは事実上無理と言うことですか。
予約の必要性、というを久しぶりに実感しました。なるほど、鰻の様に手間のかかる料理は前もって時間指定することで、お客もニッコリお店もニッコリということですね。まぁ、待たされたとしても、今回の旨さなら全然問題ないですがね。
本当にご馳走様でした。これで大満足で神戸に帰ることが出来ます。といいつつ、浅草まで自分達用のお土産(電氣ブラン)を買いに行って、危うく新幹線に乗り遅れそうになりましたがね。
最後にドタバタするのは基本です。
それでも無事に帰って参りました。ご馳走様でした東京。
東京都杉並区荻窪 4-12-17
TEL.(03)3392-2059
夜。実はですね、今回の東京行脚で一番楽しみにしていた某店訪問というのがありまして。かれこれ3〜4年は行っていないお店。久しぶりにいけるということでわくわくしてたのですよ。で、ながしまさん・アマグリさんご夫妻も誘って。
が、ですね。閉まってやがりました。休業。え〜〜〜、土曜日なのにぃ?なんでぇ?あ、きっと遅くから開店するんだな。ということでその近所、恵比寿銀座の立ち呑みに。何でも最近はこの辺りでも立ち呑みのお店が流行っているそうです。
時間潰しだし、余り腹にたまらない感じで、串やら何やらちょちょいとつまんで、再び目的のお店へ。…閉まってる。こりゃあれだね、きっと休みだね。うん、後で調べたら土日祝日定休だそうです。前は日曜だけが休みだったのに…。
ま、駄目となれば仕方なし。周りは飲食店ばかりなので適当に入りましょう。いや、本当は別の店も目をつけてたのですが、そちらの店は無くなってました。なんだか、三年というのはとてつもなく町の姿を変えるようです。
で、さっき焼鳥喰ったのに、焼鳥。なんだこれ。何かとりついてる?というか、純粋に店構えに惚れました。ええ、素晴らしい外観。なのに写真をおさえてこない自分の愚かさに心底男気を感じます。食い物しか撮らない。
まま、お店の方へ。カウンターと小さなテーブルが三つ。理想的な広さ(狭さ)が私の心をがっつりと捉えます。メニューの方も東京の正しい焼鳥のメニュー。当然鶏があるのですが、いわゆる豚ホルもあり、これぞ焼鳥ですよ、ええ。
馬刺やタテガミ(コウネ)もあったり、当然その辺りをお願いしつつ、日本酒。呉春ウマー、焼鳥には日本酒だねぇ、ってお二人は焼酎ですか、そうですか。いや、焼酎も好きですよ、ホッピーも大好き。
何と言いますか、串焼きってのが旨いですよね焼鳥と豚ホル。これが七厘で自分で焼くとなるとまた違う。…でもそれも旨そうですねぇ。うん、それいいかも。今度BBQできっちりと鶏を捌きましょうかね、串に刺して。
大抵BBQっていうとそのまま焼きますからねぇ。きちんとそれっぽく、出来れば作務衣など着たりして。うわ、ちょっと間違ったコスプレか、コスプレなのか。でも楽しそうな気がするのは…。
とまぁ、実に素晴らしいお店です。あれ?話の戻しどころを間違えましたか、まぁいいです。本当に美味しかった。こういうお店をもっと発掘したいものですねぇ。
で、この後。せっかくだから新橋のガード下へ行きましょう、というながしまさんの提案に、それ最高!とおんぶにだっこで乗りまして欲望という名の山手線で移動。新橋ってまるで知らないので楽しみ。
ガード下っていうネーミングがもう食欲をそそりまくるのですよ。旨い物求め中枢がびんびんに刺激されます。神戸で言うところの「高架下」って感じでしょうか?旨そうなニュアンスが似てますね。
歩き回って決めたお店。これが最高。素晴らしい。ガード下はかくあるべしと言わんがばかりのお店。注文はホルモン串盛り合わせ、持つ煮込みなどなど。これも注文メニューはこうでなくては、的な素晴らしいチョイス。
雰囲気も客筋も実に私好み。外人さんや若いご婦人、仕事帰りのお父さんという混沌さが堪らんですよ。で、旨い。酒の肴として実に素晴らしく旨い。特につくね。これがもう、タレと塩の両方が旨い。
ここでも日本酒。あまり色々な酒を呑むと悪酔いしそうなので、本日は日本酒の日と決定いたしました。痛風でも糖尿でもどんと来い。というか、今日だけだからごめんなさい、私の内臓たち。
いやいや、実に満足いたしました。途中から合流しました同居者様(新呼称は現在検討中)もがんがんと楽しみましてご馳走様。で、このお店に来る途中、非常に気になった台湾料理のお店へと移動。移動しますよ。
このお店も路上営業。担々麺が旨そうで…。さぁ行ってみよう!が。何だかね、もう片づけてるの。何でも営業時間が終わったそうで。それは仕方がない。ま、一番最初と一番最後にフラれるということで今日の所は勘弁しておきましょう。
そんなことを言いながら銀座の町を辛い麺探して歩いたりしたのですけれどもね、ええ。そういうところが意地汚いです。でも結局それっぽいところも見つからず、ながしまさん・アマグリさんご夫妻とここでお別れ。さようなら、僕たちは決して貴方達のことを忘れませんよ。当たり前ですが。
で、同居者様(新呼称は現在検討中)と無事ホテルへ到着。結構呑んだのでそのまま御就寝となりました。というか、寝ちゃったんですけどね。
あとから知ったのですが、ご夫妻はこのあときっちりと辛い麺を食べて帰られたそうです。どうやら執着心のパワーで私達が負けてしました。うん、最近ね淡泊なんですよ私。ほら、前日も旨い物喰ったからね…。
心の底から悔しいと思ったのは久しぶりでした。
お陰で翌日の昼食で無茶をしたのですが。
今回のお店:
あぶりどり「バリ鳥(ばりちょう)」
東京都渋谷区恵比寿南1-1-4
TEL.(03)5773-9933
焼鳥「栃木屋」
東京都渋谷区恵比寿西1-14-1
TEL.(03)3461-9316
※新橋は覚えてません…。
花のお江戸で二日目。昨夜のおフレンチの余韻もそこそこに、本日も旨い物を探して彷徨いますよ。ということで、休日とは思えないほどの早起き。早く起きすぎてホテルのデリがまだ開いていない。開店待ち。
で、早速パンを購入。二人で食べるので一人二個ずつと。ほうれん草と鶏肉のパイやカレーパン。四種のチーズ入りパンとミートピザ。どう考えても密度濃すぎ。生身がみっちりとつまった惣菜パンは実に腹にたまりますな。
適当に二人で仲良く分けまして。で、朝っぱらから私は缶ビール。もう、ほら。旅だし。ある意味新婚旅行だし。ここは朝からアルコールでしょう。しかも一本525円というとんでもない値段。ホテルの酒たけー!
でまぁ満足した訳です。必要以上に満足した訳です。腹一杯。この時点で11時くらいですか。同居者様(新呼称は現在検討中)の仕事の都合で13時にはお出掛け。私はお休みなのでいいのですが、取り敢えず二人で昼食を頂きましょう、なのに、腹一杯。
ほら、こういう時の救世主がいるじゃないですか、蕎麦ですよ、蕎麦。大体が東京の蕎麦店ってのは盛りが少なめ。で、ゆっくりと酒でも呑めるという塩梅です。これ。決定。で、宿泊地である「品川」と「蕎麦」で検索をかけると「 品川蕎麦 」というのが。ってそのままですやんか。
中でも一番近いお店に決めまして、ホテルで大体の目的方向をお聞きして出発。予定では歩いて10分くらいですかね。炎天下を歩くので、こりゃあ着いたら即ビールだね、ってなもんで歩き始めると5分とかからず着きました。うん、地図が読めない男です。
ま、無事に着いたならそれで良し。で、早速ご注文を。前もって気になっていたメニュー「品川蕎麦」を。そしてやはり天麩羅でしょう。でも昨日もオマール喰ったし、海老はちょっと。ということで「冷やしかき揚」に。あ、これも小海老が入っているか。
待つことしばし。ここで酒を注文忘れてました。すみません、ビールをください。呑みながら待っていますとまずやって来たのは「冷やしかき揚」の方。って、何これ。かき揚デカ!すげえ、これだけで一杯呑めちゃうよ。
いや、小海老と玉葱、小柱ですかね?これは凄い。蕎麦つゆをぶっかけて、ちょいと摘むと、うわ、いいわコレ。さっくりとしっかりとかき揚。素晴らしいですね。暑さに負けてビールにしたことをちょっと後悔。冷や酒の方がよかったか…。
続いて「品川蕎麦」もやって来ました。そば粉でシャコを天麩羅に。ほほう、これは粋な。海苔・シャコ天・大葉がいい感じですよ。江戸前な雰囲気満々。さあじゃあ早速頂きましょう。シャコ大好き。
うん、旨い。ちょっと衣がもっさりしてますが、なかなかのお味じゃないですか。個人的にはスリゴマは必要ないかと思いますが、そこはそれ、好みの問題もありますしね。胡麻がそば粉の衣よりも香りが強いというのが勿体ないかと思ったり。
で、これがですね。最初の選択で「東京の蕎麦は量が少ないから」というところから始まったのに。量、多いです。かなりしっかりと量あります。朝のパンは食い過ぎました。もうね、途中から蕎麦の力に負けてるの。
しばらく喰ってたら同居者様(新呼称は現在検討中)も、もうあげる、と。いや、普段私より喰いますやん。それでも一杯一杯ですか。これはハッキリ言って凄いことです。うん、昼飯に蕎麦最高!
隣の席ではこれらに丼物頼んでらっしゃいましたが、余りの満腹さにそちらを見るのも辛かったです。ええ、大満足ですよ。ご馳走様でした。
ということでお店を後に。余りの腹の張り具合に、少し腹ごなしの散歩などを。この辺り御殿山ヒルズってんですか?高級な車がばんばん停まってるのですよね。お金持ちの街なのですかね?そんなところをアテもなくうろうろ。
これ以上彷徨いていると不審者通報されそうなのでホテルへと逃げ帰り。で、同居者様(新呼称は現在検討中)はお仕事に、私はすることもなく。腹はくちていますが何か喰いに行こうかな。う〜ん、ネットで調べてみましょうか、と。
ま、外の暑さに負けて結局のところ同居者様(新呼称は現在検討中)が帰ってくるまでごろごろとしてましたが。ええ、夜からの呑み会に備えて体力の温存というヤツですよ。ということで、次回はいよいよ「お江戸の夜編」なのです。
朝っぱらから呑んでいて夜も昼もあったもんじゃないですが。
日が暮れると更に酒が旨くなるのです。
今回のお店:蕎麦「松風」
東京都品川区北品川4-1-1
TEL.(03)3447-1661
今回も東京旨いもの行脚、実に楽しんで参りました。いつものようにいつもの如く、特に観光やイベントなどもなく。最近あれですよ、イベントってのは旨いものを喰うことなんじゃないかと思い始めましたね、ええ。ひたすらお店を探して歩いているのが一番の楽しみ。
ということで、出発は金曜日の夕刻。仕事も早く切り上げて。適当に発泡酒を買い込んで、さぁ出発。で、同居者様(新呼称は現在検討中)が、直前の仕事が明石だったということで「玉子焼」を持ち込み。うれしい。実にうれしい出発なのです。
ま、玉子焼そのものは移動の為にすっかりと立方体になっていましたが、出汁きっちりついてますから缶ビール(四時過ぎですが)で美味しく美味しく頂くのです。今回のお持ち帰りは「まるまる」で。このお店、以前店内で食べたのですが、実に美味しく。しかも駅近くということでお持ち帰りに最適なのです。とまぁ、実に幸先のいいスタート。これは今回も楽しい旅になりそうですぞ。
今回のホテル「ラフォーレ東京」に到着。あ、いきなり到着したのは、その途中でビールくらいしか飲んでいないから。基本的に飲み喰いしない場合は省略されることになっているのです。申し訳ないことです。いや、元よりここを見てくださる方はその方がいいような気がします。
で、ホテル。広い。リラックスできる。接客すばらしい。部屋もきれい。居心地最高なのですよ。すっかりとリゾートホテルにやって来たかのような錯覚。品川駅の雑踏から、いきなり隔離されたかのような静けさと落ち着き。
本当は、もう一度駅の方に行って何か食べましょう、という予定だったのです。が。そんな疲れることがいやになってしまう贅沢空間。なので、ここは一丁奮発して(奮発するのは財務省様)ホテルのレストランでご夕食を頂くことになりました。もうね、おフランス料理なんて何年ぶりなのかと。いわゆるシェフのお薦め季節のコースなどを頂きましょう、そうしましょう。
お料理はスープから。コンソメスープ。松茸とスダチのコンソメ。これ旨いです。松茸の香りはしっかりと、それでいてコンソメがしっかりと受け止めています。まぁさすがに松茸そのものの食感を楽しむというところまではいきませんが、それでも十分幸せを享受できます。うん、旨い。
さっきから、後ろの席の方から「ちりん、ちりん」という音が聞こえているのが、このコンソメの入れ物であることがようやくわかりました。なんかね、風鈴のような質感。フレンチというよりは和食のようなイメージなのです。
続いての料理はロブスター。これをレモンの酢漬けのようなものと一緒に頂くのですが、これも上品な味付け。フレンチというと生クリームばーーん、バターばーーん的なイメージだったのですが全くそんなところはなく、実に淡泊で美味しいの。聞いてみると、シェフは十数年日本で暮らしたフランス人。和食の要素を取り入れているとのことらしいです。
もともと洋物のエビというのは得意じゃないのです。特に産地が遠いものはどうしても冷凍なので、その扱いが悪いと生臭くなってしまいます。んが、ここではそんなことは一切無く。実に旨い。まぁ普段この手の魚介類に接することが少ないので、これがどのくらい旨いかはわかりませんが、少なくとも私には溜まらんわけですよ、ええ。
続いてはカサゴと水茄子。これね、旨いわ。特に水茄子はしっとりと、それでいてしっかりと下味付けがワインをどんどん呑ませるのね。遠慮などという言葉とは一番無縁な私でさえ、ちょっとは遠慮した方が、と思うくらいがふがふ呑む。
カサゴの方も美味しいのですが、如何せんスープに旨味をとられたというか。いや、旨いんですけどね。でもどうしても茄子の方が旨味を吸いきった感があるんですよねぇ。いやいや、それでもワインは無くなるんですが、いつものように。
ここでメインディッシュの前に口を変えるとかで巨峰のグラニテ。シャーベットですか。ほう、これは確かに口が変わります。一気にリフレッシュ。ですが、これまでのメニュ−そのものが、フレンチにしては非常に淡泊なので、必要ないかもしれないですね。
いや、旨いんですが。普通に旨いんですよ、これ。きっとこの次のメニューに対する布石になっているんですね。いやいや、メインを楽しみにしようじゃないですか。というか、これって焼肉のコースの場合でもいいのかも知れないですね。というのも塩からタレに移る場合、塩でホルモン→赤肉(霜降り)となってタレに移るのですが、どうしてもカルビ・ハラミやロースとなるために、サシ→サシとなりがちです。うん、口を変えるというのはいいかも知れませんね。検討しましょう。
さて、ここでいよいよメインディッシュ。松茸、エビ、魚と来てとうとう肉。といってもピジョンだそうで。鳩肉ですか。これとフォアグラをキャベツで巻いてパイ包み。うほ、いいですね。この間焼鳥を食べたときに、久しぶりに雀を頂きましたが、たぶん鳩は初めて。
いや、そもそもフレンチ自体が滅多に食べないですからね。生まれてこの方数えるほどしか喰ってませんよ。となればそりゃあ初めての食材も多いというものです。初めてってのは楽しくていいですね。うきうきと頂きましょう。
そして、パイ包みのほかに腿肉を茸と蒸し焼きしたもの。こちらの方も実に旨そう。ってか、明らかに旨そう。で喰ったら旨い。自分はやはり焼いた肉が好きなんですね。これはもう誰憚ることなく言いますが、焼いた肉最高!なのですよ。
まぁなんと言いますか、牛でも豚でも鶏でも、そして鳩でも焼いた肉は実に旨いのですよね。肉ってやつは焼くためにあるんじゃないかと。生も旨いです。蒸しても、茹でても煮ても、そりゃあ旨いですが、焼いた肉にゃあ敵いません。私の中ではね。
で、パイ包みのほう。こちらもフォアグラの濃厚な味とピジョンの癖のある旨味が実によい。旨い。人によっては好き嫌いがあるかも知れませんが、私には実に旨い。パイ包みにありがちな「匂い」はありますが、肉そのものは旨い。
これはあくまでも想像ですが、ピジョンって真空パックされて空輸されているのでしょうかね?そのためなのか、独特の「匂い」があるのです。で、それがパイ包みで逃げないために余計に「くせ」が強いのかも知れません。というのも、腿の方は全くその匂いが感じられなかったから。
いやぁしかし旨い。どどーーっと一気に喰ったようですが、実は結構料理と料理の間があるのです。これが、普段の自分たちのペースなら、20分で喰い終わってますね。ってくらいあっという間に。ワインも同じ。で、デザートとなり。
これが、もうね、個人的に最高と言っておきます。ピスタチオのデザート。これ堪らん。ピスタチオ好きには卒倒しそうなくらいの旨さ。これにオレンジのシャーベットが乗っかり。旨い旨い旨い。
最近は甘いものが旨くて旨くて…。そんな中、これ最高。フレンチのデザートって本当に甘すぎる印象があったのですが、これ無茶苦茶に旨いですよ、旨い。もう、旨いしか言えない。むしろ、旨いしか言わない。
とまぁ、いきなりホテルででぃなぁという贅沢。いやいや、ご馳走様でした。さて、明日は何を食べに行こうかと。そんなことを考えながら就寝するのです。
基本的に寝ても起きても旨いものを求めているようですね。
基本というか全てがそれですか、そうですか。
今回のお店:フランス料理「LE CORDON BLEU」
東京都品川区北品川4-7-36 ホテル ラフォーレ東京 1F
怒濤の焼肉の日報告が終わりまして。すっかりと一息ついた私は、今旅に出ています。ま、日頃の心と体の疲れを癒すべく、東京の空の下ゆったりとした気持ちで何を喰おうか画策中なのです。
既に、昨日の夕食、今朝の朝食、昼食を終えているのですが、まだ足りない。東京らしいものを求めて、今からさすらってこようと思います。夕刻にはながしまさんアマグリさんご夫妻とのアポも取れていますが、今この瞬間の時間つぶしを兼ねて。
ということで、次は東京食い倒れレポートとしてお目にかかりたいと思います。というか、ここで食い倒れ以外の報告が何かあったのかと。うん、無い。全くない。驚くほど無い。これがあれですか、このサイトの真実の姿ですか。
いや、知ってましたけどね…。
じゃ、ちょっとぶらついてきます。
さて、思いもかけずにめちゃめちゃ喰いまくったポッサムチプを出まして。というか、後で知ったのですが、どうやら赤字覚悟のメニューだったようです。すみません、こんなに頑張らせてしまって。ええ、反省はしてませんが、満喫させて頂きました。
で、欲望という名のJRに乗り込んで次の店。くにきやさんを目指すのです。というか、駅二つ。近い。腹がこなれるほどの時間がかからない。ははは、着いちゃったよ、ってくらい近い。え〜い、何とかなるさ。
ということで。こちらの方もお座敷貸切なのです。そして何事もなかった様にコースで。本当に喰えるのか?大丈夫かみんな?と思っていたのですが、皆もくもくと食べています。うん、旨いものはいくらでも入る。入るか?
生はありがたいことにタンユッケも用意して頂きました。今回初めてこれを食べる方もいて、喜んで頂けました。そしていつものレバーと生センマイ、サガリ刺。というかですね、この時期・曜日にこれだけの生レバーを用意して頂いたことに感謝です。
ポッサムチプさんでは思う様なレバーが手に入らなかったとおっしゃってましたから、これだけの人数分を確保して頂いて、ありがとうございます。で、タン。タンユッケも当然美味しいのですが、焼きもの。塩。上タン(多分)とタンのクリ。
このクリの旨いこと。コリッとした歯触りで、さっきまでの満腹だった胃袋がほんの少し和らぐのです。うん、いける。というかこうなったら喰いますよ。何があろうと喰うのです。
今回初めて(多分)のメニュー、アキレス(多分)も旨い。これがどういう訳か、ポッサムチプさんでも被っていたのです。ふむ。狙い所は同じ、ということでしょうかね?これ旨いんですけど。レギュラー化は無理でしょうか?<私信
さらにやって来ます。何これ?スゲエんですが。ハラミやカルビやロースが。で、さすがにこの辺りでギブアップです。まだこの後にも塩ホルモンやタレものを準備頂いたのですが、無理。肉を残すことが出来ない身体ですから、ここでストップさせて頂きました。
もうね、相当苦しそうにしてたみたいです、主に私が。最近夏太り解消のために胃袋縮小計画を実施してまして、それがここに来て思い切り影響出ちゃったみたいです。失敗。どうせならこの宴が終わってからにすれば良かった。
というのも、この後二日ほどしてから体重と体脂肪測ったのですよ。記録は2kgアップ。まぁこれはいい。体脂肪21.6%。人生最大の脂肪率。まぁね、二軒の店であれだけのサシを摂取すればこうなりますよ。ぶっちゃけ、増えた体重はそのまんまサシの重さじゃねぇ?
ここからの参加者もいらっしゃったので、一部では完全フルコース(ご飯チシャ巻き付き)までコンプリートされた武者もいらっしゃったようです。いやいや、本当にご馳走様でした。で、このままでは間違いなく三軒目は無理。うん、1ミリたりとも何も喰えない。で、こうなることを前もって予想していた私は勝者です。
実は前日にくにきやさんから「閉店後に持ち込みオッケー」を頂いていました。ぜんちゃんと私の悪魔のコラボレートにより、当日こっそりとワインを持ち込み、というか酒屋から運び込まれ。恐ろしい。無茶苦茶。
実に6本のワインが次々と消費。一部ではマッコリだとか眞露とか呑んでいる侍もいたようです。うん、大丈夫。おっちゃん怒ってないから。
で、12時を過ぎたところで。30日はくにきやご主人のお誕生日。シャンパンを空けてお祝い。おめでとう!というところでポッサムチプご主人お店を閉めて乱入。もう何だか訳分からないことに。ああ、いいや。年に一度の焼肉の日じゃないか。
という。実に恐ろしいまでの焼肉コラボレートとなったのでした。楽しかった。実に楽しかった。普段人の写真を撮らない私が頑張って撮ったよ。ほとんどぶれてたけど(酔っ払い)仕方がない。そして、最後はカラオケなどに行きましてお開き。
もうね、楽しすぎて翌日は鉛の溺死体ですわ。動かない。仕事したけどね。頑張ったよ私。本当に頑張った。だから来年はハシゴやめましょう。うん。老体には無理だって。ということで、来年は三日連続焼肉ということにいたしましょう。
ええ、ここで宣言しておきます。で、今度は29日が火曜日(多分)なので28日の月曜日に「くにきや」さん。30日の水曜日に「ポッサムチプ」さんということで。で、両ご店主も参加頂きます。知ってますよ、定休日かぶらないことは。
29日はさすがにお休み無理でしょうが、これなら一緒に楽しめますよ。で、一年かけて29日に食べに行くお店を見つけるのです。そう、満漢全席焼肉版を決行なのです。ははは、どう?完璧じゃないですか。これで三日とも参加するという御莫迦がいてくれたら最高ですね。
きっと来年は体脂肪10%アップですね。えへ。
目から脂の泪がこぼれることでしょう…。
今回のお店:炭火焼肉「くにきや」
兵庫県神戸市中央区元町通3-2-17
TEL.(078)393-3050
昨日は見事に塩やきまでで終わってしまいました。基本的に一日で一店を目指していたのですが無理。だって盛り沢山すぎ。昨日の塩だけでも「リブ芯・巻きロース」だとか「マルシン」「たわら」「ハチノス」ときてる訳ですよ。で、ここからはタレに。
あのね。今回の焼肉の日。確かに予約でお願いしていますが、さすがに14〜15人ですから貸切という訳にはいかないのですよね。つまり他にもお客さんはいらっしゃる。なのにそこでやたらと写真を撮りまくる謎の集団が座敷を乗っ取り、その上見たこともない様な肉が運ばれる。
そりゃあ周りからは何事かと。というより、不審者を見る目と生暖かい笑いで見守られている訳ですよ。そこに、なんと恐ろしいばかりの肉が。まぁ、あれですわ。肉とは思えない。いや、肉なんですが。
あの肉が立ってますけど…。しっかりと自立なさってますが。自ら立つと書いて自立。昨今の若者は自立心が足りないなどと言われていますが、この肉は、肉のくせに(のび太のくせに)自分で立ってやがります。なんじゃこりゃ。
まぁ見て頂ければよく分かると思いますが、見事なロースです。周りからは火山のよう、と声が上がってましたが、その通り。ちなみに周りからは「なんじゃありゃあ」という目で見られました。ええ、あの時の人々の顔を私は生涯忘れません。
これをまぁ、焼くんですが。ハッキリ言って無煙ロースターに一杯一杯。一枚肉ですが、とてもそのまま乗せられずちょいとカットしました。で見事に網が埋まる。莫迦、莫迦肉。素晴らしい!このビジュアルだけでお腹一杯。
そういえば、以前骨付きカルビを試行錯誤してらっしゃる時に「もっと幅が広い方がインパクトがあっていいです」とか言った覚えが。あれ?そういうこと?この肉のディープなインパクトはそういうこと?
ということで、取り敢えず見た目は最高ですね。さて、では味の方を。うをぅ。旨、これ旨。サシはしっかりしてますが、何と言ってもロースの赤身の味が堪らん。しっかりと焼いた方が旨い。圧倒的に旨い。
タレ焼きの弱点として、よく焼くとタレが焦げるんですよね。でも余りいじくり回してしまうのはイヤなのです。基本的に網に置いたら放置。で、それなり(お好み)に焼けたらひっくり返してまたまた放置。最初に5割、返して4割位焼いたところでハサミでジョキジョキ。
もうね、焼肉のロースってのはこれですよ。これを葉っぱ(チシャ)で巻けば最高。旨い。でも腹が、腹がヤバイ。次が喰えないよ、これじゃあ。どうしてやろうか。どうしようもこうしようも喰え、喰うのじゃ、という心の老師の教え通り喰います、頑張って。
というところで最後の辛口ホルモン盛り。限界。もう限界といいながら、実はこのホルモンがイイ!口が変わる。それまでの赤身で一杯一杯になった味覚が一気にホルモンによって変わるのです。
でこれが旨い。莫迦旨。旨過ぎ。ネクタイなんてのは今までメニューに無かったよね?なのにこの旨さは卑怯です、次回からはメニューにしてね。という気分。というより、この辛い味付けの妙味が堪らんじゃないですか。
ある意味ここまでの見事な肉の采配に負けました。ええ、完敗です。めちゃめちゃ旨かったし大満足。周りを見ると、皆さん満足げ。良かった。本当に良かった。でもね。この後もう一軒行くんですよ。
味だけじゃなく量でも完敗です…。
まずは一軒目。ご馳走様でした。
今回のお店:焼肉「ポッサムチプ」
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888