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晴れ渡る春分の日。この清々しい日に、青春18切符という悪魔のアイテムを使いJR快速で行くオトナの旅、いよいよ開催です。ちなみに、前日勢いをつけるためにイタリア料理満喫してきた事は内緒。旨かった。
さて。今回の参加者は阪神間を代表する駄目なオトナの集まり。大阪代表、おこづかい帳さん、ゆうちゃん之助さん、神戸からはゴウシさん、やっさん、こまつさん、チビちゃん、私、そして途中参加のバードさんというそうそうたる莫迦共。いや、普段はあれですよ、きちんとした社会人ですよ。でもこういう時に莫迦になりきる事が出来る素晴らしいオトナたち。
西から順番に列車へと乗り込み、車内で集合。神戸駅を出たところで既にこまつさんがビールを呑み始めているのは旅の醍醐味。で、取り敢えず全員そろったところで、鞄の中からつぎつぎと出てくる酒と肴。まぁ京都を過ぎるくらいまでは酒宴はちょっとね、とか思っていたのに大阪駅を出発する前にビールの栓が抜かれるのです。
「カンパーイ」と機嫌良く呑み始め。京都に着くまでに既にビールを飲み干し、なぜかスパークリングワインが抜栓。再び乾杯。あー、なんだこれ。昼間のJR車内に人外魔窟が出来上がっておりますよ。肴には、神戸名物いかなごのくぎ煮や豚タンのおつまみ、オリーブやコロッケ、肉団子に巻き寿司と、もう、ここで飲み食いすればそれでいいんじゃね?と思うほど。
それでも列車は北へ北へと進んでいくのです。そして最初の目的地、長浜へと到着。この日は周知の通り祝日。そのため残念ながら閉まっているお店も多数です。恐ろしく心惹かれる店構えのお店が数店。いやいや、ちょいと一杯引っ掛けたくなるお店が多いですねぇ。これは次回土曜日にでも来てみましょうか。青春18切符は今月一杯でしたよね?
とまぁ、着いてそうそう次の事を考えている場合じゃない。軽くぶらついてお店に到着。二階のお座敷へと通されました。おう、既に先付けが出てますね。小鮎の飴煮、おっと、肉だ肉。近江牛のタタキですか。これは素晴らしい。本日魚尽くしの予定でしたが、そういえばこの辺りも近江牛のお膝元。
じゃあ早速乾杯しましょうか。ありゃ、サッポロ赤星じゃないですか。東京は月島のもんじゃのお店以来ですね。ではでは、「かんぱーい」と。さて早速お料理を頂き増しよう。まぁこの肉のホロリとした口当たり。ビールで溶けるんじゃない?というサシ加減。こりゃ旨い。更に小海老と豆も実に上品な甘さ。
あーもう日本酒日本酒。ビールは早々に切り上げて日本酒を燗で。お刺身は、ほう、鮒の洗いですか。これに鮒の子をまぶしてあるんですね。では早速。あうあう。これは素敵。何と淡泊な淡水魚の旨味に、鮒の子がプチプチとアクセント。これは日本酒を呑まねば仕方がないじゃないか。もうね、ぐいぐいいきますよ、ぐいぐいと。
よくよく考えてみれば、ココのお店に来る前に、既に下地は作ってます。そう、半酔っ払い状態。そりゃあ酒もすすむってもんです。ここでご飯が。これも稚鮎を酢飯で。いいね、これはいい。茶碗蒸しもぺろりと頂いて。そして味噌汁代わりの「のっぺいうどん」を。これ、またまた堪らんアイテムです。
いわゆるあんかけうどんに湯葉が乗っかってまして。ほんの少しの生姜がどこまでも味を深く広げていくのです、旨!なのです。そして最後は鮎の天麩羅。本当はご飯で食べるんでしょうけれども、主に酒の肴になっている辺りに、このオトナたちの駄目さ具合がよく現れております。付け合わせの漬物も実に旨かったのです(酒の肴に)。
これにて一通りのお食事は終了。このあと追加しても良さそうでしたが、まだまだこのお店だけで終わる訳にはいきません。なので御馳走様でした。実に堪能させて頂きました。お料理は終わりましたが、ここからが長浜散策の時間。みな適当に散らばって、好きなところを見て歩きましょう。早速食べるもの探し。
やはり酒は必要でしょう、ということでいきなり見かけた甘酒購入。あまり甘くなくて生姜が利いているの素敵。100円。更にフィギュアの博物館など覗いてみたりして。ここは喰うものないか。で、見つけたのがゴブラン焼き。機械が面白い。コンピュータ制御の今時とは違う、歯車とチェーンで動きながらドンドンと焼き上げる様は見ていて一種感動なのです。
そしてまさに城下町といった風情を楽しみつつ、きんつば。芋。紅隼人の芋きんつばは甘すぎない大人の味。自然の甘味が実に素晴らしい。こうなったら是非とも日本酒が欲しいところ。が、残念ながら立ち飲みのお店が見つからない。ふと横道を覗くと酒販店。すわ立ち飲みかと飛び込んでもスペースは無し。
仕方がないのでワンカップを買いまして、それを片手に商店街を散策なのです。まぁね、観光地ですから。酒もって歩いていても大して不審者扱いされないのが嬉しいですね。
そして、駅で気が付いたのですが、青春18切符の旅、我々の他にもたくさんいらっしゃいました。そう、駅の自動改札通る人より、明らかに複数人で一枚の切符という我々の御同輩の方が多いのです。季節もそろそろよくなってきますし、お手頃な切符での旅というのはいいんでしょうね。
ということで、長浜滞在はここまで。再び欲望という名のJRに乗り込んで最終目的地敦賀へと向かいます。ええ、いつもの事ですが後編へと続きます。
ここからの列車の中ではビールとマッコリが乱れ飛びました。
も、言うまでもなく、魔窟再発生です。
伝承郷土料理 住茂登(すみもと)
滋賀県長浜市大宮町10-1
TEL.(0749)-65-2588
黒壁25號館 納安(なやす)
滋賀県長浜市元浜町12-19
TEL.(0749)-64-1311
湖北長浜の味づくり 芋平 長浜店
滋賀県長浜市元浜町8-19
TEL.(0749)-65-5546
2007年3月23日 15:14
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 大人の旅も18切符!長浜・敦賀の旅〜前編〜
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「神戸美食組合友之会」有志8名で「青春18切符弾丸ツアーin敦賀2007」に行っ 続きを読む
>おがちゃん
あ、そうでしたか!
きちんとしていない社会人であることを自覚しました(笑)
次回、企画があれば是非ご参加くださいませ。
今度は九月でしたっけ?
Posted by: てつや : 2007年3月24日 01:10