この年末年始、12/29の肉納め、1/2の肉初め、そして昨夜1/8はホルモン初めに行ってまいりました。アレですわ、いつものメンバーとさいとーさんのお知り合いと。焼肉王子は今回も当然健在。喰いまくり。はい、お店もいつも通りにポッサムチプ。

まずは生から頂きます。今年の初生ホルモン。センマイ、ハツ、ミノ湯引きの三種盛り。ありゃ、これは旨いわ。堪りませんね。ぶりっとハツは実に新鮮。今年のハツも旨いです。ミノも身が厚く歯応えがしっかり。旨！センマイの鮮度も実によろしいですね。そりゃそうだ、本日入荷のホルモンだもの。

次にやってきたのは、え？丼？ハツとレバーのちらし寿司だそうです。わははは、相変わらず豪快なことこの上なし。素敵。温泉玉子を崩してわっつり頂きます。ふむふむ。レバーはイマイチチラシには合わないかな？ハツは抜群に旨いのですが。レバーはやっぱり別で頂こうかしら、と、そこへ。

角切りにされたレバー。これはスゲェわ。齧り付くとむりむりむりっとした歯応えが。もったりとした所は一切ない新鮮なレバー。さすが。やってくれますね。今回も豪放磊落なホルモン祭を予感させてくれます。さて、そろそろ焼きものかな？というところでやって来るのが小腸。おおお？

なぜか二皿。二カ所の屠場で仕入れた小腸の食べ比べだそうです。自慢じゃないですが食べ比べたって分かるわけ無いのですが、見た目が既に違いました。やや身の厚い方が「西宮屠場」で、色目がやや濃いのが「神戸屠場（苅藻）」です。よーし、焼いちゃうよ。網にジュウっと。


でまぁ両方喰ってみましたが、確かに味は違いました。でも考えてみれば違う牛なのですから味が違っても当然といえば当然ですか。つまりどっちも旨かったけど食べただけで屠場が分かるわけがないという事が分かりました。至って哲学的な答を導き出すとは。焼肉道を極めるのは至難の業です。

さて。ここで塩のホルモンが盛り合わせでやって来ました。アカセン、脂付きハツ、ハツスジ、小腸、テッチャン、ハチカブ。こちらは西宮屠場のホルモンだそうです。どれも旨い！特にアカセンはぶりぶり。脂ののった肉厚が堪りませんわ。ガンガンと焼く。大体三交代制くらいの勢いで。

焼いては喰う、喰っては焼くを繰り返しているところに更なるメニュー。カッパ丼。わはははは、こういう莫迦げたメニューを愛してやまないわけですよ我々は。このカッパが実に柔らかく煮込んであるのです。こちらにもしっかりと温泉玉子。箸でとぅるっと裂けるほどのカッパ。旨。これは旨！

そして赤肉へと。クラシタの一枚肉。もうね、完全なロースステーキ。これを網の上にどーーーん！これでもかーー！と焼く。万遍なく焼く。実に旨そう。でもこのままでは喰えないのでハサミでじょきじょき。おー、これは旨い。焼き具合もいい感じ（自画自賛）。よしよし、次いってみよー！

ここで大皿に乗ってきたのはツラミ。相変わらず旨そうなツラミじゃないですか。しかもこれは生でも喰えますよ、と。うは、それはいい！山葵をちょいと付けてくるりと巻いてぱくり。旨！何この旨さは！で、せっかくなのでちょいと炙ってからも頂く。うーん、これはこれで旨いじゃないか！

機嫌良く食べていると次はハラミ。そういえば刺身でハラミがなかったなぁ、と思えばこういう趣向だったのですね。こちらも生で。うは、ハラミの旨味がじゅじゅわぁっと口腔一杯に広がる快感。いやん、これも炙ってから。おお、サシの甘味がぐっと増して、生とは違う旨さが。これは素晴らしい。

で、よく考えたらここまできて、未だに塩じゃないですか。ポン酢とかでも喰いましたが基本的に塩。タ、タレは？タレものは？出てきました。よかった。マルカワ。ほう、マルシンのあたりでしょうか。これがしっかりとタレで揉んであります。ん？そういえばツケダレもちょっと変わってますね。


以前よりも更に粘度を増した感じ。コチュで辛さをアップさせるとなかなか素晴らしい味わい。うむむ、まだ成長するつもりですねポッサムチプ恐るべし。最後に辛口ホルモンの盛り合わせを頂いて本日は終了。このホルモンの盛り合わせもしっかりと旨かった。以前よりも辛さは控えめながら、旨さはしっかり。

ということで御馳走様でした。いやいや、実に素晴らしいホルモン初めでした。むしろホルモン開きと表現したくなる2008年の焼肉本格始動な訳ですよ。

ということで、本日も焼肉喰いに行って参ります。
さすがに今日はポッサムチプではありませんが。

今回のお店：焼肉　ポッサムチプ
兵庫県神戸市兵庫区駅南通1-2-20
TEL.(078)681-8888

2008年1月 9日 16:49