今年の三月くらいまでは怒濤の焼肉ラッシュだったのですが、それ以降は如何せん尻すぼみ。そんな訳でたまには焼肉喰いに行きましょう、と昨夜は御料人様連れだっての「糸桜」へ。こちらへも随分とお久しぶりですねぇ。

現地集合ということで、ちょっと遅れてお店へ到着。「はやく写真を撮って」とせかされながら【ユッケ】を撮影。で喰う御料人様。あ、待っててくれたのですね。これは申し訳ない。ということでまずはユッケから。というのも、御料人様がユッケが食いたい、という理由で本日の焼肉が決まったから。えーと。生ビール下さい。

取るものも取り敢えずユッケをビールで。うん、旨い。ユッケはいいねぇ。そういえばこの間のくにきやでユッケ喰ったっけ？うわー、こりゃあ久しぶりだわ。そしていつものように【本日のナムル】を。枝豆・泉州水なす・とうもろこし。枝豆はガーリックがきいてビールの友。とうもろこしは季節もの。水なすはアンチョビで。

私個人はアンチョビ要らないかな？と思いましたが御料人様は気に入ったそうで。うーん、ビールとの相性が悪いのかしら。そして【生レバー】いただきます。いつものように胡麻油とオリーブオイルの二種類で。なかなか美味しい生レバー。見るからに新鮮そのもの。歯触りしゃっきりの旨いレバーですね。大好き！

で、以前から気になっていた【生センマイ】をいただきます。いつもはバルサミコや柚子味噌やポン酢などでいただくのですが、今回は味付けなしで。一度センマイそのものを味見したかったのです。で出てきたのが白センマイ。あれ？前はこんなに剥いてました？あ、最近からですか。前のセンマイを確かめたかったのですが変わったのなら仕方がない。

で喰った感想はあれです。某神戸有名焼肉店でもそうなのですが、臭みはないけど旨味もない、という料理のベースにはいいかも知れませんがセンマイそのものとしては寂しい感じに。ついこの間くにきやでベストな生センマイを喰ったばかりというのもあるかも知れません。この辺りは改良・改善の途中ということで先々期待です。今後もしっかりとチェックしていきます。

で焼きものへと。【プレミアム丸チョウ】といわれては喰わずにおれません。これをハーブの塩で。ほう、なかなかいい感じです。が、塩のせいなのか焼き上がりのルックスが宜しくない。味は旨いのですが。というか、個人的にはタレの小腸・丸腸が好きということもあるんですがね。次に御料人様希望の【ハラミ】を。

ごろりとカットされたハラミは塩で。いいですねぇ、実にハラミ。淡泊な歯触りでがつんと来ないですがいくらでも食べられそうな旨さです。レアでもよく焼いても美味しいので、自分好みで楽しめます。そしてタレものとして【壷仕込み　超熟成漬け込みカルビ】をいただきます。これは相変わらず旨いです。カルビというよりも腿肉っぽくなってますが。

これは熟成の加減なのでしょうか？肉質は柔らかく、昔ながらの焼肉を彷彿とさせてくれます。でも味付け自体はお店のオリジナル。それもよそではほとんどお目にかかれないタレ。不思議です。が旨いんだからそれでいい、という豪放磊落。ちなみに付け合わせの野菜は万願寺唐辛子、ヤングコーン、イトウリ。

実はこの野菜が旨かったりするのです。オリジナルのツケダレは肉よりも野菜に抜群に合います。なので焼野菜もとうぜんぺろりと。最近の生鮮野菜不足ということで御料人様が選んだ【本日の気まぐれサラダ】。カルパッチョ風のサラダはしっかりと二人前ほどあります、が、ほとんどを御料人様が。肉の方は私が主に。夫婦の役割分担は美しい。

ここでお試しメニュー【焼きハチノス】をいただきました。綺麗に剥いたハチノス。余りの白さに下拵えがあるのかと思ったのですが生でした。かなりの歯応え。まだ試作段階ということなので今後を楽しみにしておきましょう。いやー、この辺りで終わりにしておきましょうか、人生腹七分目ですから。「ちょっと待ってください」。え？

更なる試作メニューの【ラビオリ】をお味見。おー、旨い。具はホルモンを中心に考えているそう。もっと柔らかい方がいいのかなど調整中だとか。いいなー、これ。是非ともメニュー化に向けて頑張って頂きたいですね。コースに上手い具合に差し込めばいい感じで締まると思いますよ、ええ。ということで御馳走様でした。各メニューに試行錯誤が続いているようですが、まだまだこれからが楽しみですね。

味見と称して時々お店に襲撃せねばなりません。
新しいメニューが無くても行くんですがね。

今回のお店：炭火七輪焼肉　糸桜
兵庫県神戸市中央区北長狭通8-3-2
TEL.(078)351-1727

2008年7月 8日 15:55