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2008年4月25日 金曜日
はしゃぎすぎた夜は「ビストロ ピエール」
すっかりとご無沙汰しておりました。もうこのサイトのことなどすっかりと忘れてしまってました。というのは嘘ですが。先週来、御料人様の食あたり、私の体調不良となかなかがっつりと外食が出来なかったり、外食しても肉とはほど遠すぎたりということで更新を怠っておりました。ようやく昨夜、おいしいモンを喰ってきましたのでご報告。といいますのも、私の生誕祭だったのですよ。4月24日、肉に取り憑かれた男がこの世に命を受けたわけでして。生まれてきたのが不幸とか、災いの元とか色々と思うところもあるかと思いますが、まぁお許し下さい。数少ない私の事を祝ってくださる御料人様からお食事のプレゼント頂きました。神戸のチベット、北区へと。
お店は「ビストロ ピエール」。以前から行きたい行きたいと騒いでおりましたがようやく念願かなって。しかもお誕生日ということでかなり豪華な料理をお願いしました。まずはシェフに選んで頂いたワインで乾杯。Mas de Martinと言われてもおいしいワイン、としか分からない自分達のダメさ加減にも乾杯。上品でおいしいワインでした。
そして料理へと。「ハモン イベリコ ベジョータ」。ドングリを食べさせた40ヶ月熟成のハモンイベリコだそうです。熟成で表面の脂が熟成しきっております。これをやや厚切りで盛りつけて頂くわけですよ。ハモンイベリコは過去にも喰ったことはありますが、ここまでの熟成ものは多分初めて。素敵。香り立ちそうな生ハム。
コイツが旨いんですわ。最初はお上品に頂こうかと思ったのですが無理。がっつがつ。いつもの勢いで。わしわしと口の放り込んで、脂と肉の旨味を噛み締める方が旨いです。素晴らしい。何も足さず何も引かない旨さ。付け合わせのハーフドライフルーツも脂の口直しにおいしいのです。いきなり初手からやられ気味。
続いては「春野菜のバーニャカウダ」というのを。ほう。これはドレッシング?あれ、火にかけるのですか。オリーブオイルとアンチョビとガーリックの香りが立ち上ります。で、ここに野菜を漬けて食べるそうです。なるほど、これは旨そう。肉は大好きですが、野菜も大好き。両方をバランスよく食べると人は幸せになれるのです。
ということでがっつりと。ワラビ、タラの芽、こごみ、アスパラガス、ケールの芽などなど。今年はこごみに縁が深いですね。一体何回目でしょうか?東京の焼肉店で天ぷら、糸桜でナムルなど片手で足りないほど喰ってます。旨いから嬉しいのですけどね。そしてケールの花。青汁で有名なあのケールもこうして食べると実に美味。
さて、野菜を満喫したところでパスタへと。「パルメジャーノレジャーノのパスタ ウニ風味」を。このお店では大変有名なお料理。パルメジャーノレジャーノの塊が器となって、そこへウニを一枚丸ごと。茹で上げた生パスタを放り込んでがんがんと混ぜて出来上がりという、恐ろしく豪快で、それでいて繊細なパスタなのです。
基本的に生パスタは得意ではないのですが、今回はリングイネということで非常に嬉しい。これなら美味しく頂けます!というか、何というか。めちゃめちゃ旨いですわ。何と言ってもチーズが濃厚。柚子を散らしてあるので香りは爽やか。チーズと柚子の香りで、あれだけ投入されていたウニが隠し味程度になっているという驚愕の事実。
しかし、これははまりますね。旨味濃すぎ。自家製の生パスタは本当に旨いです。これからは生パスタに偏見を持たずに食べることにしましょう。続いては「キンキのポアレ」。大ぶりで脂の乗ったキンキ。これをトマトソースで頂きます。ははは、このキンキたまらん旨さ。これだけで喰っても十分すぎるほどの旨味凝縮。
そこへトマトソースがからむとまた別の旨味へと変わりますね。和食の魚の食べ方とは一味違うソースの使い方が新鮮です。2/3は私が喰っちゃいました。だってほら、私のお誕生日会ですから。好きなだけ喰っちゃいますよ。さてさて。あくまでもここまでは序章。いよいよ肉料理へと移っていくわけです。ええ、基本的にメインです。
実は、私のサイトをシェフが見てくださいまして。その余りの暴食ぶりに一品増やして頂いたそうです。いや、そんな、私などいたって小食ですから。ほら、周りが食い過ぎなのですよ。といいつつ、ありがとうございます。「和牛タン先のムニエル」ですか。タン先って火を入れると固くなるからなぁ。てなことを思っていたのですが。
なんと下茹でをしっかりとしてからのムニエル。なのでタンがまるでシチューのタンの様に柔らかいのです。上に乗っているアンチョビソースで頂くと濃厚な旨味。つか、タンだけでも充分すぎるほど旨いのですわ。これは堪らない。がっつがつと瞬殺。そして本当のメインの登場となるわけです。「仔羊のロースト」。
まずは骨付き塊のままでロースト。そこから骨を取り芯の部分を頂くのですが。が。すんげー旨い。ポルチーニの旨さ爆発。トリュフも入っているのかな?よく分からんですが茸の旨味というか香りが仔羊に実にマッチ。しかも肉は見事なレア。生ではなくレア。熱は芯まで入ってほんのりと温かく旨味を絞り出したレア。
これは旨い。旨い以外に言葉がない。余りの旨さにベルギービールなどお願いしました。一番濃厚なのを。だってこの仔羊ちゃんに挑むには、生半可な生ビールでは水の方がマシですわ。さすがにこの一品、完成度高すぎです。大満足。いやー、久しぶりに神戸電鉄に乗ってきた甲斐がありました。旅に出なくてもちょっと足を伸ばせば旨いものはあるんですね。
そしてデザート。今回のテーマはオレンジだったそうです。すみません、デザートっていつもそうなのですが脳味噌の記憶領域をそこまでの料理で使ってしまうのでよく覚えてないんですよ。ただパウンドケーキみたいなのにかかっていたクリーム。これがオレンジ風味で実に美味しかったのです。それだけは辛うじて覚えております。よかった。
さらに、お誕生日会ということでケーキの追加。リンゴを何日も煮込んだタルトでしょうか?いや、本当に申し訳ないです。そろそろ本気でICレコーダーの購入を考えます。せっかく説明して頂いたのに。こちらも花火が終わるのを待ってがっつりと。旨いです、リンゴが濃厚です。もしもお腹一杯でしたらお持ち帰りに、とおっしゃって頂いたのですが、完食しちゃいました。
いやいや、マジ旨かった。鳥頭の人に紹介頂いたこともあって、ものすごく良くして頂きました。なのに記憶力というものに問題があるために申し訳ないです。次回はメモをとりながら頂こうかと思います。
デザートは「フォンダン・ショコラ」と既に決めております。
次回はデザートにこだわってみたいと思います。
今回のお店:ビストロ ピエール
兵庫県神戸市北区鈴蘭台北町4-1-10-2F
TEL.(078)593-9111
2008年4月25日 12:48
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